いやー、この歳になって初めて知りました。遺言書のことです。
病弱だった母親が何回かの入院を重ねていく中で、今後の話として「私が死んだら、
あんたに全て任せるから、家や土地の処分をして両親(父はすでに死亡)の祀りも、
きちんとやってもらいたい。」意向があり、その時は深く考えずに言うとおりしたためて
署名・押印した遺言書を作成しました。
何かあった時は、一緒に立ち合っていた人もあり真正に作成されたものであることが
証明できれば有効だろう位に考えておりましたが、これが大失態でした。
母親が死亡した後、司法書士に相談してみるととんでもない事になっていました。
第1に、公正証書にしていない遺言書は相続の手続き上は、全く役に立たないこと。
第2、 そのため母親の戸籍を全て取り寄せ(転勤などのため本籍地を変えていた
ため相当数になる) そこから相続権のあるものを全て抽出する。
第3に、相続権のある全ての意思を確認して協議書を作成するか又は、相続権の
放棄をしてもらう(この為には印鑑証明と押印が必要となる)。
つまり、遺言した者の意思は全く入れる余地はなく、相続権者の意思が優先され、
大変な手間がかかるということです。 矛盾を感じますがやむを得ません。
これにプラス金融機関に預金や債券がある場合も、全く同じ手続きが必要です。
特に、遠隔の地に離れて暮らしていた場合は一度や二度行ってみたところで中々
処理ができません。 貴方はこう云うこと知っていましたか?
悪い事は云いません。 相続を受けることになる人、相続をしたい人は、ぜひ、
遺言書を公正証書にしておくか、生前の相続を考えてみてはいかがですか?
詳しくは、司法書士等に相談してみることをお勧めします。
千葉にこんな良い所があるなんて知りませんでした。
お寺やお墓の手続きも大変です。これからまだまだやることがあります。はあー。