試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区110F [Mc195] 3+7朱色1号編成 (クモハ101-195,クモハ100-805 純正ダミーカプラー交換)

2017-04-03 21:00:56 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
仕様統一。

KATO製国鉄101系ツヌ110F(Mc195)は旧ツヌ110F(Mc194)時代から守り続けてきたATS-B形車上子付胴受が遂に廃止された。
津田沼区仕様では最後のATS-B形車上子付胴受ダミーカプラー装着編成だった。
ツヌ110Fを出場させるまで大幅な時間を掛けた分引っ掛かりの残る再出場になっている。




国鉄101系ツヌ110F 朱色1号編成(1984/10)。
[ツヌ110F]:Mc195-M'810-T'c71+Mc194-M'809-T'68-T'227-T'94-M57-M'c805
※101系用純正胴受ダミーカプラー交換,前面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼替。

ツヌ110Fは豊田区武蔵野線用101系1000番代検査切れの対応策として武蔵小金井区から借入により登場した。
代わりに103系ツヌ304F(Tc179)が豊田区,松戸区へ貸し出され急場を凌ぐ手段とされた。
貸出されたツヌ304Fは黄色5号のまま誤乗防止ステッカーを貼り付け武蔵野線,常磐線を走行している。
津田沼区復帰後はツヌ301F(→ラシ301F)となり総武線103系の目立つ存在として後期まで活躍した。
一方武蔵小金井区借入のツヌ110Fは当初の予定より早く返却され消滅してしまった。
ツヌ304F(→ツヌ301F)復帰までは津田沼区所属車に中野区,中原区借入車を加えたツヌ110Fが組成され所要本数を確保した。
◆ツヌ110F:Mc191-M'248-T'c92+Tc69-M253-M'247-T288-T'97-M244-M'c179(1985/4)。
※サハ100-97:中野区借入,モハ100-244+クモハ100-179:中原区借入。
KATO製101系トタ5F(レジェンドコレクション)はツヌ110F(イメージ編成)の種車に起用する計画だった。
ところが付属編成の組成が異なり作業を見合わせていた。
この間に101系0番代ムコ3Fがリリースされ種車の変更を決断した。
ムコ3Fはクモハ101-78,クモハ101-81の運転台側もKATOカプラーに変更された。
これが契機となりATS-B形車上子付胴受取付に繋がっている。
種車をムコ3Fに変更してもクモハ101-17,クモハ101-78が初期形制御電動車でイメージ編成になる。
作業が進まないうちに101系800番代ムコ10Fがリリースされ種車を再変更しツヌ110Fが暫定出場した。
この後サハ100-68を組込みプロトタイプ合致を図った。
誤乗防止ステッカー交換前の記録は初出場時のもので交換直前に見られた文字滲みは生じていなかった。
耐水ステッカーではないため湿度に弱く入出場を繰り返すうちに劣化が進んだらしい。
現在は当時より慎重な取扱いを行っている。
追加入場の少ないクハ103形初期竣工車(朱色1号)ではこの様な症状は出ておらず現状を維持してほしい。
今回の入場ではダミーカプラー交換と前面誤乗防止ステッカー貼り替えのみに留めている。
サハ100-227の床下機器配置も変更済で今後も大きな変化は無いと思われる。


ツヌ108F,ツヌ110F。

ツヌ110Fは101系用純正胴受ダミーカプラー化により他津田沼区仕様編成との前面見附が揃った。
出場時期や編成の特殊性でATS-B形車上子付胴受を装着し続けていたが離合時の差異は無くなっている。
改番,ライト基板交換を除くと初の前面意匠変更を伴う入場になった。
編成見附の変化はサハ100-68,サハ100-227の屋根板電装準備工事撤去を施して以来になる。
仮にATS-B形車上子付胴受が入手できれば再び取付対象筆頭に挙がり外観復帰に繋がるがそう簡単には進まないだろう。


クモハ101-193,クモハ101-195 (ツヌ101F-1,ツヌ110F)。

津田沼区101系の[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付車は他にクモハ101-193(ツヌ101F-1:Mc193)が在籍している。
フォント太さはクモハ101-195,クモハ100-805に近い。
但しクモハ101-193は切り出しが甘く前面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーが一回り小さいのが気になる。
ツヌ101F(T'c30)の1ユニットに留まるクモハ101-193だが今後の貼り替えを検討する。




ツヌ110Fサイドビュー(クモハ101-195:101系用純正胴受ダミーカプラー交換施工車)。


ツヌ101F-1サイドビュー(クモハ101-193:101系用純正胴受ダミーカプラー装着車)。

側面見附ではATS-B形車上子付胴受廃止の影響が大きく出ている。
簡便な構造が露わになりダミーカプラーとDT21非動力台車の間隔が目立ってしまった。
これは今までの特別扱いが影響しており見慣れるのを待つしかないだろう。
クモハ101-193の存在も味方してくれると思う。
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