試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-148[ラシ105F] (クモハ101-148[ツヌ105F-2] JRマーク転写,B形防護無線アンテナ取付,ATS-B形車上子付胴受交換施工) ※'再生産品

2017-04-05 21:13:20 | 国鉄/JR101系
切替。

KATO製JR101系ラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品)の出場に向けクモハ101-148(ツヌ105F-2:再生産品)を入場させた。
先に竣工したクモハ100-160(ラシ105F:再生産品←ツヌ105F-2)では前面用JRマークインレタ転写が不調に終わった。
そのため中2日を開けたがその効果を得られるか不安を抱いたまま作業へ取り掛かっている。


国鉄101系クモハ101-148(ツヌ105F-2)。
※再生産品。

保留車を連ねて仕立てる10両編成のプロトタイプはツヌ105F(Mc148:1986/8)でほぼ確定していた。
しかしクモハ101-148がツヌ101F-2(Mc148:弁天橋区仕様+旧製品)にも組み込まれており急遽ラシ105Fへ変更となった。
別編成をプロトタイプに据えていれば出場直前でのどたばたは生じなかったはずである。
だがツヌ105FはJRへ承継された編成でもあり予め将来の習志野区仕様改装を考慮して作業に着手した。
これだけは不幸中の幸いと言えクモハ101-148(ツヌ105F-2)も旧クモハ101-160(元ツヌ105F-2)での工程を踏襲する。


入工中のクモハ101-148(ツヌ105F-2)。

手間を要する工程は屋根板へのKATO製B形防護無線アンテナ取付のみで他は軽度な細工に留まる。
ラシ105F用組成準備車最終入場となるクモハ101-148(ツヌ105F-2)では焦らず作業を進めるよう心掛けた。
クモハ100-160(ラシ105F)と同じくATS-B形車上子付胴受(101系メイクアップパーツ1:11-510)への交換から手を着けた。
101系は片栓構造であり偶数向,奇数向運転台付車両の前面配管引き通し位置が異なっていた。
先にクモハ100-160にてATS-B形車上子付胴受交換を行っており手持ちは元クモハ101-195(ツヌ110F:Mc195)用だけが残る。
従って両者を混同する恐れは無くクモハ101-148と旧クモハ100-160の同時入場に進まなかった作戦が当たった。


配管が引き立つATS-B形車上子付胴受。

分解した序でに表示器用プリズムへの点灯色変更対策を再施工している。
点灯試験では特に不満は抱かなかったが表示器用プリズム先端を再確認したところ色斑が生じていた。
インクは一度湿らせたティッシュペーパーを表示器用プリズムへ当てるだけで透明に戻せる。
そして出来るだけ塗布被膜が均一になるよう水性マッキーで再度塗り直した。
若干の個体差は避けられないものの修正が容易であり表示器用プリズム色挿式の強味だと思う。


KATO製B形防護無線アンテナ用取付孔を設けた屋根板。

KATO製B形防護無線アンテナ取付孔新設は再びTOMIX製103系High-Grade製品付属開孔治具を使用した。
この治具を思い浮かばなければ永遠に屋根板へ直接固定する取付脚切除式が定着していたと思う。
なお101系用ベンチレーターは径が僅かに異なるため開孔治具をマスキングテープで固定している。
取付孔開口式に変更したKATO製B形防護無線アンテナは屋根板との中央合わせが不要となった。
また安定度及び耐久性も取付脚切除式を大幅に上回っており現状には十分満足している。




クモハ101-148 [11C 三鷹]:B形防護無線アンテナ取付,ATS-B形車上子付胴受交換,行先表示変更施工。
※再生産品。

国鉄末期に見られたB形防護無線アンテナ搭載車は所属車両には存在しない仕様であり捨て難く思える。
在籍する習志野区仕様4編成でもクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)を増備すれば対応可能ではある。
だがラシ106F(Mc191:旧製品)が旧製品保持編成編成のため中古製品若しくはジャンク車両を引き当てなければならない。
加えてラシ104F(Mc136:再生産品),ラシ105F,ラシ106Fで所要となる黄色5号LP411前照灯が尽きてしまった。
こうなると朱色1号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ3:11-516)を黄色5号へ塗装変更する手段しか残らなくなる。
しかし塗装変更済LP411前照灯は先頭車両に向いておらず津田沼区仕様:B形防護無線アンテナ未搭載編成で推移すると思う。


JRマーク転写を前に撤去されたホース付ジャンパ栓納め。

残るクモハ101-148(ラシ105Fツヌ105F-2)での工程はJRマークインレタ転写となりホース付ジャンパ栓納めを撤去した。
ジャンパ栓納めを有するクモハ101形は切り出したインレタ台紙をセロハンテープで止める面積が限られてしまう。
将来の習志野区仕様変更対策として敢えてクモハ101-148(ツヌ105F-2)ではホース付ジャンパ栓納めを溶着しなかった。
クモハ101-148(ツヌ101F-2:弁天橋区仕様)との重複に気付かなければ狭隘な箇所への転写が待ち受けていたはずである。
皮肉にも前面用JRマークインレタの転写難易度を下げる習志野区仕様変更準備が奏功してくれた。
またクモハ100-160(ラシ105F)では前面用JRマークが左へ下がる傾向をどうやっても修正できなかった。
2日開けた効果はあったらしくクモハ101-148(ラシ105F←ラシ105F)では一度で転写を終えられている。




JR101系クモハ101-148 [11C 三鷹]:前面用JRマーク転写施工。
※再生産品。

引き続き前面用JRマークにはTOMIX製旧インレタを用いたがかなり古い製品で耐久性に不安があり今後剥離する可能性もある。
ただ色温度はTOMIX製旧JRマークインレタに馴染みがありぎりぎりまで使用し続ける方向である。
なお従前のホース付ジャンパ栓納めは撤去時に黒色印刷が剥がれてしまったため予備品と交換した。
旧製品LOT品は大幅に消費が進んだものの今後の出場予定を考えるとクモハ101-148(ラシ105F)で起用しても問題ないと思う。
成形色が異なる弁天橋区仕様(Mc170)品,再生産品LOT品は車体との色温度差が気になりいまいち使う気にはなれない。
万が一不足した場合には今回塗装が剥離した元クモハ101-148(ツヌ105F-2)用ジャンパ栓納めを補修して対処する。




クモハ100-160 [11C 三鷹]:前面用JRマーク再転写施工。
※再生産品。

クモハ101-148(ラシ105F)が一発転写で決まったため前面用JRマークインレタに少し余裕が生まれた。
編成前後での位置統一のためクモハ100-160(ラシ105F)を再入場させ前面用JRマーク再転写に取り掛かった。
左下がりのJRマークはセロハンテープで跡形も無く剥離でき[JR]転写跡すら残らなかった。
インレタは乾燥剤を入れ密封しているが転写糊劣化は隠せず今後の取扱いには十分な注意が必要だと思われる。
不思議な事にクモハ100-160への転写も一発で決まり散々苦戦した前回入場が嘘のようだった。
ちなみに三度やり直しても全く修正できなかった原因は突き止められないまま終わっている。




JR101系クモハ100-160+クモハ101-148 (ラシ105F:元クモハ100-108+元クモハ101-155)。
※再生産品。

クモハ101-148,クモハ100-160(ラシ105F:再生産品)共に習志野区仕様への改装を終え竣工した。
ツヌ105F-2時代との変化はKATO製B形防護無線アンテナ搭載,JRマークインレタ転写,ATS-B形車上子付胴受交換程度である。
だが印象は大幅に異なっており中でもATS-B形車上子付ダミーカプラー交換が効果を発揮していると思う。
2016年11月のツヌ131F-1(M'c143)復活計画頓挫に端を発した保留車10両編成化は無事終着点を迎えられた。
ツヌ118F(Mc155:6両口),ツヌ118F(Tc75:4両口)が増備出来ず地道な単独投入と車両異動でラシ105Fを成立させた。
途中で旧ラシ104F(Mc136:再生産品+旧製品)の車体更新が挟まり迂回したもののどうにか出場まで漕ぎ着けた。
初めからプロトタイプをラシ105Fにしていればまた違う展開になっていたと思われる。
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