試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-117[ツヌ101F] 旧製品LOT側面窓セル交換施工 (モハ100-102[ツヌ133F] 相互交換) ※'弁天橋区仕様

2018-06-03 21:43:16 | 国鉄/JR101系
崩壊。

KATO製国鉄101系ツヌ101F-1(Mc193)でのユニット間側面窓セル統一工程はクモハ101-131+モハ100-117を迎えた。
ツヌ101F(T'c30)の中野方先頭車両はクハ100-86(Mc170:弁天橋区仕様)を改番したクハ100-53である。
当初は8号車のクモハ101-131(←元クハ101-78:元ツヌ123F)とクハ100-53で側面窓セルを相互交換する方向だった。


国鉄101系モハ100-117(ツヌ101F)。
※弁天橋区仕様。

ツヌ101F-2(Mc148)に組成されるモハ100形は全車モハ100-232Assy車体組立車(Mc170:弁天橋区仕様)である。
8,9,10号車のクモハ101-131+モハ100-117+クハ100-53のうちクモハ101-131だけがツヌ118F(旧製品)を出自とする。
クモハ101-131とクハ100-86(Mc170)との側面窓セル相互交換は編成内で作業を終えられる利点があった。
しかしツヌ101F以外にも弁天橋区仕様車体との異LOT混結ユニットが在籍している。
1両だけの投入に留まったクモハ101-170(Mc170:弁天橋区仕様)はクモハ101-118(ツヌ133F:Mc118)用車体更新種車となった。
ユニット相手のモハ100-102(ツヌ133F)はモハ100-158(ツヌ118F:旧製品)を改番した車両で側面窓セルLOTが揃えられていない。
検討の結果両編成の側面見附統一が図れるモハ100-117とモハ100-102(ツヌ133F)での相互交換に変更されている。


入工中のモハ100-102,モハ100-117 (ツヌ133F,ツヌ101F)。

モハ100-103(ツヌ101F)での施工と同じく窓セル類の取扱いには注意を要する。
分解は1両毎とし近似のHゴム支持再現に惑わされないようにした。
車体への嵌合は固くなく撤去は順調に進められた。
ツヌ101Fを構成するクモハ101形はモハ100形に合わせ弁天橋区仕様屋根板に交換した。
本来ならクモハ101-118+モハ100-102も揃えるべき機会である。
しかしクモハ101形用屋根板,モハ100形用屋根板の予備品に適当なものが無かった。
屋根板の色温度は窓セルHゴム支持再現よりも更に差が小さい。
そのため今回は見切られモハ100-102用屋根板は旧製品LOT品が継続採用されている。


屋根板裏面の処理が異なるモハ100-102,モハ100-117。

窓セルを入れ替えモハ100-117,モハ100-102を組み立てた。
共にLOT変更の影響は出ず抵抗無く車体に収まってくれた。
今のところ弁天橋区仕様と旧製品LOTとの相互交換で嵌合が固くなる事例は生じていない。
濃灰色Hゴム支持再現に変更された101系800番代(ムコ10F:Mc194)LOT側面窓セルに癖があるのかもしれない。
KATO製101系での側面窓セル交換は今後も継続する。
LOTに関わらず気を払う姿勢は変えないと思う。


窓セルが入れ替わったモハ100-102,モハ100-117。

モハ100-117は2-4位側のインレタ車両番号標記に埃が挟まっていると気付いた。
この除去を行うためモハ100-102(ツヌ133F)が先に竣工している。
なおツヌ118F(旧製品)でもHゴム支持再現に個体差があったらしい。
側面窓セルを交換したはずのモハ100-102だがHゴム幅の変化が少なく拍子抜けした。




モハ100-102(ツヌ133F:弁天橋区仕様側面窓セル交換施工)。
※旧製品。

Hゴム支持再現の個体差はツヌ118F(再生産品)でも数多く見られる。
中にはツヌ118F(旧製品)と同等のHゴム支持印刷再現を持つ車両まで存在し遣り繰りに手間取った。
特にクモハ100-108で現れる傾向が強くユニット間の調整は欠かせない作業になっている。
再生産品ほど顕著な差ではなかったが現在まで続く個体差が旧製品でも生じていた事実が意外だった。
なおHゴム支持色温度は僅かに濃灰色へ変化しクモハ101-118との統一感は演出出来た。
屋根板交換が見送られたため異端ユニットで残るがツヌ133Fの見附は入場前よりも改善されたと思う。


クモハ101-118+モハ100-102 (ツヌ133F:弁天橋区仕様側面窓セル装着車+弁天橋区仕様側面窓セル装着車)。
※弁天橋区仕様+旧製品。

最後の工程である車両番号の埃除去に取り掛かった。
モハ100-103で成功したばかりでありモハ100-117も上手く修正できると考えていた。
しかし二度目の奇跡はやって来なかった。
修正中に[モ100-117]を失ってしまった。
埃は同時に取れたため[100-177]だけの追加転写に切り替える。


[モハ100-117]:2-4位側。

転写前に車体へ残る転写糊の拭き上げを行った。
この工程は裏目に出てしまった。
既に[モハ100-117]まで整えていた。
清掃と共にインレタ剥離が続出し最後まで残ったのは[モハ100-117]だけになっている。
余計な工程を生み出す大失敗だったがインレタは相当劣化が進んでいたらしい。
ツヌ101F-2は古インレタ消費の役目も担っていた。
変色したシートまで活用したため初めから転写力が弱まっていたと思われる。


[[モハ100-]117]:2-4位側。

懲りずに古インレタを持ち出し[モハ100-117]を転写した。
転写直前は[モハ100-117]まで傾いていた。
これは意地で垂直に戻し継続採用に漕ぎ着けている。
[モハ100-117]の転写は一発で決まった。
フォントサイズも修正前に近くいんちき修復にしてはまともな部類に入ると思う。
ただ実質的な節約式改番をモハ100-117で行うとは思っておらず作業は大きく遅れた。




モハ100-117(旧製品LOT側面窓セル交換,車両番号標記修正転写施工)。
※弁天橋区仕様。

モハ100-102の側面窓セル交換効果は予想を下回った。
どういう訳かモハ100-117では明らかに雰囲気が変わっている。
今入場の主名目はクモハ101-131+モハ100-117のHゴム支持再現色温度統一であり結果に不満は無い。
何故感覚が異なったのか不可解ではある。




クモハ101-131+モハ100-117 (ツヌ101F:旧製品LOT側面窓セル装着車+旧製品LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品+弁天橋区仕様。

モハ100-117(ツヌ101F)の竣工でツヌ101F用各ユニットは全て側面窓セルLOTが統一された。
但しクモハ101-193+モハ100-808(ツヌ101F-1)だけは101系800番代LOT側面窓セル装着車となる。
これはKATO製101系武蔵小金井区,豊田区仕様の波動用車両再編が関係しているが朱色1号車両に救われた。
ツヌ101F-1が朱色1号混色編成でなければ側面窓セルの遣り繰りは行えなかったと思う。
更には黄色5号車両のユニット間側面窓セルLOT統一まで至った。
取り敢えず不揃いの状況から脱しツヌ101F(T'c30)は再出場を迎えている。
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