メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「財布をトイレに流す」地獄

2014年03月05日 00時26分43秒 | 日記・コラム・つぶやき
大病院に行って来た Ⅱ

まるでネタのようだがマジである。
状況はこうだ。

実は足が痛いと和式のトイレはキツイのだ。時代錯誤のボロ家の自宅は
当然メッチャ和式の水洗であるからして、どうしても我慢しがちになる。
ただでさえ便秘症なのに困ったものだ。
で、針の傷みも残るまま会計を終えてほっと一息ついた時
「クソでもして帰るか」と思ってしまったのだ。
トイレに入りGパンを降ろすと、痛い足に負担がかかりバランスを崩す。
ドカリ!と便座の上に尻もちをついた格好になって座った。
しかし便意もないのに簡単に出るわけでもなく
あきらめてズボンをはこうとしたその時、
財布で膨らんでいるべきポケットがペッタンコだ?
ん?床に落ちたかな?と思って顔を下に向けると
便器の中にチラリと財布の姿が!

あせって体をひねった刹那、
壁の横についていたセンサーが反応して
アレヨというまに財布は穴の奥に吸い込まれていった!
なんてこった!
なんてこったああああああ!
ちょいフリーズモードで立ち尽くす。パンツも上げんで・・・。

どうしよう。どうしよう。
ひょっとして会計の後、バッグの中にしまったのでは?
探してみるがもちろんない。当たり前だ。
Gパンを降ろすとき、財布の重さはしっかり感じていたから。

…ダメもとで受付のお姉さんに言ってみる。
「あの~、どこに言っていいのか判らないので…」
一部始終を伝えると、さすがに訓練されているのか
”やっちまいましたね”的なそぶりも見せずに
施設関連部署に連絡を入れてくれた。
待つことしばし、二人の若い作業員と「使用禁止」看板を持った
掃除のおばちゃんがセットで現れた。

現地で説明をすると、若い二人は早速作業に取り掛かった。
器を外しパイプの中を吸い上げるが…。
「どうにも地下の下水層にまで流されたみたいですね。」
ありがとう。結果はなかばわかってたよ。比較的小さな財布だし
パイプの中に引っかかってる可能性なんて・・・。
お礼を言って帰ろうとすると”責任者が話をきくから”と引き止められた。

待っていると、スーツ姿の厳しい顔をした男性が
さっきの作業員と一緒に近づいてくる。
そうか、後でゴネないように火消し役の登場か。
こっちはそんな気は毛頭ないのでひたすらお礼を言いたおす。
するとようやく顔が和みお別れさせてくれた。
やれやれ。

不幸中の幸いは、社員証と通勤定期(パスモ付)は別に持っていたので
一文無しになっても家には帰り着けるのだ。
しかしまあ、現状報告をカミさんに電話すると
もう大笑いさ。そりゃあそうだろう。
自分でもオカシイぜ。もう笑うしかないじゃんよ。

無くなったのは以下の通り。
運転免許証・健康保険証・VISAカード・JCBカード・各種診察券
現金4万円弱、各種ポイントカード

なんか自分、ダメ過ぎるっしょ!