toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

イッカクガニのPurple Haze

2006-05-31 23:42:58 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第24夜はイッカクガニで良いのでしょうか?鼻先に藻類かコケムシみたいなものをひっつけて、本人というか本蟹は木化け、石化けならぬ藻類化けもしくはコケムシ化けみたいな気マンマンなのです!!イッカクガニのように体に海藻やらカイメンやらトサカのポリプやらを植えつけているようなカニはけっこういるんじゃないかなぁ、と思います。一度、彼らがハサミで几帳面に植毛みたいなことをしているところを見てみたいものです。

ところでこのイッカクガニは見ようによってはこの藻類だかコケムシだかが鼻の先からムラサキではないにしても煙だか霞だかがブッシャーっと噴出しまくっているように見えなくもないです。

ケフサゼブラヤドカリのTRICK

2006-05-30 21:40:10 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第23夜はまたまた登場!!ヤドカリ軍団のケフサゼブラヤドカリです。なかなか綺麗な貝殻をしょっとりますし、歩脚にピシっと入ったラインがきまっています。
まだまだヤドカリ的には右も左もよくわからない、駆け出しも良いところな僕ですがゼブラヤドカリ属の連中=綺麗なヤツという経路が脳ミソの中にでき上がりつつあります。

多分右の鋏脚に毛がフサフサ生えているので”毛フサ”ゼブラヤドカリなのではなかろうかと思います。バーバパパの世界でいえばバーバモジャのポジションなのかな??と推測できてしまいます。

ハルセミの尻尾を掴む!?

2006-05-29 21:23:04 | 身の回りのこと

今晩もせっかくの写真が旬を逃してしまうのが忍びないので、まさかの2夜連続ダブル更新です!!

この写真も先日、三重県志摩市は横山創造の森をプラついていたときに撮影したものです。松の木にひっついていました、ハルセミの抜け殻だと思います。
何といっても今の季節に羽化して鳴いているセミはハルセミぐらいしかおれへんだろう、というのがその根拠です。

実は僕はハルセミについては間近で声を聞いたり、標本をみたりという経験はあるのですが、なんと生きている実物を見たことがないのです。
今回、抜け殻を発見してハルセミのヤツにかなり肉薄して尻尾を掴んでやりましたゼ、という風に思っています。

イソハゼ全力投球!!

2006-05-29 21:13:05 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第22夜はイソハゼなのです。
聞くところによると、このイソハゼの仲間は分類があんまり進んでいないそうで、図鑑やら書籍に記載がないようなものや和名がついていなかったりするものも少なくないそうですわ。
僕はイソハゼに関しては、ナンタライソハゼ見たい!!とかイヤイヤ、やっぱりドウタラコウタライソハゼやでぇ!!とかはなくて、小さな声でコソコソ”綺麗なイソハゼがスキです‥‥”ぐらいのことしかいえないのですが、スキなのはスキです。

このイソハゼもなんかとても背筋をピーンっと張った折り目正しいナイスイソハゼで大好きです。せっかくええ具合にヒレが綺麗に開いているのにちょっと惜しいことをしてしまいました。

ネタには旬があるんです!!

2006-05-28 20:14:41 | 身の回りのこと
ええ~、表題にもある通りお寿司やらなんやらのネタのみならず、blogネタにも旬があるのです。この間撮影してきた近所の三重県志摩市は横山創造の森の菖蒲園で撮ってきた写真の旬が過ぎてしまうのがあまりにもったいないので、本日2件目のエントリです。

スラっとした綺麗な菖蒲がたくさん咲いていました。
前に僕はアヤメと菖蒲とカキツバタの区別がまるでつかなかったのですが、菖蒲と他の二つに関しては完璧に区別できる自信がつきました。

当日は雨がパラついたり止んでみたりと、グズグズなお天気でした。クマンバチも”カンベンして欲しいわ、ホンマ”といった感じで雨宿り中でした。

イソコンペイトウガニの鋭角

2006-05-28 19:53:12 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真の第21夜はイソコンペイトウガニです。
トサカのようなソフトコーラルの中に潜み、見っ事に宿主に擬態しています。トサカ類が美しいだけに擬態したほうも美しく、良い感じです。形のおもしろさと綺麗さの両方とが楽しめるカニですわね。よくトサカ類の間から水色を入れ込んで撮影された画を目にします。けっこうそういうの憧れていたのですが、憧れるのと実際に撮影するのでは勝手がちがいますね。

この生物にイソコンペイトウガニという和名をつけたゴッドファーザーはナイスセンスだと思います。
大人になった今現在、僕は”コンペイトウ”なんていう単語を口から発する機会なんてめったにありません。それこそイソコンペイトウガニという時ぐらいじゃないかなぁ、と思います。
ところでダンゴウオの近縁種にずばりコンペイトウという名前の魚がいたりします。

残念だけどくみ取れません!!

2006-05-27 22:31:03 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、とうとう第20夜を迎えます。われながらなかなか凄い、凄い、パチパチパチ。

というわけで第20夜は”見返り美人を気取るよくわからない小さな魚”です。
クルーンっと尻尾を丸めたこの体勢でもって、フーラフラ漂いつつ遊泳するような行動でした。
この魚にしたら、カメラを構えてひっきりなしに泡をボコボコ吐く生物を危険物として認識して(びびって我をうしなっているかもしれんですが)、とにかく防御としてのこの行動だと思うのです。
多分、波間を漂う何かに自分をみせかけようという意図を持った擬態の意味を持つ行動じゃないか、と感じました。ただ、その”漂う何か”が何なのか、人間の僕の眼からしたらまったくよくわからず、魚の意図をまるでくみ取れないのです。
ただのゴミというか海藻の切れ端とかそんなんかもしれないのですが、この写真のように必死に体をひん曲げて熱演しているのが、ただのゴミってゆうのもどうなんかなぁ、と思ってしまいます。

ここは、この魚ハンの名誉にかけて、人間と魚では見える光の波長領域も異なってくるのでしょうから、”魚の眼からしたら、どう考えても「あれ」にしか見えへんがな、な「あれ」が人間の眼から見たらまったくわけがわからないだけ”である、と解釈しておこうと思います。

ところで明日、急遽アズリ浜に入ることになりました。今度こそダンゴをキめてきます(ひょっとしたらもおおれへんかもしれませんが‥‥)。

ヒメオオメアミとチタマだぎゃあ

2006-05-26 21:30:47 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第19夜はヒメオオメアミです。通称はニコチャン大王(よくニコチャン大魔王と誤認されています、あなたは大丈夫ですか??)、実写版のニコチャン大王はこんな感じになるのでしょうかねえ。

僕は前々から三重県の海でも、このイキモノの存在には気づいていました。ガンガゼやらウミシダの周辺を集団でヒョロヒョロふわふわ泳ぎ回っている物凄く小さなヤツです。色はこの写真のような暗褐色っぽいものと黄色のものが混棲しています。僕は何者かの幼生に違いない(ショウジンガニのゾエア幼生という説があったそうです)と思っていたのですが、実はアミの類でこれで成体なんだそうです(アミにしてはヘンな顔ですし、尾部がクルンと上を向いているというのも気色悪いですわ)。

撮影はとても難しいです(でも楽しいです)。なんといっても5mmないようなイキモノがスイスイ、好き勝手にランダムに動き回るわけですから、完全に置きピンで構えておいて、ファインダに飛び込んできたヒメオオメアミの目に合焦したと思った瞬間にシャッター切らないといけません。
なんかこぉ、”抜きな、どっちがはやいか試してみようぜ”的な早撃ちゲーム感覚の撮影と相成ってしまうのでした(貧乏性の僕としてはデジタルでないと狙う気にならないですわ)。

迫撃!!ビシャモンエビ

2006-05-25 21:34:07 | ダイビング、水中写真

ビシャモンエビも僕がホームグラウンドにしている三重県の海、殊に尾鷲の三木浦エリアでは比較的ポピュラーな部類に属するエビです。
ポピュラーとかそんなのは抜きにして、この特異な形態や、彼らの生活基盤であるところのムチカラマツに似せた擬態の素晴しさ等に僕は大変ひきつけられてしまいます。
ビシャモンエビは紐状のムチカラマツに対して平行にしがみついています。そんなわけで今まで撮ってきた写真はたいがい、横からか頑張っても斜め前のアングルでした。それが、今回幸運にも短めのムチカラマツ(短いとたなびかない)の先端付近についている(カメラを構えたときにムチカラマツの余りの部分に気をつかわなくてOK!!)ビシャモンさんを見つけてもらいました。当然僕からしたら、真正面から狙えるがな、シメシメといったところです。
おりしもハウジングの中にはテレコンを追加した105mmマクロレンズをマウントしたD50が入っています。そのような正面ヅラ狙うなというほうが無理なシチュエイションが重なって撮ることができたこの写真が柏島ダイビングで撮ってきた第17の水中写真なのでした。

僕のHP、撮魂にあげてあるオトヒメエビの正面ヅラのようなシュっとしたスマートさはありませんが、ビシャモンさんの正面ヅラはやっぱり造形のオモシロさが売りなのだろうなぁ、と思いました。

シロハナガサウミウシのギジョギジョ感

2006-05-24 21:18:53 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第17夜はユビノウハナガサウミウシというかシロハナガサウミウシなのです。
このイキモノを見たことがない人からしたら、僕が撮ってきているこの写真から全体像を想像するのはちょっと難しいかもしれないなぁ、とも思います。まぁ、何にせよ全体像云々よりも僕は体の縁から生えている樹状突起のギザギザというかギジョギジョ感に痺れてしまったので、一向にかまわないのです(個人的にはデス)。
実は写真のピントが来ている突起部とその右隣の突起(見ようによっては水中V字ヴィクトリーなのですが‥‥)はこのウミウシの触覚なのです。ナメクジやらカタツムリでいうところの”♪ツノ出せ、ヤリ出せ♪”のツノやらヤリに相当します。
僕がこのウミウシに感心してしまうのは、この触覚までまわりの樹状突起のギジョギジョに併せてギジョギジョにしているのです。
ひょっとしたら他の生物に襲われた際にダメージを受けると深刻なことになってしまうであろう触覚を樹状突起にカモフラージュすることによって守っているのやもしれませんね。
そういうおもしろさを横においておいてもなかなか美しいイキモノです。

アマミスズメダイで水中V字ヴィクトリー!!

2006-05-23 22:21:07 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第16夜も水中V字ヴィクトリー!!今日はアマミスズメダイyg.2枚目の画です。
イヤイヤ横から見ていてもなかなかよくわからないのですが、正面から見てみたら見っ事にV字です、水中V字ヴィクトリー達成です。額に”肉”ではキン肉マンもええところですが、額に”V”ではスズメダイなのです!!

前にも書きましたが、このカワイイアマミスズメダイyg.ですが大きくなるとブサイクになってしまいます。成長するとやはり、Vの字も消えてしまうようです。Vの切れ目がカワイイの切れ目なのでしょうか。

それにしてもこの画もまたヘンにカタイでしまっています。一番まともな画は僕のHP、撮魂で見てやってください。

イソカサゴで水中V字ヴィクトリー!!

2006-05-22 21:49:07 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、とうとう第3週目に突入です。
もお、こないなってきたら行けるところまで、行きますわな第15夜は2匹のイソカサゴです。
よく見るとV字やないですか!!水中Vの字です(本当はカタカナの”フ”やぁ!!と思って撮ったのですが、どう考えても"V"の方がかっこええのでVなのです)!!

僕が思うにこのイソカサゴはラブラブ関係にあるのではないかと予想します。なんか尾っぽのところなんてピタっとひっつけて(魚もスキンシップによって意思の疎疎通を行っているのかもしれませんねえ、ひょっとして体表の粘液経由で人間が考えている以上の情報伝達を行っていたりしたら嬉しいなぁ、と思います)、胸鰭で手ぇまでつないでるやないですか!!見せ付けてくれますわぁ、ホンマにヒューヒューですわ。

なるほど、VはL.O.V.E.のVっちゅうわけですな。ジャマしてごめんネ、イソカサゴはん(あぁ、でもこれケンカの一幕やったりしたら僕、恥ずかしいですわぁ)。

サガミリュウグウウミウシと思わせておいてタンブヤ・ウェルコニスですか!!

2006-05-21 19:33:14 | ダイビング、水中写真

柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第14夜はタンブヤ・ウェルコニスです。まぁ、和名すらついていないらしいあまり見かけないウミウシの類なのです。

ダイビングをする人はみんな身をもって理解してはることだと思うのですが、人間海中に潜って圧縮空気を吸っていると本当にアホになってしまうのです。そんなわけでバカになってしまった僕としてはこの写真のウミウシはサガミリュウグウウミウシに相違ない、と水中で決定してしまったのです。
アホなりに言い訳をさせていただくと、ベースとイボ部のパターンこそ逆であるものの青とオレンジのような配色が物凄く良く似ているのですから、まぁ仕方ないかも、ということなのです。
なんにせよ僕からしたら初めて目にするウミウシであったわけで、ウミウシ的にも”さすがは柏島”といったところです。

それにしてもクシャおじさんみたいな顔になってしまっています。

Dear アカホシカクレエビ

2006-05-20 23:12:25 | ダイビング、水中写真

ボチボチ、そろそろかいな、な状態の柏島ダイビングで撮ってきた水中写真、第13夜はアカホシカクレエビです。ふんわりふわふわ、イソギンチャクの触手の間を漂っている感じで優雅なもんです。こういうのを見ていると、比重が水に近くて体重が少ないと本当に水中で気持ちええんやろなぁ、と思います。

さて、このアカホシさんは僕がいっつも潜っている三重県の海でも比較的ポピュラーなエビです。
僕にとってアウェイである柏島の”なんかそこかしこにおもろいイキモノがおって退屈せんでええ”な状況の中でひょっこりホームで慣れ親しんでいる、アカホシさんみたいのが出てくると良く知った友達にあったみたいで、なんかホっとしてしまいました。

というよりも、綺麗なイキモノは何処で見ても綺麗ですわねえ(ヘンなポーズしていますけど)。