沈みかけた太陽の赤い光が シラン を照らす。
気むずかし屋の多いラン科にしては珍しく扱いやすい花。
与えられた場所では物足りないのか勝手に他の花のエリアを浸食してふえてゆく。
今年は葉の展開に先行して開花が進んだ クモイイカリソウ の最後の花茎が咲き出した。
葉の形状で特定する クモイイカリソウ だから葉が見えないと物足りない。
花の大きさは このくらい。
カキラン の鉢の隅に飛び込んだ ミヤマナデシコ が咲き出した。
宿主の カキラン がまだ芽を出さないうちに。
背景は花盛りの イブキジャコウソウ。
棚場に咲く釣り鐘形の花 二題。
花の盛期は過ぎてしまった アカモノ は種まきから6年目くらいだろうか。
この花は亜高山帯の花と理解しているが 里の農道での大きなクッションを見たことがある。
コケモモ は高山帯のツツジ科と思っているが 里でも育てやすい樹だ。
ただ里では花付きが悪くなる。
今回の花は二種とも移植は極めて難しい。種まきから気長に育てるのが一番。
ツマトリソウ は花弁の数が一定では無い。
この鉢に咲いた2輪も7枚と9枚だ。
しかも雄蕊の数も花弁に合わせて増減している。