やねうら日記

~日常の中にある幸福

小林 隆彰師 「人生お返しの心」

2010年11月07日 | 日記
市の講演会を聞きに行った。
比叡山延暦寺の小林 隆彰師「人生お返しの心」。
シニア応援事業の一環だったので、6割がお爺さん、4割がお婆さんという聴講者。若いのは僕一人だった。

なかなか心に染みた良い話だった。
戦後日本は奪いの教育をやってきた。豊かにするために、なるために「もっと欲しいもっと欲しい」だ。たくさん採れば、儲ければ褒められる。例えば、魚や野菜を採る(奪う、殺す)のに感謝がない。
よく言われることではあるけれど、ゆっくりじっくり説かれると、なるほど自然に対して感謝の心は忘れているな、と再認識した。

これまでの人生奪って来たのだから、少しでも返して行こうよ。返すのはお金がなくたってできるよ。まず笑顔。笑顔で接すれば、笑顔をもらった人は良い気持ちになる。そして言葉、褒められた人は良い気持ちになる。気持ちばかりか本当にそうなっていく。子供に「賢いね」といえば、どんどん賢くなっていく。それが人生のお返しの心だと言う。
 
 顔、言葉、そしてそれには心を込めて接する、言う。
 七施の中の三つで顔施、言辞施、心施と言うらしい。

逆に「あなた顔色が悪いわよ」と60回も言えば本当に病気になると。。。

 確かに、「笑顔で、褒めて」より「命令して脅して罵倒して」の方に接する機会の方が多い。これでは良い社会になってはいかないな。

 前向きになれる話だった。

 最近心が荒み気味だ。明日から少し笑顔を作ろう。
 がんばろう、よりがんばっているね、
 人にも自分にも。