独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

怖い話

2009-07-24 | きもの
なぜか本日は、メイメイさんが話題になった日。そんなこともあってひつじのメイ言が毎回楽しめるブログ「メイメイの「め~!」な話」を見たら、怖い話が載っていた。もう何年も前からわかってはいたけれど「見たくない、知りたくない」「うち1軒くらいなら」或は「みんな同じ条件だから」と腹を据えたのか、なるようになるさと諦観したのかどうかはわかりませんが、きものの生産現場はすごいことになっている。30年前に人形町に事務所を移したとき、呉服問屋街の堀留は朝晩入出荷でトラックが2重駐車、三重駐車もありで、真っ直ぐ歩くことができない程の混雑振りでしたが、いまや京都の支店は閉鎖され、ビルは壊され、呉服問屋街からマンション街に変貌。かっての賑わいが嘘のような静けさ。そして生産、流通が一極集中化した京都でさえ、というのが本日のメイメイのブログにある。その京都の中でも唯一生産が安定していた振袖も昨年は13.3%と2桁の減産。そして来年の振袖商戦のために京都の各メーカーを回った担当者の話によると、いつもの4~5分の1の商品量しかなく、しかも新柄がない。どうやってもカタログ1冊を作るだけの新柄が揃わないと頭を抱えていた。もう振袖を諦めるか、腹を据えていよいよ自分たちで振袖を作るか、どちらかしかないと断言。しかし、まだ楽な条件を出してくれる奇特な問屋さんもあり、「みんなで作ろう」がみんながバラバラでまとまらない。担当者の話では、生産現場の疲弊ぶりがピークで、半年先がどうなるか、怖い!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿