中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

グリーン経営者塾終了

2015-04-23 15:27:27 | 地域貢献
確実に新しいつながりの経済が始まっている。



ダイバーシティの話、地域第1産業に直接お金の流れをつくる仕組み
女性の社会進出で社会を元気にする
まだまだこれらの活動は、マイノリティであり当日も、少人数の勉強会であったが一人ひとりの存在感が全然違う!!

1人で10人力のエネルギーだ。

第1部の企業講演では、私自身のコミュニティ経営の考え、ソーシャルイノベーションについて社内にどのように、理念を浸透させていくのか?ソーシャルなマインドを維持していくにはどのような施策があるのかをESクレド、CSRの事業戦略マップ、360度計画などの実践的な手法について説明させていただきました。



第2部では、オルタナの森代表とメンバーたちとのダイアログ。まあ、質問から、思いのコンキテクストのストーリーが次から次へと出る、出る!
すごいパワー。



その勢いで懇親会へ。

弊社の取り組みの「はたらく力増量計画」とも、新しいつながりがメンバーから生まれる等
すばらしい会でした。森さんありがとうございます。

農業×私たち、から解決する日本のローカルの雇用問題!

2015-04-03 14:17:49 | ES
スマートテロワール、最高にエキサイティングする!元カルビーの
松尾社長が著者。先日、農業界の定番雑誌である、「農業経営者」
の昆社長から直々に推薦いただいた本なのですが、
最高です!私たちの会社は、「はたらく力増量計画」
というスローガンを掲げ2007年から活動を開始しているのですが、
やはり日本は農業で雇用を生み出すのが一番なのだと確信!


松尾氏は、著書の中で、農村部100余りの自給圏を
つくり水田、休耕田を畑地に転換しようという案です。

松尾氏は、日本の食料自給率の39パーセントということは、
6割が外国産であるということから、日本には、その需要に
応えられる生産の余地がまだまだ大きいということを
示しています。ちなみに、自動車産業は自給率9割で
伸びしろはほとんどない。

 しかも、減反した水田は100万ヘクタールあり、耕作放棄地
を合わせると、150万ヘクタールある。需要はある、土地もある、
優れた農家もいると3拍子そろっているのになぜできないのか?
といことを一つ一つその問題点を挙げています。
 そして、その問題の解決に近づいていけば、15兆円規模の市場は
新たに生み出され、60万人の雇用が生まれると本人の
カルビー時代の経験則から述べています。

 そして、食品関連まで含めると数百万人の雇用が生まれるという
本人の経験則から説得力ある見解を述べています。
 
 私たちの仕事は、地域の中小企業の雇用が生まれ、持続可能な
経営経営がなりたつことによって私たちの仕事が成り立っています。



 いま、中小企業は、人材不足です。そして、地方は、それ以上に
日本のいままで取ってきた地方に輸出産業協力会社をつくり
工業団地を造成しながら地方の雇用を生み出してきましたが、
 輸出不振の影響で、工場が閉鎖されその結果、働く場を失い、
職をもとめて都市部に人が集まる状態になっています。
 そして、都市部もまた、ローカルとは、表裏一体の
過労死、孤独死、貧困の連鎖、過度な企業の競争社会とブラック化
などがおきています。

 ローカルに農業中心の地域自給圏をつくる。
これは、農業界だけの話でなく、日本全体で、日本の
産業の原点にもどりブリコラージュの精神で、いまこの
日本にある本来の強みとは何かを皆で考え、少なくとも
私のご縁をいただいた方々には、すべての人たちに
「農業と自分の会社を考えてみない!」とお誘い
していこうと思います。

日本賃金学会会長の平野先生をはじめお弟子さん達によるグッドウィルの経営学の学術誌が出来上がりました。

2015-04-01 09:59:41 | ES
私がこうして人事・賃金制度の分野で20年前からこの分野でやらせていただいているのは、
この書籍の編著者である平野教授はじめ執筆陣の顔役でもある八戸学院大学副学長の丹羽教授、
そしてこの執筆のメンバーである日本賃金学会という組織なしでは、いまの私を語ることは出来ない。


平野先生は、実践経営学会、そして日本賃金学会とこの分野の大家であり、
多くのお弟子さんを持っています。

今回、実践経営学会が50周年、日本賃金学会が20周年を迎えるにあたり、平野先生の薫陶を
受けた方々が平野先生の功績を称えようと福岡の増山先生の音頭でこの企画が始まったのです。



私自身、大学の先生や名だたるコンサルタントの先生と数多くいる先生のお弟子さんのなかで、
まさに、この副題のとおり、「グッドウィル」という、社会の共通善に基づいた経営に
関し書き下ろすチャンスを奇しくも平野先生よりいただけたことありがたい限りです。

1990年当時の中小企業の組織戦略の分野は、大手コンサル会社に高い報酬を
支払って相談するしか方法がなく、まだ、私たち社労士の業界では一般ではなかったのです。



その当時は、バブルの崩壊時期で賃金制度をどうしよう?
バブル崩壊後の新たな戦略上の組織をいかにつくればよいのか悩んでいる中小企業が少なくなかった。

私自身もそのような状況のなか、なんとかお世話になっている社長の要望を
応えたいと徒手空拳で臨んだがいかんせん学術的な裏付けがない。

そこで、先の丹羽先生に本来は、大学の先生が中心であった日本賃金学会の
設立に実務家としてお声をかけていただいたのです。

そこで出会ったのが日本賃金学会の学会会長である平野先生です。

本当に今思うと、恥ずかしくなるような質問を当時28歳の私はしたものです。

それを、適当にあしらうわけでなく真剣に受け応えをしていただいただけでなく、
なんと、日本賃金学会第一回目の学会発表のしかも、最初の発表に私を推薦してくださったのです。

今思えば、まずは、出来の悪い私が恥かかないためにという配慮だったのでしょうが、
大変貴重な経験をさせていただきました。

平野教授は、この書籍の冒頭に二宮尊徳の「道徳なき経営は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」と
CSVの考えを明確に示してくださっていることは、まさにその通り!大変心強く思います。



さて、今回の私のテーマは、まさに、ありがたいことに「コミュニティ経営」について
ES的な見地から寄稿させていただきました。
まさに、道徳、社会の共通善からの経営を組織的にいかに浸透させ動かしていくべきかといった
内容をヘンリーミンツバーグの新し時代の新しいリーダーのありかたから書かせていただきました。

昨年は、平野先生とは、シンガポールに視察に同行させていただきましたが、
いつまでも学術的なところだけでなく人生の指南役としてご指導、ご鞭撻を賜りたいとおもいます。