[大虐殺] ブログ村キーワード
フィリピンの顔としてご紹介したくない事件ですが、いくらなんでも知らぬ顔は出来ないと思って少しだけ記事に挿みます。
写真や動画は顔を背けたくなるものが多いので、私がわざわざYouTubeなどから拾って来ず、Googleから地図を拝借して掲載しました。
私の顧問弁護士の一人の友人にセブ島の弁護士がいて、その人もこの大量虐殺事件に巻き込まれて殺されたようです。
事件は、23日にマニラから1時間半ほど南に降りたところのミンダナオ島マギンダナオ州のアンパトゥアンで起きました。
大方の事件の内容はウエブで検索していただけてバ解かると思いますので、ここでは簡単に、そして、検索しても出てこない内容を織り込んでお話します。
殺害されたのは、ブルアン町副町長で州知事立候補のイスマエル・マングダダトゥ候補の妻子や親族、メディア(記者等)関係者24人、それに弁護士二人が同行してバスやジープ、ランドクルーザー等、計6台(5台だったかな?)の車に乗り込んで、マングダダトゥ候補の立候補届けに行っている途中で、100人ほどの武装集団に行く手を塞がれ車から降りるように指示された、とのことです。
先日までに見つかった虐殺死体は57人と報道されていましたが、途中で車に乗り込んだ、この一行とは全く無関係の不運な2名を入れて、およそ80人がこの武装集団に待ち伏せされたようです。
ここで、マングダダトゥ候補がなぜ自分で立候補届けを出さず他の者を遣わしたかと言うと、マングダダトゥ候補は以前から、もし立候補した場合は誘拐するだの殺すだのと脅されていた様で自分で申請するのに躊躇した様です。
少し宗教を含んだお話をしますが、マングダダトゥ候補はライバルである、現知事の息子で同州ダトゥウンサイのアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長から襲われるものと予測していたようでした。
この二人の候補者は、いえ二人を含むこの一帯は、フィリピン人でありながら、フィリピンをカトリックと二分するもムスリム(モスリム)の人が多い地域です。
ムスリム信仰者は、4,5年ほど前に、日本でもコーランと言う彼らの聖書をめぐって騒動が起きたことを記憶しておられる人もいらっしゃると思いますが、ここフィリピンの政府が悩んでいる大きな問題が、モロ人民解放戦線の「MILF」や無差別的な誘拐や殺人を行う武装集団の、「アブサヤフ」等のムスリムです。
そしてもうひとつ、ほおっかむりをしている女性が多いんですか、ここで州知事争いをしているような人たちを含む普通の「ムスリム」と呼ばれる人たちです。
マングダダトゥ候補は、ライバルのアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長も、同じムスリムなので、コーラン(彼らの聖書)に書かれている様に『婦女子に危害を加えることは無い』と思って本人が立候補届けをせずに奥さんたちに依頼したようです。
もうひとつ、メディア(記者等報道関係者)の人たちが、およそ24人も同行したのは、これも例えアブサヤフのような武装集団でも今までに殺害するような行為に出た事は少なかったことも安心する理由であったようです。
一行を襲った100人からの武装集団は、事件の3日前から待ち伏せをしていたようで、しかも人が入ったバスごと埋め込んでしまう様な大きな穴を掘っていたとは普通では考えられない事です。
この100人の武装集団から外れた仲間が様子を語ったようですが、発見された遺体は目を覆うような姿ばかりでした。
女性は山に連れて行かれて性的な暴行を受け銃で打たれて殺されたり、何人かは斬首されたり、当のマングダダトゥ候補の奥さんも強姦された挙句、銃で顔や局部を撃たれていたりと、大きなパワー・ショベルで土の中から潰れたジープやバスを引き上げた中からも無残な死体が出てくる。
逃げ延びたかどうか、行方不明の人も何人かいるが、見つかった57人の遺体を考えても、これほどの残虐な大量殺人が、どこの国にあっただろうかと考えさせられる。
それにしても100人もの武装集団は、まあ、余りの残虐さに外れた仲間もいるが、よくもまあ纏まってこんな事が出来るものか...
容疑者のアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長は、昨日26日に投降された様ですが、アンパトゥアンと言う苗字は、マギンダナオ州のアンパトゥアン地区と同じ名前と言うことは、それなりの身内で固めているか歴史があるのだと思いますが、ムスリムというグループは、親族に関係なく集団協力をする繋がりがありますが、襲われた側のマングダダトゥ候補のこの苗字マングダダトゥもそのまま、「首長、酋長である」を意味しています。
フィリピンは、大きく分けて3つ、ルソン、ビサヤス、ミンダナオ。
国旗の中にある3つの星がそれを表しています。
事件の有ったマギンダナオはミンダナオの中にあり、ダバオの西、パッキャオ・チャンピョンの地ジェネラル サントスの北部です。
私の仕事関係でも縁の深い地域です。
すぐ近くに老後のためにと、ダバオの友人と準備をしている土地が5ヘクタールあります。
こういう残虐な行為は、マギンダナオ、ミンダナオ島、いや、フィリピン全土で起こって欲しくないものです。
今チョット、ムスリム相手に裁判を起こして喧嘩をしているんですけど、
やめとこうかな...
怖いな...
フィリピンの顔としてご紹介したくない事件ですが、いくらなんでも知らぬ顔は出来ないと思って少しだけ記事に挿みます。
写真や動画は顔を背けたくなるものが多いので、私がわざわざYouTubeなどから拾って来ず、Googleから地図を拝借して掲載しました。
私の顧問弁護士の一人の友人にセブ島の弁護士がいて、その人もこの大量虐殺事件に巻き込まれて殺されたようです。
事件は、23日にマニラから1時間半ほど南に降りたところのミンダナオ島マギンダナオ州のアンパトゥアンで起きました。
大方の事件の内容はウエブで検索していただけてバ解かると思いますので、ここでは簡単に、そして、検索しても出てこない内容を織り込んでお話します。
殺害されたのは、ブルアン町副町長で州知事立候補のイスマエル・マングダダトゥ候補の妻子や親族、メディア(記者等)関係者24人、それに弁護士二人が同行してバスやジープ、ランドクルーザー等、計6台(5台だったかな?)の車に乗り込んで、マングダダトゥ候補の立候補届けに行っている途中で、100人ほどの武装集団に行く手を塞がれ車から降りるように指示された、とのことです。
先日までに見つかった虐殺死体は57人と報道されていましたが、途中で車に乗り込んだ、この一行とは全く無関係の不運な2名を入れて、およそ80人がこの武装集団に待ち伏せされたようです。
ここで、マングダダトゥ候補がなぜ自分で立候補届けを出さず他の者を遣わしたかと言うと、マングダダトゥ候補は以前から、もし立候補した場合は誘拐するだの殺すだのと脅されていた様で自分で申請するのに躊躇した様です。
少し宗教を含んだお話をしますが、マングダダトゥ候補はライバルである、現知事の息子で同州ダトゥウンサイのアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長から襲われるものと予測していたようでした。
この二人の候補者は、いえ二人を含むこの一帯は、フィリピン人でありながら、フィリピンをカトリックと二分するもムスリム(モスリム)の人が多い地域です。
ムスリム信仰者は、4,5年ほど前に、日本でもコーランと言う彼らの聖書をめぐって騒動が起きたことを記憶しておられる人もいらっしゃると思いますが、ここフィリピンの政府が悩んでいる大きな問題が、モロ人民解放戦線の「MILF」や無差別的な誘拐や殺人を行う武装集団の、「アブサヤフ」等のムスリムです。
そしてもうひとつ、ほおっかむりをしている女性が多いんですか、ここで州知事争いをしているような人たちを含む普通の「ムスリム」と呼ばれる人たちです。
マングダダトゥ候補は、ライバルのアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長も、同じムスリムなので、コーラン(彼らの聖書)に書かれている様に『婦女子に危害を加えることは無い』と思って本人が立候補届けをせずに奥さんたちに依頼したようです。
もうひとつ、メディア(記者等報道関係者)の人たちが、およそ24人も同行したのは、これも例えアブサヤフのような武装集団でも今までに殺害するような行為に出た事は少なかったことも安心する理由であったようです。
一行を襲った100人からの武装集団は、事件の3日前から待ち伏せをしていたようで、しかも人が入ったバスごと埋め込んでしまう様な大きな穴を掘っていたとは普通では考えられない事です。
この100人の武装集団から外れた仲間が様子を語ったようですが、発見された遺体は目を覆うような姿ばかりでした。
女性は山に連れて行かれて性的な暴行を受け銃で打たれて殺されたり、何人かは斬首されたり、当のマングダダトゥ候補の奥さんも強姦された挙句、銃で顔や局部を撃たれていたりと、大きなパワー・ショベルで土の中から潰れたジープやバスを引き上げた中からも無残な死体が出てくる。
逃げ延びたかどうか、行方不明の人も何人かいるが、見つかった57人の遺体を考えても、これほどの残虐な大量殺人が、どこの国にあっただろうかと考えさせられる。
それにしても100人もの武装集団は、まあ、余りの残虐さに外れた仲間もいるが、よくもまあ纏まってこんな事が出来るものか...
容疑者のアンダル・アンパトゥアン・ジュニア町長は、昨日26日に投降された様ですが、アンパトゥアンと言う苗字は、マギンダナオ州のアンパトゥアン地区と同じ名前と言うことは、それなりの身内で固めているか歴史があるのだと思いますが、ムスリムというグループは、親族に関係なく集団協力をする繋がりがありますが、襲われた側のマングダダトゥ候補のこの苗字マングダダトゥもそのまま、「首長、酋長である」を意味しています。
フィリピンは、大きく分けて3つ、ルソン、ビサヤス、ミンダナオ。
国旗の中にある3つの星がそれを表しています。
事件の有ったマギンダナオはミンダナオの中にあり、ダバオの西、パッキャオ・チャンピョンの地ジェネラル サントスの北部です。
私の仕事関係でも縁の深い地域です。
すぐ近くに老後のためにと、ダバオの友人と準備をしている土地が5ヘクタールあります。
こういう残虐な行為は、マギンダナオ、ミンダナオ島、いや、フィリピン全土で起こって欲しくないものです。
今チョット、ムスリム相手に裁判を起こして喧嘩をしているんですけど、
やめとこうかな...
怖いな...
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