アムステルダムの東、Ijmeer湖にある小さな島で、要塞が立っていることで有名なPampusに行ってきました。ユネスコの世界遺産にも登録されています。
日曜日、天気が良く、気温も25度になりそうだということで、出かけました。
船がMuiden(マウデン)から出ています。朝いちばん早い船が10時半出発だということなので、それに間にあうように行きました。
マウデンから島までは、船で20分くらい。右手にマウデン城を見ながら、気持ちよく風を切って進みます。天気が良いせいか、湖にはヨットがたくさん出ています。このIJmeer湖は、昔は海でした。大堤防が出来て、湖となったのです。
オランダには、敵が攻めてくるのからアムステルダムやユトレヒトなど主要な街を守るために、いざとなったら町の周囲を水浸しにして、敵の侵攻を阻むという大きな作戦に沿って、かなりの数の要塞が作られました。19世紀のことです。このPampusは、アムステルダムを守るための水防塞線の一つで、1870年代に計画され、1887年に建設が始まり、完成したの1895年でした。
Pampusは、以前は島というより、潮の満ち引きで現れる砂地で、よく船が座礁したりした場所でした。その砂地を整形して杭を打って、地盤を固めて、要塞島の形を作りました。
すごくお金もかかった大きなプロジェクトでしたが、水防塞線は飛行機の誕生と共に、有効性を失い、あっという間に第二次世界大戦ではドイツに爆撃され、オランダは降伏し、ドイツに占領されました。この折に、Pampusにあった厚い鉄の扉や大砲など、金属類はすべてドイツ軍により撤去され、ドイツ軍の新たな武器の製造に使われました。
そして、残ったのは、鉄類をすべて取り払われた、赤レンガとコンクリートでできた要塞の残骸でした。
最近になって、4年前くらいですが、かなりの予算がこの島に付いて、要塞の補修や観光に適した展示などが行なわれ、現在では、要塞は屋根で覆われ、社会見学によいような展示が要塞内のスペースで行なわれています。歴史を簡単に説明したフィルムや、子どもが遊びながら学べるゲームのようなものもあります。また、ボランティアのガイドがいて、このガイドについて、回ることもできます。私たちは、ガイドについて回りました。小一時間くらいのツアーでした。現在も補修や、展示スペースの追加が進行中です。
冬には湖は凍り付いてしまうこともあり、Pampusへの観光シーズンへ4月から10月までです。
オランダの歴史や水防塞線に興味があると面白いかもしれませんが、そうでないとちょっと退屈かもしれません。
船から眺めるIjmeer湖の景色は素晴らしく、ボートやヨットで水辺を楽しむ人々の姿を見ると、オランダは水の国だなと思います。この湖、オランダ女王も自分で白い小さな船を運転して楽しむことがよくあるそうで、小さな船なので一見ではわからないのですが、その後ろに、大きな紺色の警察の船がついてくるので、「あっ、女王だ」とわかるそうです。現女王ベアトリクスって、とくに美人ではないですが、自分というものを持っていて、よい女王だと思います。
要塞のほかには特に見る場所もなく、カフェで軽い昼食をとった後、1時出発の船で戻りました。
マウデンの町を少し散策して、おいしいティラミス味のアイスクリームを食べて、帰りました。
半日でしたが、夏の陽光を浴びて、水上の風を浴びて、夏らしい日を楽しむことができました。
体調は良好です。
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日曜日、天気が良く、気温も25度になりそうだということで、出かけました。
船がMuiden(マウデン)から出ています。朝いちばん早い船が10時半出発だということなので、それに間にあうように行きました。
マウデンから島までは、船で20分くらい。右手にマウデン城を見ながら、気持ちよく風を切って進みます。天気が良いせいか、湖にはヨットがたくさん出ています。このIJmeer湖は、昔は海でした。大堤防が出来て、湖となったのです。
オランダには、敵が攻めてくるのからアムステルダムやユトレヒトなど主要な街を守るために、いざとなったら町の周囲を水浸しにして、敵の侵攻を阻むという大きな作戦に沿って、かなりの数の要塞が作られました。19世紀のことです。このPampusは、アムステルダムを守るための水防塞線の一つで、1870年代に計画され、1887年に建設が始まり、完成したの1895年でした。
Pampusは、以前は島というより、潮の満ち引きで現れる砂地で、よく船が座礁したりした場所でした。その砂地を整形して杭を打って、地盤を固めて、要塞島の形を作りました。
すごくお金もかかった大きなプロジェクトでしたが、水防塞線は飛行機の誕生と共に、有効性を失い、あっという間に第二次世界大戦ではドイツに爆撃され、オランダは降伏し、ドイツに占領されました。この折に、Pampusにあった厚い鉄の扉や大砲など、金属類はすべてドイツ軍により撤去され、ドイツ軍の新たな武器の製造に使われました。
そして、残ったのは、鉄類をすべて取り払われた、赤レンガとコンクリートでできた要塞の残骸でした。
最近になって、4年前くらいですが、かなりの予算がこの島に付いて、要塞の補修や観光に適した展示などが行なわれ、現在では、要塞は屋根で覆われ、社会見学によいような展示が要塞内のスペースで行なわれています。歴史を簡単に説明したフィルムや、子どもが遊びながら学べるゲームのようなものもあります。また、ボランティアのガイドがいて、このガイドについて、回ることもできます。私たちは、ガイドについて回りました。小一時間くらいのツアーでした。現在も補修や、展示スペースの追加が進行中です。
冬には湖は凍り付いてしまうこともあり、Pampusへの観光シーズンへ4月から10月までです。
オランダの歴史や水防塞線に興味があると面白いかもしれませんが、そうでないとちょっと退屈かもしれません。
船から眺めるIjmeer湖の景色は素晴らしく、ボートやヨットで水辺を楽しむ人々の姿を見ると、オランダは水の国だなと思います。この湖、オランダ女王も自分で白い小さな船を運転して楽しむことがよくあるそうで、小さな船なので一見ではわからないのですが、その後ろに、大きな紺色の警察の船がついてくるので、「あっ、女王だ」とわかるそうです。現女王ベアトリクスって、とくに美人ではないですが、自分というものを持っていて、よい女王だと思います。
要塞のほかには特に見る場所もなく、カフェで軽い昼食をとった後、1時出発の船で戻りました。
マウデンの町を少し散策して、おいしいティラミス味のアイスクリームを食べて、帰りました。
半日でしたが、夏の陽光を浴びて、水上の風を浴びて、夏らしい日を楽しむことができました。
体調は良好です。

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