人は誰しも
「導き」が必要な時には、「師」が現れる。
~手紙~
♪「鬼さんこちら。手のなるほうへ。」
Pinoyがまた去年の話しを始めたぞ~ 笑っていいぞ~
遅れた更新を笑って誤魔化して...
さて、何からどうお話ししましょうか...
少し長文になり、何が主題となるかは解かり難くなると思いますが、
まずは今日一番お話したい事はサブタイトルの『 ~手紙~ 』だと思いますので(書いてる自分が解かっていない)、順序が逆になりますが、お暇なときに読んで下さい。
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師走に入った頃、私が読ませて頂いているブログの中で、年老いた母親の看病で苦しんでおられるブロガーさんのお話で心を痛めていました。
私も日本に、脳梗塞で倒れて入院している母と、毎日大変な看病をしている妹がいます。
お盆の8月15日に胆嚢の手術をする等で、体質や他の持病のせいで脳梗塞の治療は進まず、暴れるので両手両足をベッドに縛りつけたままの闘病を強いられ、少し呆け出した状態で最近リハビリを始めた様です。
呂律が回らない状態で神様のような人が訳のわからない言葉を口走ったり、私達子供の名前を忘れ孫を自分の子だと言い張ったり、ひどく妹を悩ませ辱しめていたそうです。
私の事は時々思い出すようで、私の魂が母の居る病院に飛んでいたような時には、私がフィリピンから帰って来てると言い、それを否定する妹と喧嘩をする始末。
母が七月に倒れても、私は一度も日本に帰っていません。
理由は帰る余裕が無い事と、妹から、もし私が帰れば、もう思い残すことは無いと、さっさと天国に行っちゃうから帰って来ない方が良いと言われていたからです。
妹とは、スカイプのチャットでやり取りをしていました。
私は妹に言いました。
「お母さんが天国に行った方がお前は楽になるんじゃないか?」
妹は、「そんなこと考えてないよ! それにお母さんが死んだら、兄ちゃんは世界中を壊してしまうくらい全てを怨むでしょ。」
これは私が後悔すると言う意味です。
そりゃあそうでしょう。
悲しい思いばかりさせたまま死なれちゃ、後悔しますよ。
「すまんね。俺が立ち直れるまでお母さんを生かしててね。」
「まかせといて!」
「ありがとうね。頼んだよ。」
「お礼はいらないの。私のお母さんでもあるんだからね。」
それでも妹は、母の異常に毎日つらい思いをしていました。
時にはひどく泣いていました...
私は母のボケに逆らわないことを勧めました。
普通の人には理解出来ない事だと思いますが、ボケた言葉に従う様にと。
それは、母がただボケただけじゃなく、精神の一部が心霊の世界に繋がった
と直感したからです。
それからの母は、「〇〇が今、下のエレベーターに乗った。」とか
「今、ナースセンターを横切った。」
「ほら、そこのドアが開くよ。」 ギイーーー……
母は、時々本当に透視をしていた。
不思議ですけど良くあることですよ。
脳梗塞って脳が変化したんでしょ?
現に私が子供の頃事故で頭をコンクリートに叩き付けられてから、おかしな事を言うようになったんですから...
んな訳で、おかしくなった母の看病をする妹は、身も心もぼろぼろだったと思います。
病院通いも、毎日何キロと言う道のりを歩いて...
ブログの友達は、ご主人のお母さんなので、
我が儘なお義母さんの看病はもっと辛いでしょう...
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私が尊敬するブロガーの一人に、Tamaraw さんと言う人が居ます。
勿論ハンドルネームで、Tamaraw とは絶滅危惧種タマラオのことです。
世界でフィリピンのミンドロ島に数百頭しかいないと言われる野生の水牛です。
と、本人がそう説明されています。
この人とは、偶然(本当は偶然じゃない)Mixi コミュニティで知り合ったんですが、
ほぼ毎日、日記にびっしりとフィリピンのあれこれを書き綴っていました。
そのMixi のコメント欄で、私たちは意見を交換し合っていました。
ある日、Tamaraw さんの書き込みようや考え方に驚嘆した私は、
「Mixi だけじゃなく、ブログで世界中の人たちに伝えたらどうですか?」
と勧めました。
「はい、やってます。『ラグナベイの風に吹かれて』と言うタイトルです。」
驚きました... 立派なブログがちゃんとありました。
とても私が太刀打ちできる様なブログじゃありません。
一つの物事を細かく分析されていました。
暫らくご無沙汰していましたけど、「介護疲れ」の問題を抱えているこの時期に
偶然(本当は偶然なんてありません)にもTamaraw さんのブログに寄りました。
そこに書かれていた『手紙』の記事に深く心を打たれました。
日本に居られる方々は既にご存知と思いますが、是非ここでもご紹介させて下さい。
作者不明の言語はポルトガル語のようですが、日本語と英語で書かれてあります。
本当は、私が訳せないような英文をここに載せて、日本語をTamaraw さんのブログで見て頂きたかったのですが、ここで英語じゃどなたもTamaraw さんのブログまで遊びに行ってはくれないだろうなと思い、あえてTamaraw さんの所から日本語を盗んできました。
もし、感銘されたり、少しでも気になられた方は、是非、Tamaraw さんのブログを訪れて頂きたいと思います。
ただし、
私が日本語の詩を泥棒したことは内緒にしていて下さいね。
Tamaraw さんのブログの入り口は、詩の下にリンクして置きます。
オトン、オカンの看病に身も心も疲れたあなた...
是非ご自分の心を癒してください。
死にたいなんて思わないで...
お願いだから...
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手紙 ~親愛なる子供たちへ~
年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがるときには 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない
足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら
あなたが か弱い足で 立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい
私の姿を見て 悲しんだり 自分が無力だと 思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力が ないのを知るのは つらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい
きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛を 持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ
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『ラグナベイの風に吹かれて』
http://tamaraw.sblo.jp/article/34055426.html
眠くなりました。
その②に続きます。
『人は「導き」が必要な時には、「師」が現れる。』
の本文です。
是非見てくださいね。
海豚と書いてイルカと呼びます。
決して「うみぶた」と呼ばないで下さい。
私の事も応援して頂けませんか?
↓ ↓ ↓
いつもありがとうございます。