フィリピンの顔

フィリピンの日常や、旅行記、人、観光地、ビジネス、
出来事等を記録します。

アンジェロの死 -セサール・モンタノの息子が自殺-

2010年03月30日 | ニュース速報

アンジェロ・モンタノ死去!
Christian Angelo Montano



フィリピンが世界に誇る映画俳優のセサール・モンタノの最初の奥さんとの息子、アンジェロ・モンタノ(23歳)が拳銃自殺で26日未明に亡くなりました。

父親のセサール・モンタノは5月の総選挙に立候補していて、出身地のボホール州に居たのですが知らせを聞いてマニラに駆けつけました。



恋人とのトラブルが原因で、父(セサール)の拳銃を使用しての自殺のようです。

3月26日の真夜中の2時過ぎ、ケソン市の自宅の2階のキッチンで、拳銃で頭部を撃ち後頭部から弾が抜けた即死の状態で、近くに住む主治医を呼び、ジェネラル・ホスピタルに運んだが既に死亡していたという事です。

自宅:Yakal Street, Tivoli Royale subdivision in Barangay Batasan Hills
病院:General Hospital Quezon City
警察:Quezon City Police District 【QCPD】
葬儀:Arlington Memorial Chapel QC.


先日、火葬が終わったと友人のマムーさんから連絡がありました。

アンジェロは良い男の様ですが、セサールと同じ俳優にはならないと言っていたそうです。
また、アンジェロの死に捜査が入った様ですがセサールが(お願いして)中止させたそうです。

『Itutuloy pa rin ng PNP ang imbestigasyon sa pagkamatay ni
Christian Angelo Manhilot sa kabila ng kahilingan ng pamilya ni
Cesar Montano na huwag nang imbestigahan ang insidente. 』

英語は読めないけど、上のタガログ(フィリピン語)は何とか理解できます。
上のメッセージと下のYouTubeはABS-CBN局のニュースです。




ニュースキャスターの話ですと、セサールはアンジェロの目を「アイ・バンク」に寄付するそうです。
一人でも目の不自由な人が光を見ることが出来ますね。




次期大統領選挙に出馬中の、NOYNOY AQUINO(ノイノイ・アキノ、アキノ前大統領の息子)や、たくさんの芸能人たちが葬儀に参列しました。
葬儀は、ケソン市で行われました。
Arlington Memorial Chapel QC.
(アーリントン・メモリアル・チャペル・ケソン市)



■私は、この事件を記事にしようとは思っていなかったのですが、
セサール・モンタノ(Cesar Montano)をちょっと知っていて、私はセサールの大ファンなので、うちの娘の洗礼式には【ニノン】になってもらおうと思い、マムーさんから連絡を取って頂くと、セサールは一緒に射撃をやった時の事を覚えてて、気軽に引き受けてくれました。

それがどういう事かと言うと、
うちの娘、現在は1歳半になりますけど、亡くなったアンジェロさんとは義理の兄妹になるわけです。
タガログで、【KINA KAPATID】(キナ カパティド)と言います。
【ニノン】である、セサールさんは、娘のゴッド・ファザー(親代わり)ですから。

※言葉の意味は、こちらを参照してみて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/jbc_2007/e/daa186ca1867d4710a44d8a2261e20b4

※セサール・モンタノ(Cesar Montano)-ウィキ-
http://en.wikipedia.org/wiki/Cesar_Montano

※セサール・モンタノ(Cesar Montano)-私の別記事-
http://blog.goo.ne.jp/jbc_2007/e/cd5b1f23a2f516bc893e5cfdbe675046

http://blog.goo.ne.jp/jbc_2007/e/8fadc40c5cd3bc0cbeb04a2c346ca34c

※マムーさんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/coordinatormamu

セサールさんと一緒に撮った写真があるんですけど、
不謹慎な様ですので、またの機会に掲載させて下さい。


アンジェロさんのご冥福を祈ります。







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アジア・モールで

2010年03月29日 | マニラの風景

「Mall of Asia」=【MOA】です。



ピアノの写真なんてどこにでもあって意味ないですね。


これって自動演奏ピアノです。


やはりどこにでもありますね。


ただ弾いてた曲があまりにも良かったので写真を一発。


え? やっぱり写真じゃ意味無い?  ドウモ~。



モールの中庭でブラスバンドの演奏。



正面玄関で人と待ち合わせている時に、目の前に白バイにエスコートされてメルセデスベンツが止まりました。


「あ。同業者だ。」


ベンツのお客はアラブの大富豪といった感じ。


同業者と言うのは、大富豪じゃなくて、護衛のバイクでして、


「すみませ~ん。一枚写真を撮らせて下さい。」


「良いですよ~。」って、連れのに若い友達と「はい、チーズ。」



て、違う、違う。


護衛(エスコート)のバイクを撮りたかったの!



エスコートしてたこの警察官達は【HIGHWAY PATROL】の人たち。


うちの「88クラスメイト」のマカナス大佐(Colonel Macanas)の部下でした。


※【クラス88】=【PNPA】「フィリピン国家警察アカデミーの1988年卒業生」




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寝不足です...

2010年03月27日 | マニラの風景

ここんところ、うちの前の道路工事で


寝不足してます...


私は夜光虫で夜なかなか眠れないで、朝方3~4時間睡眠の癖がもう10年以上続いてますけど、やっと寝付こうとする早朝の7時からうちの前で
工事をやってて、うるさくて眠れません。



古いセメントをハツってるんですけど、その前にセメントの端(枠)を切削機で切って行くんですがこれまた回転するカッターの音がすんごくうるさい。


ぎゃーん。ぎゃーん。ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!





小さい切断機でもすごく大きな音です。



選挙前だし、自治区単位でもお金を使わなきゃなんないのも解かるし、
道路が綺麗になるのは良い事ですけどね...


何もうちの真下で粉砕したセメントを積み込まなくっても良いようなものを。


アスファルトじゃないんです。
セメントの石になってます。


そっと置くように載せてくれたら良いのに、


ガターンッ!!



何も夜までやんなくってもいいじゃん!!



でも、この工事、結構早いんです。
フィリピンらしくないですね。


給料制でやれば長期間仕事がある方が良いから長引くんですが、これは多分「終わって何ぼ」の請負制でしょうね。


フィリピン語(タガログ)で、この「請負工事」を
パッキャウ(PAKYAW)と言います。
フィリピンのボクシングチャンピョンはパッキャオです。


「寝不足」はプヤット(PUYAT)です。
それで「痩せた」はパヤット(PAYAT)です。


そろそろ寝ます。


お休みなさい...






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MOA(Mall of Asia)の前に、こんなものが...

2010年03月21日 | マニラの風景

知らなかった...



MOA(モール・オブ・エイシア)が出来てもう何年もなると思いますが、MOAの前にこんなのが出来てたんですね。

先日の記事のロータリークラブのパーティーから帰る時に道路前方(ちょうどMOAの前)に綺麗な丸型のネオン・サイン(電光掲示板が見えました。)

「えっ? 大型のテレビかな?」って思ったんです。

よく見ると球型をしているんです。

「ああ、そうだ。あそこは地球儀があった所だ。」

いえ、あった所じゃなくて、その地球儀でした。

何度もMOAに来てたけど、昼間だったから気が付かなかったんですね。
夜になるとこんな綺麗な電飾球になってたんですね。

太いファイバーグラスを使っているのかな?
電球だったら何千個あるんだろう?

例のバカチョンカメラで慌てて撮ってみました。

(この一枚だけはクリックして拡大できます。)


日本だったらこういうの有ると思いますが、ここフィリピンでこれほど大きな電飾球が見れると思っていませんでした。

写真じゃ大した事無い様ですが、機会があれば是非実物を見て下さい。
凄く綺麗でしたよ~。
もっとも私は小さな事でもすぐ感動する性格ですけどね。







そして一作日、カシオの良いデジカメを手に入れた私は、もう一度MOAに行きました。

以前から見慣れていた殺風景な錆びた様な地球儀が、

何となく金色に輝いているように映りました。


こちらの方が良いかな?




こんな風になってたんだぁ...



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ロータリークラブ・パラニャーケ17周年記念に招かれて

2010年03月19日 | ロータリークラブ

ロータリークラブ・パラニャーケ

17周年記念パーティー

に招かれて

警察学校のクラスメイトの ジョン・ガライ(Jhon Garay)さんに誘われてパーティーにゲストとして出席しました。
私は、入国管理局の在るイントラムロス地区のロータリー会員ですが、そこを最近さぼってばかりいて他の地区に出席するのは気が引けたのですが、カジュアル(普段着)で良いと言うことで家内と日本人の友人とその奥さん、それにもう一人最近知り合った日本人の若いお客さんを連れて遊びがてらに行ってきました。

場所は、マニラ空港から10分くらい車で行った所の、モール・オフ・エイシア(Mall of Asia)裏のアッチャス・グリル&レストランです。

モール・オフ・エイシアのエイシアは日本語読みでモール・オフ・アジアで、Mall of Asiaのことですが普通この頭文字から「MOA」、モアと呼ばれているアジア最大のデパートメント・ストアーです。

そこは、空港から近いと言うよりも、パサイ市のマニラ湾そばのマカパガル通りと言った方が分かり易いでしょう。

パーティー会場のアッチャス・レストランは、その大きなショッピング・モール「モア」の裏手のモア敷地内の道路に沿って20軒ほど並ぶ小さな店舗の一番端で、空港寄りに在ります。
レストランの裏は、もう海です。
少し裏庭で食事や宴会も出来ますが、ちょうどマニラ湾の海際になります。

ここがその会場、アッチャス・グリル&レストランです。


入り口は右手の黒いドアーです。

ドアーに何か小さなポスターが貼ってあります。
『ロータリークラブ・パラニャーケ・スカット祝17周年』

よく見ると知ってる人。
私のクラブで歌ったりコンガやボンゴを叩いてた人だ。

Congressman Eduardo "EDZA" Zialcita

下院議員 エドゥアルド・ジアルシータ

または、ニックネームで エドゥサ下院議員

コングレスマン エドゥサ


この人が今日のゲスト・スピーカー(来賓)でした。


スピーチの後にエドゥサさん、得意な歌を5曲ほど披露してくれました。
歌が終わると家内に自分が歌っているCDをくれました。
私の右手を両手で取って握手をし、右手で私の手をポンポンッと叩きニコッと笑いました。
覚えておられたんですね。






上の写真は、今年1年間ロータリーのプレジデントを勤めるバルモレス弁護士です。
同じ警察学校のクラスメイトで、うちの顧問弁護士で、うちの娘の【ニノン】で、私達保険会社のパートナーです。

下の写真の一番手前、
このパーティーに私達を招待してくれたジョン・ガライさん。

去年のロータリーのプレジデントです。
そして同じく、警察学校のクラスメイトで、うちの娘の【ニノン】で、私達保険会社のパートナーです。


パーティーも終わりの頃、皆さん集まって何かを囲んでいます。



小さなケーキでした。
『ハッピー バースデイ!!』
『ロータリークラブ・パラニャーケ・スーカット!!』

パラニャーケ、スカット地区の皆さんでショット。

上段の右から2番目と3番目は、私と一緒に来た日本人の友達です。

すみません、日にちが前後しています。
書きかけの記事がまだ終わらないので、写真のあるこの記事から先に掲載しましたけど、夜であることと安物カメラで、つまらない写真記事になってしまいました。


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マニー・パッキャオ 判定勝ち!!

2010年03月14日 | スポーツ界

ボクシング

Manny Paquiao vs Joshua Clottey

マニー・パッキャオ 対 ジョシュア・クロッティ 戦



at the Dallas Cowboy Stadium Texas
テキサスの、ダラス・カウボーイ・スタジアムにて、

本日(テキサス3月13日)
12ラウンドで、フィリピンの世界チャンピョン、
パッキャオの判定勝ちでした。

うん。このブログで一番短い記事でした。
(と言うか、内容がよく判ってないので、詳しくは後のニュースで見て下さいね。)



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巧妙な手口  -なぜ?-

2010年03月03日 | 気をつけて!!
色んな詐欺のやり方があるものですね。

なぜこんな大金を騙されるのでしょう?

私も、疑問に思っていました。

この巧妙な手口を解析分析とは言えませんが、
私なりに考えてみました。

まずは先日の記事、ここを読んで下さい。

気をつけて! (前号)



●騙された人たちは、普通は簡単に騙せる人たちじゃない。

海千山千の人達を束ねて来たような人たちです。
だから、騙されない様に気をつけているので、騙されるかも知れないと思いながら話に乗る場合は、人に話さず自分だけで調べようとする。


●目標のお金は高額と言うよりも巨額である。

高額と言えば、「騙されるよ。」「旨い話には裏がある。」と、出鼻をくじかれる。
これ程巨額になれば、普通の人は持った経験が無いから、「有り得ない。」と言われるだけで終わるので、話せなくなる。
それに、自分だけに来たチャンスだとも思う。
「一攫千金」の度を越えて想像がつかなくなる。

●まず疑う人達だから、疑問が無くなると「信じる」事になる。

これは引き算で、5つの疑問があって1つ、2つ、と回答して、最後に疑問は「ゼロ」になる。
ところが、疑問が「ゼロ」になると、今度は「信じる」が生じます。
経験豊富なお二人なら、きっと「疑ってかかれ。」と「信じろ。」の二つが頭の中で葛藤します。
「儲」という字を分けると、「人」の「言う」事を「信じる」「者」が「儲かる」。
特に「Aさん」はコンサルタントで、哲学的な物の考えをする人です。
「Bさん」も、先駆者でした。

●騙した方は説得力が無く、騙された方は説得力がある。

騙した方は、演技が巧みで、「ボケ役」を演じて、説得力の無い普通の人間を演じた。
勿論、相手の疑問には答えられる準備はしていた。
騙された方の人は、相手の曖昧さを自分で解釈して、納得した後には、資金作りに考えられない説得力があった。

●大使館員と「サム」とでもめる。

相手のアフリカ人同士で説得されれば、騙された人は疑ったでしょうが、アフリカ人二人で「疑問」と「回答」をやってのけた。
例えば、「詐欺師A」と「詐欺師B」が、2人であなたの所に1万を貸してくれと説得しても拒否出来るでしょうけど、あなたの目の前で、「詐欺師A」と「詐欺師B」が喧嘩を始めて、「詐欺師A」が「詐欺師B」に『金を払え!』と揉めてれば、おそらくあなたは仲を割って、『2人とも喧嘩をするな。俺が立て替えてやる。』となるんじゃないですか?

●騙された二人は、男気(漢気・仁侠)のある二人。

もし自分がお金を作れば? 
1、「サム」を助けられる。
2、紹介者の顔を立てられる。
3、自分の周りの者も潤う。
で、1と2はお金を立て替えた時。 3は倍返しで大金が入った場合。
であり、これが「欲」を否定して「大義名分」が出来上がる。
「損」しても諦める事が出来、「儲け」ると他人を救えるという性格。
簡単に言えば、「汚い金でも綺麗に使え」

●期限を切られる。

これは、考えたり調べたりする時間を制限されてしまう。

●どちらも皆、現在の状況から脱出したい。

言わずもがな。です。

●普通の儲け話と違う。

これがどう違うのか、考えます。



★普通の儲け話と違う点。

普通は、儲け話を持ってくる人はお金を持っている人で、
貴方に、こうすれば「貴方も金持ちになれる。」と教えます。

もう一つは、お金を持ってない人が貴方に「金儲けがある」と言う、
儲け話は、信じがたいものです。

一攫千金って、頭の中に大金を描かなきゃいけませんね。

ところが「サム」の場合は、「目の前に大金がある。」です。
しかも、「サム」自身のお金。
そして、目の前の「サム」は、貧乏。

そこに居る「サム」は自分(騙された人)と結構似た様な状況環境です。
異国の地に居る。現状を変えたい。言葉が解かり難い。金持ちになりたい。
フィリピン人を話の中に入れたくない。過去に悲惨な経験がある。等々...

目の前に積まれたお金は手で触れる。 これは「絵に描いた餅」じゃ無い。


★もう少し、「疑い」(怪しい)部分と「疑問解消」を考えます。

実際にこんな問答をやった訳じゃありません。
騙された「Aさん」に私が訪ねた事が多いですが、少しまとめてみただけです。

疑問:どうして大金を持ってる?
返事:アフリカで、戦争のどさくさに紛れて銀行を襲った戦利品。

疑問:戦争やってるんですか?
返事:やってるよ。民族紛争や内戦など。

疑問:銀行を襲ったら犯罪で追われてるでしょう?
返事:戦争中だし、行員は皆死んでて分からないよ。

疑問:それがどうしてここに?
返事:何とかドバイまで渡ったらしい。そこからフィリピンに送った。

疑問:送れるんですか?
返事:ドバイ政府からフィリピンのアフリカ大使館留めで送った。

疑問:大使館は中身を調べないんですか?
返事:ドバイ政府とアフリカ政府の特別便だからね。

疑問:で、なんで高い保管料ですか?
返事:中身が土地の登記書や何か高価な証券て言ってるからでしょ。

疑問:鍵を開けたりしないんですか?
返事:政府間の極秘ってなってるから本人しか開けられない。

疑問:政府って、調べたんですか?
返事:アフリカ大使館の人間の身分証明書をチェックした。

疑問:そのお金、見たんですか?
返事:見たよ。金網が外れない様になってて、指で5枚取って両替した。

疑問:そのお金は?
返事:偽札じゃなかったから、両替して「サム」にあげた。

疑問:どのくらいのお金があったんですか?
返事:上っ面だけが本物かと思ったけど同じ所から5枚取ったから、大体全部本物として何億かあった。


こんなやり取りは、完全に騙されてアフリカ人と連絡が取れなくなる1週間前の話です。

文頭で述べたように、私が中に入る余地はありません。

私は、アフリカ人達とは会っていませんが、「サム」は小心者を装っていて、大使館のアフリカ人と絶対にグルだという尻尾を出さない様にしていたと言う事です。

それは、大使館員と「サム」だけの時でも、顔見知りという様子は無く、請求する者と支払いをする者、保管料から法外な手数料を自分の物にしようとする悪い者と、自分のバッグを取り返したい善良な者のような振る舞い。

ただここで、「サム」が善良な人間だったら、そう簡単に信じられないと思いますが、銀行強盗などやった過去に悪い事をして来た人間だと言う事をポロッと口に出すような人間だから信じてしまった。

完璧な人間には、「化けの皮を剥いでやれ」と、信じ難いが、過去は泥棒でしたと言う人間は、「正直に言ってくれた。」と信じてしまう。

人間の心理でしょうか?

ましてや、メールで「サム」は自分の写真を送って来た。

これは、世界中に張り巡らせているネットに掲載しているようなもの。
そのメールに軍服姿で大金を目の前にして堂々と顔を出している。

自分のバッグをチェックしてるのに大使館員から怒鳴られる。
それを、お金を少しでも抜き取ってくれと「サム」は「Aさん」に促す。

「サム」は、パスポートまで「Aさん」に渡す。

騙す相手の「Aさん」では無く、相棒の大使館員にオドオド怯えている。

「Aさん」を、騙す相手と言うよりも、自分を助けてくれる相手だと思ってるように振舞う。

「Aさん」と「サム」はまるで運命共同体の様に思わせる。


う~~ん...
シックリしませんねぇ...
こうしましょう。
騙されたのが私だと思って下さい。
その方が話が早いから。

いきますよ。

見た! 凄い大金を! 目の前で!
1億以上あるんじゃあないか!?

凄いなあ! 2400万立て替えれば2倍にして返すってぇ!?
この大使館員なんて、殆どは自分の懐に入れてしまうんだろう?
1千万くらい口の中に放り込んでやれば良いんじゃないかぁ?
どうせ中身がこんな大金だとは知らないんだろう?

それにしてもこの「サム」って奴、今困ってんだろォ?
上手く取り入って、山分けにしようかぁ!
いやいや。何とか騙して全部取ってやろうかな~♪
やっぱ可哀想だから「サム」にも1千万位は持たせてやろうかなぁ♪

文句言うようだったら、何もかも喋るぞ~って、脅しちゃおう♪
大使館がこの中身が分かると「サム」は怖いだろう?
どうせ盗んで来た金なんだろ~がぁ。
こっちは証拠の写真もあるからな~♪
フィリピンの刑務所で一生過ごすかって脅しちゃおう♪

かくして私は1千万円を渡してしまうのでありました。

辻褄(つじつま)が合うでしょう?
詐欺師「サム」は、騙す相手から騙される様に演技をしていた。
騙し盗ろうとした私は、まんまと騙されてしまった。

ちょっと例え話が飛躍しましたけど、
ほぼ言いえていると思う箇所は、

詐欺師「サム」は、騙す相手から騙される様に演技をしていた。

でしょう?



凄く巧妙なやり方だ。


・・・・・・


ここまで書いてて思うんですけど、今日のこの記事が理解して頂けるようなら、
私は立派な詐欺師ですね。(笑)

で、理解し難いようであれば、私も騙され役でしょう。


事件前に私は聞いていましたけど、とてもアドバイスの使用がありませんでした。
どういう伝で、何が起こっているのか理解できず、しかも「秘密厳守」と言われ、
しかも真剣に出資者を募っていました。 出したお金を1日で倍にしてやると。

この記事は、騙された人のことを笑うのじゃなく、手伝いをしたかっただけです。

私には流石に投資を勧めませんでした。
逆さに振っても鼻血も出ない状態ですから。(笑)

知り合いにお金持ちはいますが、どんなに貧困生活を続けても言えなかった。
気心の知れたホンの4、5人にだけ、チケット代やミルク代を借りてますけど...

そう言えば、
ボクシングのパッキャオに投資をするように聞いてくれって言われました。
1千万円を1日で倍にしてやるって。
でも、パッキャオは1回の試合で15億円を稼ぐ人ですから無理ですよ。
自慢のコンパレというだけで、投資を持ち掛ける程仲良しじゃありません。

兎に角、
笑い事じゃなく、私は危険を承知で「サム」達「犯罪組織」を訴えます。

知り合いの「Bさん」を騙して死なせた挙句、ものの一月も経たないうちに、
知り合いの「Aさん」も騙して、大金を持ち去った連中を許せません。



大金を騙し取り、連絡不通になった「サム」の事を、何と言ったと思います?

3日も経ってからですよ。

国家捜査局【NBI】の前で「Aさん」は、

『偽アフリカ大使館員から「サム」が殺されるかも知れない。』

『「サム」を助けてやって下さい。』って...


・・・・・・



グルだって! そんな奴ら!!



笑えないのは、

「Aさん」が言った、

『もし、大金が入ったら、Pinoyさんも楽になれる。』




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緊急! 警告! 注意! 気をつけて!

2010年03月02日 | 気をつけて!!

気をつけて!



セットアップの一つですけど、今、フィリピンで起きている詐欺です。

それが半端な金額じゃなく、日本でも可能性のある、
世界的シンジケートによる詐欺事件です。

私も危険な状態であり、引っ込んでいれば良さそうなものですが、放って置けない事件ですので、あえて「気をつけて!」と発信します。

去年の12月に、ある日本人の知り合いから、「アフリカ人に騙された。」と聞かされ、その騙したアフリカ人を追っていたのですが、
今日、フィリピンの知人から、去年亡くなった別の日本人の知人が、同じ詐欺グループに騙されて亡くなった事を知らされました。

最初の日本人を「Aさん」で、亡くなった日本人を「Bさん」と呼ぶ事にします。

そして「Aさん」の周りに「C氏」「D氏」。「Bさん」の話に「E氏」が登場します。



「Aさん」の事件。

知人「C氏」から、ドバイに住む「D氏」を紹介される。

電話やメールでのやり取りで、「D氏」の知り合いにアフリカ人がいて、その男が今フィリピンで困っているから助けてあげて欲しい。
そのアフリカ人は、動かせない自分のお金を持っているので話を聞いて欲しい。
と言う事で、今度はその「D氏」の知人「アフリカ人」と会うことになる。

写真の人物は、その「アフリカ人」ですが、会う前にメールで送られて来たものです。

この「アフリカ人」は、「Aさん」に、
『何ヶ月も前からフィリピンのアフリカ大使館に預けてある自分のバッグを受け取りたいが、大使館から高額の預かり費を請求されている。』

『その中には、巨額のドルが隠してあるが大使館は知らない。』

『預かり費を出してくれたら、倍のお金を払う。』

と、そのバッグを受け取る費用を借りれるように懇願しました。

経緯はこうです。

「アフリカ人」は中央アフリカ共和国のガーナ出身で「サム」と言う男です。

いつの頃か、過去にこの「サム」は、何人かと組んでアフリカで銀行を襲って巨額のドルを押収したそうです。
早い話が、小さな戦争のどさくさに紛れて銀行ギャングをやったのです。

その戦利品を何とかドバイ(アラブ首長国連邦)に持ち込みました。

「サム」は、それらのお金を小分けして、ドバイ政府を通じ、フィリピンのアフリカ大使館宛てに送りました。

送り人も受取人も本人名で、大使館留めにしたのですね。

小分けしたと言っても、何億かの大金です。

そして、この大金を送った先は、フィリピンだけじゃなく、

日本、インドネシア、マレーシア、等に、同じ様に自分宛てに送ったようです。


「サム」が「Aさん」にメールで送った写真は、もう一枚ありました。

「サム」を逮捕する為の写真として用意されていたこの一枚の写真を私も頂いたので掲載しましたが、去年12月に私が見たメールの写真は他にもあり、落ち込んでおられる「Aさん」から、もう一度メールを開いて他の写真を下さいとはとても言えなかったので、私の記憶による写真をイラストにしてみました。

「警告!」なんて言いながら、のんきに絵を描いてる場合じゃないと思いますが、こちらの方が印象に残っていたので掲載しました。

「余計わからなくなった。」なんて言わないの!。
絵(イラストのつもり)は、その内に(多分)上手くなるから...



「サム」の目の前にあるのは、銀行を襲って得たお札の山です。
長いものを持っていますが、何をしているのかは判りません。
おそらく、お金をバッグに入るサイズか測っているのでしょう。


在フィリピンのアフリカ大使館(南アフリカ大使館)宛に、ドバイ政府から特権便でバッグを送った「サム」は、フィリピンに来て大使館留めにしている自分のバッグを受け取りに言った。

ところが、大使館員から多額の保管料を請求されて困り果ててしまった。

途方にくれた「サム」は、ドバイの知人「D氏」に相談をし、「C氏」を介して
「Aさん」と会うことになる。



「Aさん」の住居に訪ねてきたのは、「サム」とアフリカ大使館員2名。

「サム」はパスポート(旅券)を、大使館員は、I.D(身分証明)を提示。

「Aさん」は、大使館に在籍確認を取るが、実在の大使館員だと証明。




さて、役者が全て揃いました。

「サム」は大使館にバッグの中身は、アフリカの土地の登記書と記載。

大使館員の言い分は、異様に重いそのバッグを、登記所にしては重く、大使館留めに送るとは余程大事なものか、違法なものか、また数ヶ月に渡る保管料も含めて、「サム」に要求する金額は、およそ2400万円。

大使館員の詰めに、「サム」はたじたじオドオド。

「サム」は「Aさん」に、バッグの秘密を語る。

中には日本円にして何億かのお金が入っている。と。

保管料を立て替えてくれたら、倍返しをすると約束。


何度かの交渉の末、「Aさん」は、バッグの中身を確かめる事にする。



ある日、「サム」は鍵を、大使館員はバッグを持参する。


5分間だけ中身を確認できる時間が与えられた。

「サム」と「Aさん」は、バッグをトイレに持ち込み慌てて鍵を外して確認。

下の挿絵は、聞いた内容から私が想像したものです。


バッグの中身はラーメンだった...

ちがうって!

金網を描こうとしたら、ラーメンみたいになっただけなの!

ほんで、鍵を開けて底板を外すと、金網が張ってあったとさ。

金網の下には、ぎっしりとお札が厚めの透明のビニールで覆われていた。

「遅い!」「早くしろ!」と大使館員がドアを叩く。

「遅い遅いと言うんじゃねェ! Pinoyのインターネットじゃねぇんだ!」(冗談)


二人は、金網の中に指を突っ込み、100ドル札を5枚抜き取った。

憤慨している大使館員に、後日保管料を払うと約束して別れる。


さてバッグから抜き取った500ドルは、「Aさん」が両替商に持参してペソに替えて、偽札でない事を確認し、生活に困っている「サム」に全て渡す。


決められた期日に予定の2400万円に満たないお金を用意した「Aさん」は、大使館員と会う。

全額でないからバッグはまだ渡せないと言う大使館員に、「内金」として受け取って貰う。
もちろん領収書は受け取った。


そして連絡が途絶えた...


もちろん、大使館はそう言う職員はいないと言う...


・・・・・・ 唖然...


事情を聞いた私は、国家捜査局【NBI】と、国家警察【PNP】に連絡。

空港にも3人のアフリカ人を足止めするよう報告しました。


出国記録はまだなく、未だフィリピン国内に潜伏している模様。

いや、相当なお金を騙し取っているし、旅券の偽造も偽名もお手の物のシンジケートで、

すでに国内にはいないかも...



「Bさん」の場合。

は、既に亡くなっていて、詳しいお話はわかりません。

「Bさん」は、以前私がマニラで小さな食堂をしていた時に、いつも来てくれてたお客さんで、去年の10月ごろ、風の便りで病死された事を知りました。

昨日、私の古いフィリピン人の友達から、「Bさん」も同じアフリカ人グループに騙されて亡くなった事を聞かされました。

「Bさん」もマニラでクラブを経営していたのですが、同じ手口で騙され、
クラブも自宅も車も全て売り払って、2400万円を作り、例の「サム」に渡し
詐欺被害を受けた後、持病の心不全が悪化して、薬も買えなくなって
亡くなったそうです。

友人に、誰からその事を聞いたのかと尋ねると、「Bさん」本人から聞いたと答えました。

殆ど手口は同じようです。

もう一つ尋ねました。 「誰から(Bさんは)アフリカ人を紹介されたのか?」

『「E氏」です。』  ...やはり日本人が絡んでいるのか?


「Aさん」の場合の紹介者「D氏」と、「Bさん」の場合の「E氏」とは、関わりが無いようです。



※ここで、名前を伏せている理由を説明します。

「Aさん」「Bさん」は、被害者ですので勿論名前は出せません。
「Aさん」は、未だ危険な状態ですので尚更です。

アフリカ(ガーナ)人「サム」他、偽大使館員たちは、身分証明書や旅券のコピー等で本名は判っていて現在捜査中です。
ただ、例えバッグの中の大金が、上の面だけが本物で下が新聞紙だけの【見せ金】であったとしても、今まで騙し取ったお金は大金ですし、もしバッグの中身が全て本物のお金だとすると、巨額のお金を所持している事になり、偽名で旅券を作る事や空港をすり抜けて国外逃走等、いとも簡単にできる事でしょう。
シンジケート(犯罪組織)であり、警察やヒットマン(殺し屋)を買収可能。
私を封じる事など「お茶の子さいさい」。
そんなアフリカ人の名前を、ブログで公開する度胸はありませんし、
詐欺集団の名前など、意味の無い事と重い、伏せさせて頂きました。

写真の顔をしっかり覚えて下さい。

次に「D氏」と「E氏」ですが、確かにアフリカ人を紹介した二人であり、当然
「犯罪組織」と顔見知りでしょう。
しかし組織の人間だと言う証拠も無く、組織から騙され利用された可能性もあり、無実の罪を着せる訳にも行かず敢えて伏せました。
でも、知らなかった。や、全く無実。とは言えないでしょう?
人と人をつなぐ時には気を付けなければいけないと考えさせられました。


「D氏」については、後日談がありますが、ここでは割愛させて頂きます。

またいつか、機会がありましたらアップしますね。


最後にもう一度繰り返します。


気をつけて!

日本や、世界に住む日本人をターゲットに、

アフリカ人の詐欺組織が魔の手を伸ばしています。

演技も手口も巧妙なアフリカ人組織です。



写真の顔をしっかり覚えて下さい。

もし、このアフリカ人を見かけたら、声など掛けずに警察に通報して下さい。
決してこのブログで見たなんて言っちゃだめですよ。(桑原桑原)コワ!


最後まで読んで頂いて、有り難うございます。


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