中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

労働新聞に『健康経営で人間性尊重「理念」表明して施策を示す』を掲載させていただきました。

2023-09-26 11:59:13 | 組織開発・社風改革
労働新聞社さんの社労士プラザに『健康経営で人間性尊重「理念」表明して施策を示す』というテーマで矢萩が文章を掲載させていただきました。
健康経営は、ややもすると会社の持続可能経営の側面の施策に偏ってしまい社員にとってのワクワク感が乏しく時機に形骸化してしまうという相談をしばしばうけます。
健康経営は、心身の健康のみならず、会社と社員の日常をつなぐ大切な試みとして社員一人ひとりの人生、生活を豊かにしていく持続的な幸福感の視点を取り入れて包括的に語られていく位置づけでとらえていく必要があると提案させていただきました。
広くは国がうちだす新しい資本主義の流れからくる人的資本経営の方針の一つでもあります。
健康経営は、人件費というコストや使えば消費していく資源とみていく旧い人材に対する観方から、創造性や企業の持続的な成長を担う源泉、人財という資本として観ていく人的資本の流れの中でますます大切になっていきます。
そして更には一步時空を広げ、社員を、職場で働く仲間という合理的に結ばれた関係だけでなく、因果を超え共に縁あって人生を豊かにする仲間という視点へと、健康経営を通して高めあっていく流れが生まれたら幸いです。
 

個々のとくい(得意・特異)を活かし合う組織づくりについてお話いたしました

2023-09-10 18:40:45 | 組織開発・社風改革
日本青年会議所 東海地区静岡ブロック協議会の皆さんに声がけいただき、「今いる仲間で作る 最高のチームマネジメント」をテーマにお話致しました。
 
日頃、ESの視点を軸に組織の土壌を耕していく、というスタンスでさまざまな職場と向き合う中で、あまり”チームマネジメント”という言葉は使わないわたし。
そのため、このテーマを提示いただいた時に生まれた、
・チームという言葉にマネジメントという言葉がくっつくとどこか管理統制的で機械的な印象が強まるのは何故?
・組み合わせの良い個々が集まればチームの力は本当に高まるの?
・チームの力を高めて得たいものは何?
等々自分への問いを内省するところから、この講演に向けた準備が始まったのでした。

ここからの期間、ご縁あってわたし自身、個や組織に関する学びの機会をいただいたことでたどりついた「個々のとくい(得意・特異)を活かし合う」という言葉。
そして、主催する委員会の皆さんともテーマの意図や背景・経緯を何度かお伝えいただいたことで、当日は、自分への問いに対するこたえをもって、場に立たせていただくことができました。

お伝えしたかったのは、「ESの視点をまじえつつ、個々の中にある多様性への自己認識・相互理解を深めながら、とくいをお互いに知り合い活かし合えるチームを目指そう」ということ。業種も役職もさまざまな皆さんのコミュニティゆえ、どのような伝わり方をしたかは分かりませんが、この機会を経て、”お互いを知り合い活かし合える職場環境や風土をいかに整えていくか”というアンテナで目の前の職場や個々と向き合う大切さをわたし自身が真に理解できたことが良かったなと感じています。
記念にといただいた御殿場ハム。打ち合わせの際、コミュニティ経営について話していた際にご紹介いただいたものでした。おいしくいただきます。