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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

宮城県南三陸町JAFS支援活動レポート⑪ 第4次隊

2011年04月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON
心をひとつに~がんばろうNIPPON~
JAFSブログからの転載です。
詳しくて、現地の支援のようす、被災地の変化が良くわかります。
 
東日本大震災 ~第4次隊被災地支援活動~
【4月18日】
当初から炊き出しと物資配布、様々なプログラムで子どもたちや女性のケアをしていることから、港親義会館には明るさが見られるようになりました。子どもたちは、朝から表に出て、私たちの炊き出し準備を喜んで手伝ってくれています。そうして子どもから親、年配の方まで笑顔が広がってきています。避難所で過ごしている年配の方が、立ち残った家の庭から花の枝を切っては、皆が集うところに提供してくださり、今は、山茶花、コブシ、桜までが飾られて、和ませてくれています。こういったことから、1度きりではなく連続して炊き出しを行うことは、この港親義会館を中心として周辺約400名の方々の精神的な安定にも繋げることができていることを、しみじみと感じています。

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今日は、調査をかねて避難所の一つである馬場中山生活センター周辺を訪れました。そこでは炊き出しも単発で入っているところが多いらしく、3日間くらいのあてはあるけれども、その後は炊き出しはなくなるのではと考えています。避難所におられる方の表情や雰囲気などにも完全に疲労が見えてきているのを感じました。

特に、避難所として認定されていない地区(例えば、公民館自体が津波で流されてしまったなどの理由で)に関しては、各家庭に避難された近所の方の受け入れをしています。そういったところは、避難所がないために注目されることなく、物資が行き届いていないことが分かりました。震災から1ヶ月を過ぎた現在においても、災害対策本部で受け取ってくるのは、賞味期限のきれたおにぎり、乾パン、毎回同じジャムの入ったパン、缶詰などすぐに提供できる食料品が中心となっているようです。

第4次隊では、まだ行き届いていない箇所で、今現在必要とされている人、1人でも多く手が伸ばせるようにと、さらなる食事支援の形を考えています。

【4月19日】
物資配布の中で、本会会員の東代さんからいただいたタオル(本会ロゴ入り)はとても喜ばれました。とくに今日は雨降りだったので、(後に雪まで降りました・・)なおさらでした。雨と暴風注意報が出るほどの強い風で、体感温度は5度くらいでした。港親義会館とその周辺の約400名だけでなく、今は歌津の中で、避難所と認定されずに、被災された方を受け入れている場所にも行っています。
タオルに印刷されたアジア協会アジア友の会の文字とロゴを見て、被災された方々は、どうやってお返しすれば良いのかしら・・と言ってくださっています。そんな時は、「いつか一緒にアジアの国々を応援していきましょうね」と答えています。

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【4月23日】
今日は一日中の雨で寒さもまだまだ、といった感でした。相変わらず、セーターに、薄手のダウンジャケットにウインドブレーカーを重ねてきてもまだカイロが必要です。

4月22日が志津川高校の始業式でした。港地区の学生の茜ちゃんが高校のバレー部キャプテンということから、繋がりができ、4次隊の山竹さん、ビンセンテさん、そして港地区の及川さんの3名での出席となりました。いまだ被災者を抱えた高校は、学習の場としての機能が戻るには時間がかかるために、これから別の場所にある2つの高校に分かれて通うことになるようです。

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今日は、たこ焼きパーティーを開きました。雨にも関わらず、約20名が参加して、とっても楽しそうでした。たこ焼きの歌付きで、関西文化を伝えました。

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今日の炊き出しメニューは、ここ宮城県の名物、はっと汁(ほうとう/すいとん)。はっと汁作るためには、避難所におられる方に教えていただきながら、みんなで鍋囲んでわいわい美味しいはっと汁を作りました。

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3次隊がいる間に子どもたちが塗ったベンチ。皆の名前が刻まれていること、子どもたちが、「がんばろう」の文字を自分たちで決めて書いていました。後ろにあるのが、お庭から切ってきてくださった桜。

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伊里前小学校の時計。針は2時47分を指して止まっています。泥が中に入ったこと、遺体安置所であったことから、まだ学校は再開していません。

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宮城県南三陸町でのJAFSの被災地支援活動レポート⑩

2011年04月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON
心をひとつに~がんばろうNIPPON~
 以下は、JAFS関東ブログからの転載です。
わかりやすく、写真も豊富です。
 
  ~第3次隊被災地支援活動報告~
 
  活動期間 第3次隊:2011年4月8日(金) ~ 4月18日(月)
  場所 宮城県南三陸町

 第3次の支援チームは本会スタッフ1名、ボランティア10名でスタートしました。
今回のボランティア参加者は20代から70代まで各世代がバランスよくあり、
また、インドネシアからの留学生シャフウィナさんも入って、
本会らしい国際色豊かな構成でした。

 3次支援隊の支援期間は4月8日夕方に現地入りし、9日に2次隊との引継ぎ、
18日まで行いました。4月10日からの支援活動では、それまでの朝食の炊き出しを止めて、
1日昼と夕の2回の炊き出しに変更。
 2次隊から受け継ぎ、港親義会館での35名前後の避難者、そしてその周辺の長羽、浪板、境の
3の被災者約300名に炊き出しと物資配布を行いました。

【2011年4月9日】
 天気は曇り。この日は、夕方に冷え込んできたため、本会会員の田村氏より寄贈いただいたペットボトルを使った湯たんぽ20本を夕食後、すぐに作りました。港親義会館で暮らす被災者の方々に湯加減を聞きながら、残ったお湯は、バケツに入れて配りました。皆さん、これを待っていたかのように、大変喜んで持っていかれました。

第3次隊報告4月9日

【2011年4月12日】
 この日の炊き出しメニューは、支援活動始まって以来の魚でした。大阪中央ロータリークラブ様からサワラの味噌漬け400食分ご提供いただきました。前日に登米市のボランティアさんがそれを一つ一つ丁寧に焼いてアルミホイルに包んで下ごしらえいただきました。皆さんの後方協力あっての支援活動です。本当にありがとうございます。

第3次隊報告4月12日

【2011年4月13日】
 天気はさわやかな快晴。この日は、待ちに待った親子クッキング。港地区から親子あわせて20名近くの参加がありました。昼の炊き出し後の午後1時30分クッキング教室開始。先生は、本会ボランティアシェフの天野さん。メニューは沖縄ドーナツの「サーターアンダギー」。はじめて聞くお菓子に皆、興味津々。美味しいものを皆で一緒に作ること、そして食べることを通して
皆さんの表情が明るくなってきているのを感じました。

第3次隊報告4月13日

【2011年4月14日】
 私たちは被災者の方々と共にお互いに協力し合いながら支援活動しています。及川力さん、とても物静かな方ですが、何気ないお話しを積み重ねていくうちに、テント裏の足場の環境を良くするためにすのこを、そして落ち着いて食べるようにとベンチまで作っていただきました。

第3次隊報告4月14日

【2011年4月15日】
 炊き出しや物資配布など活動の間のちょっとした休憩時間に、地元の方から編み物を教えてもらいました。

第3次隊報告4月15日

【2011年4月16日】
 今日の天気は午後から崩れ、雨に風に私たちのテントは吹き飛ばされそうになり、お昼の炊き出し後、急遽テントをたたみ、被災者のため設置されていた大きなテントに移動して、その中でシャフウィナさんによるインドネシアの親子クッキングイベントを開きました。
 シャフウィナさんは、2004年12月に発生したインドネシア スマトラ島沖大地震による津波で家族や友人を失い、その時に本会の支援活動に一緒に参加されたのが縁で、本会海外ネットワークメンバーとなりました。同じく大災害による津波を母国で体験、日本からの多くの支援を受けたので、今回はその恩返しで是非この支援ボランティアに参加したいとの思いで、来られました。シャフウィナさん発案の企画は、被災者の方々に受け入れられるか、心配していましたが、意外にもココナッツミルク入りのインドネシアカレーは大好評。「レシピを教えて」という声もありました。

第3次隊報告4月16日

【2011年4月17日】
 天気は快晴、少し暑いぐらいの陽気。今日は、力さんの作ってくださったベンチへのペンキ塗りです。顔なじみの子どもたち6人が、ペンキで手形を付けたり、時にふざけあいながら皆で自由にペンキ塗りを楽しみました。その後は、美味しいホットケーキ。子どもたち大喜びでした。

第3次隊報告4月17日

GW東日本大震災チャリティサイクリングツアー春のおおさか自転車散歩~自転車で辿るなにわの坂と水辺~

2011年04月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

こんなイベント、あります。
健康的で被災者支援にもなるGWの一日

 

新緑のさわやかな季節。大阪の街並みと風景
を自転車で楽しんでみませんか。
なお参加費は、東日本大震災の被災者支援の
ために寄付されます。
東日本大震災被災地支援
チャリティサイクリングツアー

春のおおさか自転車散歩
~自転車で辿るなにわの坂と水辺~
実施日:5/8(日) 
集 合:生國魂神社 表門付近(解散:湊町リバープレイス)
時 間:受付1:00~、出発1:30 解散:5:00頃
参加費:¥1000(ボランティア保険込)
主 催:おおさか自転車マップづくりの会
    
http://www.occn.zaq.ne.jp/cycle-map/
協 力:(社)アジア協会アジア友の会(※)
    
http://www.jafs.or.jp/

○ルート
 生國魂神社(スタート)、清水坂・清水の滝、天神坂、安居神社、
 四天王寺、庚申街道、南霊園(トイレあり)、南霊園脇の崖、
 紀州街道、なにわ筋、湊町リバープレイス(ゴール・解散)
 総行程≒10km 坂もありますが、ゆっくり走ります。
 なるべく動きやすい服装でお越しください。
○お申込み
 「お名前」「電話番号」「性別」を、
 メールもしくはファクスにてお知らせください。
 E-mail
cyclemap24@yahool.co.jp
 Fax 06-6969-2439
 お申込み期限:5月6日(金)
○お問合せ(川内)
 E-mail
kog_hito@bmail.plala.or.jp
 Tel 090-9272-3804
< ご注意ください >
・自転車は各自でご用意ください(車種は問いません)。
  レンタサイクルのお問合せはこちら
  「うえまち貸自転車」 Tel 070-5664-8184
・ルート、立ち寄り地は変更になる場合がありますことを
 ご了承願います。
・少雨決行、雨天中止
(中止の場合は、当日Telにてお申込みの方へ連絡さしあげます)

※社団法人アジア協会アジア友の会(大阪市西区)は、アジアの開発途上国の支援を任務とする
 非営利団体です。この度の大震災では、直接被災地へ出向いての炊き出しや物資配布など、積
 極的な支援活動を行っています。
 当ツアーでは、いただいた参加費から実費経費を除いた全額を、支援活動へ寄付いたします。