樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

窒素と 森林

2008-06-26 | 壊れかけてる森林
ちょっと ショックで なるほどとわかった事があります。

窒素は、とても増えていて 森林にもたくさん降ります。

以前の自然界には ない量です。

農産物を大きくするには いいのでしょうが

森林の土の中には 本来窒素は とても 少なくて
樹は 栄養をいっぱいとろうとして 
根をいっぱい育たせ 広く 深く 多く 細かく
土中に広げようとするそうです。

ところが 安易に空からいっぱい降ってくるので
その必要があまりなくなってきているようです。


で 何が 起こるか。

すぐに 抜けちゃう 倒れちゃうという事がおこる
可能性があるやもしれません。

ヒョロヒョロの上に 根も張らない。

そう これも 山の手入れ不足だけじゃないよねぇ。

環境は 症状が現れたころには 手遅れだと…。

うーん。

マメ科の植物が窒素を 土壌に・・・と何かに書いてあったけど
絶対 そんな植物はないような 荒れたところでも 
なんとか 育ってこれたのは 窒素がふってきたからかな。

材木屋としては それでヨシとしても

いや ぜんぜん よしとはしてないんだけど ハハハッ

土砂災害なんか 起こりやすくなるんだろうなぁ。

どっちにしても 色々なものとくっついてる
化合物になるんだろうから 水はけ水もちのいい
団粒構造の 粘土?をつくっていてくれる
微生物や ミミズちゃん 菌類 小動物には
よくないんだろうなぁ。



田んぼにレンゲをつくるのは 窒素の補充だったのかなぁ。

と まだまだ 疑問は続くけど 

とても あれやこれやで 目いっぱいで しらべられない。

ふぅー

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3 コメント

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窒素多すぎ? (daizusensei)
2008-06-26 15:36:47
私のかつての同僚は、日本全国の渓流の水質を測り、都市の近くでは水中の窒素分が多いということを明らかにしました。それで、空から余分な窒素が降ってくるんで、それをはき出すために、スギは窒素たっぷりの花粉を大量に飛ばすのではないか、という仮説のもとに研究していました。(その同僚は研究半ばで「大学のようなところにおれるか!」と言って(?)さっさとやめてビジネスをはじめましたので、残念ながら結果は聞いておりません。)
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すごく 残念 (樹子)
2008-06-26 18:33:41
daizusensei へ

ほんと そうかもしれませんね。
すごい 仮説です。

もう 最近は 出すものもないって感じで
杉は ヘロヘロになってる感じがします。

もうすぐ 花粉が少なくなって
喜んでいたら 杉が枯れだした なんて事に
なりそうな気がして…。

人も 樹も免疫力がなくなっているのでしょう。

森の健康診断では、杉の虫の穴とか 鹿の食害とか
見てこようとおもっています。
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Unknown (正男)
2008-06-26 21:01:49
 他でもないけど、
以前、木炭ガス自動車を、少し研究した事が有るけど、
空気中の窒素が、30%かで、木炭ガスをキャブレーターに吸うけど、窒素が多くなれば、80㌔/時、走れなくなりそう。・・・出力が弱くなるので。
 ガソリンが250円/㍑に成れば、木炭ガス自動車も山林で使う事が、採算が合うことに成れば?みんな、やり出すかなあ?、森林も、炭作りで きれいに間伐される時代になるかなあ?
 話は変わるけど、ジャガイモや野菜は、地産を食べる、これも、輸送コスト、原油減少で、環境にも良いらしいよ。給食など大量に使うし、学校の近辺で、ジャガイモ畑出来ると良いし。こういう農業再生どうやろか? さて、どうなるか なあ?
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