樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

河川安全度と家づくり

2008-03-18 | 壊れかけてる森林
今日 読売新聞の二面に小さく

「温暖化で豪雨頻発、河川安全度が低下」

堤防やダムの拡充だけでは対応できない恐れがあり、洪水を前提とした街づくりなど 発想の転換が必要になりそうだ


と 載っていた。

先日、わが町でも選挙があったが、ダムを作る、作らないで終わっていたような気がする。

緑のダムとしての森林の保全も大切だし、同時に都市計画と被災の可能性のある地域の建物についても検討が必要になってくると、改めて思った。

地震の場合倒れない家が基準だった為、ある点を超えると安易に修復できない。

色々な災害との共存が余儀なくされる日本だからこそ、
災害に合っても、経済的にも気持ち的にも立ち直りやすい住まいのありようと、
ダム・森林の保水力だけでなく、

自らの住まいについても床上浸水位なら三日もあれば普通に戻れるとか

なんなら ある地域は水量が増えたら、水を床下にプールしたり 水が流れやすいように作ったりする対策も考えられるもんね。

大手ゼネコンでなくても出来る仕事だし…。

今の基礎では、水をかき出すのも大変だ。

建築業界は、今 どうなってるのかなぁ?

そんな事を考えると、昔の家はよく出来ている。

畳の下は、杉の板が置いてあるだけ。

水が来そうになれば上げればいい。

合板をボンドと釘で留めてしまうと
水がついたら、たぶん使いものにならないので、修繕費もかさむ。

ゴミも増える。

あら 以前にも同じ事を書いたかも…

作っていながら こんな事、書いてもいいのかなぁと思いつつ…


これからの課題だなぁ~

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2 コメント

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床下 (市川純雄)
2008-03-19 20:05:07
私の家は足軽屋敷で、敵の潜入を防ぐため床下が低く、よく床下浸水しました。その度に畳をあげ、床板を外し乾燥させていました。今の家は床下も高く、芹川の堤防も補強されたので、以前より浸水の危険はありませんが、いったん浸水すれば手の打ちようがありませんね。
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足軽屋敷でしたかぁ (樹子)
2008-03-20 14:51:06
すごいお家だったのですねぇ。

小さい時の台風で、すでに佐目ですごい水の量でした。

霊山が暴れたら ほんと 彦根はこわいですよね。
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