激走の天皇賞から2ヵ月、当場産4頭出しの各馬はいずれも回復に手間取り、6月4週の時点で出走可能な状態にある馬は皆無。何年か振りにクラシック未出走に終わったこともあり、早々と夏競馬モードに突入かとも思われたが、7月になってなんとか4頭中2頭が回復途上ながら宝塚記念のゲートについた。その2頭はいわずと知れた凱旋門賞馬(805)と、前走天皇賞で10連勝を逃した馬(801)。古豪(784)や新星(821)が回復に手間取るのを横目に、なんとか体調を戻してくるあたりに、本当の一流馬の底力を見てとれる。
図らずも現役最強を争う戦いの仕切り直しとなった宝塚記念は、同時に凱旋門賞挑戦キップをめぐる戦いとなった。一番人気は前走に続いて前々走まで9連勝だった遅れて来た大物(801)。デムーロの帰国に伴い、安藤勝を鞍上に凱旋門賞挑戦権と現役最強の称号の奪取を狙う。2番人気バブルガムフェローというのがレースのレベルに不安を抱かせるというか、宝塚記念らしいというか・・・。3番人気の凱旋門賞馬(801)はこのレースに2年連続の凱旋門賞参戦と宝塚記念3連覇がかかる。
前回中途半端なレースで惨敗した凱旋門賞馬(805)は今回は本来の形にもどって影を踏ませぬ逃走劇を目論む。対する遅れてきた大物(801)も先行策から直線での追い比べに賭ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6c/ec3e6f4717cf2b21c87ebe4f2e246757.jpg)
レースは遅れてきた大物アディクトトゥラブ(801)(上記写真左から2頭目)がスタート良く飛び出すが、凱旋門賞馬ブラックシャドー(801)(同一番左)が積極策を取りスタンド前で先頭を奪う。
いつもの型に持ちこんだブラックシャドー(805)はそのまま後続を大きく離して快調に飛ばすが、アディクトトゥラブ(801)も後続馬群の先頭に立ち2番手のまま虎視眈々と逆転の機会を狙う・・・かに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3a/3ef5918afb3d330375ccf3c90e6e9a35.jpg)
いつものように後続を大きく引き離し、直線に向かうブラックシャドー(805)。が、2番手を行くアディクトトゥラブにいつもの延びが見られない。ブラックシャドー(805)がいつも通りに大差で悠々の逃げ切りを見せる中、アディクトトゥラブ(801)はシルクジャスティスだけでなくユーセイトップランにも交わされて4着でゴールを迎えた。
前走で惨敗したブラックシャドー(805)だが、宝塚記念では一昨年2'08"6のレコード、昨年が2'08"7、そして今年は自身のレコードを書き換える2'07"9の快走である。2200には4歳のAJC杯での2"07'0の日本レコードでの快勝もある。3歳時の重馬場のダービーこそ3着に敗れたが、4歳以降は重馬場のジャパンカップ、昨年の凱旋門賞と、本格化以後は2400も完全に守備範囲にしてしまった。反面、菊花賞は勝ったものの、春の天皇賞は一昨年バテて3着、昨年は回避、そして今年は逃げを打たずに惨敗である。既に印から見る能力値は衰えつつあるが、来年の春の天皇賞でキッチリ逃がした時のレースが果たしてどうなるものか。見てみたい気もするし、そこまで引っ張らずに早いところ種牡馬としてデビューさせたい気もするし、悩むところではある。
※初出時に一枚目の写真について、アディクトトゥラブ(801)、ブラッシュシャドー(805)を逆に説明しておりました。訂正させていただきます。(06年11月3日23:51)
図らずも現役最強を争う戦いの仕切り直しとなった宝塚記念は、同時に凱旋門賞挑戦キップをめぐる戦いとなった。一番人気は前走に続いて前々走まで9連勝だった遅れて来た大物(801)。デムーロの帰国に伴い、安藤勝を鞍上に凱旋門賞挑戦権と現役最強の称号の奪取を狙う。2番人気バブルガムフェローというのがレースのレベルに不安を抱かせるというか、宝塚記念らしいというか・・・。3番人気の凱旋門賞馬(801)はこのレースに2年連続の凱旋門賞参戦と宝塚記念3連覇がかかる。
前回中途半端なレースで惨敗した凱旋門賞馬(805)は今回は本来の形にもどって影を踏ませぬ逃走劇を目論む。対する遅れてきた大物(801)も先行策から直線での追い比べに賭ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/6c/ec3e6f4717cf2b21c87ebe4f2e246757.jpg)
レースは遅れてきた大物アディクトトゥラブ(801)(上記写真左から2頭目)がスタート良く飛び出すが、凱旋門賞馬ブラックシャドー(801)(同一番左)が積極策を取りスタンド前で先頭を奪う。
いつもの型に持ちこんだブラックシャドー(805)はそのまま後続を大きく離して快調に飛ばすが、アディクトトゥラブ(801)も後続馬群の先頭に立ち2番手のまま虎視眈々と逆転の機会を狙う・・・かに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3a/3ef5918afb3d330375ccf3c90e6e9a35.jpg)
いつものように後続を大きく引き離し、直線に向かうブラックシャドー(805)。が、2番手を行くアディクトトゥラブにいつもの延びが見られない。ブラックシャドー(805)がいつも通りに大差で悠々の逃げ切りを見せる中、アディクトトゥラブ(801)はシルクジャスティスだけでなくユーセイトップランにも交わされて4着でゴールを迎えた。
前走で惨敗したブラックシャドー(805)だが、宝塚記念では一昨年2'08"6のレコード、昨年が2'08"7、そして今年は自身のレコードを書き換える2'07"9の快走である。2200には4歳のAJC杯での2"07'0の日本レコードでの快勝もある。3歳時の重馬場のダービーこそ3着に敗れたが、4歳以降は重馬場のジャパンカップ、昨年の凱旋門賞と、本格化以後は2400も完全に守備範囲にしてしまった。反面、菊花賞は勝ったものの、春の天皇賞は一昨年バテて3着、昨年は回避、そして今年は逃げを打たずに惨敗である。既に印から見る能力値は衰えつつあるが、来年の春の天皇賞でキッチリ逃がした時のレースが果たしてどうなるものか。見てみたい気もするし、そこまで引っ張らずに早いところ種牡馬としてデビューさせたい気もするし、悩むところではある。
※初出時に一枚目の写真について、アディクトトゥラブ(801)、ブラッシュシャドー(805)を逆に説明しておりました。訂正させていただきます。(06年11月3日23:51)
天皇賞4頭出しのくだり、非常に面白かったです。
そして今回の宝塚記念。
体調を戻すあたりが真の一流馬。
この言葉が現実にも当てはまりますよね。
テイエムオペラオー、ゼンノロブロイは
秋のG1を皆勤し、見事生涯獲得賞金のランキングで
ワンツーを決めていますからね。
ドラマを見るようにこちらにお邪魔しております。
更新がんばってください。
04やりたくなりましたが、
あいにくPS2が壊れてしまいました。
価格が下がっているので買いなおそうかと
こちらをみていると真剣に考えてしまいます。
これで当面は凱旋門賞連覇を目指すことになりそうですね。
ただ、逃げ指示でもすぐにハナを奪えなかったようで、ピークは過ぎてるようですね・・・
私の初のダービー馬も大逃げ馬で、3,4歳時は敵無しだったんですが、5歳時には向こう正面でやっとこさ大逃げに持ち込むパターンになってしまって・・・宝塚記念も同じような感じで勝ちましたが、凱旋門賞では逃げれず惨敗したことを思い出します。
ただ、驚異的なレコードをたたき出しているのはSP能力を維持していることを証明していますし、期待できそうですね!連覇することを切に願っております。。。
こちらこそご無沙汰しております。
>体調を戻すあたりが真の一流馬。
ダビスタをやっていると、この点は馬券を買う時以上に身にしみますよね。
無論ガラスの脚を繊細に繊細に扱ってピンポイントでG1を勝ち取るのも
キライでは無いですが。
>ドラマを見るようにこちらにお邪魔しております。
>更新がんばってください。
ありがたいです。発売から2年半後の未だにこんなにお客さんが来ていただける
ことが、「ダビスタの魅力≠BC」と語ってくれているようでホッとします。
新しくて薄いPS2、快適ですよ。
でも、PS3の発売も案外近いみたいですし、買うかどうか悩みますよねw。
シンタさん
ブラックシャドーには驚かされっぱなしです。
いや、嵌った時のスピード能力もそうですが、負けるときの潔いまでのバテ具合も・・・。
で、その次走には完璧な復活走ですから、多分馬券を買い続けたら、このクラスの
成績の馬として考えられないぐらいの回収率を実現できそう。
ただ、そろそろ脆くも衰えていくブラックシャドーを見てもいいなぁ、ちょっと見てみたいなぁ
という気分にあるのも事実です。
そういう意味では自家種牡馬の「ハンデ=安定」という仕様はちょっと不満です。
実績馬をボロボロになるまで走らせられないですからね。
発売から2年、きりんさんのようなサイトが存在するのも
モチベーションのひとつだと思います。
これからも自分のペースで、更新続けてくださいね。
ってか、戦績なんか見ると、
ローテーションの組み方とかうまいなぁと感心させられます。
個人的には皐月→ダービーの持っていきかたが鬼門というか…w
たまにうまくいくから楽しい部分もありますけどね
(まけおしみ)。それでは!
最近サボり気味のそう様です。
しばらく見ていない間に凄いことになっていますね!!!
須田ピンさんとのやり取りも羨ましい限りです!(爆)
いや、しかし、なにより素晴らしいのは【ブラックシャドー】を実写で見ることができるという事ではないでしょうか!
う~ん・・・イメージが膨らみますね~。
確かに『ハンデ=安定』というのは納得いきませんね。
うちの【テイカウォーク】もG1を5勝もしたにも拘らず安定はCになってしまいました。
でも、ブラックシャドー君は、まるでトップガンを見ているような【強さ】と【脆さ】を感じさせてくれる馬なので、逆に安定Cの方がよかったりするのではないでしょうか!?
こんな馬が、実在していたら、さぞかし人気が出たでしょうね~。
私は間違いなくハマっていたと思いますね。(笑)
またおいでいただけて光栄です。
>ってか、戦績なんか見ると、
>ローテーションの組み方とかうまいなぁと感心させられます。
いやー、どうなんでしょう。
最近は「天皇賞(春)→宝塚記念」の持って行きかたはかなり慣れましたが、
「皐月賞→ダービー」はいまだ難しいですね。正直なところ
自信のある馬:皐月賞余裕残し→ダービー万全
自信の無い馬:皐月賞目一杯の仕上げ→ダービー調子キープならラッキー
といった具合に割り切ってます。
そう様さん
>いや、しかし、なにより素晴らしいのは【ブラックシャドー】を実写で見ることができるという
>事ではないでしょうか!
まぁ、【実写】かどうかは微妙ですが(笑)、画があると見た目にもちょっといいですね。
と自画自賛。
ちなみに「ブラックシャドー=マヤノトップガン」説、何となく納得です。脚質はともかく、何となくブライアンズタイムの波のある強さとイメージがダブります。
>こんな馬が、実在していたら、さぞかし人気が出たでしょうね~。
>私は間違いなくハマっていたと思いますね。(笑)
私は「いつもは馬券的に嫌っているのに、たまに気の迷いで買うと惨敗」となっている自分が
目に浮かびます(苦笑)。
というワケで、皆様、これから夏競馬に突入してきます!
ちなみにダービー馬のスタリオンであるダービー馬種牡馬も「安定C」です。それのみか、わずか8年(実質6年…2年間は産駒無し)の供用で産駒10頭で、GⅠ馬3頭(7勝)、GⅡ馬1頭、GⅢ馬4頭、他にはOP勝ちのないOP馬1頭と、2勝した後予後不良の馬が1頭、というもので、けっして「安定C」とは言えない内容で現在は種付けもせず悠々自適の生活です。
他のいくつかのパラメータと同じく、気にしていません。Danzigの脚部難ほどには…
ブラックシャドー君は、まさしく良くも悪くも今作?のダビスタを体現していますね。悩まずとも、運が良ければダービー馬を輩出しそうではないですか。ダービーに運は“つきもの”ですから(笑)
>ちなみにダービー馬のスタリオンであるダービー馬種牡馬も「安定C」です。それのみか、
>わずか8年(実質6年…2年間は産駒無し)の供用で産駒10頭で、GⅠ馬3頭(7勝)、
>GⅡ馬1頭、GⅢ馬4頭、他にはOP勝ちのないOP馬1頭と、2勝した後予後不良の馬が1頭、
>というもので、けっして「安定C」とは言えない内容で現在は種付けもせず悠々自適の生活
>です。
うーん、種牡馬パラメータの安定の定義はどうも良く分からないですね。
白毛のダイリセキ君のようなG1ギリギリ1勝馬の安定Cと
ブラックシャドーが仮にそうだったときの安定Cは違うのかもしれませんね。
ブラックシャドーですが、この秋に評価が下がらないウチにシンジケートを組んでしまいたい
ところです。
凱旋門賞連覇だったら100億円、負けたら51億円、ってな具合に。
あとは薬物の反応が出ないことを祈るばかりです。
以前にタップダンスシチーを引き合いにだして「飛行機がちゃんと飛ぶのを祈るばかりです」
ってなネタを書いたことがありましたが、次回策の仕様に「欠航」とか「薬物」とかが
入っていたらちょっと笑えますね。いや、笑えないか。
(熱心牧場に書き込めないのでこちらに失礼)。
グランプリを行ったのですが、全く歯がたちませんでした。
全書に載ってた馬がかろうじて一矢報いるくらい…。
当面は目標にがんばらせていただきます。
※管理人様、不適切でしたら削除をお願い致します。
当Blogのゲスト様同士の連絡用にコメント欄がご活用いただけるのは嬉しい限りです。
存分におつかいください。