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【ひざ痛の克服について】

2023年05月09日 | JSDCな人々 JSDC People
ひざ痛の克服について 生徒様 M.Kさん

私は10年程前に膝の近くを骨折し、完全に杖が取れるまでに2年かかったことがあります。現在も膝を完全に曲げることが出来ず、座ったりしゃがんだりも出来ません。その為、度々、ひざ痛に悩み、ダンスをする時はサポーターが手放せない状態なのですが、この度、半年に 及ぶ強いひざ痛から、ある方法で、劇的に復活しつつあるので、皆さんにご紹介します。

今回のひざ痛は、自重型の筋トレ(椅子から片脚立ち)をやっている時に受傷しました。前回の経験で、整形外科に行っても、大した治療がされない経験から、今回は、自分で温存しつつダンスを続けることを選びました。痛みがひどい時はダンスを休んだり、ホッカイロを膝に当てて過ごしてみたり、といったことです。

ところが、そのようにして過ごしていましたが、一進一退で4ヶ月程経っても、良くならないどころか、徐々に悪化していきました。その間、ネットでいろいろ調べていましたが、そこでPRPという再生治療を知りました。自分の血液から血小板を抽出し増幅して身体に戻す為、副反応も無く、スポーツ選手が怪我の治りを良くする為にこの治療をすることで有名で大谷翔平選手なども受けたことで有名な治療法です。私もこの治療法に期待をかけ、3月27日に、この治療法の権威のいる日本体育大学クリニックを受診しました。

ところが、『その治療により見事に』と書けたら良いのですが、残念ながら、私は既往症の為、適応外と言われてしまいました。期待感が大きかったので、その時はショックでしたが、とりあえずMRIを撮って状況を確かめましょう、と言うことで初診を終えました。また、触診の際、膝周りの組織の膠着癒着に原因がある可能性や膝のお皿が全く動いてないことを指摘されました。

受診するまでは、膝の中で何か起こっていて、無理に刺激をしては傷めるのではないか、という不安の中で運動を調整する日々だったのですが、皮下組織の問題の可能性を指摘され、正直、なーんだ、それなら動かしても平気なんじゃないの、という気になりました。また、皮下組織なら緩められるんじゃないの?と、思い、再度検索。『膝蓋下脂肪体炎』というものを知りました。実際、膝周りを触ると硬い筋肉の塊のようなものがあって押すと痛いし、コロコロするような所もあります。酷い肩凝りのひとの肩に時々、芯のような塊があるのと似ています。
そこで早速マッサージと膝のお皿を動かすトレーニングを始めました。参考にしたのは、この本です。この本によると、なんと、ひざ痛の原因の9割は、このマッサージで軽減するとのこと。そもそも骨には痛点は無いので、軟骨がすり減って膝の中でギシギシ当たっているというのはイメージに過ぎないそうです。

始めたマッサージは、1日にたったの5分。脚を伸ばした状態で両手の親指で膝のお皿と下部と上部、膝裏の窪みの少し下の3カ所を1分ずつマッサージし、膝裏にテニスボールを挟んで膝裏を広げる体操を30秒。それから椅子に脚をかけてひざ裏を伸ばすのを片脚30秒ずつ。それだけ、です。膝のお皿は、緩み易い姿勢(立ち姿勢とか)で上下左右にゆらゆら、と気が向いた時に揺らしました。
この体操を始めた途端、日毎に膝の痛みは緩和されていきました。そして、2週間程で、コロコロとした芯も少なくなり、ひざ痛も劇的に改善していきました。

ヨシ先生にその話をすると、「ひざ痛で悩んでいるひとは多いので、ぜひ、体験談を書いてください」とおっしゃいました。けれど、自分では改善を実感しているとはいえ、2度目の診察がまだでしたので、5月8日、日体大クリニックを受診をした結果を踏まえて、今回、まとめてみました。

今回の受診で、MRIの画像確認で、いろんな損傷はあるもののマッサージの効果や膝のお皿が動くようになったことを褒められました。そして、追加の治療としては、高濃度ブドウ糖関節内注射(プロロセラピー)という保険も効く治療(含めての診療費370円)をして頂きました。これは、80年ほど前から治療理論は存在したと言われていて、PRP再生治療の元になった治療法だそうです。高濃度のブドウ糖を注射で注入することで患部を刺激し、その結果として修復力を活性化させることを目指すものだそうです。やはり、普通の整形外科では無いエキスパートの先生はいろんな選択肢をお持ちだなぁ、と、感謝しているところです。

まだまだ完治はしてないし、そもそも私の症状で、膝のトラブルゼロを目指すことが可能なのかどうかは分かりません。でも、大好きなダンスを、出来るだけ長く、たくさん、続けていきたいので、その為には、頑張って、膝と付き合っていきたいと思う日々です。
私の体験が皆さんに少しでも役に立つことを願っています。

Viva Happy Dance Life!




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