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樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

この大木で家 建ててみませんか

2007-11-23 | 地元の木
これは 多賀町一之瀬のこの間 新月伐採した杉の木です。
大きいでしょ。
まだ 計ってませんが 30M以上はあるんじゃないかなー。

三連休で お時間のある方は 下の写真で樹齢数えてみて下さい。
私は 今日も仕事でお疲れさんざんす。



先日 ブログに書いた これまた太いケヤキ
土に見えるけれど 株はもう少し広く 1.2m位あるかなー。



生えていたイメージは こんな感じかな。
わっ 赤フン みたいになってしまった。
はずかしー



赤フンで いまいちわかりにくいですが
ほんと こんな太い木をどこに倒したのか不思議なくらい
土壌もきれいなままで 抜き伐りされていました。

ゴロゴロしているのは、枝です。
枝といっても とても太い。
実は、枝の方は虫にやられていて ちょっと製品には
使えない感じでした。

しかし こんな大きいケヤキの樹齢はいかほどなのでしょう。
私たちの地域は 石灰質で あまりに長く水を吸ってきたので
株の中心にある白い筋は その石灰らしいです。



ちゃーんと 土壌の水分を吸い上げているのですねぇ。

滋賀の地元の木を使った体育館

2007-11-08 | 地元の木
この写真は昨日撮った京都の二条駅です。
和服姿の おじ様が 京都っぽいでしょ。

木造で出来ていて グッドデザイン施設に選ばれた建物らしいです。



これは、滋賀県多賀町の大滝小学校の体育館です。
イメージは 似ていますが よーく見ると基本的なコンセプトが違うのがわかります。

簡単に言うと 二条駅はトラスという三角形の力学でもたせて 建物にあわせて 木材が使われていますが 

体育館は「じゃばら」のように短い材料同士が支えあって 
地元の木を活かすという事がコンセプトになっています。

この体育館は、滋賀県立大で講師もされている(株)雄夢の中西先生を中心に 地元多賀町の「設計同人舎」という建築士の共同体で設計されました。

福岡大学であった日本建築学会大会で発表された内容は

こちらに詳しく…

まず、すばらしいのが 子供たちが過ごす建物を地元の木で作られたという事と 間伐材で対応でき かつ ローコストに出来る工法を考えられた事です。

子供たちは、木が生えていた場所も 木を伐ったおっちゃんもわかるんですね。
学校の山もあって 親と一緒に「木おこし」などの 山の手入れの体験もするそうです。

そこが また すばらしい。建物を通じて 森林と人がつながります。

もう一つ 熱い中西先生のお話を聞いて びっくりして 感動したのが
通常 このような公共工事は 年度単位で発注されるそうで そりゃもう パタパタッと作らざるを得ない事になるそうです。

でも 大きな公共工事分の木材のストックなんて いきなり地元で揃う訳がありません。以前は どこの木でも良かったのですが ここで 先生は踏ん張って頂いたみたいです。

工務店が落札すると、それからは どこに発注するかはわかりません。
安くする為の努力を工務店がするという事は 地元の山を苦しめるという結果にもなりかねません。

そこで 木材は 多賀町からの支給品にされて 見積もりから外されたそうです。
「三方よし」なアイデアですね。

ただ やはり 工事の決定から竣工までの期間が短く 伐採から乾燥までをちゃーんと木が長持ちする方法でするのは とても難しいのです。

更に 期間が短いと人口乾燥に頼る部分が大きく、乾燥工場までの輸送(ウッドマイルズ)や乾燥させるのに使われる化石資源や人件費もかかります。

「旬伐り」も「葉枯らし」も できれば 天然乾燥も日本の気候風土を活かした木造建築には大切ですし ましてや公共の建物です。

もう少し 余裕をもって行政機関自ら 少し 山の時間に合わせたプランニングをしてもらえたらいいのになぁーと 思っておりました。

ら 先日 高島市では 三年計画で地元の木を使った地元の公共建築物の計画して行こうと 取組まれると聞きました。

うれしいですねぇ。
これは、木を活かし 大切にする心も 市民に伝わります。
森林所有者も これから日本の木が使われると感じたら 手入れをしようと思って下さるかもしれません。

また この体育館は、いい音もするらしく演奏会をされた方が感動されていたという事です。

ご興味のある自治体や 工場建築などの大空間を考えていらっしゃる方がいらっしゃったら ぜひ 一度 この体育館をご覧下さいませ。

中西茂行先生が 熱く説明して下さると思います。
( 多賀木匠塾もされてますよぉー)

森林の見方が変わった

2007-07-06 | 地元の木
今でも 「森林伐採」= 悪 と思っている人は多い。

しつこいが こと 日本の山に関しては 伐って 使って 再植林 していかないと自然環境は 守れない。間伐では 植えられない。

かくいう私も少し前までは、山の木が伐採されているのを見ると
心が痛んでいた。



ところが 写真の山を見て 最近は「うれしく」思っている
自分に気がついた。

しかも ちゃんと 植林されている。

最近は 鹿が若苗を食べてしまうので ポールのようなものが
かぶせてある。

幼齢木ネット

そこで 使われているものがどんなタイプかわからないが
しばらく経てば 自然に還るとうもろこしが原料のものもある。

あっという間に、伐採して植林していたので 葉枯らしはしていないの
だろうなー。

あそこの木は どこに売られて行ったのだろう。。。。。。。

竹炭豆

2007-06-18 | 地元の木

10時の休憩に頂きました。

やはり とまりません。うまい!
このお豆は、有名なお菓子屋さんが作っているのだが
実は、うちの竹炭が使われている。

どうして 近くにも竹炭はあるだろうに
うちの竹炭なのだろうと 不思議だった。

理由が判明した。
特殊な釜で高温で焼いているので 不要物が取り除かれ
堅いので細微粒子化が可能なのだ。

そんなの食べても大丈夫なのかと思っていたが
炭は 既存食品添加物として認められている。
医療用としても、使われたりしているようだ。
色々な効能もあるらしい。
確かに お腹の調子はいい。

では 仕事に戻って パッケージ考えます。