独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

日除けのれんは、素敵!

2011-07-05 | きもの

日射しが強いわりに、風があって外は爽やかでした。今日は小千谷で外出。半襦袢の下に、岡崎のくすや呉服店・荒川さんから教えて頂いた、手拭いを折りたたんで、一番下に衿代わりに使ったら、とても快適で、半襟に汗が付かずにさらに好都合。夏の着物には、いいですね.また汗かきなので、着付けの時につければ、衿に汗も附かずにいいかも。いいこと教えて頂きました。有難うございます、荒川さん。

午前中、龍工房に立ち寄ったら、日除けの寸法や文字の入れる場所など日除け1つ作るの結構考えることがあって、とその苦心談を聞いていただけに出来上がりを楽しみにしていた日除け。ちょうど朝、飾り付けているところにお伺いしました。龍の文字が紺地に白く鮮やかに染め抜かれた「日除けけ」。社長曰わく、日除けを毎朝揚げ、そして夕方下げる、この時に空模様や空気の流れなど、自然を身近に肌感覚、感性で感じるものがあり、朝晩に教えられること、考えるが増えたとのこと。確かに、手入れや手間を必要としない看板であれば、何かを感じる時間なんて滅多にありませんよね。手間暇かけること、案外といいかも。堀留の問屋や呉服店が、みんな日除けを出したら、それは壮観な風景になるよね、名物になるよね、と盛り上がりましたが、みんなでやってみませんか。町に爽やかな風が吹き抜け、人が集まってくる、そう思います。