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樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

急募! 滋賀の里山を助けて下さい。

2009-12-04 | 壊れかけてる森林
突然、ですが・・・明日2009年 12月5日( 土 )

森を救う作業をします。

だれでもできます!

いつも、小学生の女の子が参加していてくれます。

これは、地元の仲間(jimoki)とボランティアで取り組んでいる事なのですが
メーリングリストの不具合でお知らせが届いていない方が
多数あったようだと連絡があり 急なお知らせではありますが 参加して頂ける人を募集しています。

植林した木を 鹿が食べてしまったので 再植林してネットをかぶせます。

このブログに載せた この里山が・・・

こんなカワイイ飾りを参加した子供たちがしてくれたのに。



集合時間は、米原市の 醒ヶ井駅 8:30 なんだけど 時間はずらせます。
下りは、
東海道本線特別快速 で 名古屋からでも乗り換えなし1280円でつく。

名古屋 7:36 分発  8:41 着 

おー 浜松からでも乗り換えなしでこれるじゃい。

京都からでも  7時45分発 米原乗換 8:50分着

おー 米原駅から電車で一駅。

試しに 東京を検索してみた・・・。

あるじゃん。
東京 6時16分 のぞみ3号 
名古屋でこだまに乗り換え
米原まで行き 在来線で醒ヶ井 8:50分着


あっ 調子に乗りすぎました?ハハハッ

でも 鹿がどんな風にしてしまうのかを見るには
とても いい機会。車から降りてすぐの場所だし。

一応 濡れてもいい格好だけは してきた方がいいです
なんせ、私は 雨乞い神社の血をひいてますから。。。。

なんだか、日ごろの悪行が浄化できるたような気になれる作業ですぜ

詳しくは

こちらのブログ

もしくは、こちら


連絡先は、リンク先にも書いていますが

   090-1150-7759(a-site ばん)さんへ。

ブログ 見ましたーと 伝えて下さい。
24時間体制で 受け付けています。
ほんとたぶん夜中も仕事しているので 大丈夫です。

そんな 急に言っても 無理を承知で書いてみました。

よろしく お願いします。

私も行きます!  

リンク 切れちゃいました。

2008-08-27 | 壊れかけてる森林
先のブログのコメントのリンクがちょうど1ヶ月たったので
削除されてしまったようで見ることが出来きません。

そこには、
ナラ枯れの琵琶湖流入の渓流から びわ湖の富栄養化につながりやすい硝酸態窒素が、ナラ枯れ前の約6倍の濃度になっている。「科学的根拠に基づいた森林の維持管理などの対策をとるべきだ」という記事が書いてありました。

(毎日新聞 2008年7月26日 大阪夕刊 より)

木を伐採したところからの硝酸態窒素の量が多いという研究結果が前に発表になっていて、なんだか 伐採するのが悪い という風なイメージだったのですが この報告でもう一歩 確信に近づいてきたような気がします。

びわ湖の水だけでなく もちろん 森林 樹にも影響はあるはずです。

森林でどんな対策をするかという事に早急に取組まなければならないと思いますが「硝酸態窒素」が増えたのは 林業のせいではありません。

これは、私たちが便利な暮らしや効率、コストを重視してきた故に起ったことだと思います。

企業だけでなく、一人ひとりの 社会的責任として 原因を絶つ為にはどうすれば良いかということを 何かを作る時、物を買う時、捨てる時に考えていかなないと…。二酸化炭素だけじゃ やっぱり なかったですね。 

実際、ひどい木材価格で 山にお金が還らない社会構造になってしまって
間伐だけでもままならないのに、温暖化等で鹿が増え やっと育った樹の皮をはいでしまうので、まともな製品にはならないし、その後に植林しても また 植えた苗木も食べちゃうし・・・。

これ以上 森林側に何かをせよというのは
無茶で 無理なことだと思いますもん。


バッチリ 論文が出来るまで 待ってられない気もするけれど
「科学的根拠に基づき、生態系に配慮した持続可能な森林の維持管理の仕方」を

うちの近所の山に来て研究して頂ける方っていらっしゃらないでしょうか。。。。。

滋賀県立大の各分野の方々が プロジェクトを組んでいただけると本当にうれしいのですけれど…。大学の横を流れる犬上川の上流で 事件はおこっています。

科学的根拠となると とても 私の手に負えない。
専門用語や記号や とても同じ言語とは思えない独特な文章・・・。
理解するのに10年は かかりそう。

今なら 進行中のナラ枯れ地域 まだ 起ってない地域が調べられますよぉ。

( こんなとこで お得感でPRするのも なんなのですが。ハハッ)

後 二、三年で三重県との県さかいの峠まで到達してしまうかもしれないですけれど…。

これ 使えないかなぁ

2008-08-26 | 壊れかけてる森林
「里炭(リターン)構想」というので
今 つくりかけの製品です。

木の粉、炭、ぬか等にチョイチョイとある菌を入れて
作っています。

リグニンが分解できるものを 探していたら
ご縁があって 他にも 色々効能があるようで…。
微生物って すごいです。


農薬やダイオキシン、重金属なんかも分解して
しまうものがあるのですねぇ。


ほんとは、チョイチョイなんて書いてはいけないのだと
思うのですが、まだ 実験段階なので…。


元々、農薬等を使っていない母の畑の土を

左側には その製品を混ぜた土。
右側は、そのままで やまかんが
ラディッシュを育ててくれています。

最初は、畑の土のままの方が 育ちがよかったので
すごく ガックリしたんです。

どうも、試料が多すぎたみたいなのと
考えてみたら その頃は微生物も活動するはずもなく…。


で 久しぶりに見たら これ 明らかに 違うでしょ。

水しか撒いてないし 触ってないのに
左は ちゃーんと団粒構造が出来きかけていますよねぇ。

右は、堅くなって 今は コケが生えてます。
水が 染み込みにくいという事です。


農業や土壌は、専門外なので何がどうなのやら
検索して 調べても なかなか頭に入ってこないのですが

一目瞭然の変化には 驚きました。


さて これが 生態系に負荷をかけないで
なんとか 人間が壊してしまった自然を少しでも直すのに
役にたてるものになるのかは まだまだ わかりません。

自然に手を加えるという事は、慎重にしなくてはなりません。
おそれ多い事であるという事を 肝に銘じつつも
少し、希望が出てきました。

そうそう
簡単に言うと、写真の右が 手入れされていない山の土壌です。

雨が降ると、水が土に浸み込まず ダダーと一気に流れて
洪水はおこるし 浄化もされない。
 
浸み込まないから、水が森林(ほんとは、森林の土壌やその下の地下)に蓄えられずに 水不足がおこったりする。

森林というと 樹や動物に目が行きがちですが
環境という点から言うと、大切にしなくてはいけないのは
森の土壌を豊かにしてくれる「微生物や菌」「小動物・ミミズなど」なんですよね。

それらが 生きられなくなると 樹も草も元気がなくなり育たないし
虫にもやられやすくなってしまうし 水不足にもなる。

マッタケが 採れなくなった時に気がつくべきでしたよねぇ。
松についた虫の退治に薬を空からまくなんて事
しないですんだかも…。

窒素と 森林

2008-06-26 | 壊れかけてる森林
ちょっと ショックで なるほどとわかった事があります。

窒素は、とても増えていて 森林にもたくさん降ります。

以前の自然界には ない量です。

農産物を大きくするには いいのでしょうが

森林の土の中には 本来窒素は とても 少なくて
樹は 栄養をいっぱいとろうとして 
根をいっぱい育たせ 広く 深く 多く 細かく
土中に広げようとするそうです。

ところが 安易に空からいっぱい降ってくるので
その必要があまりなくなってきているようです。


で 何が 起こるか。

すぐに 抜けちゃう 倒れちゃうという事がおこる
可能性があるやもしれません。

ヒョロヒョロの上に 根も張らない。

そう これも 山の手入れ不足だけじゃないよねぇ。

環境は 症状が現れたころには 手遅れだと…。

うーん。

マメ科の植物が窒素を 土壌に・・・と何かに書いてあったけど
絶対 そんな植物はないような 荒れたところでも 
なんとか 育ってこれたのは 窒素がふってきたからかな。

材木屋としては それでヨシとしても

いや ぜんぜん よしとはしてないんだけど ハハハッ

土砂災害なんか 起こりやすくなるんだろうなぁ。

どっちにしても 色々なものとくっついてる
化合物になるんだろうから 水はけ水もちのいい
団粒構造の 粘土?をつくっていてくれる
微生物や ミミズちゃん 菌類 小動物には
よくないんだろうなぁ。



田んぼにレンゲをつくるのは 窒素の補充だったのかなぁ。

と まだまだ 疑問は続くけど 

とても あれやこれやで 目いっぱいで しらべられない。

ふぅー

当事者からの メッセージ

2008-06-16 | 壊れかけてる森林
時を同じくして 
山からのメッセージが届きました。

生の嘆きです。

kikidasより

彼らの水源の森の意識は、どこよりも強い。
何せ、明治から100年以上 川下で水を利用する
人たちとの協同出資で運営されている。

そこの組合長は、毎年 春になると 残雪の量が
気になり 山に行かれる。

もちろん 水を心配してのことだ。

今は、当たり前に水があるが 昔は 水をめぐっての
殺傷事件が多発していた。

日本ダム協会より
昭和7年(1932)夏の旱魃時には,一ノ井の井堰から取水する村々と一ノ井の漏水に頼る二ノ井から取水する村々との間に大規模な紛争が勃発。「農民四百余名竹槍かざしてにらみ合う」と新聞に。


それを解決する為の農業用ダムとして、また 昭和恐慌の対策としての
公共工事の走りでもある犬上ダムが出来たそうだが
その水源を守っているのが 彼らである。

流木などは、ほとんどないそうである。

ちゃんと 手入れされていたのだろう。

彼らだけに、つけを払わせるのは 酷である。

ほんと、二酸化炭素の排出量に比例して
森林を治す資金を 山に還してあげて欲しいと
心から願う。

山で 何がおこっているのか

2008-06-15 | 壊れかけてる森林
長いので 気力のない方は スルーしてねっ。

この間から 心配でたまらない。

今年は、特に山の色が悪い。

R306を三重県に向かい大君ケ畑まで行ってみた。

蒔き割りをしているおじさんに
「この時期は、いつも あんな色をしているの」と聞く。

いや 3、4年前から おかしい。

おじさんは、造林公社などの仕事もしてきたそうだ。

不適外地に植えたせいかなぁと 思っていたそうだ。
だから どこにも 何も 言わない。

自分たちが悪いのかなぁと 思っている。

また 評判を落すようなことは言わないのだと気がついた。

先日、間伐材を山に放置しておくことで キバチの被害が出ると知った。

しかも この時期は特にまずいらしい。

でも 放置すると決めた間伐は 腐りやすいように この時期にやると言っていたような気がする。ひゃー。

でも 今までの色々を総合すると 樹の免疫力 つまり 樹液の活性が鈍っていて キバチに限らず 害虫や産みつけられた卵を防除する機能も落ちているのではないかと思う。

ちゃんと 伐り旬に伐採しても 丸太のままにしておくと やたらに虫に食われる。大工さんは、樹皮付きのまま 天然乾燥した方がいいと言っていたが 今の樹は とても そんな事は出来ない。

事情が 昔と変わってしまったのか。

ナラ枯れと 杉・ヒノキが具合が悪くなりかけているのは ほぼ同時期だと言ってよい。ケヤキも やられてまっせ。

天然林( 広葉樹)との境あたりや 稜線付近から 色が茶色になっている気がする。

家からみえる山を 母に 見てもらった。

「 どう 思う? 」

「 ありゃ あのあたりって うちの山かも…」

ぐぇ。

鹿にもやられている可能性はある。

いやー しかし 実は 近づくと善し悪しが見えにくくなるのよねぇ。

山林で 儲けようとは思っていないけど 集団で一斉に悪くなると たぶん災害とかに影響が出ると まずいよね。

根は、20年位は 腐らないと聞いたけど ゆるゆる ひょろひょろで台風とかで倒れる可能性は 大 ですよね。

どうしたら よかんべかなぁ。

森の健康診断の結果を グーグルアースのGISに UPしたという事で見てみました。

なんとか しなきゃならない流域の山は あまりに 広い…。

おっちゃんには、いくつかの可能性の話をしてきた。

おっちゃんたちのせいだけじゃないよ。きっと。

だから 身近な人から 関係各所に おかしいと思うことは 伝えてねと言ってきた。私 ひとりが騒いでも なんともならない。

帰り際に「 ありがとうな 」と 言われた。

いや こちらこそ ありがとうだし セツナクなってしまった。

せっかく 長い間 手間をかけ 世話をしてもらっているのに
病害虫にやられたら 材価が ググッと下がってしまうのだ。

すると ますます 搬出されずに…という事態になってしまう。

ほんと「ほっとけない! 」「どぎゃんかせんといかん」なんだけど
弱体化している林業・木材関係者だけでは ほんと ムリだし
建築業界も 今は ヒィヒィ言ってるので余裕などないしね。

ほんと 森林税って どこに使ってるんだよ! と 吠えたくなってしまう。

あー すっきりした。ちょっと 元気が出てきました。

ほんと 海外に植林してる場合じゃないですぜ。


ガーチャン おめでと

2008-03-30 | 壊れかけてる森林
お久しぶりでございます。

ちょっと オーバーホールしておりました。

いやービックリしてしまいました。

ごそごそ書類を整理してたら、同級会の名簿がありました。

いや、実は年金特別便が届いて
過去を洗っていたんだけど…。

東京時代は怪しい動きをしてたもんで

ハッハッハ


改めて名簿をジックリ見てみました。

ガースケ
連絡先不明 クレイジーケンバンド


なにぃ~ !

腰抜かしました。

なんで気がつかなかったんだろう。

名簿も バンドも見てるのに…

うれしい。
ウルウルする。

私たちのクラスは 年齢差も15才以上はあって 同じデザインの勉強をしたんだけど
やってる事は それぞれ個性的で…。

そんな中で 末の弟的な存在だったガーチャンは 卒業後 バンドデビューしたのだけど
はて その後は どうしてるのか ちょっと心配してたの。

悪い道に足を突っ込んでいないだろかとかね。ハッハッ

そしたら そんなメジャーなバンドでギターを弾いていたのかよぉ~

ウルウル


それでも ガースケの事だから やめてるかもしれないと思って パソコンがないので携帯で検索したら

なんと 今日がお誕生日だと。

これも何かの思し召し。

やつは このブログなんぞは見ないだろうけど
なにせ 連絡先不明だから ここで言わせてもらうぜ。


ガーチャン お誕生日 おめでと☆

夢が叶って良かったね!
楽しそうなバンドだし、ね。


とか いいながら まだ信じられなくて 画像を探してみたけど 何せ携帯だからバックにいるガーチャンは確認出来ない。

ちなみに TOKIOの長瀬くんが主演の
タイガー&ドラゴン というドラマのオープニングの曲の
「俺の俺の俺の話を聞けぇ~♪」っていうのを演ってたバンドだす。


で メンバーの声がダウンロード出来るサイトがあったので聞いてみたら

いやん ぜんぜん声とか 感じとか変わってなくて
ぱ~~っと 若かかりし日々が蘇りました。



便利というか、携帯電話はどこまで進化するのでしょう。


それにしても同級生が 素敵におもしろそうに夢を叶えてるのが こんなにうれしいとは…。

ほっこりした出来事でした。プフッ


ちゃんと CD買おう。

ちょい過激なのもありますが、昭和生まれには ググッときますぜ。

NHK地球エコ2008

2008-03-20 | 壊れかけてる森林
NHKで環境番組を放送していた。

琵琶湖や 屋久島 そして 蔵王の雪の中の硫黄酸化物の話。

蔵王の山では10年前は、PH5以上あったのが
今は、植物が生きられないPH3.台の強酸性になっていると山形大の先生が話をされていた。

琵琶湖の水源の森にも、たぶんよく似たものが降っている。

同じような酸性度の土壌だった。

中国の石炭と成分が一致していそうだという事だ。

山形だけに、雪が降るわけではない。

また、雪の中だけに酸化物が混ざっている訳でもない。
雨も降る。雲霧がまた始末が悪い。

標高が高く、日本海に近いほどまずい。
雪解け水を濾過した濾紙には、真っ黒な物質がビッシリ残っていた。

つまり、自然界ではその物質が樹や草に降り、あるものは塗り重ねられ濃度を増し
土壌に降ったものは、根っこや根っこと栄養のやりっこをしている植物や微生物・菌に影響を与える。

人間みたいな鈍感な生物でも影響があるのに微生物にはいかばかりだろう。

森林での微生物の役割は大きい。

日本の皆さんが、再び汚染された大気について目を向けてもらえるようになれば
昔の酸性雨の問題に関わらなかった若い科学者や行政の人も動いてくれるかもしれない。

途中で酸性雨と森林の問題は、きな臭い噂と共にほうむりさられた感じがするが、
今回は、日本の誰かがやり玉に上がる事もない。

もはや、化学薬品や石灰をヘリコプターで撒くなんて、おばかな事はしないだろう。

ん?おいしい事がないから動かない?のか?まっいいや…

番組では 農作物の被害が…と言っていたが 樹も植物だ。

目の前の人の食べ物が大丈夫だったら、OKなのかというとそうじゃないだろう。

なにせ木は、育つにも時間がかかるが、臨界点を迎えるのもゆっくりしている。

樹の活性が落ちているように思うと、伝えても先生たちには、色々な理由で否定される。

昔の研究データも大切だけど、今の現状も調べて欲しい。

伐った樹や、土壌の微生物からの声も聞いて欲しい。

他人に頼ってないで自分でやれと思う人もいるだろうけど
広い面積の近江の森をなんとかするには、人手もお金もいる。

一人やボランティアだけでは、限界がある。

産学共同と昨今叫ばれているが、学者の方の研究があってこそ
世間のコンセンサスが得られる。
それがないと、おかしいなと現場で感じていても実際問題、動けない。

影響がないというなら、そんなうれしい事はない。

山の手入れ不足や温暖化のせいなのだろう。

でも、大気の影響もあるならば、手当てを始める為のアクションを起こさなくてはいけない。

アジアからの発生を減らせる為の海外での協力と
日本の森への手当てが同時進行に必要だと思う。

症状が人の目についてからでは遅い。
兆しが感じられる今からとりかからなくては…

研究には時間がかかる。

その間にも、年輪に刻まれる。

年輪が成長しないのはまだしも、免疫力が落ちて病気や虫にやられてしまえば
一斉に枯れてしまい、土砂水害の危険もある。

森林の皆伐、植林なしより始末が悪い。
土砂だけでなく、枯れた樹も流れてくる。

目の前に山がある私にとっては、他人ごとではないけど
目の前にある山は他人の山だ。手がだせない。

行政の取組も必要だろう。

いやしかし、洞爺湖が酸性化した時に有珠山の噴火で降ったアルカリ性の灰が 奇しくも 湖を中性化して綺麗にしたとの事。

ヤッパリ、炭だなぁ~

これからの社会の動きを思えば
中国に工場がある企業や安い中国製を輸入している企業は
海外のカーボンオフセットにお金を使うだけでなく
日本の森林に対しても貢献というきれいな言葉ではなく
責任という立場で接して頂けるとありがたいと思う。

山側も、おねだりするだけでなく
ちゃんと、企業にメリットのあるお返しが出来る体制を作らなくてはとおもう。

ちょっと 動きはじめてはいるのだけど…。

五木寛之が
地球に優しい○○ という言い方は 傲慢の極みだと書いています。

山川草木悉有仏性

みんな 同じ命ですものね。

微生物って、すごい!って最近 微生物に尊敬の念を抱いている私でした。

また いつもと 同じ内容だったかも…

携帯で書いてると なんか むちくちゃだなぁ。

長くなって、ゴメンナサイ。

河川安全度と家づくり

2008-03-18 | 壊れかけてる森林
今日 読売新聞の二面に小さく

「温暖化で豪雨頻発、河川安全度が低下」

堤防やダムの拡充だけでは対応できない恐れがあり、洪水を前提とした街づくりなど 発想の転換が必要になりそうだ


と 載っていた。

先日、わが町でも選挙があったが、ダムを作る、作らないで終わっていたような気がする。

緑のダムとしての森林の保全も大切だし、同時に都市計画と被災の可能性のある地域の建物についても検討が必要になってくると、改めて思った。

地震の場合倒れない家が基準だった為、ある点を超えると安易に修復できない。

色々な災害との共存が余儀なくされる日本だからこそ、
災害に合っても、経済的にも気持ち的にも立ち直りやすい住まいのありようと、
ダム・森林の保水力だけでなく、

自らの住まいについても床上浸水位なら三日もあれば普通に戻れるとか

なんなら ある地域は水量が増えたら、水を床下にプールしたり 水が流れやすいように作ったりする対策も考えられるもんね。

大手ゼネコンでなくても出来る仕事だし…。

今の基礎では、水をかき出すのも大変だ。

建築業界は、今 どうなってるのかなぁ?

そんな事を考えると、昔の家はよく出来ている。

畳の下は、杉の板が置いてあるだけ。

水が来そうになれば上げればいい。

合板をボンドと釘で留めてしまうと
水がついたら、たぶん使いものにならないので、修繕費もかさむ。

ゴミも増える。

あら 以前にも同じ事を書いたかも…

作っていながら こんな事、書いてもいいのかなぁと思いつつ…


これからの課題だなぁ~

厚み3mmの雑誌が森林問題を解決する

2007-12-14 | 壊れかけてる森林
今日 現代林業 2008年1月号
500号記念号特集①
20年後を考えて いま、強い森づくりを

という A5判で厚み3mm位の定価400円の雑誌が届きました。

名前の通り、林業の月刊誌なのですが
この中の特集 24ページ分で 今 ぐちゃぐちゃに
なっている森林問題の根っこと 今後の方向性が見事に
整理され 網羅されています。

森林や木材 環境に関わりのある方や 
これから森林貢献をしようとしておられる企業の方
楽しくボランティアしたい人にも
ぜひ 読んで頂きたいと思いました。

今月号はUPされていませんが こちらから購入できます。
でも 1冊じゃ買えないみたい…。

ひと事で 森林と言っても3つタイプがあり
「循環型社会の土台としての多様な森」にする為には
それぞれ どうすればよいか。

森林の話をする時に 今 どのタイプの森林に
ついて話をしているか、その問題点の根っこに
ついての共通認識がないと ほんと 間伐ひとつ
とってみても 話がかみ合わない事がよくあります。

余談ですが 結構 広めの間伐をしても 
最近は樹が大きいので日が差込む土壌にならないんですね。
枝打ちもセットにしないと・・・。

それも 地域によっても違います。
日本国中 同じマニュアルで進められてきた事に
ついての問題も指摘されています。

森林所有者や森林組合のあり方、補助金の出し方
鹿を犬の餌にする話なんてのもあって…。

今 20万人の森林ボランティアの方がいらっしゃるそうです。
ボランティアや森林貢献や補助金を出す方は
ほんとに自分たちがしている事が 森林の為になっているのか
何のどの部分を助けているのか考える事が出来ます。

私の感覚ですが、森林側はとりあえず目を向けてもらえる
だけでもありがたい。頂けるものや やってもらえる事を
時代に乗り遅れないようにやっていこう みないな空気があります。
つまり 国民ウケがいいことですね。

その実、本当に必要な事に手がさしのべられていない。
どこに何が必要かが書いています。

ただし、この雑誌は 森林 つまり 川上の話です。

私自身がプレヤーとして活動するのは、この森林資源を
いかに川下に流して 買う 売る 使う 買ってもらう
そして 再び 山に資金を還すという真ん中の生臭い場所です。
商売が絡むと 良い事をしていると思われないのですが
ここも大切なんですよぉーーー。

輸入材 買う方が楽チンだけど それでは日本の森林は
守れないですもんねぇ。

いやーしかし 商店建築とかエルデコとかが愛読書だったのに
マニアな林業の専門誌を読んでる自分に驚くわぁー。