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中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

「三方よしのビジネスモデルを実現する組織・チームのつくりかた」をテーマに来月講演

2015-03-12 13:48:49 | ES
今月の「もうけを生み出すビジネスモデルの作り方」セミナーに引き続き、
来月は、CSRビジネスマガジンで定評のある、オルタナさん主催のセミナーで
「ソーシャルインパクトを実現する組織・チームの作り方」のテーマをいただき講演です。


今回は、CSRのビジネスモデル設計とそれを動かしていく組織運営についてです。
前回の、ビジネスモデルの話は、お金を回す仕組についてのテーマでしたが、
今回は、CSRを念頭に置いて、価値を共創するためのビジネスモデルの作り方を解説していきます。

そのカギは、つながりです。今までの企業を評価する経営資源は、人、金、モノそして情報でした。
しかし、これからは、それに付け加えられて、「つながり」そのものが大切な経営資源になる時代です。


そんなつながりを生み出していくためには、個人は、そして組織はどうあるべきなのでしょうか?

他人事を自分事に変え、みんなごとに変える力が必要なのです。これからの時代活躍する人は、
そんな力をもった人、そして地域の課題解決のために、地域のハブとなれる組織なのです。
これからの時代は、地域の困りごとをビジネスチャンスにできる企業が伸びていく時代です。


世の中が困っていることに手を差し伸べること、それがビジネスの基本です。
本来のビジネスのありかたへと社会が気付きだしてきた時代と言えるのです。
大義なき経営は滅びる!そんな、時代なのです。

今回も、前回に引き続きそんな志の大きい人たちに出会い、私たち自身が
新たなつながりができるのを楽しみに、一生懸命講演に臨みたいとおもいます。

講演の後は、八戸学院大学の丹羽副学長と、地域活性の好事例、八戸市八食センターを視察

2015-02-09 14:14:34 | ES
今回の八戸市のセミナーではもう一つ、どうしても行きたい
場所がありました。それは、八戸市の地域活性化策の一つとして
脚光を浴びている八食センターという施設を見ておきたいというのと、
もちろんうまい魚を食べにいこう!どっちなんだ?

 ということで、丹羽先生とお疲れのところ、次の日にいざ、目的地へ。
この、八食センターは、2002年の八戸駅への新幹線延伸にともない持ちあがった事業とのこと。
いまでは、年間300万人を超える人が訪れる。市内の人だけでなく、青森市や津軽、他県からも観光バスが出るなど
大賑わいだそうです。


しかし、この施設が出来る過程は、なかなか興味深い。新幹線が八戸市まで伸びることは、東京やその他大都市圏からの観光地誘致への期待が寄せられる反面、
八戸市の地域住民が新幹線の駅が出来ることにより、逆に大都市圏へ買い物に行ってしまうなど
ストロー現象として、大都市圏に活力を奪われる可能性も挙げられる。
 そこで、市では、様々なプロジェクトの中で、新幹線駅が出来ることによる観光客相手のプロジェクト
が数ある中で、あえて、このプロジェクトは、まず地元住民向けの施設にしようと動き出したそうです。


 そして、その先に地元住民からの口コミから観光客を誘致するという今回のセミナーでもお話させていただきましたが、
まさに、コミュニティ化による口こみをいかに起こすかの好事例といえます。

 実際、この施設に行ってきましたが、市も指摘しているように、新幹線駅は、中心街から
離れていいること、港からの魚市場からも遠いということで、観光客が足を運ぶには、そこを目指していかないと
まず行こうとは思わない場所です。実際私たちも、この場所を知らなければ、新幹線の八戸駅から中心市街地
までは、タクシーで1800円もかかるわけでまずこの施設に行くには相当のモチベーションが必要で住民重視の
このコンセプトは大当たり。実際、八食センターに行くと既に車は満席状態、そして中に入るや、まさに住民重視、
とにかく安い!お寿司もこの値段、しかも新鮮。この値付けだけでも観光客向けではなく、住民重視というのがよくわかります。

 そしてとにかく楽しい。一日いても飽きない。センター内のお店で、好きな新鮮な食材を選び、その場で調理していただき、
七輪で焼いて食べるのです。

 私たちも、食べる食べる!ホタテにサバにカキにもういろいろ!そしてなんと、キンキンの高級魚が
3匹で1000円!東京では、まず食べられない。これは、ファンになり、私のように、こうして、ブログ
で皆さんに伝えたくなる。


 「新幹線開通に浮かれない、住民に支持されるような飲食施設」
というコンセプトそして、新鮮な食材をその場で食べてもらうという、
コトを作ってコトを売る取り組みは、これからの企業の社会性戦略としても
参考になるところがたくさんあると思います。

【ESクレド経営】黒い文字がブルーに見えていた!角膜炎とイノベーション

2015-02-09 13:50:18 | ES
やっと角膜炎が治ってきました。結膜炎から角膜へ
菌が入り込み視界不良。3か月間もほっといたものだら
先生に、約10パーセントの確率で治りませんよ!なんて脅され
あーこのまま視界不良になってしまったらどうしようなんて思っていました。
まあ、まずは、一安心なのですが、そこで分かったことは、
放っておいたのでなく気が付かなかったということ。
 私が鈍感なのでしょうか?でも相当ひどくなるまで気が付かないんですね。


 私は、視力が悪くなったのかと、眼鏡を買いかえたほど。
まあ、馬鹿な話なのですが、眼鏡屋さんにいって視力チェックしても気が付かない。
 ただ、眼鏡を変えてもおかしいということで、そこではじめて右目と左目の
見え方が違うと気が付く始末。
 それも、妻や社員に見え方を確認してはじめて、グレーに見えていたのが
黒だとわかったこと。青だと思っていたのが、グレーだということなんですね。
 まあ、治ったからよかったのですが目が悪くなっても気が付かない。

 うん?待てよ。私たちの経営環境の変化もそうなのでは?
変化に気が付かない。自分自身が変化に気が付くのは私みたいに
鈍感だと相当悪化しないと気が付かないんだ。
また、グレーが正常だと思っているのだからたちが悪い。
 そこで、自分の目は以上なのだと気が付くには、
他人の力が必要だということ。
これって、青だよね?いやー、黒ですよ!ってな具合に。

 時代の変化も同じ。他人に訊かないとわからない。それも、
目が悪い人に訊いてもわからないわけで、そこで正常な目を
持っている時代の変化の只中にいる人に訊くわけです。
 それって誰か?それは、学生、新人、よそ者なんですね。

 皆さんは、私のように、黒を青と思いこんでいませんか?

その3 第2部 新理事長金野より、活動目標「日本のはたらく力増量計画」発表

2015-01-30 15:46:22 | ES
影山先生の講義の後は、いよいよ宴会へ!



ジャンベの演奏と共に
今年より、新理事長に就任した金野より、今年の活動目標が
会場の皆さんへ発表。


 弊協会は、いままで社労士、キャリアコンサルタントとして若者の
就労支援をしてまいりました。大学や企業そして協会内のさまざまな
若者に触れ、そして企業から多くの相談を受けてまいりました。



 そんな中、協会の活動をとおして私たちに見えてきたのは、
就職難の時代から、これからの日本は、採用難の時代へと突入していくということ。
それも景気の変動にかかわりなく中長期的にこの傾向は続いていく。


学生の就職難が解消されつつ一方、就職できない若者との格差は
益々拡がるばかりです。



 労働市場から弾き飛ばされた若者たちがなんと多いことか!ネットカフェ難民
は、若者が半分近くを占める。ホームレス状態の若者の比率も増加傾向にある。

 そんな状態の中、弊協会はいままでの経験のなかで、ホームレス、うつ病、
フリーター、ニートとさまざまな若者達と接してきました。

 沢山の失敗もしてきましたが今では、正社員として、士業として開業したりと。立派に
活躍しているものもいます。しかし、いままでは、なにもわからず、無我夢中で
「日本の未来の働くを考える」というテーマの中で動いてきた結果のなかでたまたま出会った
彼らと接してきたのです。


 しかし、ここ最近、様々な関係者からセミナーや大学の講演、メンタル不全の
相談、そして最近の心理学用語から、経済用語へとなりつつある
企業のレジリエンスという話題の中、
 「困難を抱えた若者たちに対して、JESでの企業側の取り組みを教えてほしい」
「レジリエンスの観点から、しなやかな、メンタルに強い組織を創るためにはどうすればよいのか教えてほしい」
「ニート、発達障害を抱える団体ですが、そのような若者たちと企業を結ぶために手を貸していただけないか」
といった問い合わせをいただくようになってきました。

 これは、私たち自身も気付かずにやってきたことでした。私たちは医者でもなければ、社会福祉士でもなく、心理学の専門家でもない。

しかし、私たちが、「日本の未来のはたらくを考える」というテーマのもと、関係者の方々とオープンイノベーションで
なにか私たちができることがあるのならば、「日本の働く力を増やす」というコンセプトからあらたな、プログラムを作ることができるのでは
ないかと活動を絞り込んで活動しようと動き出した次第です。このように私たちは、困難を抱えた若者を自立させるプロではない。しかし、社会に
出て働きたいという困難を抱えた若者がそのように真摯おもっているならば、企業がちょっとした職場の改善、そして社員たちの理解とやさしさから
彼らを受け入れる体制づくりのお手伝いはできる。



そして、就労できた本人がイキイキと働き、企業は、職場に優しさを取り戻し、イノベーティブな組織へと
変貌していくということは、企業にとっても私たちにとっても望外の喜びであるし、カンフル剤的に外国人を受け入れこの国のアイデンティティが崩れるのを
ささやかながら食い止めることに貢献できると信じています。
 そのあとは、写真のとおり、新年会は、2次会、3次会と続き朝までつづくのでした。



この学生たちの若いパワー!そんな彼らの力がいかんなく発揮される日本であり続けてほしいなあと思います。
少々私自身は、お疲れモードでしたが・・・・。 

新年会開催報告 その2 NPOとのオープンイノベーションで人材育成

2015-01-29 16:55:25 | ES
いよいよ影山先生の講義です。
影山先生の講義で印象に残ったのは、まさに、弊社が掲げる「組織の社会性を高める」という、
コミュニティ経営のあり方をわかりやすく説明してくださいました。


 これからの時代は、その1で述べたように、マネタリーと
ボランタリーの融合した状態です。そのためには、影山先生いわく、
社会性戦略が必要だということです。ここにコミュニティ経営の
あり方があります。




 その社会性戦略の方法として、NPOとの連携、NPOに社員を出向させたり
プロボノの考え方を社員に体験と気付きを与えるということです。
 私も、十数年にわたり非営利団体に所属していましたが、私が、
お金で人が動くという考えから、情熱、大義で人が動く素晴らしさを
知ったのは、所属して5年を過ぎたくらいからです。
 その後、自分でこうして団体を立ち上げ、今では、ボランタリー経済の
必要性を皆さんにお話するという立場になったのですが、
多くの社員さんが感じているように、お金にならないボランタリーな感覚
で仕事をするということそのものは本人が大きな気付きを得ることなしには
なかなか進まないです。


 影山先生は、コミュニティ経営の背景として、これからの企業戦略は、
差別化戦略はもう旧いとおっしゃっています。いままでの経済は、
製品の品質、機能の良しあしで競合と勝負をしていましたが、
これからは、絶対的価値の創造が大切だといいます。

 つまり、あなたの企業のサービス、商品いがい欲しくないという
価値です。つまり、東京マラソンなら参加するけど、他の地域のマラソンには
出たいわけではないんだというブランディングが大切だということです。
 まさに、モノからコトの時代、そして時代は進み、なにもないところから
コトを創りだし、コトを売る時代へと大きく変化しているのです。
 それは、ファン化、コミュニティ化の時代なのです。
 そこには、商品によるプロダクトブランディングから、
企業の姿勢そのものがブランドになるという「コーポレートブランディング」
へと大きくブランドの意味合いが変化しているといえるでしょう。
 社員、ロゴ、職場の雰囲気、空間、だれと組むかなど含めて360度
企業のあり方が反映されているかということが大切になってくるのです。
 そこには、理念、ビジョンだけでなく会社の行動指針としてのクレド
の必要性、そしてそれらに基づいたわが社らしさの共有というものが
どうしても必要なのです。マニュアルを超えた、肚からの行動、あり方
が大切なのです。


 もう一つ影山先生の講義のなかで勉強になったことは、
ビジネスモデルのありかたです。
 影山先生は、大きくビジネスモデルが変化しているといいます。
今までの、工業化時代のことを理性主義と言っています。
それは、高度成長期が終わるまでの工業化時代のプロダクトアウトの時代
の発想です。これからの時代は、コンセプトアウトの時代、
お客さんと一緒に商品になる前のコンセプトのところから歩み寄って
お客さんと対等な立場でサービスを創造していくという感性主義の時代
だといっています。
 そのような時代は、現場の社員さんのお客さんのニーズを読み取る力、
そしてさらには、お客さんでさえも気が付いていない、潜在的ニーズ
を掘り起こす力つまり現場の社員たちの判断力が必要だということです。
 そこには、下図のような、共感、関わる価値そのものを生み出す、
新たなビジネスモデルという発想が必要なのです。そのためには、
社員の当事者意識つまり、熱意が必要になってくるのです。
まさに、ESなくしてCSなしですね。故に企業は、能力や経験よりも
燃え続ける社員をいかに処遇するかがこれからの大きな人材戦略になるのです。
 その3へ!