toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

カマスマルヲ

2007-11-26 21:52:19 | ダイビング、水中写真

マルヲスズメの水中写真を撮ってきた紀伊大島は須江の内浦ビーチでは現在、物凄い量のカマスが屯っています。
本当に数、密度ともにとんでもないレベルで水中が雲のようにけぶっていて、太陽光を遮って水底が暗くなっているぐらいなのです。僕の目測で計算するに、群れが占めている空間は30m×30m×10mの9000立方メートルです。ウロ覚えより、海水5リットル中にカマスが2匹という密度で泳いでいると仮定します。
9000立方メートルは9000×1000リットルなので、9000×1000÷5×2=3600000匹カマスがおる計算になるのでしょうか(間違っていたら恥ずかしいです)?!
一日3食毎日カマスを食べるとすると一年間で約1000匹食べることになります。っということは3600000匹のカマスを食べるには3600年かかるわけで、つまりは一生で食いきれないだけのカマスがおるわけなんですわねぇ、ホンマカイナ(どなたかこれ読んで内浦に行かれる方に実測してきていただきたいぐらいです)?!

僕はその昔、マレーシアのシパダン島でダイビングをしたこともあって、えげつないぐらいのバラクーダやギンガメアジの群れを見てきているはずなのですが、今回内浦のカマスの群れを見てビックリしてしまいました。っというか、何かのはずみで一斉にカマスが僕に襲い掛かってきたら命ないやろなぁ、みたいな恐怖を感じてしまいました。

ところで今日の写真もマルスズメダイさんなのです。背景に写り込んでいる白いヒモ状のものが実はとんでもない数のカマスが排泄したフンです。カマスのフンが白いやなんて今までまるっきり知りませんでした。このようなフンが海底のそこかしこに転がっていて、ちょっとイヤな感じでした。
両手を広げたマルヲさんが”こ~んな長いウンコがしょっちゅう降ってきますねん。兄ちゃん、どない思うぅ?!”やなんてブーたれていると思うと、なかなかおもしろいような気がします。