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中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

新年会開催報告 その1「コミュニティ経営、非営利から学ぶ11個の組織改革の要点」

2015-01-29 15:29:50 | ES
昨日は、弊協会の新年会でした。第一部は、影山先生の講演です。

講演のテーマは、
「NPOとのオープンイノベーションで人材育成です。私たちにとってはまさに、
グッドタイミングのテーマ。
講演に先立ち、私から今回の新年会の趣旨、そして影山先生の
テーマについてご参集いただいた皆さんに挨拶をさせていただきました。



これからの時代は、お金で動くマネタリー経済と情熱で動くボランタリー経済が
融合する時代。会場には、学生さん達もたくさんいて、彼らへのメッセージとして、
全員が全員、グローバルで大企業が向いているわけではないこと。
 もし、自分が情熱をもって仕事をしたければ、今日この会場に
いる、地域のために、業界のために貢献している情熱をもった社長さんの
会社や非営利団体への就職というのも考えてほしいということを話させていただきました。
 すでに、アメリカでは、ディズニーランドなどの企業を抜いて、学生で一番人気の
ある企業は、NPO法人になっている、日本もその流れがやってきているのです。
 そして、企業は、より非営利法人からこれからは多くのことを学ばなくては、
いけないという話をさせていただきました。
 非営利法人から学ぶべき点を11個挙げさせていただきました。





 私自身、十数年非営利企業に所属した経験や、自分で立ち上げ8年が経過した
今、「大義」というものを持っていない企業は、脱工業化時代の中、
存続そのものが危ぶまれるそんな時代になってきているということを
実感します。
その2へつづく

有限会社人事・労務 2015年所信 「日本のはたらく力を増やそう!」

2015-01-05 18:12:38 | ES
新年あけましておめでとうございます。今日から、仕事はじめです。
事務所のメンバーで、浅草寺へ初詣。
2015年の所信を、浅草寺に述べに事務所の皆と行ってきました。
今年は、「日本のはたらく力を増やす!」を本格稼働させます。
ここ最近のお世話になっている方々からの相談で一番多いのが、
「人材不足」です。




 でも何かがおかしいと思いませんか?
上野、浅草と今年も炊き出しにたくさんのホームレス、生活保護者の
方が集まっています。その中に、若いホームレスの姿もちらほら
目にします。



 どうしても、ここ台東区で活動しておりますと、若いホームレスの
方々の動向が気になります。この人たちを労働市場に参加してもらう方法はないのか!
と考えてしまいます。
 弊社は、8年前、「日本の未来の働くを考える」をテーマに活動してまいりましたが、
日本ES開発協会を昨年末より、任意団体から一般社団法人にさせていただきました。
 いままで、学生や若い人たちと社長との縁をつながるための活動として、
日光街道徒歩行軍、グリーンフェス、インターンシップの
取り組み7年にわたりしてきまた。



弊協会の若い人たちは今では、OB、OGとして、様々な業界に巣立っていき、現在活躍しております。



しかし、時代は、そのころと大きく変わりつつあります。その当時、就職難だった学生、ワカモノたちの
時代から、いまは、真逆の企業の採用難の時代へと移行しつつあります。
 私は、この現象は、大局的には、景気で多少のブレはありますが、日本全体の労働市場は、
中小企業にとっては、慢性的な人材不足に陥いると思います。

 私も、皆さんと同じ経営者として今までは、優秀な人材を採用していこうという視点で
人財の採用を考えてきましたが、そのような一本槍の採用の考えは、これからは時代遅れだと
思っています。時代は、多様性の時代です。こちらの基準を押し付けて、型に当てはまらないから
この人はダメだといっていたら人材はやってきません。
 妥協するのでなく、こちらがしっかりと戦略をたて、こちらが、
多様な人材を受け入れられるように組織を変革させるという考えに
多くの中小企業は切り替える時代ではないかと思っております。

それを、今年は、沢山の方々と具体的なアクションとして、
「困難を抱える若者の就労支援」というフィールドに絞り込んで
活動したいとおもいます。

 日本の労働参加率は、先進国のなかでも決して高くないのです。女性、障碍者、ニート
、高齢者、児童養護施設の子供達と様々な事情から就業することが困難な方々が
日本には、労働市場に参加していない人が、非常に多いのです。そして、驚くべきことに、年々、ホームレスに占める若者の
比率は15パーセントと年々高まりつつあります。また、ネットカフェ難民やマック難民といわれる
いわゆる潜在的ホームレスは、5000人を超えています。



 彼らは、本当に怠け者なのでしょうか?確かにそのような方もいるにはいます。しかし、約7割の方が、まともな仕事に
就きたいと願っている方だという調査が出ています。日本のセーフティネットの脆弱さ、一度、生活保護者になったら這い上がるのが
難しい社会なのです。グローバル化の進展、派遣法改正、新自由主義による格差社会、弱者切り捨ての社会がそこにはあります。
 切り捨てられた弱者、特に若者はどうなってしまうのでしょう。昨年私は、シンガポールへ行ってきましたが、行き過ぎたグローバルな結果
本当に勝ち残った若者しか、自国の企業には勤められない。小学校4年生の時の受験戦争に負けた場合は、シンガポール以外の国へ就職先を
探しにいくという極端な格差社会の中、小学校の精神患者が急増している社会。なんのための経済かがまるであべこべの国にしてはいけないと思います。
 私たち地域経済の担い手である中小企業がちょっとの優しさと、職場のなかで知恵を絞れば、私たちは、自分たちの手で、「はたらく力」
を倍増させることができるはずです。




 私は、今年、JESを通して、彼らが皆さんの企業にそして社会に羽ばたいていけるような活動をしていきたいと思っております。
彼らと触れ合う場、萎んでしまった心を耕す場、まだ働いたことがない方に、傍を楽にするという働くという人生で最高の幸せをつかむイメージ
をつかんでもらう。そんな取り組みをしていきたいとおもいます。
 「日本のはたらく力を増やす!」志を同じくする方がいらっしゃいましたら是非ともお力をお貸しいただけたら幸いです。
 日本は、弱者に冷たい国になってはいけない。人材不足と嘆く前に働きたい!と願う彼らに一緒に目を向けてみませんか?


 

ザ・コミュニティ経営 行動変容合宿 2日目

2014-12-18 13:53:16 | ES
2日目は、360度評価や、自己人生の振り返りのなかで、一体、自分の
人生の目的といまの仕事はどこにつながっていくのか?


 まさに、肚で経営に参画するという視点から、初日にデザインした、
キャリアプランを書き直し、皆の前で発表していただきました。
 私も、大川社長の行動変容ブランにいろいろと刺激をいただきました。
 大川社長の、つながりを大切にする姿勢、社員こそが自分にとって一番大切な
お客様であるということなど、私自身沢山の気づきをいただきました。


 今回の研修は、まさに、ふかざわ旅館さんの、「命が喜ぶ」という
コンセプトの場ですばらしい仲間、同志とともに学びあうだけでなく、
自分を変えていくという勇気をいただいたすばらしい合宿研修でした。


年末にふさわしい、新たな、1年をスタートするためにも、
私自身、大川印刷さん、そして、大川社長、深澤社長とのご縁に感謝です。

肚から出ないものは、本当じゃない!湯河原おもてなしNO.1旅館深沢社長の講義

2014-12-18 12:33:25 | ES
さて、長時間の講義も終わって、さあ宴会です。
美味しさだけでなく、見ているだけで、ワクワクする美しい料理の数々。
お酒も進みます。


窯で炊いたご飯、地の食材を使った数々の料理、美味しくいただきました。
さて、美味しいお食事の後も、講義は続きます。
夜の講義は、深澤社長の講義です。


ぜひ、ふかざわ旅館さんに、読者の皆さんも来てほしく、
体感してほしいのですが、深澤社長は、26歳で旅館を
次ます。私も、26歳で開業でしたので、その時の苦労など、
なぜか、共感。旅館業らしくない旅館をめざす。ふかざわ旅館は、宿泊すると
わかるのですが、そこかしこに、そこに宿泊した方、ご縁ができた方
を元気にする様々な空間、環境ををつくりだすことをコンセプトにしています。

コンセプトは、「命がよろこぶ旅館」です。旅館に泊まることだけを目的に
するのでなく、映画上映会をやったり、さまざまなセミナーをやったりと、
人が集まるという視点で、旅館業のカテゴリーを超えた、試みに挑戦しているのです。
旅館だから宿泊という固定概念を捨ててのチャレンジし続ける姿勢は、大切ですね。


そして、なによりも印象に残ったのは、肚で経営をするということです。
前回のブログにも書かせていただきましたが、私が7時間をかけて説明するところを、
一言で語ってくれました。さすが、深澤社長!

 これからの経営は社長自身、そして社員自身が肚で経営に参画するという感覚が必要です。
経営にもっと身体性が必要になってくるのです。
 人間は、会社のなかで、コストでもモノでもない。単なる経営資源でもない。
人の人間性としての意志こそがこれからの経営に大切なのです。

 私個人、空手のなかで、よく師範から、肚から稽古をしなさい。肚で
稽古をしないと何べんやっても、うまくならなよ。相手が、そこにいることを
想定して稽古をしないとね。といわれますが、正に、肚というのが、とても
大切なのですね。同じ、演武でも、同じように見えて全然違うのです。


 深澤社長の夜の講義は、ここでおしまいですが、
番外編で、大川社長と、深澤社長と弊社のスタッフを交えての
贅沢な、特別講義が続きます。

 特別講義で、カエルをいただく、瀬戸山君。贅沢な場に連れていってもらってよかったね。
2日目の講義へと続く

組織のパフォーマンス向上を社員の行動変容を通して実現・合宿報告湯河原おもてなしNO.1旅館ふかざわにて

2014-12-18 12:00:02 | ES
先週末は、湯河原のおもてなしNO.1旅館にて、合宿研修です。組織の社会性を社員自らの行動変容を通して
実現し、組織のパフォーマンスを向上していこうというねらいでの研修です。


 今回の研修は、横浜の地域貢献企業として定評ある大川印刷さんのお招きで研修をさせていただきました。
 初日の研修では、ますます複雑で不確実性の高い社会環境になるなかで、経営上におこる問題は、
より複雑で矛盾をはらんでいる、ややこしい状態であるという話をさせていただきました。
 そこで重要なのは、現場力。現場のメンバーが当事者意識をもって、複雑な問題に対処する。
そこには、社員1人で解決できる問題は少なく、多様性に富んだメンバーが、協働で問題を解決するという、
自律と協働がキーワードになります。
 第一部では、新しい時代の新しい働き方について話し合いました。


モノを大量に安く提供するというプロダクトアウトの時代から、
1人で、モノを販売したり、お客さんから欲しいといわれたものを、
ニーズに合わせスピーディに創りだしていくという、マーケットインの時代。
そこで、活躍していた人は、売る・生産するのが得意な人。


 しかし、時代は、「欲しいものがわからない」、「なにか、社会に貢献できることをしたい」
など、ニーズが見えていない段階から、お客さんと関わりなが、一緒になって新しい何かをつくりだす
力、または、社会とのつながりを感じ、作り出す力といった「関わる価値」という資産をもたらす人材が活躍する時代なのだということを
皆で、共有させていただきました。

 そして、皆さん自身が当事者意識をもって本来の、あなた自身の個性・人間性を活かして、あなたが、
会社を人生の目的への舞台として会社を利用するための3つのアプローチについて解説させていただきました。

 まずは、瀬戸山君のビジネスモデルYOUの講義です。


今回は、彼自身が、大川印刷さんの素晴らしいスタッフから学ぶという
ことを主眼に講義を進めさせていただきました。私自身も皆さんの
発表を聴きながら、家族のことや地域のこと、自分が本当にこの仕事を通して
実現したいことなどを改めて見直す良い機会をいただきました。
 
 次は、金野のパートです。金野のパートの第一弾は、360度評価です。


さすが大川印刷さんのスタッフ。他社から評価されるのを受け入れていくことは、
とても苦しいものです。そこに踏み出す勇気は、内省を常とする心を持った人でなければ、
なかなかむつかしいものです。大川印刷さんは、常に厳しくも温かい目で、地域への貢献
という大きな視点から自己を顧みる習慣があるからなのでしょうか?平気で笑いながら、
自分たちの個性をそれぞれがそれぞれを指摘しあえる文化というのは、素晴らしいと思いました。

 一日目最後のパートは、金野より、行動変容メンター制度です。
金野自身も、若くして、リーダーを任せられ、葛藤の中で、年上の部下に指示したり、
リーダーとして頼るべきものがない中、自分自身が囚われから、抜け出すために
いかに向き合ってきたかを語りながら、行動変容シートをみなで埋めていきました。
 私自身、メンバーの方が、深い自己開示をしていく中で、自分自身の行動を顧みて、
いまの自分の安定した大切なモノを手放す勇気をいただきました。

 1日目の弊社のプログラムは、終了。7時間近くにおよぶ研修、みなさんお疲れ様でした。
この後は、お待ちかね、ふかざわのお料理、大宴会、そして、ふかざわ社長の講義と続きます。



以下、行動変容3つのアプローチ
 第1の行動変容を促すアプローチは、組織のメタ認知を高めるための360度評価についてです。
サッカーでも、味方にパスをまわし、ゴールを決めるには、自分がボールを、蹴った際に、
味方の選手が、必ずそこに移動してパスを受け取れる状態でなければいけません。
 そこには、自分を認識すると同時に、自分以外のチームのメンバーがどんな行動をするか
、という自己認識と他社認識の両方を共有してている状態を作ることが大切ですね。
 この360度評価では、自己・他社認識の食い違いを各々が認識し、そのギャップの原因を明らかにするという
もの。サッカーでも、パス回しがうまいチームのほうが強いですよね。


 第2のアプローチは、最近、キャリアの分野でベストセラーになっている、ビジネスモデルYOUを使っての
当事者意識を醸成するプログラムです。
 さまざまな会社で、社員のやりたいことを尊重した経営を目指そう!ということで会社の仕組みを変えていこうとしている
企業が増えています。しかし、社員のやる気が長続きしない、社員が、自分でやりたい!と言ったのに最後までやり通さず、
結局何のために社内体制を変えたのかわからない!かえって業績が落ちた。これなら、社長である私の言う通りいままでどおり、ワンマンで
仕事をしていったほうがいい!なんてことに。実は、そこには、ビジネスモデル思考全体で、自分のキャリアを考える。そのプロセス
全部を含めて本当に自分がやりたいことかをしっかり考えさせることが必要です。そこには、必ず、自分の人生の目的と
自分がやりたいことが結びつていなくてはならないのです。強い会社は、社員のやりたいことを尊重して会社の組織風土を作っていますが、
その内情は、もっと奥深いものであり、表面だけ施策を真似しても逆効果になってしまう。本気で思ったこと以外、実現しない!

 第3のアプローチは、行動変容メンター制度です。
 これからの会社は大家族主義、お金儲けをするだけのために集まっている集団では、会社そのものが成り立たない時代になってきます。
社員が会社に求めるものは、金銭やポストというものから、徐々に変化してきています。NPO法人などのボランティア経済が新たな、
雇用の受け皿として注目を浴びている中、会社に求めるものは大きな変化をしています。それは、つながりや、感謝といった社会とのつながりや、
社会に貢献しているといった実感です。これからの人材のとらえ方は、「コスト」から、現在の「資源」としての人材から、そして将来に
向かっては、「人間性」そのものを会社は、発揮しても環境を作り上げることが大切です。
 世界的に業績を伸ばしている、グーグルには、8つのクレドがありますが、その基準は、ベストセラー「7つの習慣」
で有名なコビー先生の「良い人間として人生で欠かせない習慣」とほぼ一緒だといいます。
 会社だから、特別な行動が必用なのでなく、会社という集団も、地域や家族、学校などのコミュニティと一緒という発想が
必要なのです。優れた人材=良い人間性をもっている社員というビジネススキルと生きていくためのスキルは、別物でなく一緒だということです。
このプログラムでは、会社は、自己成長の場、自分の人生の目的を実現するための場ということを第一に置いて、成長を促してくれる
仲間との関係から、自己変容を促すプログラムによる、人間性尊重経営を実現します。