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Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Restaurant: Pompa(アムステルダム)

2011-08-04 07:49:19 | Restaurant/Cafe
先日、クラシックコンサートに行く前に、アムステルダムで夕食を食べたレストランが「Pompa」です。オランダでなかなか自分の好みにあった良いレストランが見つからず、いまだに模索中です。
イタリアンが好きなので、今回はイタリアンで探し、コンセルトヘバウから徒歩距離のお店を選びました。
Pompaは入り口はあまり広くなく、テラスも3テーブルくらいあるだけです。私たちはテラス席は好きではないので、即店内へ。中は広く、半地下と中二階があり、テーブル数もかなり多いです。タパスもあるので、イタリアンというよりは地中海・スペインという感じで、カジュアルな雰囲気。
前菜代わりに、イベリコハムやチョリソーの盛り合わせと、ガーリックブレッドを注文し、メインには、私はペンネアラビアータ(写真)、夫はタリアテッレゴルゴンゾーラを注文しました。デザートは時間の関係でパス。
イベリコハムやチョリソーの盛り合わせは、スーパーでも買えそうなものを切っただけという感じで、特別美味しいとは思いませんでした。ペンネアラビアータは、とうがらしはよくきいていましたが、私が想像する味とは少し違いました。パスタのゆで加減はアルデンテで、オランダの平均的イタリアンよりは美味しいけれど、うーん、家で作るパスタ料理のほうが美味しいなあという感想です。
タリアテッレゴルゴンゾーラもいまひとつだったそうです。
お店の雰囲気は悪くはありませんでした。気軽に入って、ちょっと食事するにはいいかも。
私は、次回は少しタパスを注文して、別のパスタに挑戦してもいいかなと思ったのですが、夫は2度も行くほどではないという意見でした。
美味しいパスタが食べられる、カジュアルな良いイタリアンレストランを早く見つけたいです。
体調は良好です。


クラシックコンサート:Enrico Pace(ピアノ) + Serge Zimmermann(バイオリン)

2011-08-01 09:00:57 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウへ、クラシックコンサートを聞きに行ってきました。今回は、小ホールのほうです。
私はバイオリンが好きなので、今回新鋭のSerge Zimmermann(セルゲ?・ツィンマーマン)が登場とのことで、期待していました。彼は1991年生まれですから、20歳くらいですね。若いです。
演目は、
 Robert Schumann - Eerste sonate in a, op. 105
 Ludwig van Beethoven - Sonate in c, op. 30 nr. 2
 Maurice Ravel - Sonate in G
 Maurice Ravel - Tzigane
でした。
ラベルの前に休憩がありました。
シューマンとベートーベンは、心地よい音で、伸びのある艶やかな音で、良かったですけど、感動するっていうほどでもありませんでした。彼はずっと、楽譜をそばに置いてそちらを見て弾いているので、それがいまひとつ音がこちらに伝わってくる感を減少させている気がしました。
休憩では、夫と、Lorenzo Gatto(ロレンツォ・ガット)のほうが良いねと話していました。
しかし、休憩後、ラベルになってから、うってかわって、彼の演奏と音に引き込まれました。ラベルのBluesというニックネームがついている部分や、ツィガーヌは、テクニック的にも素晴らしいですが、音に揺さぶられる感じ、深い感じがあって、またラベルのモダンな部分がよく表現されていて、とてもよかったです。
彼は、ドイツ有名バイオリストFrank Peter Zimmermann(フランク・ペーター・ツィンマーマン)の息子で、9歳でオーケストラとの共演デビューを飾っており、15歳くらいでリサイタルも経験しています。黒髪の細面で、目のあたりの感じが、日本人ぽいなあと思っていました。フランク・ペーター・ツィンマーマンとは、まったく違う面立ちです。そしたら、お母様は日本人だとのことです。
まだ20歳。これから、どんどん円熟していくのが楽しみです。10年後くらいにもう一度、聞いてみたいです。
今年は、NHK交響楽団との共演がこれからあるそうです。
ピアノのEnrico Pace(エンリコ・パーチェ)、とてもよかったです。フランク・ペーター・ツィンマーマンとよく組んでいるイタリア人ピアニストです。Sergeを父親のようにガイドしていて、よいコンビネーションでした。実際にも父親くらいの年齢ですしね。このエンリコ・パーチェ、ソロピアニストとしてもときどきコンセルトヘバウに登場します。指が力強く鍵盤で跳ね、かつ繊細な感じがするピアニストです。フランツ・リスト・ピアノ・コンクールで優勝した経歴を持つのですが、リストって、私の中ではあまり馴染みがないんですよね。
というわけで、この夜も良い時間を過ごすことができました。
小ホールは、小さな空間に椅子がぎっしり詰まっています。椅子のクッションは良いですが、背もたれの角度はあまり心地よくありません。また、足回りもちょっと窮屈です。前から3列目だったのですが、ちょっと前すぎでした。アーティストをしっかり見たいので、前の席がいいのですが、それでも5列目くらいのほうが良かったと思います。バルコニー席もあります。今回は満員で、チケットは売り切れでした。
体調は良好です。少し気温が上がってきたので、うれしいです。