序盤、ポジションをアップした琢磨に比べ、アンソニーはバリチェロ(ホンダ)と絡んでスピンし順位を下げてしまった。そのあと、ブレーキのトラブルでリタイヤ。
最近、本家ホンダとの関係がおよろしくないらしいが、こういうシーンを見てしまうと、どうしても因縁めいたことを感じざるを得ない。
そして、今回のレースでスーパーアグリF1チームはコンストラクターズポイントの順位を9位に下げてしまった。
トロ・ロッソの躍進もあったが、バトン(ホンダ)が5位に入ったのも大きかっただろう。
※日曜日の決勝成績・コメント。
上位陣は、雨の影響もあり、大きな波乱があった。
おそらくこれでタイトルが決まりと思われていたハミルトン(マクラーレン)が、まさかのリタイヤ。
曲がりきれないほど、ボロボロになったタイヤで、そのタイヤを交換しようとピットに入ったとたん、ピットロードのカーブを曲がりきれずにグラベルへ。エンジンを止めずにマーシャルに押しがけをアピールするも、押しても動かず。時、既に遅し。空回りするタイヤがもどかしい。
このリタイヤと時を同じくしてレースペースを(露骨に)上げて速くなったのがアロンソ(マクラーレン)。しかし、前を走るライコネン(フェラーリ)には追いつけず、結局、そのまま優勝ライコネン、アロンソは2位。3位はまっさかのマッサ(←もういい。)。ついでに、4位に新人ベッテル(トロ・ロッソ)、5位にバトンだった。
ドライバーズタイトルのほうは、これで、1位ハミルトン(107pt)、2位アロンソ(103pt)、3位ライコネン(100pt)となり、この3人に獲得の可能性が残った。
次戦ブラジルで、この3人がタイトルをかけ、どのような戦いを魅せてくれるか、非常に楽しみだ。とにかく、アロンソ以外なら、どっちでもおk。
そんな、ブラジルGPは、今月19~20日。