樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

入谷から落合へ

2012-07-01 | 森林と樹と人

同じ多賀町にいながら、谷が違うとあまり行き来がない。
というか、ほんと はずかしい程しらない事に気がついて、ホタル狩りの翌朝 妛原から近いという 入谷と落合に行ってきた。

入谷は、バーのマスターが小さい頃 住んでいたと聞いたばかり。

落合は、中学の同級生の家があり、学校へ行くのに二階から出てスキーを履いていったときいて、あまりの違いに驚いて ずっと どんなとこかと気になっていた。

どちらも、廃村になっていたと思う。

入谷は急な坂を上って行くが、下からは家の存在がわからないようになっていると聞いていた。確かに・・・車で上がった事を少し後悔した(笑) すると、朝の6時半なのに おじいさんがいて 驚いたが、きっと向こうの方が 驚かれたと思ったので 少し話を聞いた。
村の集まりがあるとの事で、月の第一日曜には お参りなどがあるそうだ。

皆さん、村から出ていかれているが 月に一度会われているのだなぁと・・・。

たぶん、数件といってもいい戸数なのに やはり お寺がある。
しかし、この村のつくりは やはり何か理由がある と思える。うーん。知りたい。

落合に行く途中に、霊仙への登山口が・・・。
落合って、登山口より上なのね・・・と驚く。

神社もお寺もある。とても美しい村。

道に倒れそう 2F というキーワードから たぶん同級生の家はここではないかと。
同級生は、イタリアに行って 今 東京に住んでいる。

多賀小学校霊仙分校跡 小学校1年~4年生までが通っていたそうだ。


今は、住んでおられない家の前に 杉の木が植林してあった。

長い歴史のある村は、少しずつ 森に戻っていくのだろうかと ちよっと胸が痛くなった朝でした。空気が緑に感じる 朝でした。




妛原ホタル狩りと 霊仙

2012-07-01 | 森林と樹と人

多賀町の河内の風穴から、少し行った所に、妛原(とあげんばら)いう村があります。
毎年、ホタル狩りと称し、昼間からバーベキューをはじめ ホタルを見て 数人がお泊りするという長時間のイベントです。私は、夕方から参加。

おかげで、ついていきなり サントリー響 やら それがなくなると バランタイン17年ものという終盤のゴージャスなお酒にありつけました。うふっ。



お家をお借りしている藤本さんは、長年 この地域で林業をされていて お会いしてお話を聞くのも楽しみの一つです。私は、よぼよぼの祖父しか記憶がないですが、山で木を買っていた頃の祖父をご存じで、初めてお会いした時は、若い子(私のことです!!w)が林業の話しをしてくれるのが、うれしい! と言って頂き、妙な使命感が芽生えたりもしていました。
私は、林野庁の方針が少し変わったので、いかがされているかと気にもなっていました。

ここは、芹川の上流になり 多賀から彦根 びわ湖へと流れて行きます。
このあたりは、既に廃村 もしくは 数人しか住んでおられない村々も多く、藤本さんも普段は多賀の町の方でお暮らしです。

このお家のすぐ前が芹川です。

昼間から、飲んでいるおじ様方は、早々と爆睡モードに入られるので、私はしばし川べりに座って、山と川音を聞きながら 眠くなるまでボーっと過ごします。
携帯が圏外で暗いので 強制的におこる状況なのですが、この時間が大好きで いつもお泊り組み。川の音も結構大きいのですが、自然の音というのは 心地よく すぐに眠くなってきます。

おくどさんもありました。普通母樹林 滋賀県の看板が 蓋に(笑)

営林しょか県かわかりませんが、4月に担当になったと知らせがきたっきり、一度も現地に来ていないと言っておられたので、心当たりがある方は ぜひ 山を見て話を聞いてあげて下さいませ(笑)
最近は、天然記念物で探すのも大変だったカモシカが、この家の前をウロウロしているようです。こちらも、保護で増えすぎて・・・という事がないとよいのですが。鹿と比べて、ずっと美味しいので 頭数が減ったという経緯もあるので 「おいしかったですか」ときくと「おいしかったぞぉー」とのこと。ふむ。
鹿に関しては、木の皮をめくるだけでなく、イタドリやふきなどの山菜、あじさい、山椒の木、ササもやられ、とりかぶと と数種の草しか残っていないとの事。
でも、たまに とりかぶとを食べてしまう鹿もいるらしく、死んでいる頭数が増えたそう。

木の皮をめくってしまうので、今は、奥さんとテープを巻く仕事をしているが、テープは5年ももたない事や 厄介なのは子供の鹿は谷に降りて水が飲めないので、根っこの皮をめくり 甘皮で水分を補給していて 対処の方法がないこと。もちろん、根がやられたら 木は枯れる。

その他は、多賀牛蒡(ごぼう)というのが、有名だったと 
多賀大社叢書〈典籍篇〉 (1977年)というマニアな本で読んだので、聞いてみました所 桃原の土地が適していたらしく とても小さくてシャキシャキとしたゴボウで 京都の料亭にも出していたとのこと。
又、権現谷?では、山の斜面一面では長いタイプのごぼうを生産していたと。

○○畑というのが、山の地名に多いのは そういうことだったのねと実感。
 今のような道や車がない時代にも、朝とった野菜は、その日のうちに彦根の市場に運んだそうです。なぜ、こんな不便な所に村があるのかという疑問が 一つ解決。職住接近だったのですね。
又、河内など霊仙山の集落には、少ない戸数でもお寺や神社、昔の修験道があり なんだか行事が多いとの事。昔昔、霊仙の山頂に寺があり、焼射ちか何かにあって 逃げてきた僧侶が村をつくったのではという話も・・・。

霊仙というと、日本人で唯一の三蔵法師で、空海・最澄と同じ時期に遣唐使として唐にわたり、あまりに優秀で帰国が許されなかったという僧侶の生まれた所。山の名前も、その霊仙三蔵からきているらしい。空海・最澄のその後の活躍を思うと、もし 霊仙さんが帰ってきていたら、ずいぶんと日本の仏教は変わっていたかもしれないぁ。

多賀の犬上御田鍬が第一回の遣唐使 630年で 霊仙三蔵は804年の遣唐使。 
とにもかくにも ずいぶん昔の話である。

 


森林を持っている町の未来は、明るいね。

2012-04-13 | 森林と樹と人

今日は、うれしいことがありました!

滋賀県の森林の専門の方が、多賀町に出向してきて頂いてバイオマス、林業、森林などの政策などに動いて頂けるようです。この日を、どれだけ待ち望んだか(笑) 町長、がんばって頂いたのですね・・・

以下は、ストレス発散の個人的なブログなので 書きなぐります。
頭を整理するためなので、読んで頂くための文章への配慮は いつもの事ですがしません。

なんで、こんなにうれしいのかなーと、後追いで考えてみたいと思います。

地域の森林環境の事に目を向け出して気がついたのが、

・人工林以外の山の事を担当している人がいない
・滋賀県には、木箱などの木の加工について担当する部署がない(推進する人がいない)
・実は、誰も 本当の森林の資源量を知らない。
・多賀では、ほとんどの山主にとって「初めての人工林」だったのに、間伐の事は誰からも教えてもらっていない。
 ( 今さら、間伐手遅れって言われてもねー)
・森林保護という運動が、木を伐るのはいけない事だと山主にも思わせた。
・森林組合は、地域の森林の為の組織ではなく 人工林を持っている組合員の為の組織である。したがって、まともに活動をしていたとしても 例えば 森林の中の半分の人工林と更にその半分以下の組合加入者の事を考えればよい訳で、地域の森を守ろうとすると その他の森林も含めて、総合的に判断できる公的機関が必要。
・自分の家の山の位置を知らない人 が大勢いる。
・実は、規制がない。届け出したら ズバズバ 伐採できる。

あげだしたらきりがない(笑) でも、私の立場では どうしようもない事ばかり。

本当のことをいうと、私にはあまりボランティア精神というものがない。
基本は、自分や家族、家業が 人様に迷惑をかけず、今も未来も困らないようにしておきたい というのが 大抵の根本的な理由かな。
だから、自社で使わせて頂く資源に対して責任を持つ事や、森林環境や木材資源の持続可能性について、ちゃんとしとかなあかんなーと思っているのだけれど、その根本の森林が「よくわからない」状態だと わかった以上、どうすりゃいいのだと右往左往してきた訳です。

おまけに、「びわ湖とそこに至るまでの生活に必要な水」や「水害」に対しても関与しているので、経済の合理性やコスト重視で動いたらあかんのですよね。

「森は、人間とは違う時間で生きている」ことを 忘れてはいけないのに 一番国土を守るのが仕事の人たちから 理不尽な政策が降りてきて 一番 森林に近い仕事をしている人たちが地に足がついてない状態に今はなっている感じ。補助金で管理しやすい政策しか、末端には伝わってこないしね。
あー 森林林業再生プランの骨子は とても すばらしいのに どこで こんなになってしまうのかと・・・。

でも、よーく考えてみたら 政府や知事や世論や役人の人ってコロコロ変わって、もちろん責任とるって言った所で取れるはずもないし、「森の時間」で考えられなくて当たり前だと気がついて、ならば 先祖からこの山のおかげでつながれてきた命を頂いた地域の人間が 未来の子孫につないでいく事を背負うのが当たり前だって考えるようにしようって思うようなったのです。

でもでも、実際は 自分が今 生きていく為の仕事や 社会に対しても家業で果たす役割があるし もちろん遊ぶ時間もグズグスする時間も欲しい(笑)
大切な事が、すべて お金を生み出す訳ではないので 限界もある。
kikitoで、間伐材の買取りのPRをする時も お昼休みを利用して近所のおっちゃんに声かけるのが精いっぱい。
「あーーあ、世の中に こういう役目をする仕事も必要なのに どうしたらいいんだろう」って 思ってハタと その為に税金を払って、役割分担しているじゃないの! って気がついた。流れが逆だったのよね。

ならば、必要な事を私たちから伝えないと何も始まらないし 役割を分担して頂く方の能力を「借りる」っていうスタンスでいいのではないかと。
すると「補助金」っていうのも ネーミングとしては おかしいって思いだしたりして(笑)

と、いう事で いつものように 長い話になったけど 地域→市町村→県→国 という今までとは逆の流れから伝えるきっかけが多賀町の森にも出来て 非常にうれしいという 事かな。

一緒に、いっぱい 色々 知恵が絞れるといいなぁと思います。

とりあえず、一番 いそがなくてはいけないのが 森林所有者が自分の山の位置を伝えたり、聞いたりする事。
もう、知ってる年代の人がなくなったり 山に登れなくなってる。
それがはっきりしないと、何もできない。面倒でも 今 やっておかないと 将来は壊滅的にグズグズになる。
森林の境界線の確定に補助金は出るのだけれど 30haというしばりがある。きっと、おそろしい数の連絡先がわからない相続人が続出する。そんな手続きしている間に、少なくとも 私の父は山には行けなくなる。
間伐推進目的の30haという数字なのだろうけど それより 持ち主を確定する方が先でしょうが! なんで、そんな優先順位がわかんないのかなーと 頭にくる。県は、国のいう事を聞くしかないようなので そうなると やはり市町村の出番だもんね。kikitoもGPS準備して 体制をつくりつつあるので 一緒に考えて 動いて欲しいなぁ。

同時に、ちゃんと資源量や森林の姿を明確にして 成長量や質を把握するように動く事。
それも しないで 昔 決めたままの保安林?とかのままで 計画たてましたなんて チャンチャラおかしいもん。
水源が 特定されているのも変。水や水害を防ぐのに大切なのは、山の土壌だよ。

後は、何の為に植林するのかって ちゃんと目的をはっきりさせないと「林業のコスト」で 育林が始まってしまう。将来の多賀町の衣食住の「住」と森林の持続可能性を考えたら 建築材にする山の植林・育林は やはり芯から何センチかは目が詰まるように育てて頂きたいと思う。
戦後は、肥料をまいてまで 早く育てるという事に意味はあったが 本当は そんな丸太はよろしくない。
一番、強度が必要な芯の所をズボズボに育てて、どうすんの?といいたいけれど 価格競争にさらされ 木材価格をたたいてきた建築業者にはえらそうには言えない。でも、大切。

こういう基礎自治体の単位で考えると 色々出てくるなぁ。

自分たちの地域の未来の資源を育てていくと考えると、すごく色々な可能性がある。
杉・桧だけじゃだめよね。堅い木もいる。エネルギーに必要な木もいる。石油化学製品の替わりになる資源もいるし、薬になる植物も・・・・

うん、やっぱり 森林を持っている町の未来は、明るいね(笑)
明るくするのも、衰退させるのも 私たちが踏み出す一歩からだけどね。

あー しかし 早く森林の一歩を踏み出して 建築の世界に戻りたいんだけどなぁ。


原木丸太の市で「競り」をしている様子

2011-11-03 | 森林と樹と人

一般の方は、あまり目にする事のない 原木丸太の市で「競り」をしている様子をyoutubeにUPしました。会社のブログに貼りつける方法まで至れず とりあえず こちらでお知らせ。携帯で撮ったので ちよっと、船酔いします(笑)音も出ます。

http://www.youtube.com/watch?v=A6CoiFq5fy8


目利きの材木屋さんの行動や 同じ大きさの丸太で 価格がなぜ違うのかを見ていると「良い丸太」がどんなのか 少しずつではありますが わかってきます。
(といっても、素人に少し毛が生えた程度で 本職さんには怒られそうで恐縮です・・・)

太さは同じでも、これは「柱」にしてはまずいでしょという丸太は、やはり安い。
安い丸太は、やはりそれなりの理由があるのです。
今は、柱が見えない家が多いので、見えないところはコストダウンとなりがちですが、ならばこそ余計に「強くて、曲がりにくく、長持ちする丸太」を選ぶ事って大切です。
無節である必要は、もちろんないけれど 美しい丸太というのは 用も備えているものです。 

他の工務店さんに木を納めておられる材木屋さんの話を聞いたり、市場の様子を実際に見て体験すると、今まで 本やネットで得た情報や誰かに聞いた話から「頭で考えて、想像していた事」と ちよっと 違うかもと感じました。

私も含めての話だけど、何せ、木材の事を知っている建築業や建築士の人が 本当に少なくなっている。もちろん、机の上で政策を考えている人も。林業をしている人も、そうだと思う。とにかく、森林からエンドユーザーに至るまで お互いの事を知るって ホント大切だと。
犯人は、どこにもいないのよね。みんな 正しい。大切なものが違うだけ。どうやって 共有して共存していくか 考えないと。

でも、木という材料を扱う限り 「大切な事」の基本は 変わらないと思う。
森林や木といった私たちより長生きで複雑な生きものを扱う人間は、今のニーズだけ見ていてはあかんですよね。

とにかく、色々な事情はあったと事とは思うけど 建築用にと思っていたはずなのに戦後 植林して肥料まであげて なんで芯がブヨブヨの年輪がつまってない木を育てたのかなー。 また 林業のコストダウンとか言って 同じ轍を踏むのかしら。。。植林の本数を少なくする(間隔をあける)事の将来的なデメリットが とても心配。

これから育てる木が育つ頃は化石資源にもそうそう依存していられないだろうから、建築の将来の事を思うと 締まった木を育てて頂けるとありがたいと思うとともに、建築業者も その事に対して口も出すけど 金も出す位にならなあきませんよね。

と 今日は ここまで。。。。


父親の心残り

2011-07-23 | 森林と樹と人

今日、ずいぶんご無沙汰していた友人と 久しぶりに電話で話をした。

週に 2-3日 実の父上の介護に実家に帰っているという。
数年前から、両目が見えなくなり 寝るのも起きているのも辛い事や 目を見えるようにしてくれと言われるらしい。

その父上は、ずっと山仕事をされてきた。手塩にかけて育ててきた山が、いくらにもならない現状をなげかれ 心残りだと言われるそうだ。

心が痛む。ほぼ寝たきりの状態で 生涯をかけて育てた山に心を残されている。

木は、なかなか一代で収穫できるものではない事はご存じのはず。
子供や孫に 財産を残せたと思えるか 思えないか そういう事なのだろう。

サラリーマンならば、その時のお給料が財産になるが 林業のように時間のサイクルが長いものは 世代をまたぐことになる。

少しでも、未来に希望が持てることを 伝えてあげられないものだろうかと思う。

どんどんと、山を知っている人がいなくなっていく。

いそがなくては・・・。


気になるストーブ

2011-07-09 | 森林と樹と人

カナダに行った友人から、ちよっと前になるが おみあげの写真が届いた。

赤毛のアンのモデルになった家の写真。
興味ある?と 聞かれたが 実は、ストリーが思いだせない 

何をしていたんだ! 少女の頃の私は・・・と 記憶をたどると
赤毛のアンより、「雪舟」の方が真剣に読んだかもしれないと思いだす(笑)

それはさておき、送って頂いた写真は どれも、素敵
カナダの昔の暮らしの道具がいっぱい。
今の私は、夢中になれてよかったと ちよっとホッとした。
カワイイものだって 好きなのだw

そんな中で なんとも 心が鷲掴みにされたのがこの写真。 
もう このストーブが気になって 気になって仕方がない。



なんだー この上の円筒状のものは?

検索してみると アイロンまで使えるではないか !!


ふむ、進化した後の形を見ると どうも円筒は保温スペースみたい。
( マネキンが、怖いwww。)


でも、前のストーブの方が いい! チャーミング!
気になって気になってしかだがない。
キッチンストーブの原型なんだろうなぁ。



更に、進化したのだろ。右に蛇口まで ついている。
薪で火を焚いたら、あます事なく エネルギーを使う。
つい、木酢液はとれるかなぁーとか思ってしまった(笑)
多分、これは 今でも販売しているのか 図面もあった。


もし、石油や石炭、ガスやウランなんかが発見されなければ
人類は、木という資源を使い どんな進歩をしてきたのだろう。

アイロンも ご飯も電気じゃなくても いいんだよね。

なくなってしまった四大文明より前から存在し、
紆余曲折はあったにしても今なお続いている日本。

祖先が築いてきた森との関係を思いだし
更に石油の発見で、培ってきた進化を糧に 改めて
「木」という資源と向き合ってみると  
もっと、色々 知恵が出てくるかもねーと 期待してしまう。

きっと 木を活かす事に関しては、途中で進化が止まっている気がする。

ととと、梅雨があけて しかも 高宮の花火大会の音がバックに
聞こえる中で ストーブの話題というのも いかがなものかと
思いつつ ずっとUP出来なかったので 今日こそ決着をつけなければと。
暑苦しい話で申し訳ない(笑)

ついでに、ここに使った写真も その時ピックアップして保存してあったもので
どこで頂いたのか探せなくなってしまった
無断の借用 お許し下さいませ。


読んだ

2010-03-02 | 森林と樹と人
RIOちゃん
読んだよ

一昨日書いた下書きと かぶってる内容だった。

ほんとは、そのまま投稿するとマズイかなぁとも おもうけど 面倒なので 直さず 分割もしないでUPしますね。

あ~
私、ほんと文章書くの苦手!
ちょっと病んでるかも。


片付け、掃除と一緒なの

引き出しの中の鉛筆削りから、片付け始めてしまって
終わらなくていつも怒られた

掃除しなさ~いってね。

私にとっては、片付けてる途中なんだけどなぁ
って、いつも思ってた。ハッハッハ


あっ 仕事も そんな感じかも

そうだぁ!
原因がわかった!

まぁ実に要領が悪いちゅう事ですなぁ

森林税の使い道

2009-01-20 | 森林と樹と人
ボチボチ書きためていたものを…


この写真は 赤い所が針葉樹が混み合っている所で
緑がそこそこ すいている所だそうだ。

間伐促進の地図なので、広葉樹林には色が付いていない。

空から見て 画像の分析で出したものらしい。

近所の地図だ。
うちの山もある。

森林税を使って作られた。

すごく 嬉しくて大騒ぎしていたら、こんなもんで喜ぶのは、あんたぐらいだと言われたが
何人かの山の人に見せたら、かなり食いつきがよく
こんなのが、欲しかったと言う人もいた。

とても行きにくく、伐採しても搬出が難しい場所にある
うちの山の辺りの地図を父に見せながら、
おじいちゃんが一生懸命植えた樹を
ちゃんとして子孫に伝えなくてもいいのかと言ったら

心が動いたようだ。
変なん話だが、針葉樹を植えすぎたのが悪いという世間の声も、
山を手入れする気持ちを山主から喪失させている要因もあると感じた。

本人は、広葉樹林にしなくてはと漠然と思っているから
どう動いていいのかわからないように思える。もちろん関心がないわけでは決してない。山に対しての思いはあるのにだ…

明らかに情報が不足して、正しい事が何なのか判断できないのだ。

環境林として、申請すれば間伐代の手出だしはなしで行けるらしいが、どんな環境にしたらいいのかは、たぶん誰もわかっていない。

最近は、かなり森林関係に関わっている私でも、一体、何に税金を使っているんだろと思っていた。

本来、森林を守る為に動いてもらわなくてはならない
山主に一向に何の音沙汰もないし、
パンフレットを配るだけでは、誰も動かないし。

ぜひぜひ 役所や森林組合の棚に 眠る事なく活用していけるよう、地域のみんなで利用出来るとうれしい。

流域と言っても、山主はたかだか、500~600人。

山の事を相談する集まりや、昼間の訪問も相手は、お年寄りだ。

ぜひ、次の世代の若い人をターゲットに加えていければと思う。

この地図は、精度はそんなによくないらしいが
山主に手入れをするきっかけを作れるアイテムになると思う。

広葉樹林 里山について

2008-11-29 | 森林と樹と人
今までの もやもやが とてもスッキリしたことが
書いてある資料があった。

これから、私がやろうとしている というか
やっている仕事は、樹を伐らないと成り立たない。

今までは、市場や商社、卸し 工場から買っていたので
製品に問題があれば クレームをつければすんだ。

建築士、工務店 ハウスメーカーのどれほどが
自分たちが関わっている木材製品が育った山を知って
いるだろうか。

そこで どんな風に伐採されていて その後 その山が
どうなっていくか 考えたことがあるだろうか。

私は 考えたこともなかった。
今でも 買っているものは 知ることすら 難しい。

しかし 地元の山をあいてにするようになって
すごく怖いことだと思いだした。

なんの基準もある意味ないといってもいい。

その後 植林すれば OKよ。
一度に たくさん 伐らないでね。
という 感じじゃないだろうか。
( ほんとは もっと あるはずだけど)

えっ ほんとに また 杉を 植林していいの?
とか 間引いて 伐った方がよかったりしなかったのかなぁ
とか・・・。


だから 私なりに知識を得たいと思って
それなりに しか わからにいけど 勉強してみてはいるけれど

理論ではなく 感覚で すっきりしない事が かなりある。 
読んでも 体に染み込まない話とか
初めから 拒絶してしまう 文字 とかが出てくる。

例えば 列状間伐 とか・・・
いや 間伐さえすりゃ なんとかなるものなのか とか
長伐期 複層林 水源かん養 とか… 
実は 里山 というのも なんだか しっくりきてない。

この資料は きっぱりと 教科書も地図もない ことが
書いてあった。上に書いた施業が正解だとは限らないと
いう事である。

広葉樹林化すれば なんとかなる訳ではないともある。

やっぱりな・・・。すっきりした。

資料は こちら 

ついでに 

長伐期施業というのは
普通の主伐(しゅばつ)林齢(りんれい)は例えばスギの場合は40年程度ですが、これのおおむね2倍の林齢で主伐を行う森林の取り扱い方法

だそうだ。長伐期施業と いうから 先送りするつもりなのねぇと
ちょっと勘ぐっていたのだけど
なんだぁ 40年で伐る計画だったかぁと びっくりした。

たぶん 今 問題になってる造林公社の資金計画も
それで やっていたんだろうなぁ。

樹齢40年の木って ほんと 細いのよ。
この細さでは 高く買えない・・・って 思うもの。

確かに もう少し置いておけば そこそこで売れるように
なると思うのだけどなぁ。

公社の森林って ちゃーんと手入れしてあるし。
借金が 何で膨らんだか わからないけど
早まらないで欲しい気がする。

キキダス 森の健康診断

2008-06-06 | 森林と樹と人
夏休みの主題を一気にやってる気分だわぁ。

実は、このブログの本来の目的だった
会社で発行している「風の通心」が ずーっと作れてなくて
気合を入れて これから作らなくてはいけないの。

そう 本来の仕事にしばらく没頭しなければならない…。

と いうわけで

すんごい 雨降でしたが 森の健康診断は とーっても楽しかったです。

kikidasのブログにも 書きましたが…

で matuさんにお願いして 首からぶら下げるコンパクトな
「森の健康診断」のマニュアルを作ってもらったのです。


おもしろいの。感覚で ものをつくってくれるから
とても 楽しい。

マニュアル ではなく 名前が 「モリノート」に
なっちまいました


開けると


使っているときは


スペシャルな 使いかっても内臓されていんですよぉ。





なんか 楽しく 森を治そう 救おうよって感じが
出てるでしょ。





いやー 森の中は 気持ちいいー。