チェントバリー鉄道に乗ってCamedoで冷や汗

2018年08月19日 | スイス2006
スイスは国内の交通網が発達しているので、山の上であろうが谷底であろうが
バス、ケーブルカー、リフト、電車、船etcを使うと行けないところはないくらいなんです。
それも行く通りもの方法があり、時刻・乗り換えなどはスイス国鉄のサイトで調べることが出来ます。

ティラーノからツェルマットへ行く計画を立てた際、ついでなので
ルガーノ経由でチェントバリー鉄道に乗ることにしました。
☆ルガーノ~ロカルノ~ドモドッソラ
☆ドモドッソラ~ブリーグ
☆ブリーグ~ツェルマット
何度も乗り換えなければなりませんが、ロカルノ~ドモドッソラ間の美しい渓谷を走る 
イタリア語で「百の谷」を意味する鉄道に大いに惹かれたのです。


ルガーノは気候が温暖で地理的にもイタリア色の濃い素敵な街。
でも、ベル二ナ沿線のポスキアーヴォとはまた違う雰囲気。
ローカルなポスキアーヴォに対してルガーノは高級住宅地という感じかな。
船で対岸へ行ったり山へ登ったり市街地を散策するのも楽しそうです。
1泊ではもったいない。これから先もし行く機会があればゆっくりと過ごしてみたいと思いました。
後ろ髪を引かれる思いでルガーノを後にします。



朝のルガーノ駅。
スイスの人はサイクリングが好き。自転車ごと乗れるのでどこでもよく見かけました。






ロカルノは映画祭で有名なところですね。
時間があったら駅前だけでも見たかった。
チラ見ではやっぱり“陽光輝く南国イタリア~”という感じでした。






出発した時は少なかった乗客がいつの間にか増えていって込んできました。
でも日本人(アジア人)は私達だけ、あまり知られていないこのルートを通ることはあまりないのでしょう。
ところで、景勝路線ということで期待していたのですがスイスで目が肥えてしまったか!?
ベル二ナ沿線の景色を見たあとではちょっと物足りなかった(汗)。




途中で予定外の下車をしました。
「チェントバリー鉄道」といえば必ず紹介される、鉄橋とロープウェイがあるVerdasioです。
駅を出て鉄橋の方へ歩いてから土手?へ下りて橋の陰に入りました。
とても暑くて汗びっしょりだったので涼んでいました。
風が吹いて気持ちいいね、なんて話しているうちに大きな音がしたと思ったら電車が来て
あっという間に通り過ぎてしまいました。
来るとわかっていたら撮ったのに残念!!



ドモドッソラでチサルピーノ(イタリアの電車)に乗り換えなければいけないので
Verdasioでゆっくりすることも出来ず、ロープウェイに乗るのは諦めて次の電車を待ちました。
来た電車はスイスとイタリアの国境駅 Camedo 止まりでした。
ドモドッソラ行きは本数が少ないのでだいぶ時間があります。
日本と違って改札がないので駅から出てぶらぶらしましたが
景色がいいわけでも家が建ち並んでいるわけでもなく手持ち無沙汰。。。
駅から下へ行ったらこんな感じです。何もないでしょう!




天の助けか駅裏の石段を上がったところにジェラートを売っているお店発見!
買いに行きましたよ~。とにかく暑かったのです。
お店には愛想のいいおじさんがいてにこにこ対応してくれました。






待つことしばし、ようやく電車が来ました。
がしかし、そのまま通過するではありませんか。
これには私たちも駅で待っていた数人の乗客もびっくり。
すぐ駅員(駅長?)さんのところに集まりました。
でも事情がわからないみたいでいろいろと調べていました。
どうやら全く同じ時刻の団体専用だったようです。
あと数分後に来るのでそれに乗ってください、との説明 ただしイタリア語。
近くにいた女性が英語に訳してくれたので助かりました。
予定より7分遅れです。
果たしてチサルピーノに乗れるのでしょうか(汗)。
コメント
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