
バカのようにレンゲをボケーっと見ていた時のことです。
気温が上がってあったかくなって、ケムシもアクティブなわけやないですか。レンゲの葉っぱなんかも当然ワシワシ食われまくりやったんです。
フと気づいたんですけど妙にバタくるっとるケムシがおるやないですか!!注意深く見てみると、写真のコマユバチだかなんだかがひっついていることがわかりました。
彼らは寄生バチです。モンシロチョウの幼虫、アオムシを飼ったことがある人なら経験あるかもわかりませんが、イモムシが蛹になるときにイモムシの体を食い破って自分らが繭になりよるという寸法です。あぁあ、なんともオットロシイ!!イモムシに生まれんで心底本当に良かったです。
そんなコマユバチのような寄生蜂がケムシに産卵するところやなんて初めてしりました。そして正に産卵するところも初めて見ました。けっこう何べんも力一杯お尻の針をブスブスつきたてて、ケムシも”イテテ、コノヤロー”的にくねりまくっていました(写真は静かな感じですが‥)。
他にもケムシはたくさんいましたが、他の個体には眼もくれず、徹底的にこのケムシに産みつけまくりだったように思えました。生存戦略的なことを考えたら、1尾のケムシに集中すると、その個体がなんかの拍子で死んでしまったらアウトやないですか?!にも関わらずやたらめったらに産みまくらないのは、そういう行為が寄生する宿主を絶滅させてしまうことがわかっているのでしょうかねぇ?!ウマイことできているものです。