樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

私のストレス発散

2008-04-30 | ひとり言
なんだか 頭の容量と体力がなくて
パタパタした それでいて ムダな時間を
使ってしまった日々でした。

が 最終的には とても 楽しかったです。

オープンハウスをしていました。
いわゆる 新築の現場見学会 というものです。

いい作り手に であった時は 本当に うれしい。

今回は お施主さま。芯がぶれない 家づくり。


で 渦中には 読めないのだけど
忙しくて ストレスの溜まる仕事をしたり
いやな人間関係に巻きこまれたりした時は

本を買う。

それを 読むのを楽しみに 買う。

脈略がないようで 私の中では 全部 つながっている。

全部 仕事関係だと言えば 仕事関係のようで
あるのだけど 実は 直接 お給料には
つながらない 本 ばかり。


こういう時に 出会う本というのは 
意外に ビンゴ ! な 場合もある。

それで 20年以上前に 出会って 開きはしないけど
いつも 仕事場の棚においてある本の事を
思い出した。

コンサルという仕事について 考えていた時だ。



今 見ても いい本だ。

マニュアル化された コンサルは いらない。

やっぱり 嗅覚があるサルが 
また これからは 必要だなぁと 思った。

今 日本にコンサルさんは 何人位 いるのかしら。

何割くらい 占めているのだろう。


最近 現場の職人さんが やたら かっこよく
思えてならない。



環境と 古いフランス車

2008-04-22 | ひとり言
壊れてた私 に 
環境に熱心なのに 古いフランス車が 好きなんて
いかがなものか という コメントを頂きましたので 
こちらで 回答を…

しかし ショックです。
書くのに時間がたちすぎて 記事が消えてしまって書き直してます。


以前のヨーロッパ車は、日本みたいに
コロコロ デザインが変わらなかったので
ずっと 直しながら乗れたのです。

扉やボンネットの色が違うつぎはぎだらけのまま 
向こうでは乗っていたりしたんですね。



フランスのルノーのサンクという車を 二台 
中古で乗り続けました。
輸入してまでは 乗りません。私はもっぱらリユースです。

エアコンなしで ミッションで夏はうちわとタオルを積んで乗っていました。 
後ろの席のガラスが ズリッと落ちて直すのが大変だったので
乗り換えろと言われましたが 動いたので ガムテープで張ってました。
鉄でできていたので さびて 床から雨が
降ってきたり
それでも バキッと クラッチが割れるまでは 乗りましたの。

その 壊れた車のエンジンは、別の車のエンジンとして
使われて また 数年 生きました。心臓移植も あり なんです。

扉なんかも、付け替えて塗装しなおして。

ずいぶんたってから
車のスクラップ置き場の前面に、ルノーが
あって あれ ぜったい私の車のどこかがある!
と思って 車やさんに聞いたらビンゴ ! でした。


たぶん 黄色と屋根の紺のあたりは 昔私が乗っていた部分です。
1985年に生産終了なので それ以前の車です。
それでも まだ なんかの役に立つかもーって感じで置いてあります。
もう ムリだとは思うけど。


今は ヨーロッパも 車が売れなくなって
日本を見習ってデザインを毎年 バンバン変えて 
消費者の購買意欲をそそるようになってしまって
すごく 残念です。

だから 私は 古い フランス車が好きなのです。
燃費だって そんなに悪くなかったですよ。
乗り心地は、ゆりかごみたいだったし 文化的だった。


軽自動車でも 何でも 日本の乗用車は
新しいデザインを出すことで 車は動いても
なんとなく古い印象を与えて もう これに
乗ってるの はずかしいよね という雰囲気を
作ってしまっているような気がして
好きじゃなかったのです。

これじゃ 許してもらえないかなぁ。

ほんとに 環境の事を突き詰めたら 
仙人みたいに 山で自給自足の生活しないとね。
だいず先生のブログをご参考に

もっと 究極には 地球の資源に対して
人間の数が多くなりすぎたと思っているので
こんな 自堕落な私が生きてていいのかしらと
たまに 反省していますのあっ ちょっとウソ。

自分が完璧にやってない人間は 環境の話しをしては
いけない みたいになると 窮屈ですよね。

何も進まない。

今の よくない風潮かなぁと感じています。
魔女狩りとか いじめとか…。
バンソコの農林水産大臣とか総理とか、ゴアさんも家では 電気を
いっぱい使ってるからとか。

そんな事 つっついても 何も生まれない。

基本的に私はもともと環境に熱心だったわけじゃなくて
仕事で 環境担当になって そこで初めて
自分の近くの しかも 仕事のねっこの森林がヤバイって
気がついて それで動いているので
清く正しく美しい環境人間だと思われると
とても 困るんです。

環境コミュニケーションが 私の仕事なのです。
このブログは 仕事じゃないですけどね。


しかし・・・
ちゃーんと ダイハツの軽にして結構 機嫌よく乗っていて


温暖化が世界で言われる前からの 私個人の
好みの どこが いかがなもの なのですかねぇ。

究極のバツエコのF1も 好きですしね。

木下さん
環境に ご興味があるなら ぜひ ご自分で動いてみてください。

自分がエコな暮らしをするのは そんなに難しいことではありませんが
環境をなんとかしようと思うと お金も絡むし 理不尽な事も多いです。
正しいことが何なのかなんて 立場によって違うのです。

人の趣向にまで かまってられなくなります。

私は 古いフランス車に乗ることが 今でも悪いことだとは思っていませんよ。
あるものは 最後まで とことんありがたく長く使わせて頂く。

簡単に廃車にしてしまうより ずっと いいと思います。
ガソリンの問題だけじゃないですからね。

いやー でも おかげさまで ずっと気になっていた車の写真がパソコンに取り込めました。

ダンボールでできているとうわさのあった 旧東ドイツのトラバントとか
マニアな写真をUP できます。


ちなみに 昔 パリのショールームで撮った
ほんとは乗りたかった車…。サンクのカブリオレ。



たぶん バチカンの近くで撮った




次回は イギリス車シリーズ。

あー 長くて すみません。



桜峠の 白藤

2008-04-21 | 森林と樹と人
これは 4年前の4月22日に撮った写真です。

多賀町梨の木から佐目に向かう 桜峠に
ある 白い藤の花。

今年は、まだ ひと房だけ 少し開花。


はじめて 藤の花の蕾を見ました。


ちょうど 道をワープさせた工事の時に
お地蔵さんがあるので 残ったのですが


ひどく 傷んでいたのを 
びわこ銀行さんの 緑の基金で助けて頂きました。
上の写真は 4年前のです。



樹医さんに お願いして 
折れているのを こうやって 持たせて頂いて
いるのですが、トタンも割れてきています。

藤棚も作ってありますが
4年前と比べると ちっと いや かなり
ボロボロになっています。

桜峠の名に ふさわしいように 平成19年度は
この藤棚の横に 山桜を植林して頂いたようです。



でも ちょっと 土が掘れていたので 
もう一度 ちゃんと 植えてあげないと。

明日 スコップ持って また 寄ろうかしら。



わらび と こごみ の お昼

2008-04-21 | 森林と樹と人
前回のブログで紹介した わらび を
今日のお昼に頂きました。

わらびに灰をかけて、その上から熱いお湯をかけ
あくを抜き お湯が冷めたら きれいに洗って
更に 一晩 水につけておきます。

ニシンと一緒に 炊いています。



前回 かっこぜんまい と 書きましたが
一般的には こごみ の 三種モリ です。

少し甘めのみそ和え と おひたし と から揚げ。

別名というのは おもしろいですね。

ぜんまいの格好をした 別のもの という
意味なんでしょうねぇ。

はつもの わらび

2008-04-20 | 森林と樹と人
最近、お昼に実家に帰ると
毎日 違う 春の山の幸が頂けます。

近所の色々な方から頂くようで
今日は わらび でした。

灰をかけて 熱湯であく抜きをします。

ふきのとう から始まり ウドや
蕗 カッコぜんまい 等々



これは、いたどりのお味噌汁と いたどりのお漬物
蕗の葉の炊いたのものです。

いたどりは、ニシンと煮ると とても おいしい。


あっ そうそう 毎年 4月1日に ピタッと
つばめがわが家にやってくるそうなのですが
今年は 近所にも 来ていないそうです。


何か あったのでしょうか…。

心配です。



滋賀県立大の学生と・・・

2008-04-14 | 環境コミュニケーション
会社のブログにも載せたのですが
今日、滋賀県立大の授業で
「環境負荷の低減と植物資源・農林地の利用を両立させるため新たな試みについて学び、体験するとともに、植物エネルギーの利用促進・システム構築のための可能性を探る」

の 授業の一環として もうすぐ仕上がる工事途中の現場を案内しました。

その前は、大滝山林組合で 桜のチップなどを見てきたそうです。



写真のグニャっと曲がっているのも(床の間)
桜の木なのです。

満開の桜を見て、チップや製材された板を見て
学生の中で 森林と製品がつながってくれたでしょうか。

どれ位、ひっかかってくれたかわかりませんが
いくつか 研究課題にしてくれたらなぁという
キーワードを入れながら話をしてみました。

来月は、製材所や炭窯、おが屑の堆肥化装置
天然乾燥している 木なども見て頂きます。

余談ですが
しばらくしたら、屋久島で大気汚染と森林の研究をされている方が
県立大に赴任されてくるそうです。

いやーー 実に うれしいです。
現状を知っておられる研究者との出会いを
とーっても 心待ちにしています。

ワールドワイドな彦根城の花見

2008-04-14 | ひとり言
そして 土曜に続き 昨日の日曜日。

お昼から お花見でした。

なんと言ってもショットバーと居酒屋さんの客の
合同の花見のようなもので もちろん お酒もいっぱい。

彦根城の外堀の橋のちょうど上あたりの特等席でした。

近くの高校の英語の先生の家族が写っておりました。

いやー 映画を見てるみたいにカッコよかったです。

横では、最近の日本人は元気がない!
向上心や好奇心が すくないよぉーーと 吠える
とてつもなく元気な中国の女としゃべり続ける
私の親友など(笑)老若男女 総勢40人位の
にぎやかな集まりでした。

で 結局 また 数種類の日本酒が集まり…。
夕刻まで のみ続けるはめに。
のみすぎるといけないので ちっちゃなぐいのみを持参しました。

はて 二日で何種類のんだ事やら…という
とても 幸せな時間を過ごしました。

話を 花見に戻しますと
わたくし、葉桜が好きなんです。
これからが また 楽しみです。

久しぶりの「やどりぎ」

2008-04-14 | ひとり言
土曜日に
久しぶりに 私が大好きな日本酒
「やどりぎ」を頂きました。

南彦根駅 近くの 阿吽(あ・うん)という
お店です。

日本酒の種類がとても多く、お料理もおいしいです。

串かつがメインのようになっていますが
お魚やその他の一品料理もとてもおいしくて
10年以上 通っている気がしますが
串かつまで 行き着いたことがありません。



なんか 上品に男前に写ってしまいましたが
あうんの大将です。

はてさて 何種類 のんだやら… つづく


ほんとうの環境問題

2008-04-11 | 持続可能な社会


今 途中までですが これ 読んでます。

結構 すっきりします。

そうなのよねぇーという事が書いてます。

「ゴミの行き先と それがどう処理されているか」という事を
実際に調べた事のある環境担当者と話をすると
地球環境 いや 日本のことを思えば
ほんとペットボトルをはじめプラゴミは 
生ゴミと一緒に燃やした方がいいという話になります。

生ゴミは、重油で燃やして プラゴミはわざわざ遠くまでガソリン使って運んで処理してるんですよね。


数年前 会社としてペットボトルをどうしたらいいのか
わからなくて 色々問い合わせた。

産廃業者に聞くと 埋め立てると言われ
ペットボトルを引き取ってくれるところでは
ラベルなんぞ はがさなくて、中身さえなければ
いいですよ と 言われた。
これは 中国行きですな。

大切な エネルギーである石油をあげてるようなもんだ。

埋立てるなんて もったいない。
石油の替わりに どこかに保管しておけないものだろうか。

わが社でも 製品にペットボトルを使っているので
少しだけれど 日本容器包装リサイクル協会に
再商品化委託金 を 払っている。

大きな飲料メーカーだと かなりの額だろう。

でも その集められたお金は有用に使われているのだろうか。
洗えば 何か 出てきそうだ。

省庁の弊害なんだろうなぁ。

この間、ワインやなんかのガラス瓶のラベルも
消費者や行政が望むから メーカーははがしやすくしているが
リサイクルする時は いっきに薬品か熱かで溶かしてしまうので
無意味な行為だと教えてもらった。


他にも いっぱいあることが 本を読んでよくわかった。

国は木材からエタノールを抽出することにこだわって
他の国に比べて、優位であるはずの森林資源の
エネルギー化が進んでいないらしい。

びっくり。液体にしなくてもいいじゃん。
都市や車で使うことだけを考えるから進まないのね。

木が近くにあるところから 燃やしてエネルギーに
換えればいい。
ほんと 丸太のまま ボコッと窯に入れられれば
どんなに すばらしいか…。

それを チップやペレットにしようとするから
手間ひまがかかって 高くなるしエネルギーが余分にいる。

電気は貯められないから あまったら、
それで水をポンプアップしてためておいて 
水力発電にするという手もあるらしい。


プラゴミの中国産の有料の袋に レジ袋を捨てるなんて
ほんと 確かにもったいないというか
バカげてるもんね。


みんな うすうす感づいている 
「あれ? これって ほんとに 環境に良くて
 日本の未来の為にいいことなの?」
みたいな所に メスを入れて
日本人よ もっと頭を使えよぉーという
感じの本のようです。

明日は、ブログがかけないので 途中までしか
読んでない本ですが ご紹介してみました。

トゥルートゥリープロジェクト

2008-04-09 | 森林と樹と人
ぼちっと、新しいプロジェクトのいくつかが
動き出しました。



写真のクリックで 出来立て 未完成のブログに飛びます。

True Tree Project

材木屋にとっては、ただのゴミの樹のけずりかすが

たまに、このブログに登場する matu にとっては
とても魅力的なマテリアルらしく

サクサク 色々なものが彼女の手から
生まれてきます。



きれいでしょ。。。
近江の森で育ったモミとスギです。

酒屋さんのラッピングになりました。

彦根のさざなみ酒店

おっさんの感覚では、理解しがたいのですが
( たまに、私も…)

カワイイが好きな ロハスなんかを
意識している乙女たちには
とても 好感触なの。


さざなみ酒店の男前のオーナーとは、色々なパーティーでお会いしてはいたのですが こんなご縁ができるとは。

ベルギーとかの マニアックなビールもお取扱いです。