goo blog サービス終了のお知らせ 

シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

家賃 500万 のマンション

2010年10月04日 | 世相あれやこれや
写真上左は「門番」が立つなど、5重のセキュリティをもつ「ラ・トゥール代官山」、上右はバイリンガルのコンシェルジュも24時間365日常駐する。 下左は価格.com で検索した家賃 9.5万 のアパート。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初任給 20万 の時代が20年も続く現在、家賃 500万 の物件に住む人もいます。 それは、年家賃 6,000万 を払う経済力のある企業人がいる一方で、大学出で未知数の人には企業は将来稼いでくれることを期待して 今は 20万 しか対価を付けられないということで、何ら不自然なことではないのですが、どうしても唖然としてしまいますねぇ、庶民の1人としては。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「初任給 ”据え置き” が9割=人件費抑制、鮮明に—経団連調査」(10月1日 時事通信) _ ※追加1へ
「 ”結婚の条件” ~ 0.4% の高収入男をめぐる、独身女性の戦い」(10月1日 プレジデント) _ ※追加2へ
「史上最高家賃月 531万円 マンション 入居者は30代後半の日本人経営者」(9月30日 J-CAST ニュース) _ ※追加3へ

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「バツなし未婚男」表では、年収が低いほど未婚率が高いのが明確に示されています。 当然といえば当然で、400万未満では家庭を持ち、子供を養い、家族が住むに十分な家を買うか借りるのは厳しいからですね。

今どき 2DK クラスでアパートを借りると月10万前後はかかるでしょうし (価格.com で検索すると神奈川県青葉台駅から徒歩10分で 9.5万)、年収 400万 から税金・社会保障費3割などを引いて残 280万 から年 120万 の家賃を払ったら、残り 160万 しか残りません。 これで家族3、4人が生活するのは楽ではないどころか、相当にきついとしかいえません。

家族3、4人が生活するには、月 20万 が最低必要でしょうから、概ね年収 500万 が一家族として最低ラインと想像します __ 手取り 350万 から家賃を引いて 230万 が残ります。 将来もっと広い賃貸か分譲マンションに移るために積み立ても必要です。 車は持てませんね。 こんな生活事情から若者の車離れも生じているのではないでしょうか?

収入に差があるのは、労働の結果で、その人の生産性が高ければ高収入ですし、生産性が低ければ低収入となるのは当然です。 労働時間の長短はあまり関係ないでしょう。 その他ファミリー企業に勤めれば、大して仕事をしなくても高収入となるケースも中にはあるかも知れませんが、極々まれでしょう。
………………………………………………………
年家賃 6,000万 を払う人というのは、年収が億を越える人でしょうね。 住居以外にも色々なものが必要でしょうから、まさか家賃 500万 の部屋の中で毎日カップラーメンというわけにも行かないでしょう。 そういう人種は、生活のアラユル面で高いグレードのものを消費するものです。

さて、ここ20年の日本経済は停滞しっ放しですが、ということは平均的な人の年収は変わりないということですね。 しかも高齢化が進んで、60歳以上の人が増えるということは、労働人生を終えて年金生活に入る人達が増えているわけですから、平均的労働者は低収入化が進んでいることも意味します。

何度も書いていますが、これまで日本国内で生産していたあらゆるものが、海外生産品に置き換わりつつあり、国内企業にオカネが落ちない つまり国内企業に従事する人達にオカネが落ちないわけです。

逆に考えると、日本人が輸入品よりも国産品を買うようになれば、国内企業にオカネが落ちる、つまり国内企業に従事する人達にオカネが落ちることになります。

そんなムード作りも必要でしょう。 安ければ外国製で構わないということではない、国内品だからこそ率先して購入したいという "理由付け" を企業人は知恵を絞って国民に意識を植え付けることが求められているのではないでしょうか?

「国内の製造コストが高いから国外製造に走る」だけでは知恵が無さ過ぎます。 国内製造が、日本人の年収を上げ、回り回って国内雇用も増えることに繋がると思いますね。

以上


※追加1_ 日本経団連は1日、今年4月入社の従業員に企業が支払った初任給 (所定内賃金) の調査結果を発表した。 それによると、支給額を前年と同額に据え置いた企業は 90.9% に上り、03年 (91.4%) に次ぎ過去2番目の高水準となった。 厳しいコスト削減圧力の中で、企業経営者が人件費の抑制に努めていることを改めて印象付けた格好だ。
 
初任給を上げた企業は 8.3% だったのに対し、下げたのは 0.9% だった。
 
初任給の平均は、大卒事務系が 20万7445円 (前年比 0.13% 増)、大学院 (修士) 修了技術系は 22万6645円 (0.06% 増)、高卒事務系は 16万2749円 (0.05% 増)。
……………………………………………………
※追加2_ まずは、野村総合研究所の調査から算出した未婚男性の年収分布図を見ていただきたい。 20~49歳までの未婚者のうち、年収 400万円未満の男性は 83.9%。 女性たちが理想とする 500万~700万円 の層でもやっと 4.9%。うち30代はわずか 2% である。 高年収男性がさっさと結婚しているという現実以前に、若い男性の年収が、一人の稼ぎで中流家庭を支えられないほど下がっているのだ。
 
にもかかわらず、婚活は「独身女性によるわずかな高年収男性の争奪戦」という局面を迎えている。『「婚活」現象の社会学』(山田昌弘編著) という本にも書いたが、今、私と中央大学・山田昌弘教授が提唱した「婚活」とはほぼ逆の現象が起きている。 私たちが提唱したのは結婚に対して次の2点の意識変換であった。

(1) 自分から動かないと結婚するのは難しい時代である。
(2) 夫が主に家計を受け持つ「昭和結婚」ではなく、夫婦合算年収の「男女共同参画型夫婦」を目指さないと結婚は難しい。

結果として、(1) の意識変換は起こり、特に女性たちが積極的に婚活に取り組んだ。 しかし、(2) の意識変換は起こらず、金融危機後の不況による就職活動への絶望とも相まって、若い世代ほど「専業主婦願望」が高まる結果となっている。

しかし、それを受け入れてくれる男性は少ない。 先輩夫婦を見て、「妻の働きが家計のレベルを決める」と悟った男性たちは「結婚後も共働きをしてほしい」とはっきりと希望するようになった。
 
つまり、どんなにハウツーを駆使しても、「婚活の限界」はすでに見えている。 養ってほしいという女性の数に対し、養える、養う気のある男性の数が圧倒的に不足しているのだ。 結婚が増えるには、女性たち自身が「働く覚悟」と「働ける環境」を手にいれるしかないのだ。

何にせよ、希少な年収 1000万円 以上の独身男性たちは引く手あまたの選び放題。 しかし逆に、「モテるがゆえに結婚が遠のく」という状況があるのだ。
 
某結婚相談所の経営者に会ったとき「最近、年収 1000万円 以上の男性との結婚ってありますか?」と聞くと「ないですねえ……」。 相談所にはかなりハイスペックな男子がそろっていたはずだが……。

「婚活ブームで、若くてきれいな女性たちから次々に申し込まれる。 感覚がおかしくなって決められないんですよ」
 
50代男性は30代前半まで、40代男性なら20代女性を希望、しかもモデル並みの容姿は当たり前……と、どんどんハードルがあがっているのだ。
 
しかし、彼らは「スペックモテ男」さんであっても「リアルモテ男」さんではない。 結婚情報サービスに集うのは、「恋愛力」にはちょっと欠ける人が多いのだ。 お見合いの申し込みはたくさん来るが必ずしもうまくいくわけではない。

「条件がいいから会ってみたんですけど……初老でした」とふられてしまうこともある。 結局、決めきれず、いつまでもお見合いを繰り返すだけだ。

結婚相談所の男性たちですらそんな状況なのなら、ヒルズなどに集う若い高収入の独身男性はどうなのだろうか?

「昨年だけでメアドをゲットした女性の数は300人以上です」
 
というのはウチヤマさん (仮名 36歳 IT 企業経営 年収 1200万円)。 起業家仲間の合コンやパーティは週2、3回。 仲間の住む六本木ヒルズやミッドタウンなどで行われる。 集まるのは20~35歳のタレントやモデル、女子アナ、OL から女子大生まで。 いずれも「容姿に自信がある」女性ばかりだ。 しかし、誰に会ってもピンとこないという。

「女の子がユニクロ化している。 みんなほどほどに可愛いしおしゃれだけど、全員同じに見える。 僕らは彼女たちのことを、『出回り物件』と呼んでいるんです」

28歳以上は「婚活でガツガツしていて怖くて近づけない」そうだ。 同世代の社長の会があるが「150人いて、独身は片手で数えるほど」。 殆ど既婚者なのに、「独身社長が 100人いると勘違いしている女性が多い」という。 現にウチヤマさんも今年 司法試験に受かって働き始めた10歳下の彼女がいる。
「彼女が学生の頃に知り合った。 人目を引くほどの容姿じゃないんですが、頭がよくて尊敬できる。 結婚しようと思ってますが、彼女が就職したばかりなので、30代になってからといわれてます」

妻にしたいと思ったきっかけは、一緒に歩いていたときのこと。 重たそうな荷物を持った初老の女性が階段を下りていた。 彼女はさっと走っていて「お手伝いしましょうか?」と声をかけ、荷物を持つのを手伝った。 そこにぐっときた。
 
物をねだらず、男に奢ってもらうことばかり考えないところもいい。 就職して初の給料が出たとき、高級フレンチで10万円以上も奢ってくれたという。
 
しかし、合コンには誘われたら行く。 彼女も「浮気しても戻ってくるならいいよ」というし、イケメン独身の彼は「合コンの撒き餌」として重宝されているのだ。 これもビジネスの付き合いの一つ。

「男が大成するには、できた嫁が必要」というのはウチヤマさんの社長仲間、イシダさん (仮名 38歳)。 18歳で起業、25歳でお金持ちになったが一度会社を潰し、また東京で起業している。

「派手な女の子と結婚してダメになった社長をたくさん知っています。 いいワインが飲みたい、時計を買ってくれ、家がほしい……どんどんエスカレートして、何億あっても財産を食いつぶされます」
今は彼女がいないイシダさんだが、結婚は真剣に意識しているという。

「でも、奢ってあげて『ありがとう』のメールがない女性はその時点で NG。 ブランドバッグを持ってるだけで嫌です」
 
家計費を渡したらパーッと使ってしまうような人では困る。 会社が傾いたときさっと「へそくり」を出してくれるぐらいがいい。 たとえ年収 100万円 でも貯金する姿勢のある人がいい。 それなのに、合コンやパーティに来るのは「基本は男に寄りかかりたい」という女性ばかり。

「男が金持ちになるんじゃなくて、女が男を金持ちにするんだよ。 30代女性が社長をつかまえる可能性はかなり低い。 合コンに来るより、若い社長の卵を見つけて磨いて真の男にするほうがいいよ」
 
今のいい暮らしじゃなくて、10年後を見られる女性が本当のセレブ妻になれるというのがイシダさんの持論。 自分もさんざん痛い思いをして得た教訓だ。

「僕は年収 350万円 のときに結婚しましたよ。 起業したばかりで借金もあったし、妻のほうがずっと稼いでいました」
と言うのは別の会社社長ハヤシさん (39歳 年収 1200万円)。 結婚したのは33歳のとき。 会社が成功するまでは結婚しないと思っていたが、彼女のお父さんが入院し、挨拶に行った直後に亡くなったことがきっかけとなった。
 
妻は今、子育て中だが、自宅でフリーの仕事をしている自立した女性。「成功しないと結婚できない」と思っていたのは、ただのいい訳だったとわかった。

「家族がいることで頑張る原動力になる。 彼女はキャパの広い女性。 やりたいことがある男は孫悟空でいいんですよ。 お釈迦様の手の平の上で好きにやる」

婚活ブームで、年収 600万~1000万円 台くらいの未婚男性に「モテバブル」が来ている。 多くの女性たちが数少ない彼らを狙って争いを繰り広げるのが現代の婚活市場。 しかしそれゆえに、男性も妻を選びきれず、逆に結婚しにくくなっている。 そして彼らが独身でいることで、期待して未婚のまま引きずられる女性がいる。 それこそが婚活ブームの新たな犠牲者なのかもしれない。
……………………………………………………
※追加3_ 家賃の月額が最高で 531万円 もする超高級マンション「ラ・トゥール代官山」が完成し、お披露目された。東京・代官山にあるこのマンションは住友不動産が売り出すもので、2010年10月から入居できる。

景気が低迷するなかで、月額 531万円 もの家賃を払う住人とはいったいナニモノなのか、気になるところだ。

「最高峰」の賃貸マンション
「ラ・トゥール代官山」は、JR や地下鉄などが乗り入れる渋谷駅と東急・東横線の代官山駅から徒歩 8分。 周辺はマレーシアやギニアなどの大使館が多い、閑静な高級住宅地だ。

家賃は、最低でも月額 92万円。 平均専有面積 240平方メートルで、平均賃料は 181万円。 7階建ての最上階にあるペントハウス (13戸) のうち、500平方メートル超の住戸の賃料は、531万円 というから破格だ。

住友不動産は2000年6月の芝公園を皮切りに、高級賃貸マンションの「ラ・トゥール」シリーズを展開。 代官山は16棟目にあたるが、「10年の節目に当社を代表する、最高峰の物件を手がけることができた」(永山貴・賃貸住宅事業部長) と胸を張る。

都心の超高級賃貸マンションは六本木や麻布、広尾、白金、高輪などを中心に展開しているが、531万円 の賃料は「都心でもあまりみられず、恐らく過去最高額」と話す。

敷地は約 1万5000平方メートルと広く、四季折々の木々が楽しめる中庭を囲むように住戸を配した。 正面ゲートには24時間365日体制で「門番」が立ち、賃貸マンションとは思えぬほどの広いエントランスホール、バイリンガルのコンシェルジュが、こちらも24時間365日常駐して来客の受付やメッセージの取り次ぎに応じる。

また、海外旅行に出かけるときや、荷物が多い時にはポーターが荷物を運んでくれる。 共用施設は24時間利用できるフィットネスルームやパーティールーム・ラウンジ、キッズルームを用意。 屋上テラスではバーベキューが楽しめる。

13戸のペントハウスのうち5戸が入居決定
住友不動産は「少子高齢化や景気低迷の中でも賃貸志向は少なくない。 自分のライフスタイルにあった住まいを求めている人が多く、住み替え需要も高い。 将来性はある」(永山部長) と意気込む。 入居は10月から可能だが、現在の契約状況は 139戸のうち、申し込みがあったのは約 30戸。 このほかに、検討中の住戸もあるという。

それにしても、一体どんな人が住むのだろうか__。 入居予定者は、30歳代から40歳代が中心で、企業のオーナーが多い。 夫婦と、子どもはいても一人か二人の小所帯だ。 金融関係をはじめ、仕事で日本に滞在する欧米人も少なくない。

ラ・トゥール代官山・佐伯和則所長は「六本木や白金・高輪界隈の超高級マンションも築年数が5年超の物件が増え、水まわりなどのスペックが古くなってきたこともあって、そこから移って来る方もいらっしゃいます。 外国の方は、エントランスの広さやパーティールームなどを気に入られているようです」と話す。

平均 320平方メートル超で 13戸あるペントハウスは、すでに5戸が決まっている。 この中には「最高峰」の、531万円 の住戸も含まれていて、5戸のペントハウスにはいずれも日本人が住むという。

家賃 531万円 の住人は、やはり都心からの「転居組」で、30歳代後半の企業の、「やり手」経営者らしい。

以上

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。