toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

クマノミでファイナルカウントダウン④

2006-06-16 22:07:09 | ダイビング、水中写真

柏島で撮ってきた写真も今晩でとうとう40夜目です。しかもファイナルカウントダウンを開始して4回目です。本当に我がことながら、”よぉやるわ”な状況になっています。

なんだかこれまで、”ケっ、このクマノミが”とか”ハイハイ、クマノミさんですか”ぐらいにしか感じていたクマノミです。なんかやっぱし僕からしたらいわゆるビギナー的なダイバーの人に”カワイイカワイイ”とチヤホヤされて嫉妬じゃないですけど、”ベタでわかりやすいカワイイやつ”みたいな感じでケムたがっていたフシがあったのですねえ。
まぁでも、そんなどうでもええようなことを考えているのは僕の勝手というか思い込みなわけですわ。

クマノミからしたら本当に必死で一生懸命生きているわけで、そういうことをよくよく考えると素晴しいかけがえのないイキモノに思えてくるのです。
そんな気持ちをうまいこと表現できるような写真が撮れると良いのになぁ、と切に望んでしまうのです。

octopus's eye でファイナルカウントダウン③

2006-06-15 21:29:20 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第39夜は岩穴からのぞくタコの目です。人間の足やら手にはウオノメやタコができたりしますが、海中の岩の間といえばやはり、タコの目なのです。

聞くところによるとタコはめちゃくちゃ賢いそうですわ。ビンのフタをネジって開けてみたりするそうですし、なんといっても自分の周りの環境を目で見て理解して、一瞬のうちに体の様子を変化させるなんていうのは、そこらへんの人間でもなかなかできないことではないかと思います。
ミミックオクトパスなんていう連中は形態まで他のイキモノのまねをするっていうのですから、やっぱし賢いに違いありません。

実はタコの仲間も分類が十分ではないと聞いたことがあります。

ガンガゼとなんたらテグリでファイナルカウントダウン②

2006-06-14 23:19:37 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第38夜はガンガゼの隙間からのぞくセソコテグリかミヤケテグリか、まぁ、何というかなんたらテグリです(ファイナルカウントダウンなのに数字がアップしとるやないかい!!という苦情は燃える闘魂な人にゆって下さい、ファイナルカウントダウン第二弾とでも解釈いただければ幸いです)。

なんてことのない水中写真なのですが、柏島水中写真の連続更新記録を延命するために無理矢理アップしました、というわけではありません(全面的には)!!前のハシナガウバウオを撮っているときにも、ちょびっとだけ感じたことなのですが、なにかしらガンガゼの利用法というか可能性について意識させてくれる画だからあげたのです!!
ガンガゼのズコーンと伸び行くベクトル感溢れる流れというか方向性と隙間の空間をうまいこと使うことができればなぁ、と思ってしまいます。

水中では往々にして計算どおりに事が進まないことは重々承知の上ですが‥。

オトヒメエビでファイナルカウントダウン①

2006-06-13 21:38:30 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第37夜はオトヒメエビです。
僕のホームページ撮魂にある写真を引っ張ってきだしたあたり、連続更新的に苦しくなってきた台所事情を露呈してしまっています。そんなわけで、ええ加減ファイナルカウントダウン開始ですわ。

さてさて、そんなことはさておきオトヒメエビってええよなぁ、と僕は思うのです。赤白青のいわゆるトリコロールカラーやないですか!!パリのカフェやらバールの雰囲気が下手したら漂ってきかねんですわ!!
それに輪をかけて素晴しい感じなのが、ヒゲですヒゲ。この画は絞りF6.3と僕にしては開き気味で撮っているのですが、もっと絞って後ろを黒く落とせたら花火がパチーンとなっているように写るのです(→じゃぁ写せ、とか言ってはいけません)。

石垣島の探偵さんはオトヒメエビの仲間にも随分見識が深い御様子で、スベスベオトヒメエビ sp.などという少しエッチな感じのオトヒメさんの画を上げてはります。っんが、僕は敢えていわゆる the(ジ)オトヒメさんを応援したいと思います。(→というか三重県近海には the オトヒメさんしかいてはれへんでしょう。)

恥ずかしいことなのですが‥‥

2006-06-13 00:02:56 | 身の回りのこと

これはウチの近所の横山創造の森の菖蒲園で咲いているハナショウブの花です。今ものすごく見ごろでとても美しく咲き誇っています。
ところで、5月28日のエントリで”これはショウブです”みたいなことを言ってあげていた写真の花は実はカキツバタでした。カキツバタも美しいですわぁあ。

もぉー、恥ずかしいですわ、ショウブとカキツバタ区別つくようになった、とか書いてますからねぇ。

だって菖蒲園に咲いてたらショウブやと思うやないですか?!(実際はショウブ園エリアから一段下がった湿地に咲いていたのですが‥‥)
まぁ、僕が本当にショウブとアヤメとカキツバタの区別がつかなかったことを見事に実証したことになったわけですわ。

他にもイッカクガニとコノハガニとかニセタウエガジとか間違いネタはたくさんあったりする、toru-kon Diaryですが、これからもよろしくお願いいたします。

#オーちゃん、いっつもご指摘ありがとうサンクスやでえ。頭涼しくてゴメンネ。



センテンイロウミウシは何点満点ですか?

2006-06-12 23:30:08 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真も第36夜はセンテンイロウミウシです。ジュッテンイロウミウシというウミウシもいるそうなので、セットでお楽しみ下さい、ということでしょうか。どちらも綺麗なウミウシだと思います。ダンダラ模様の触覚がけっこう隠れたチャームポイントじゃないかと思うのですが、どうでしょう??

センテンというからには千点なわけで、素直に解釈すると点が1,000あるという意味なのでしょうが、真に受けるとアホを見そうですわ(ハリセンボンとかとおんなし感覚でしょうねぇ)。
1000点とかそういう風なことを聞くと思わずセンター試験やら共通一次なんかを思い出してしまいます。

オランウータンクラブってゆわれても

2006-06-11 12:43:47 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真も第35回目はオランウータンクラブと呼ばれるカニです。毛がモジャモジャしていて、手足(というか脚ですか??)がひょろ長いのでオランウータンなのでしょう。
この呼び方はダイバーの間でのニックネーム的なものであって、標準和名って聞いたことないですわあ(猩猩蟹?!)。属名はクモガニでクモガニsp.、クモガニの一種でええのでしょうか?

クモとオランウータンではだいぶ違いますわ。クモって気色悪いイメージ持っている人多いと思います、オランウータンのイメージがメチャクチャええというわけではないですが、なかなか猪口才なネーミングだなぁと思います。
多分、ケエフサフサムモガニとかいう標準和名が提唱されてもダイバーの人だけはオランウータンクラブで通しそうな気がします。

テンクロスジギンポが見てた!!

2006-06-10 19:22:44 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真も第34夜はテンクロスジギンポです。三重県の海で見たことがないギンポで、僕は初めて見たギンポなのです。
何か、頭の方向に対する口の角度が独特で笑っているように見えたりしますが、反面目がちょっと怒っているようにも思えます。
よく、このようにお尻を穴の奥に突っ込んで顔だけ出しているような魚の写真を撮っていて思うのですが、けっこう彼らはフラッシュ焚いた時にビクンっ、とするのですよ。しかし、健気にもビクンっとしても頭を穴に引っ込めないで我慢しているのです。度々、そういうことがあるので、穴が小さすぎて頭まで引っ込められないわけではないんじゃないか、と思っています。

ひょっとすると、彼らは眩しいのでめっちゃ怒っていて、本当は怒りの目でこっちに向かって抗議しているのかもしれません。それならそうで、口もへの字にひん曲げて欲しいというのは人間様の贅沢な意見なのでしょうねえ。

カサゴだってハードサンゴに乗っかりたい?!

2006-06-09 22:53:59 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真も第33夜ともなると、自分でも自然光を生かしたええ雰囲気の写真なんだか、ストロボの強制発光設定の方法を知らない人がとりがちな写真っぽい画なのかもよくわかんない写真が登場したりもします。ただ、ホヤっぽい生物のオレンジ色とカサゴ体表の模様が出ているので、どちらかといえば前者かな?と思っています。

さてタイトルのように柏島ではおそろしいことに、いわゆる普通のカサゴがサンゴにのっていたりするのです。バリバリ典型的な温帯の海を潜る僕からしたらなんか凄い風景ですわ。どう見ても日本のオッサン的な風体なのにペルー語しかしゃべることができない、ペルーの元大統領のフジモリを見るかのような感覚です。

エビとヤドカリと僕

2006-06-08 21:21:43 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真第32夜はエビ VS ヤドカリです。
この写真の構図におさまるまで、けっこうかかりました。ノコノコ歩いていたヤドカリがなぜか3匹ぐらいのエビに囲まれて、そのうちの1尾と対峙する形になったのですが、何ということも結局起こらずに、そのままこの画のような位置関係になってしまったのです(というか両者が絡む様子がおもしろかったのですが、みんなアンダーなんですわ)。

だだっ広い海の中で、同じ甲殻類とはいえまったく別種のイキモノが、触れ合って、すれ違って何ということはないのですが、やっぱり海だけの話ではなく、地球の上ではいろんなイキモノが複雑に絡み合って、互いに影響しあってバランスを保っていることを強く意識して理解してしまう瞬間なのでした。

ハナミドリガイ麦酒!!

2006-06-07 23:25:45 | ダイビング、水中写真

もう少しなんですけどまだ続きます、柏島ダイビングで撮ってきた水中写真第31夜はハナミドリガイです。ナイスシチュエイションに待機してウチの嫁ハンを呼びよったそうです。

さてさて、”ハナミドリガイ”はわかるのですが”麦酒”すなはち、ビールがなんで関わってくるのでしょう??わけがわからんなりにそれなりのわけがあるのです。

先ず、最近JOG家周辺ではナメクジがやたらめったら活発に行動していて、夜中ともなると家の塀なんかにペタペタひっつきまくっているのです。僕は別に今のところ被害がないので”どうでもええ”と静観を決め込んでいたのですが、嫁ハンから”気色悪いから駆除せよ”との指令が下りました。

ここで僕はその昔、何処で仕入れた知識か知りませんが、ウチの母親が”ナメクジはビールが好きなんや”といってイチゴの入っているパックにビールを入れておいて、ナメクジ多発地帯に仕掛けて、一網打尽にしていたことを思い出しました。
そこでイチゴのパックがなかったのでスーパーの白いトレイに、これまたビールがなかったので大豆の発泡酒を入れて一晩放置してみました。

翌朝確認したところ8匹ぐらいのナメクジが発泡酒の中で溺死していました。やはり効果テキメンといったところです。しかし、なんかお酒の中で溺れ死ぬというのは不幸なのか幸せなんかどっちなんやろう?!と考え込みたくなってしまいました。

以上のナメクジ退治を受けての”ハナミドリガイ麦酒!!”やったわけなんですわ。ハナミドさんもビールや発泡酒は好きなのでしょうかねえ??
あと、ナメクジも極彩色だったらこんなに疎まれる存在でなかったかもわかりませんね(しかし、昆虫なんかでも極彩色で美しいものが意外に知られていなかったり、珍重されていなかったりするのでそうでもなかったりするかもわかりません、まぁ実際は貝殻背負ってカタツムリになるだけでカワイイみたいなことになるので、人間勝手なもんです)。

SONYのα100

2006-06-06 21:56:32 | weblog
気になるニュースを目撃したので本日2エントリ目です。

SONYの一眼レフデジカメ、α100が発表されよりました。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200606/06-0606/
7月21日発売ですって。

なんか、ミノルタから引き継いだボディ側のの手ぶれ補正に加えて、それを利用したアンチダスト、ほんで1020万画素CCD搭載で実売10万円ぐらいですって。
なんかテンコ盛りですわねえ。

しかし、あんましかっこ良く見えません。自分では10万円も出してよぉ買いません(というか買えません)。

イソハゼ倍率ドン、更に倍!!

2006-06-06 21:20:08 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真もとうとう連続第30夜を数え(パチパチパチ)、さすがにネタ的に苦しくなってきました。
というわけで先日あげていたイソハゼもオーラス(近く)ともなると、倍率ドン!!っで更に倍なわけです。僕は実はこの写真のような魚の体表の色素斑にシビれたりもしてしまうのです。同様にイカの体表なんかも見ていて飽きないです。

僕は気にならないモノは徹底的に気にならない(大雑把な)人間なので、水中撮影ツールをF100からD50に切り替えたときに、”受光部の面積の違いから起こる、同一レンズにおける画角の変化”がそんなに気にならずにすんなりD50に馴染んでしまったところがあるのです。しかし、2倍テレコンバータをマクロレンズに追加した時に、撮影可能最短距離までよって像倍率最大の状態で被写体を眺めると”こんなにでかいか?!”と思ってしまったりします。
計算上フィルムカメラで2倍撮影可能なシステムは映像素子がAPS-CサイズのD50では3倍撮影となるわけですが、ホンマにそこまで倍率高いのかなぁ?と疑問に感じてしまうフシもあります。
物差しの目盛りをD50で撮影した画像をPC上で35×24mmサイズで表示して目盛りが何mmで表示されるか計測したら、即解決しそうな疑問なのですが、アホらしくてなかなかやる気がおこりません。誰か代わりにやって欲しいなぁ、という心境なのでした。

ベニワモンヤドカリ The Hand

2006-06-05 23:42:06 | ダイビング、水中写真

ベニワモンヤドカリ、柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第29夜はこのヤドカリです。
いわゆる青カブリしまくりでベニなんか、なんやかわかんないような画ですが、The Hand というか脚の輪紋は確認いただけるでしょう。水深5mぐらいのところで太陽の光が目一杯入ってくる光環境だったために人工照明抜きで撮影したらこないなりました。たまにはエエもんです。

ポレポレダイブの西村さんによると、このヤドカリはイモガイの仲間の貝殻を専門に宿貝に使うそうです。よってお尻というか腹部の形がイモガイの貝殻にフィットした感じの平べったい形態やそうなのです。
ここで気になるのが、もともと平べったい腹部やったからイモガイの貝殻を選んだのか、イモガイの貝殻になんらかのメリットがあって、それを生かしたいがゆえにイモガイ貝殻にあわして特化していったのか??ということですわ。
卵が先かニワトリか的な命題ですけど、生物の進化とか分化はおもしろいですわぁ。

ところで僕は最初、このベニワモンヤドカリが背負っている貝殻はマガキガイだと思っていました(イモガイの殻と似ていなくもないですよ)。
マガキガイは高知県ではチャンバラガイと称してお酒のツマミに出してくれました。巻貝のフタ部が刀みたいな感じなのが名前の由来だと思います。
イモガイは魚を毒針でついてみたり、人間様的にもヤバい毒をもっているものがいて穏やかじゃない貝ですが、チャンバラガイは目玉のオヤジのような目玉をビョロ~ンと殻から放りだしてみたり、食べてもおいしかったりでお友達になりたい貝です。

セジロハラグロベラじゃなくて良かったネ

2006-06-04 18:06:20 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第28弾はセジロノドグロベラです。
いやっ、表題に関してなんですけどノドグロベラありきのセジロノドグロベラで本当に良かったですわねえ。だってどうみても黒いところは喉よりもむしろ腹部ですもん。本家ノドグロベラの喉部も特に黒いというほど黒くないところがとても不思議です。
僕の先入観からするとイキモノって子供のころのほうがかわいかったり綺麗やったりするものが多いと思うんですよ。しかしこのシジロノドグロベラやノドグロベラはむしろ成魚になってからの柄のほうが綺麗に思えます。

このセジロノドグロベラの幼魚の泳ぎ方は物凄く特徴的でした。スッっと少し前進して、カクッカクッと止まる動作を繰り返すのです。彼らからしたら、何か”そうするしかない!!”という理由があるのでしょうが、窒素の吸い過ぎでおかしくなっている人間の目からしたら”ロボコップやがなぁ”という風にしか写らないのでした。