樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

木間暮れ祭 の 物創人

2007-07-30 | 環境コミュニケーション
jimokiのメンバーも出店していたのでご紹介を

モミのレイを作ってくれた matu… 
merle creative design


オリジナルのギター・ウクレレを作っているKIGE工房
本人が、うさんくさく写ったかもと言っていたのと
うまく写真が取れなかったので 顔はカットしましたが
男前ですよぉー。ほんと、きれいなウクレレでした。
うなぎ飯を手で食べた直後で ギトギトだったので
弾きませんでしたが 樹種や形で音色がどう違うのか
試したかった事を 今 思い出しました。


すごくちっちゃな一輪挿し 大谷工作室くん
会社の前に生えていた野草と 彼がjimikiの集まりの時に
持ってきてくれた 木の鳥のオブジェと一緒に撮りました。
いつもは、何も考えずに踏みつけている野草にも
目が留まって お花の心得がない私が何も考えずに
ぶち込んでも それなりに見えませんか?
器の持つ力ですねぇ。
鳥のオブジェも さすが彫刻家。
もうすぐメジャーデビューですねぇ。

ヤブガラシ編

えのころ草編
野草を取った直後にマルト博物館 館長のやまかん
ちょうど会って 野草の名前を教えてもらいました。

(男前二人組みは、リンクがわからなかったのよねー。)

番外編
七本槍 酒樽のふたがお盆に… 美しい




木間暮れ祭 での出会い

2007-07-30 | 環境コミュニケーション
久しぶりの余呉だった。
「前にきたのは、余呉湖のワカサギ釣りでしょ。
 そのずっと前は、某ハウジングサロンの仕事だったなー」
と感慨にふけながら ウッディパル余呉に着いた。
駐車場で案内を受ける…「おっ 来てくれたんか」
ぎょおーーー その時のお施主様だぁ。
すごい。さすが元先生だ。顔を覚えていて頂いたようだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お話をとおもいつつ
ふと目をやると「おーー 藤井さーんだぁ」
菜の花プロジェクト ・滋賀環境生協の理事である。
初めてお会いしたのは、私が20代の頃。ちょっとwww昔だ。
とても お会いしたかったので感動した。
会場での食器の洗い場には、ちゃーんと環境にやさしい
石鹸が置いてあった。レクチャーして頂いたようだ。
余呉の山も かなり 松枯れがひどい。
つい 滋賀の森林についての話になった。
きっと、何かが始まるぞという予感がする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日のブログに書いた半農半大工?の清水さん。
とても情熱のある方である。もうすぐ大工の学校を
始められるらしい。すばらしい。
滋賀の木造建築の将来に 明るい未来が見えてきた。
又 なんといってもすごいのが 彼の周りには
農業をしている若者も多いのだ。

少し前までは、森林と農業はつながっていた。
松は、稲作と一緒に日本にやってきた木らしい。
松葉をそのまま、田に入れ 今でいう有機農法に
活用されていた。松の葉の堆肥にはトリコデルマという
田畑の土壌病害を防ぐ菌がいるらしい。

もちろん、水もつながっている。

今年から 農業を始めたという青年を紹介してもらった。
すごく、立派な体をしている。
「仕事しながら、農業は大変でしょ」と聞いてみた。
ほんとに 大変だと実際にやってみてちょっと面食らっている
という感じだった。これは、林業も一緒。

せっかく、やる気になっていてくれる若者を後押しする政策が
必要だ。今は、専業ではなかなか生活できない。
農業も林業も、日本の命を支える大切な仕事だ。
政府の政策に振り回されて、今がある。
国鉄や電電公社や郵便局や社会保険庁を民営化するよりも
先に手をつけておかなければならなかったのではと
最近 思う。林業の戦後は まだ終わっていない。

あーー ほんと 産休のように農業休、林業休というのを
公的に与えてもらえる社会システムが必要だと思う。

そんな話を こってりさせて頂いた。

ほんと 世界を見てこられて建築と農業を共に考えておられる
清水さんのスタンスには、敬服する。

森林と農業。持続可能な日本の未来には、この二つの結び付きが
大切なのだと実感した。

きっとこの先 思い出に残る記念日のような一日になると思う。

楽しかったぜ 木間暮れ祭☆

2007-07-30 | 環境コミュニケーション
会場に入ると jimoki(じもき・地元の木)の仲間たちが
受付を…。
jimokiは、私が参加している地元の木を色々な形で使って
循環させて、人と人をつないでいこうという集まりだ。
木間暮れ祭の企画には、jimokiの仲間が参加している。
来年は、多賀のたかとり山である。

jimokiのメンバーのmatuが作ってくれたレイをかけた。
人がかけている写真を撮り忘れたので 下の写真を…。

これは、永源寺のモミの木を板にするときのカンナ掛けで
出てくるものだ。普通は 捨てられる。
左上のが それを丸めたもの。
何かに利用できないかと相談を受け、きっとmatuなら
素敵に何かにしてくれると思っていた。
もう ほんと 大好評☆
地産地消。リサイクル。廃棄物削減… もう バッチリ。

(どなたか イベントで使いたい方は、ご一報下さいまし)
滋賀県に空港があれば「ようこそ 滋賀へ」と
到着された方にかけるのに…。

ステージでは、色々なバンドが

木間切れ写真になってしまった。
すごく、レベルも高くて本格的に楽しめました。

色々なアートなグッズや おいしい食も楽しめました。
会場の設営も、運営もとても 素敵でした。


温暖化に備えて、引っ越すか・・・

2007-07-29 | ひとり言
昨日、突然 母から
「今、高速にのったから ワンコの散歩よろしくねぇ」と
メールが入った。意味がわからない。
しばし メールでやり取りをする。
安曇野に 父と一泊で遊びに行くらしい。

私は、びわ湖に近いマンションに住んでいる。
実家は鈴鹿山脈の山間の村にある。

しかたがないので 仕事が終わってから実家に向かう。

散歩が終わって、掃き出し窓を開けると すーっと
山からの涼しい風が入ってきた。

マンションは耐熱輻射で夜中からむわーっと暑くなる。
なんとか エアコンなしでやってきたが 限界かなと
思っていた矢先に 天然の風・・・。
泊まっていく事にした。
3度~5度は 下界と温度差がある。
温暖化や環境が悪化してくると 山の居住性の良さが
見直されるかもしれない。

朝 早く ワンコが鳴き 目が覚めた。
もう一眠りと思ったら 電話が鳴る。6時半だ。
用件を聞くと、床をめくったらシロアリ被害がひどいので
見に来て欲しいとの事。すごい。
この地域は、日曜の朝 6時半に仕事の依頼がくる。
何時から 畳上げていたのだろう・・・・。
しかも 名前を名乗らずに電話を切りそうになったので
あわてて名前を聞いた。苗字ではなく 下の名前だ。
すごい。 たぶん母なら 声で誰かとわかるのだろう。
名乗る必要がないのだ。

町内の有線放送が朝の番組を始めた。
投票を呼びかけている。その後 1時間おきに投票率が
報告されている。

ボチボチ 朝のワンコの散歩にと出かけた。
すがすがしい。しばらくすると どこからともなく
声がする。
「わー ごきげんさん」ぎょと思うと 畑のきゅうりの
葉っぱの塀から 同級生の母親の顔が…。

しばらく 談笑。ここまできたら 一人でいいかもと
慰められる。。。

また 少しいくと 食料品店の若旦那が。
しばし、進行している松枯れについて聞いてみる。
なんと、天然の松がポツポツとしかないと役場で聞いた話とは
違い、松茸山があったではないか。
で またしばし過疎化や空き家の対策の話になる。

いつものUターンのコースになり ワンコとしばらく
走ってみた。久しぶりに気持ちがいいが 運動不足は
てき面に…。
「 あー しんどー 」と 思わず独り言。

「 そんな位で 何 言うてるんや」
天から、声がぁーーーーー と 思ってキョロキョロしたら 
はしごに登り 庭の松を手入れしていた人だった。

はぁー おそるべし。
ちょうど その家の裏山に枯れて倒れそうな松があったので
補助が降りるかもしれないから、と教えてあげた。
すごい 長い話になった。
今日 余呉に行くから そろそろ・・と逃げようとしたら
「余呉といえば・・・」と また 始まった。
なんと 昨日のブログで書いた「木間暮れ祭」のスタッフの
大工さんの名前が出た。
恐ろしい。たまたま 高校の同級生だったらしい。

と また 天から声がぁー。隣の家の庭からだった。

普段、マンション暮らしでは ほとんど人とも会わない。

そんなかんなで 今日は 朝の9時半までに 
総勢15人の人とコミュニケーションを取った。

昔は そんなのがイヤだったが 悪くないかもと思う。
涼しいし・・・。

しばらく 図書館で借りた「林野庁解体論」という本を
読んだ。これまた 10年前の本だ。
松岡さんや鈴木宗男さんの話が出ている。
二人とも いいことを言っている。が お二人とも
今は・・・。

その時点でもアクションがおこっていれば 今は まだ
もう少しは 変わっていたのかもしれない。

ここ10年で動かないと 手遅れになると 10年前の本に
書いてある。 複雑な気持ちだ。

さっ これから「木間暮れ祭」行ってきます。
すでに 充分 森林浴は満喫したので もひとつ勢いが出ないけど・・・。

木間暮れ祭(きまぐれさい)

2007-07-28 | ひとり言


明日29日 滋賀県の余呉でイベントがある。
いろんなジャンルの音楽を聞きながら
おいしいものを頂いて… 木陰でのんびりと
いう感じ。

いつも一緒に 地元の木をなんとかしようぜと
集まっている仲間たち(建築家、デザイナー、
ギター職人、アーティスト)も参加する。
以前 雑誌の対談でご一緒した大工さんも
スタッフのようだ。
このあたりでは、一番のバーテンだと思っている
Hくんも出店するらしい。
手打ちそばもスペイン料理もあるとな。

くくくっ 楽しみだなぁー。

今日、明日と鳥人間コンテストが彦根の松原である。
わが家からも見える位置なので ちょっと
出動するのが大変そうだなー。

8月1日は 彦根の花火だし。
一気に 夏 本番だな。


炭と騒がれなくなった酸性雨 2

2007-07-27 | 壊れかけてる森林
炭と騒がれなくなった酸性雨 1 から しばらくたってしまいましたが 

この本を読んで 伐採された脇に残されたままの
虫にやられた松の木は そのままにしておいたら
益々 被害を広げる事になるのでは…と気がついて
その処置について 誰がどうしているのか気になって
行政に聞きに行ってきました。

ほんと ここ数ヶ月でどんどん広がって山をあがって
きています。

もし まだ被害がでていない地域で 手塩にかけて
育ててこられた山主さんがいらっしゃるなら
教えてあげて 虫がつく前になんとかなるものなら
手立てを…と思ったのでした。

でもやはり 役場の松枯れ対策は 虫がついてダメに
なった木にしかされていなくて、それも完全に枯れた木は
虫がいなくなったので何もしないらしく まだ虫が
いそうな木も倒れそうで危ない木とかが対象になるそうで
もう そこまで来ているナラ枯れに対しても
民間の山には 口が出せないという事で 同じように
事後処理しかされないのだろうかと思うと やるせなさでいっぱい。

虫がついてからでは 遅い。もう すでに虫がつきやすい程
木が弱っているかもしれないけど まだ助かるかもしれない。

でも市町村では、資金がないらしく 結局 県や林野庁の政策に
したがうしかないらしい。
誰かが研究して、それが認められればと言われたが 
そんなもの素人の私が研究できないし そもそも森林全体の
問題なんだから 行政がやってくれないとどうしょうもない。
写真でみた夏でも真っ赤に紅葉したような山。
そんな わが町の山は見たくない。

これは リスク管理だと思う。目に余る状態になってからでは
遅いのに…。近くの山には 松林はないらしく 天然でポツポツと
生えているので 大丈夫なのかもしれないが これが広葉樹が
やられるようになったら 一斉に枯れて 土砂災害なんて事に
なったりしないのだろうか。

そもそも 虫だけのせいにした対策が まずかったのではないか。

でも 役場の担当の人の立場もわかるので もうちょい調べて
みようと 本を借りてきました。

新版といっても 1996年が初版だから 10年以上前だ。

を--!

ちゃんと警告が書いてあるではないか。
森林衰退の原因は 各環境によっても違い複合的であるし
土壌はある程度、酸性化を食い止める。

しかし、酸性物質の負荷量がある限度を超えると 
植物が成育できない土壌になる。
それを防ぐ対策を今から実施すべきである。

あ--
聞いた事がある。化学物質過敏症の時と同じだ。
ある点を越えると、もう にっちもさっちもいかなくなる。

そこには、大気をきれいにする事と 酸性に強い種類に樹種を変える事
そして 森林に石灰をまいて酸性化を遅らせる事が対策として
あげられている。

大気は 海を越えてやってくるので自国ではどうしょうもない。
だから せめて 中国の環境対策が整うまでは なんとか
持ちこたえないと…。
今 もれ聞く事は 植物遷移の途中だという事と 酸性や虫に強い
樹種に変えるという事だけのようだ。

でも 納得できない。もうひとつ 対策が残っているではないか。
石灰がいいかどうかはわからない。
酸性を中和するのなら、ほんと 炭でいいじゃないの。

うん 炭がいい。

山のおじさんも「炭焼き跡」のところは 枯れてないって言ってたし。

 




誰が日本の森林の未来を考えるの?1

2007-07-24 | 壊れかけてる森林
最近、やばいものに手を出したかなと少々後悔している。
丸太を買って製材して家を建てる分には、こと木材の環境への
配慮というのは廃棄物とせいぜい県産材だとか違法伐採されて
いないかとか、手に負える範囲なのだが
木を伐採をするというのは、自然環境と その未来に
責任を持たなくてはならないという事に気がついてきた。

「緑のダム」という響きの良い言葉も、ただ単純に伐らないで
いる方が良いとか、広葉樹を植えればよいとか、間伐すればよいとか
そんなものではないみたいだなと おぼろげながらわかってきた。

「国産材」も使えばよいというものではない。
今、心配なのは 外材が入りにくくなり合板や集成材のメーカーが
国産材を買いまくっている事だ。
今までは、売れなかった国産材を大量に買うという所が
出でてきて確かにありがたい話ではある。

しかし、気をつけないと再植林できる価格と仕組みができて
いない段階で規制やチェックをする機関もなくすすんでしまうと
九州の二の舞になる。禿山のまま放置された山を森林税を
使って植林したそうだ。海外でやってきた森林破壊を また
日本でしようというのか…と思える写真だ。

価格をあわすには、高性能の大きな機械を入れて
大きな面積を一気に伐採して大量生産する事になる。
国際競争力・ユーザーの懐に優しい森林資源の活用の
結果である。資金がないので、今の私たちには幸い
やろうと思ってもできないが、実は きつい規制も
取り決めもない。知らなかったとはいえ…という事も
多々ある。

この写真は、2006年7月3日の朝日新聞九州版の30ページに載った
ものを森林・林業・木材・建築業というメーリングリストの
東大 愛知演習林の蔵治先生が送って下さったものだ。

先生のHPにミツカンのHPに寄稿されたとあったので飛んでみた。
「森林の水源涵養力」-外から見えないほんとうの姿 

実に深い…。昨年、私が行ったボルネオの話も出ていた。
熱帯雨林の森林破壊はダメと単純に声高々に言っていたが
実際に現地に行くと、命に直結する生活がかかっているのだと
いう事が思い知らされ大きな声で言えなくなった。

「食って行かねばならないが、守らねばならない」というボルネオの問題は、いまの日本の林業の現場でも同じです。しかし、切実度が全然ちがいます。
先生の言葉でした。「緑のダム」について書いてあるので
ご興味のある方はご覧下さい。

ところで、そのミツカンのHPは かなりマニアで面白いです。
色々な先生のインタビューが載っています。

ミツカン水の文化センター
水の文化「人」ネットワーク


「寄生と共生」の理解が人間を救う
~ サナダムシ・キヨミちゃんからのメッセージ ~
とか…。共生社会の未来が見えます。www

眞鍋かをりの「美しい森林づくり」GREEN UP

2007-07-23 | 環境コミュニケーション
やまかんのブログで教えてもらいました。

眞鍋かをりが「美しい森林づくり」について話している
インターネットテレビです。
美しい…とついているので ご察知の通り政府の広報ですが
うまく コンパクトにまとまっています。

ダラダラ書くより、ずっとわかりやすいですねぇ。

滋賀県では、「木の香る淡海の家推進事業」というのがあって
県産材を 最高で柱100本プレゼントしてもらえます。

おーーー。
この制度を利用すると 確認申請代が 半額になるとな!!!
最近は、森林と環境の事ばかりだったので気がつかなかったけど
滋賀県もやるなー。
もう一声。ウッドマイルズ的にも地球環境に貢献しているので
税金も安くしてあげるというのは いかがでしょ。

わが社のお施主さまも、先週 頂かれました。
ありがたい事です。


びわ湖からは遠い山

2007-07-21 | 壊れかけてる森林
今日、彦根からびわ湖沿いを安土まで行き
R8から多賀に北上した。

最近でこそ 何箇所も橋を渡るたびに
「あの山あたりから流れてきた水ね」と思うが
平地に暮らして 遠くから山を見ていると
実感がわかなくて当たり前だなーとも思う。

最近は、本当に 松枯れがひどい。
日に日に増えていっている。

でも 遠くから見るといつもと変わらない。

木々の1本1本から ふわーっと白い雲の始まりが
空に向かって立ち上っていく光景。
この雲が またいずれ恵みの雨を降らす事になる。
( 時には暴れるが…)

山林組合の組合長さんが、春間じかになると
心配で雪の積もり具合を見に山に登る。
木の心配ではなく 水の心配をしいるのだ。

国道沿いの大きな店や工場を見なが車を運転していると
そんな事が 山でおこっている事など
遠い国の出来事のように思えてくる。

当たり前にある空気と水と森林。
命の根源が 森林にある事を忘れていると
「ニュース23」の「私の多事争論」で倉本総さんが
言っていた。

無くなってしまった過去の文明は ほとんどが
森林との付き合い方を間違ったものだ。

最近は、滋賀県=びわ湖の水を守りましょうという
スローガンを見ると 少々気分がよくない。
粛々と 損得なしに山の手入れをしてこられ
山が荒れている事を一番知っている本当の現場の声が
山でこだまするだけで どこにも届いていない。
「水を見て、森をみず」なるほどと思う。

なんとか子孫を残そうと杉は花粉を大量に出し
どんぐりのなる樹はたくさんの実をつけた後に
体力を消耗して虫に食われ枯れていく。

動けない樹が 不自然に枯れて行き
もう山には住めないと里に降りてきている動物たち。

警告は、いっぱいある。

山から離れてみると どうにかしなくちゃという
思いも山でこだましているだけだったような気がした。

はてさて。


書きかけのブログ

2007-07-17 | ひとり言
台風の時に 自然災害と日本の建築について
書きかけたブログがあった。

途中、風がきつくなるといけないので早めに
会社を後にしたので 投稿せず帰った。

その後、新潟・長野の地震が…。
被災された方には 心からお見舞いを申し上げたい。

建築にたずさわるものとして心が痛み
人の力では、どうしようない存在がある事も
思い知らされる。

ただ、阪神大震災の後に起こった 木造はダメ
昔の造りはダメという風にならない事を願っている。

もう少し落ち着いたら 私なりに書くつもりだが
とりあえず 以下のサイトをご覧頂けるとありがたい。

力には 力で…という西洋的論理ではなく
人の力では、どうしようもないものと共存し
災害が多いからこそ、その後 復興しやすい建物を
長年かけて作ってこられた先人の知恵を…。

http://www.kino-ie.net/dentoh_041.html