
左から ※1、※2より。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昔から中国製品には “偽物” が多く、中国人自身も騙されないように苦労しているという記事を多く読みます。
30年くらい前 香港旅行したおり、商店街を歩いていると 店頭に立つ売り込みのお姉さんが日本語で「育毛剤の XX あるよー、ホンモノだよー 安いよー」と通行人に声を掛けていました。 わざわざ “ニセモノじゃない” 事を強調しているんです。
当時からスイス製高級腕時計の偽物製造・販売で 香港は有名だったものです。 今も?
………………………………………………
ちょっとでも有名になった製品は、すぐに偽物が出回るらしく 中国人消費者の中には 店頭でも開封して確かめてから購入する人も多いそうです。 偽物が摘発されても、偽物製造元は姿をくらまして逃げてしまい、また偽物を製造販売し、の繰り返しでイタチゴッコが続いてキリが無いとも。
一時 日本製の鍋だと偽って製造元の日本人を演ずる中国人の映像も出たりして “話題” になりました。 日本製というと信用力が増すのでしょうね。 日本製品は品質がよく、評判がいいものが多いですから。
私も中国製電子機器を、日本製の数分の1という価格の安さに引かれて何度か購入しました。 けれど 品質はイマイチで、完動品ならアタリ、劣悪品ならハズレと解釈して使うようにしています。 半分ギャンブル気分です。
日本メーカーの多くは品質・機能とも価格に見合うものしか出荷しませんが、中国メーカーは品質・機能とも劣っても安価で出荷し、そのうちに品質・機能とも上げていけばいいという考えらしいです。
モノ作りに関しては、こうした国民性の違いがあるので、最近は納得した上で中国製を購入するようにしています。 ですから ハズレて “捨てる羽目になってもいい” くらいの安価なものしか買いません。
………………………………………………
ただし 最初から劣悪品の偽物を安値で本物として売る事例は犯罪としかいえません。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
“Yahoo! ショッピング” で「資生堂」が展開する定価 7700円の化粧下地を半額以下の 3090円で購入したところ …『”まるでペンキ” 5年間で相談件数は4倍 急増する “ニセ化粧品” 健康被害のおそれも』(3月12日 TBS NEWS DIG ※1)
スペインのセキュリティ企業は中国 Espressif Systems 製の『10億台超の IoT 機器に搭載の ESP32 に悪用可能なバックドア発見』(3月9日 ITmedia NEWS ※2)
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
化粧品は普通 高価ですから、それが半額以下なら つい手が出てしまうのも想像できます。 しかし それがネットショッピングだと、胡散臭いショップなのか、胡散臭い人が売っているのか皆目判りません。 しかも そのサイトが日本にあるのか、中国にあるのかも判りません。
そこが偽物を売る中国人犯罪者の付け目なんでしょうね。 こうした事は中国人自身の評判を落とす事にしか繋がらないので、結局は中国そのものの評価が下がるのです。
………………………………………………
バックドアというのは “裏口” という意味で、使用者の情報を裏で抜き取る犯罪行為です。 ですから 中国製のスマホも実は危ないのです。 こういい出すとキリがなく 防犯カメラ、サーバーなど あらゆる中国製電子機器は “グレーゾーン” にあります。
けれど 中国製品を完全に排除するのは相当に難しいです。 安価を武器に様々な分野で中国製品が世界中に浸透しているからです。 私が家で使うネット回線事業社のソネットが配布したルーターも中国 ZTE 製です。 バックドアに繋がってないか チョット心配です。 もっとも 私のような “庶民の個人情報” を盗んでも 価値があるとは …
今日はここまでです。