中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

「進撃の巨人」の壁と「街とその不確かな壁」の共通点と相違点

2024-07-01 14:55:45 | 日記
『進撃の巨人』は、圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちとの戦いを描いたダーク・ファンタジー漫画です。『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載を開始し、2021年の5月号をもって完結しています。


『街と、その不確かな壁』(村上春樹/著)は、1980年(昭和55年)に、中編小説『街と、その不確かな壁』を発表していました。2020年3月の初め頃から、再び書き改めて完成させたのが『街とその不確かな壁』で2023年4月13日に新潮社から発売されています。



『進撃の巨人』は漫画、『街とその不確かな壁』は小説なため、一見交わることが無いように思われますが、唯一、両作品に共通して登場するものは「壁」です。

『進撃の巨人』と『街とその不確かな壁』に登場する壁は、両作品において異なる意味合いや機能を持っていますが、いくつかの共通点も見出すことができます。

❶両作品の壁は、物理的な隔たりを象徴しています。漫画の『進撃の巨人』では、人類を巨人から守る目的で作られた壁があります。一方、小説の『街とその不確かな壁』では、街と外部世界を隔てる壁が登場します。

❷両作品において、壁は登場人物たちにとって安全と危険の境界線を示しています。『進撃の巨人』では、壁の内側は比較的安全である一方、外側には危険な巨人が待ち構えています。世界の終りでは、街の壁の内側は平穏な生活が保たれているものの、外部世界には未知の危険が潜んでいるとされています。

当然ながら、相違点もあります。

❸漫画の『進撃の巨人』における壁は、主に物理的な保護を提供しています。巨人から人類を守るために建設された壁は、文字通りの防壁として機能します。一方、小説の『街とその不確かな壁』における壁は、現実世界と心の世界、あるいは二つの異なる現実を隔てる象徴的な境界線として描かれています。

❹両作品における壁の目的や存在意義にも違いがあります。『進撃の巨人』では、壁が破られることによって危機が訪れ、物語が展開していきます。しかし、『街とその不確かな壁』では、壁は物語の舞台そのものを区切る役割を果たしており、登場人物たちの探求心や好奇心をかき立てる要素となっています。

自分としては漫画の『進撃の巨人』が好きですが、パラディ島から巨人を一掃したところで読むことを止めてしまったので、これを機会に、最後まで読破しようと思っています。

石井造園さんのCSR報告会へ出席させていただきました

2024-06-19 09:00:00 | 地域貢献
石井造園さんの一年の活動を報告する場に、今年も出席させていただきました。

地域を代表する企業や区長をはじめ、さまざまな活動を担っている団体や町内会の方たちも多く出席されている中で、
社員お一人おひとりから様々な団体との協働で展開された活動報告が行われ、緑化活動をされている学校や団体への緑化基金の発表が行われました。

CSR活動報告の冒頭に、石井造園の泉さんが登壇され、能登半島珠洲市出身の弊社スタッフ櫻井の実家・柳田神社の木の伐採についての報告がありました。
震災直後に、弊社コミュニティ・日本ES開発協会の新年会の場で、被災した実家の神社について櫻井より報告したところ、石井社長から支援をしたいとお声がけいただき、この度の越境した活動が生まれました。


泉さんからは、震災の被害状況を目の当たりにし言葉が出なかったこと、今まで経験したことのないくらい感謝の言葉を受けとりやりがいを感じたことなど、実際の現地の写真とともに発表がありました。

櫻井からも挨拶の機会があり、自分が実家を継ぐことを通して地元を元気にしていきたいと言う言葉をお伝えさせていただきました。

そして、木の伐採に駆けつけてくださった皆さんへ、お父様が制作された「希望の架け箸」をお渡し。
会場全体から温かい拍手と共に励ましの言葉もいただきました。


会社は社会の公器である。
これまでも石井造園さんとは、日光街道やグリーンフェスの場をともにさせて頂きましたが、
仕事という枠を超えて、“地域のはたらく豊かさ”を実践されるこのたびのお姿に、大きな力を頂きました。
また、未来に向けて常に考えられ、地域の方々との繋がりを大切にされる姿勢が、とても印象的でした。
引き続き、石井造園さんに学ばせて頂くとともに、我々は浅草の地から精進して参ります。

異世界への冒険と成長の物語:ゴールデンウイークに観た「ナルニア国物語」

2024-05-16 11:36:08 | 日記
ゴールデンウイーク、毎年、旅行をしたり、普段は会えない知人と過ごしたり、趣味に没頭したり、なかなか貴重な時間だと思います。
ただそれはあくまで日常生活の延長でしかありません。

私の、今年のゴールデンウイークは、ナルニア国物語なる映画を勧められて、1日がかりで視聴をすることにしました。正直自分はこのジャンルの映画とは今まで縁のない生活を送ってきて、また興味もそれほどありませんでしたが、少しまとまった時間が取れそうなこと、自分の価値観や自分の生きる日常とは違ったシチュエーションで何かを吸収できるかもしれないと思ったことからです。



さて、そのナルニア国物語は、もともと7つのファンタジー小説シリーズで、その中の3つが映画化された作品です。

概要を単純に一言で現せば「4人の兄弟姉妹があるきっかけから現実と未知の国とを往来する中での経験を通して、彼らの幼少期からの成長、その元となる他者との本質的な関係性、自分はどうあるべきか?を描写した、子供向けのイギリスファンタジー文学」でしょうか。

子供向けということもあり、物語性に富み、イメージが明快、簡潔に理解できるような作品でありながらも、キャラクターの兄弟姉妹の成長過程の中で愛や友情、行動する勇気、自己信念の大切さが描かれています。



ある日、かくれんぼをしていてタンスにもぐりこんだ少女が、異世界のナルニア国に接触し、その世界の中、壮大な背景をバックに話をする動物達や悪い魔女が登場、直感的に子供心をくすぐりながらも、将来生きていく上で必要な何かを映像を通して体験できる・・成長過程の子供達に良い意味で何かしらの影響を与えてくれる作品ではないかと思いました。

ただ、大人が鑑賞する場合は、なるべく、大人の思考は排除して、作品を見てみると、かえって純粋に作品からのメッセージを感じることができるかもしれません。

3シリーズを通して、メッセージの数々は、頭ではこうありたいこと思っていたことを映像を通して再認識すると同時に、実生活の中で貫徹するのは、なかなか難しいことだなと思いつつも、ある種の理想として心に留めておきたいものでした。

・自分の信じるものを追求し、友情や勇気を持って困難に立ち向かう
・他者を尊重し、優しさを持って接すること
・自己探求の重要性や、困難に直面したときに自己を信じること

つながりを大切にした未来思考の採用活動

2024-04-05 16:56:15 | 組織開発・社風改革
株式会社シグマスタッフさま主催のオンラインセミナーにて、「つながりを大切にした未来思考の採用活動」をテーマに、弊社の金野と白川がお話をいたしました。



先の見えない時代の中、コロナ禍も相まって、人々のはたらくあり方や価値観は大きく変化してきています。はたらく人が変わるならば、組織も変わる―新しい時代に応じた経営への転換が求められます。


そんな前提に立った上で、どのように採用活動を推し進めていけば良いのか。採用選考の面接時のポイントや、採用ツールの柔軟な活用について、お話させていただきました。採用ツール自体もかなり多様になっており、一般的なハローワークや求人媒体だけでなく、多彩なソーシャルリクルーティング、関係性を活かしたリファラル採用やアルムナイ採用、自社のストーリーやプロセスを見せられるビジネスSNS・Wantedlyといったツールも生まれています。自社の状態やニーズに合うカタチを選択することが大切です。



そして、採用活動を後押しするのは組織作り、組織自体の土壌を豊かにしていくことです。
今の時代、もはや自社単独の生産性や利益を追い求めるばかりでは、持続的な経営は成り立ちません。他者(他社)や地域と繋がり合いながら、組織自体が生命体的に、しなやかに歩んでいく必要があるのです。

私たちのすすめるコミュニティ経営と絡め、組織開発の柱となるクレド、働く社員一人ひとりを資本とする人的資本経営、その中で政府が掲げる重要な開示項目となるエンゲージメントや健康経営、社員同士の関係性を醸成するメンター制度などを取り上げながら、いかに健やかな組織運営をしていくかをお伝えいたしました。

ポイントとなるのは、目に見えづらいものに視点を移し指標化することで、自分たちの組織の状態を把握したり、社外へ表現していくこと。それが採用活動を前進させる一助にもなります。

"未来志向の採用"を推進するためには、従来の採用方法を見直し、自社に合った採用を模索していくこと、「ともにはたらく仲間を増やしたい!」と思えるような組織の場づくりをしていくこと、これまでの過程を見つめ未来へと踏み出していくことが大切なのではないかと思います。

☃️マネーからいのちを取り戻し、マネーとライフにいのちを吹き込む🐗

2024-01-18 14:27:17 | 組織開発・社風改革
JUNKANだいこんコミュニティとの共催で今年、自分たちにとって最高にワクワクになること間違い無しのイベント。
ということで、こんなで弊社メンバーそして私も所属する史郎さん、ゆうちゃん、ノッチ、SHAさんと
新井さんに会いにそうだ!ニセコに行っちゃえと!



ニセコ滞在では仲間の皆さんのFBも是非参考に読んでほしいのですが、
私は、やはりお金と働くの関係について。



さて、新井さんとの話の中でモネの話が出た。
モネは、対象物を描く以上に「間」を描いていると、そこにモネの作品の味があり、絵を描く対象以上に「間」にこそ本質であるという話し。

職場コミュニティにアソビ(あいだ)がなくなってきている。国は多様性と言う名の下、ハラスメントや時間管理を規制する制度などを課す一方で生産性をあげろとシステムで職場はますます息苦しくなっていく。

働くがお金やシステムに否がおうでも紐づけられ、私達の職場における創造性や自由と言った人間性から生まれる働く喜びは排除され、働くがどんどん無味乾燥のつまらないものになっていく。


また、更に厄介なのは、女性の働き方改革や障がい者の制度などの一見保護と言う名目の制度。
女性や障がい者と言った労働力を制度化する。会社と女性の働き手や障がい者との交流に余白がなくなり、労働が制度で物化してしまう。そして職場の生態系を歪ませてしまう例も見られている。
会社が、法定雇用率を上げようと、わざわざ障がい者だけの関連管理会社をつくったり、女性の管理職比率を人間性、能力に関わらず登用する例などはその一つと言える。
例えば、子供の遊びに、◯△□を様々な関係で空間に配置する。お家になったりおでんになったり花になったりと様々形を子供が作り出す。
子供はたった3つの図形で新たな創造物をどんどん作っていく。
そんなことは私達は小さい頃から体験で知っている。
関係性からその人の唯一無二の人間性を引き出し引き出されていく過程で豊かなコミュニティへと職場はなっていくのではなかろうか。

私は、職業柄、職場に制度をつくったり、社長や株主の権威を高める仕事をしてきているいや、してきた。そんな立場だからこそ不必要に制度に迎合したり更にそれを強化するためのルールをつくることの危険性を感じている。。
法律や一部の人間だけが特権を持ち関係性にまで制度やデータが入り込み生命としての人間を固定し、コントロールしていく今の風潮はおかしいと言わなければならない。

いま必要なのは、新井さんの言うように「あいだ」を大切にすること。アソビをつくることなのだと思う。
以前、講演で江戸しぐさの先生にお話しをしていただいたことがある。アソビは怠惰になることではなく江戸時代は明日に備える「明日備」と書いてあそびと読んだそうだ。



ニセコの地域は史郎さんが先のFBにもだしていたが相互扶助の街。
働くにアソビ、いのちを感じる場にたった数日の滞在だったが沢山出会った。
スキーをしたくてワイン適さない場所だとわかっていたが羊蹄山の麓でワイナリーを営み結果それがシャンパーニュ地方と同じような土地柄だとわかり素晴らしいワインをつくっているワイナリーのご主人。


川沿いの素敵なカフェ。土地の性質を活かし建物自体が川の流れに沿うようにつくられている。川の流れに、呼応するように建物だけでなく、そこにある商品や滞在する人も自然性が引き出されるようなカフェ。
すべて新井さんの紹介で伺った場所ですが、パートナーの善住さんとともにニセコ通貨を媒体に場の良さつながりを引き出しいく素敵な取り組みを拝見させていただいた。

新井さんの車に同乗させて頂いた最中も、やあ!と車を止めて街の人に声を掛け合う、じゃんじゃん電話がかかってくる。楽しそうに会話している。夜は武井さんや岩波さんたちとオンラインでユーモラジオ。



皆さん、予定変更!今日はこの人がいらっしゃったからここに行こう!
矢萩さん、畑中さんラジオ出ますか?と。
想定外の連続。ここでは人と人、人と自然のリズムで時が流れていく。


それは一見、遊びのようにも見え、くらしを日々創造する「明日備」でもある。ライフから生まれる傍を楽にする労働の本質を身体で感じる素晴らしい時間。


3月12日、新井さん、ピーター、史郎さんとこんな場にかかわらさせていただくことに感謝。
史郎さん、そしてJUNKANだいこんの仲間とともに、
お金と労働の関係を体現している新井さん、ピーターとこれからのお金の付き合い方、働くとは、「あいだ」のある職場コミュニティとはを語りあう。


皆さんとリアルに3人を囲んで新しい季節が始まる3月に是非語りあいたいとおもいます。