eCycle

シルバー年齢のサイクリング記録です

Kiwi Cycling II-1 出発・到着

2007-12-12 19:22:11 | Kiwi cycling II
 昨年のニュージランド(NZ)サイクリングに味を占めた筆者は、爺婆ども総勢6人で再びNZを訪れました。

 今回はオークランドへ入国しクライストチャーチへは国内便で移動します。
 入国審査はいたって簡単ですが食物を持っていないか執拗に聞かれました。
 ここから国内便に乗り換えるために荷物をカンタス航空に預けます。
 航空会社は日本語ではカンタス航空ですがこちらではコンタスと発音します。オフィサーが「あなたたちはコンタスへ行くように」と言いましたが初めは何のことやら分かりませんでしたが、オフィサーの指先の方向を見ると Qantas Airways の看板が見え、なるほど納得。
 乗り継ぎの時間が短いときは自分で荷物を国内便のレセプションまで持っていくよう表示があります。
 ここでは荷物の重さが厳重に管理されていて、私どもの前のインド人風のお客さんはかばんから荷物を出していました。出した分を機内持ち込みのかばんに入れてしまうから同じですがね~。
 荷物を預けると国内線のビルへ無料バスで移動します。バスはおよそ20分間隔で運行されています。

 眼下にNZ南島の着陸地点が近づいてきました。上の方に見えているのは南極側の海です。御岳の上を越してセントレアに着陸しようとしている感じですね。右の写真は安城のあたりという感じです。刈谷の観覧車が見えませんね。



 空港にはツアー会社の社長ポールとホームステイの親父トレバーが迎えに来てくださっていました。早速荷物を積み込みホームステイ先へ向かいます。車は勿論トヨタ、背景に写っているたくさんの車もほとんどがトヨタ…セントレアとクライストチャーチは気温もほとんど同じだったし日本の県営名古屋空港に居るみたいです。



ツアー会社については以下をご覧ください。
http://www.cyclehire.co.nz/

Kiwi Cycling II-2 バイク受取・歓迎

2007-12-12 19:21:56 | Kiwi cycling II
 到着した A'Portico Gardens Homestay の車庫には Trek-4500 が既にたくさんありました。ここのホームステイはサイクリスト専用で私どもがサイクリングに出発するとすぐに別のサイクリストが泊まるようです。


 左はポールから説明を受ける筆者。 Mrs. W さん用に新調されたTREK-4500 です。バイクは身長に合わせてフレームが用意されます。小さいモデルは全部新品のようでした。


 左は各自のバイクをチェックしています。 右はツアーを始める前に支払い手続きのクレジットカードのサインをしているところです。

 明日から1週間走るコースの説明・注意を聞きます。ここで Jacksons から Greymouth へ行くコースが私の計画と異なっていましたが、今更汽車の変更もできないので指示に従うことにしました。


 ビアンキマニアはプラスティックの水筒は水がまずくなるということで、自分用のボトルホルダーをキムに取り付けさせている。彼女はもうじき出産というのに人使いが荒いですよ。
 右の写真で後列左がキム、3人目がポール社長、後列右から2人目がホームステイのアドリーネ母さんです。



 歓迎のお寿司やケーキがテーブルに用意され、私とハマちゃんは1年ぶりの再会にしばらく話が弾みました。
 今夜は皆さん眠られるかしら…小学生の時の遠足の前夜みたい。 A'Portico Gardens Homestay の部屋数が足りないので私とハマちゃんは隣へ泊まりに出かけました。みなさん大丈夫かな…バスルームを使わないときはドアを開けておくんですよ。

著者注釈 今回の旅行ではほとんどが個人のお宅を利用します。従いましてバスルームは原則家族や他の宿泊者と共同ですから、西洋の習慣としてバスルームから出てくるときは絶対にドアを閉めてはならない。去年はハマちゃんはたびたびドアを閉めていたと記憶しています。


 隣の家のおばちゃんは Beverley で4ヶ月前にご主人を心臓病で亡くしたばかり。いつまでも悲しそうな顔しててもいけないので再びホームステイを始めたとのこと。
 再開の最初の客は日本からの可愛い女の子だったそうです。
 家に入って部屋を見せていただいて荷解きをしていたら、飲むからリビングにおいでとお呼び。ハマちゃんはお疲れでキャンセル。私はなんだかずっと一緒に生活していたようなアットホームな気持ちでチーズをつまみながら白ワインを堪能。嬉しかったから写真は特大です。ただし最後の朝の写真です。



Kiwi Cycling II-3 出発

2007-12-12 19:21:41 | Kiwi cycling II

          左から Mr. W, Mrs. W, ja2eul, ハマちゃん、ビアンキマニア、ヒゲ親父

 11月25日 A'Portico Garden Homestay の前に勢ぞろいしたご一行様。ハンドルバッグにはニュージランドと日本国旗のステッカーを貼り付けてあります。
 駅まではトレバー親父さんの乗用車先導で15分くらい走ります。幸い日曜日の朝ですから道は空いており順調に走りました。
 駅は昨年同様観光客でごった返していました。ツアー会社が予約してくれた書類を窓口に提示すると席が指定されます。我々は自転車を持ち込んでいるので貨物車両のすぐ隣の車両に席が指定されました。
 この汽車はクライストチャーチとグレイマウスをつなぐ観光列車で毎日1往復します。


 貨車の最後部を占領した私どものバイクです。バイク以外の乗客も大きな荷物は貨車に載せます。

コース概要

1日目 クライストチャーチからジャクソンズまで汽車で移動します。地図では Otira から二駅の所です。ここから Kumara 経由でグレイマウスまで走ります。
2日目 昨日の道を少し戻り Stiwater から洪積平野を川沿いに北東にリーフトンまで走ります。
3日目 南アルプス横断の一日目はラフ鞍部越えです。泊まりはマルイア温泉です。
4日目 南アルプス ルイス峠を越えます。そして北カンタベリー平原の入り口ハンマースプリングまでの長丁場です。
5日目 北カンタベリー平原をアンバレーまでポタリングです。
6日目 クライストチャーチへ昼に着き市内観光です。

Kiwi Cycling II-4 Arthur's Pass

2007-12-12 19:21:24 | Kiwi cycling II
 汽車は北カンタベリー平野の中を静かに走っていきます。本当に静かです。名鉄や新幹線の騒々しさは何でしょう。ただ車内放送がうるさい。一生懸命に観光ガイドをやってくれるがとにかく音が大きいので日本語に通訳してあげようと思っても声が届きません。



 左はヒゲ親父と旅行の書類をチェックする筆者です。筆者はこの旅行では幹事、NZ語通訳、そしてツアーコンダクターを無償で勤めます。こういう人を奇特家と一般的には言われているようです。右の写真はビアンキマニアが他家の嫁さんとツーショット…許可済みですか?。
 注 NZでは私どもの話す日本英語は分かって貰えますが、普通の人はNZ語を話しますので空港とか銀行のオフィサーのように訓練された人達以外の言葉を理解するのはかなり大変です。例えば nice は日本ではナイスと言いますがNZ語はノイーです。こちらでの nice は米語で今はやりの cool とか sweet と同じように使われています。さらにマオリ語が入って来ますので大変です。「こんにちは」はカイアオラという具合です。
 次のメイルの一部は昨年日本を出る前に受け取ったものです。文頭の「Hullo」は勿論「Hello」ですが、これはイギリスでは古語に属するもので間違いではありません。つまり大英帝国の良き文化を持ち続けているのがニュージランドであり、多くの国民は英国女王を敬愛しているように見えました。
  Hullo Shiro
  Thank you for your email and we will be waiting outside.....
 参考のところに辞書を引用しましたが、「Hello」は米語なんですね。

 北島はマオリとの人種問題が顕著ですので、私は知りませんがマオリ語はあまり使われないと思います。しかし、南島はマオリ語を好んで使っているように思われます。後に訪問するアンバレーのボブからは随分沢山のマオリ語を昨年は教えてもらいました。

参考
hello
1883, alt. of hallo (1840), itself an alt. of holla, hollo, a shout to attract attention, first recorded 1588. Perhaps from holla! "stop, cease." Popularity as a greeting coincides with use of the telephone, where it won out over Alexander Graham Bell's suggestion, ahoy. Central telephone exchange operators were known as hello-girls (1889).
"Hello, formerly an Americanism, is now nearly as common as hullo in Britain (Say who you are; do not just say 'hello' is the warning given in our telephone directories) and the Englishman cannot be expected to give up the right to say hello if he likes it better than his native hullo. [H.W. Fowler, "A Dictionary of Modern English Usage," 1926]


 オーサーズ峠では15分くらい写真撮影停車をしますがあいにくの天気でお客さんはあまり降りてきませんでした。この峠は海抜924mです。
 この汽車でこの峠を越して西海岸のグレイマウスに向かう人がほとんどですが、場合によってはここで観光バスが待ち受けていて次の場所へとハイウエイを飛ばしていきます。

 参加者を毎日一人ずつ年長者から紹介します。
 1番バッターはACA所属の通称ヒゲ親父さんです。今回のメンバーの中ではもっとも体力のある67歳です。クラブでも人気のある方でブログへのコメントを独占していました。

Kiwi Cycling II-5 Jacksons

2007-12-12 19:21:08 | Kiwi cycling II
 車内放送で、次はジャクソンに止まりサイクリストを下ろしますと告げられた。ほどなく車掌が来て降りるから後ろのほうに移動するように言われました。



 駅ではあるがプラットホームもなにもない。退避車線に自転車が次々と降ろされ、道はそこの丘を登ったところだ、気をつけてサイクリングを楽しむようにと励ましの挨拶をいただいた。しばらくは車掌がデッキから手を振ってくれていました。
 衛星写真では駅をあがったところに大きな家があることは確認できていましたが、それはホテル兼食堂でした。時間もちょうど昼であったのでここで昼食を摂ることにした。
 ニュージランドで失敗するのは食事の注文です。とにかくボリュームが大きいので注意が必要です。オープンチキンサンドウィッチを3皿注文してみんなで分け合って食べることにしたがそれでもポテトチップスはほとんど残ってしまいました。デブが多いわけです。このように1人前を2人で食べますから食事代は安く済ませることができました。




 カフェバーはレストランではなくマクドナルドのようなファーストフードの店と考えていただいたほうが分かりやすいでしょう。
 まずカウンターで飲み物を注文します。このときに食べ物のメニューをもらいます。場合によっては壁の黒板に書かれています。食べ物が決まりましたら食べ物のカウンターで注文をします。すると番号のついた旗をくれますのでこれをテーブルに置いて待つとウェイターが食べ物を運んできます。チップは不要です。
 お金は注文の都度払いますが、今回のようにグループでまとめて払う場合はそのように申し出ると番号札をくれますので後はその番号札を提示して次々と注文をします。ただし、番号札の保障のためにクレジットカードを預けます。これは食い逃げ防止のためでしょう。

Kiwi Cycling II-6 Jacksons >> Greymouth

2007-12-12 19:20:52 | Kiwi cycling II
 当初の計画では Jacksons で降りて73号線経由 Greymouth の予定であったがツアー会社が73号線は交通量が多いので Stillwater 経由で行くように指示してきました。このコースを嫌ったのは次の日に Greymouth から Stillwater までを同じ道を走ることになるからです。





 途中の坂はプロファイルで見る限りたいしたことは無さそうでしたが、半日で Stillwater 経由 Greymouth はかなりの強行軍でした。夕暮れが21時くらいなので明るい中を走れたもののかなりきつく、宿の女将が驚いていた。


 典型的なNZの風景です。高速道路の両脇には延々と鉄線の柵が張り巡らされ牛や羊が道路に出られないようにしてあります。鉄線は4本くらいありますがその内1本には電圧が架けられていますので、低い柵ですが電撃を経験した家畜は再び馬鹿なことをしないという仕組みです。しかし、この柵の延べ距離はどれくらいになるでしょう。きっと天文学的数字になると思います。


 心配した雨が初日から降り始めました。皆さんには日本での準備段階で毎日雨に降られるつもりで参加して欲しい。そのために雨具はゴアテックスの最高級品を用意するようにお願いしました。…が雨は今日だけでした。この道は車が少ない支線ですのでご覧のように私どもだけが走っています。最も幹線もこんな感じですけどね。


 西洋石楠花です。ここは西洋文化の国ですから間違いないでしょう。このような巨大な石楠花があっちこっちで見られました。
 モアナ湖では宅地の売り出しもありました。ここは建売のようです。しかし、猿も住まないような所に住んでどうするかね~…NZどこに行ってもこんな感じだけどね。
 二人の会話を隠しマイクで収録してあります。
 ヒゲ親父「奥さん、3区画ぐらい買い占めて別荘建てるから週末はこのブルーナー湖でブラックバスのトローリングでもするか
 Mrs.W「トローイこと言わないで、往復4日かけて1日釣りかね

注釈 NZには猿はいません。先進国で野生猿がいるのは日本だけです。

 本日の走行記録は以下のとおり。
 走行距離 70.7km
 最高速度 38.5km/h
 平均速度 14.0km/h
 走行時間 5時間5分

 明日は道中に昼食を摂るところがないので宿に着く前にスーパーで明日の昼食を購入する。パン、チーズ、果物などを買い込み宿に到着。
 シャワーを浴びて夕食に出かけるが、日曜日とあってレストランはインド料理店のみ。マクドナルドなど食べる気になれないのでインド料理で我慢することに…まあまあの味でした。辛さを決めるのに hot, spicy, mild など知っている限りを並べて何とか食べられましたが味を伝えるのは難しいです。


 まだ明るいですが日曜日の夜で人通りはありません。

Kiwi Cycling II-7 Rosewood B&B

2007-12-12 19:20:35 | Kiwi cycling II
 建物と朝食(cooked breakfast)

 ここの宿の女将Rhonda はクライストチャーチ生まれの生粋のKiwi。18歳までNZで教育を受けて、その後英国のトップクラスホテルのホテルマンとして働き、ドイツに移り住んでドイツ語を学び、さらにホテルマンとしての磨きをかける。
 女将はここの旦那Stephan に会う。彼はルフトハンザのファースト・ビジネス・クラスのパーサーとして働いていた。
 1990年に結婚してハネムーンの旅にNZを選び、旦那Stephan はえらくこの地を気に入る。紆余曲折はあったが2001年に念願の Bed & Breakfast を開業する。
 現在2人の子供Alexander と Veronika がいる。Rosewood B&B hp より引用

 Veronika の日課は庭の草花の水遣りです。とても可愛い少女でした。
 女将は、映画「ミス・ポター」の主演女優レネー・ゼルウィガーがもう少し老けたらこんな感じになるだろうというの雰囲気でした。女将の BBC English (正調英語) の話し方がレネー・ゼルウィガーの話し方に余りにも雰囲気が似ていました。 旦那Stephan はドイツ人そのまんま。

Renee Kathleen Zellweger

 気になること。
 女優レネー・ゼルウィガーはテキサス生まれです。ブッシュ大統領と同じ南部訛りの英語で育った彼女にあのように美しい BBC English がどうして話せるのでしょうか。さすが女優ということが答えでしょうね。

私的見解
 最近英語教室で、子音と母音をくっつけて話すのが米語を中心とした英語の傾向であるという話を先生としたことがあります。例えば How are you? は Howare you? のように発音します。とろが BBC English は全部の単語を区切って発音しますので日本人には楽に理解できます。だから BBC English が個人的には美しいと思います。

Kiwi Cycling II-8 Greymouth >> Reefton

2007-12-12 19:20:16 | Kiwi cycling II
 昨日はかなりきつかったので筋肉が痛むが Reefton に向けて出発。今日のコースは川沿いで鉄道も走っているので坂道は少ない。唯一 Reefton 入り口にあるReefton saddle という鞍部が距離は短いがきつそうである。





 Greymouth をでてすぐのところに Dobson という小さな集落があるが、その手前にBrunner炭鉱の跡がある。かつてはこのような炭鉱、金鉱などがあり栄えたが今は牛と羊、そして日本向けの野菜が主体で材木は山が険しいからインドネシアと比べれば太刀打ちできないでしょう。


 
 今日のコースは幹線であるので心配ならば、グレイ川の対岸道路が距離は少し長いが交通量がすくないというコメントがあったが幹線を走ることにしました。

 昨日の Stilwater の三叉路の看板です。Reefton までは62kmだからポタリングのようなものですが Christchuch 316km はややプレッシャーです。しかし、天気が良い。昨年はほとんど雨中行軍だったので美しいNZはほとんど見ていないので今年の美しさに感激です。



 道端に変なディスプレイがありました。何でしょう。
 ウエストポートからリーフトンを経由してグレイマウスまでの鉄道があります。これは鉱山で採掘された石炭や金などを運ぶために敷設されたものですが、往時の機関車が休憩所に飾ってありましたので悪餓鬼どもがよじ登って記念写真です。



 昨日に比べると格段に天気が良いのでヒゲ親父がはしゃいでいます。日本にもこのように空いた道があるといいですね。
 そんなに高く干さなくても洗濯物は乾くと思います。


 右の写真のようにピクニックベンチがあれば昼ごはんも楽ですが、なにしろ高速道路の横は柵が続いていますので広場を探すのは大変です。今皆さんが座っているところは牛をトラックに乗せるための設備の前です。幸いしばらく使ってないようできれいでした。
 ピクニックベンチは本当に風光明媚なところにあるのではなく、ハイキングコースのあるところとか、何か理由が付けられて設備があるようです。自転車のために20キロごとにあれば随分助かると思いました。

 最後のリーフトン鞍部を越して見覚えのあるリーフトンに入ります。

 本日の記録
 走行距離 78.0km 累計走行距離 148.7km
 最高速度 47.8km/h
 平均速度 16.6km/h
 走行時間 4時間44分

参加者紹介

 猿投クラブ所属のMr.Wさんです。体調が今ひとつ本調子でなかったが無事完走できた65歳です。

Kiwi Cycling II-9 Reef Cottage

2007-12-12 19:20:01 | Kiwi cycling II
 今夜泊まるのは Reef Cottage と称するB&Bであるがとにかく変なところです。
 建物は1887年に地元の弁護士の事務所として立てられたものを改造したもので、ある部屋は金庫がそのまま残してあり、その中がバスルームになっているけったいな構造です。

 写真はヒゲ親父の部屋ですが、昔、書類や現金などを保管していた金庫がそのままバスルームになっています。パロディーかも知れませんがなんともケッタイな部屋です。


 到着したのが早く、太陽は8時くらいまでは日差しが強いので洗濯をした。洗濯機に乾燥装置が備え付けられているのは半分くらいで、ここの洗濯機も乾燥機はついていませんでした。洗剤は気前良く遣わさせてもらえます。洗剤は持っているからいいと言っても遠慮するなと言い張ります。しかし、ヒゲ親父…そんなこと家でやっていますか。手つきはいいですよ。ツアーコンダクターはこのときはラウンジで飲んでいました。

参考 NZは日本語で言う summer time という制度、国際的に正しくは the day light saving time というのを採用しています。従いまして朝は6時でもそれなりに暗いですが、夜は10時になってもまだ明るいので宿舎到着時間が遅くなっても明るいので気分はあせりません。南十字星を見たかったのですが、暗くなるのは真夜中ですのでサイクリングの疲れから来る睡魔には勝てずそれを見ることは叶いませんでした。

 ここの親父は大工が好きで新しい部屋の増設中であり、既に作られている部分もほとんど自分で造作したようでした。建築基準法などという法律は無いかもしれない…。今日も親父が大工仕事をしており、塗装作業をみかねたヒゲ親父が塗装の仕方を指南。仕事を忘れるためにここに来たのにやはり仕事人間でした。


 ラウンジには台所が備え付けられており自由に料理ができるので、近所のスーパーで材料を買いステーキディナーとなった。食材の購入に合わせて向こう2日間の昼食も購入。ハンマースプリングに着くまでコンビニの1軒もありません。幸い果物やチーズが美味しいので助かります。
 我々が再びここを訪れたことで主が喜んで地元の美味しいビール、モンティースゴールドを半ダース差し入れをしてくださった。

 全体としては昨日の Roosewood B&B や明後日宿泊する Albergo Hanmer のような洗練されたセンスはないがなんとなくホットする雰囲気でした。

 コテージの台所で食事の準備をしていたならば宿の女将が可愛い女の子を連れてきた。なんと彼女は明日泊まるマルイア温泉の従業員で時々ここに遊びに来るそうだ。ついでだからマルイア温泉の晴美ちゃんに我々が明日行くことを伝えるようお願いした。

 翌朝も早くから強烈な太陽とどこまでもブルーできれいな空のもとで記念写真を撮って、これから2日間のアルプス越えの難関を突破すべく出発しました。



 写真でも分かるように歩道に庇が伸びておりアメリカの西部劇のような雰囲気があります。この町も石炭と金鉱で大騒ぎになった町です。右の写真の手前がコテージ、奥が喫茶店になっています。

Kiwi Cycling II-10 Bike & Code

2007-12-12 19:19:43 | Kiwi cycling II
 自転車はNZのツアー会社がTrek-4500を身長に合わせて用意してくれる。ペダルはSPDを持参しても良いし、連絡しておけば準備してくれる。ペタルケージも勿論用意してくれる。
 今回はこの他に特製水筒がプレゼントされた。何が特製かと言うとツアー会社のロゴが入っているのです。そのほかにTシャツがプレゼントされた。



 自転車の後部には20リットルのかばん pannier が一対、ハンドルにマップケース付かばん、他にランプ、サイコンなどが貸与されます。 今回は特別にNZと日本の国旗ステッカーを準備した。これはハンドルバツグに貼り付けて走ります。
 今回のサイクリングではこのフラグを見つけて激励のクラクションを鳴らしてくれる車がたくさんいたことは嬉しいですね。

参考
pannier
【名-1】(大きな二つの)荷かご◆特に枝編み細工のかごで、動物の背や人間の肩にまたいでのせるものを指す。
【名-2】背負いかご
【名-3】(オートバイの荷台の両側につける)荷物入れ


 借用品は員数チェックをして書類にサインをします。バイクを返却するときにこれらも再び調べて不足品があれば弁償することになります。盗難については安全な国ですからあまり心配はありませんがサイコンは駐車中は外したほうが良いとコメントがありました。

自転車の規則
以下はhttp://www.ltsa.govt.nz/roadcode/about-other-road-users/information-for-cyclists.htmlを翻訳しました。英語に自信がありませんので疑問に思われましたらオリジナルをご覧ください。

 一般道路で安全に自転車を楽しむには道路規則を守ることが重要です。

サイクリストのための安全規則
サイクリストは承認されたヘルメットを着用しなければならない。そして何時もメーカーが推奨する方法で紐を締めること。
サイクリングをするときには、他の人から視認しやすい明るい色の服とか反射機能の付いた服を着用することは良い考えです。
新聞、手紙その他の配達以外、および歩道を自転車が走ってよいという標識が無い限り自転車は歩道を走ってはならない。
交差点では自動車の規則を遵守するか自転車を降りて横断歩道を自転車を押して歩くこと。
他のトラックやその他のエンジン付き車両がなければ自転車、もしくは原付自転車との並列走行ができる。
他の車両を追い越すときは一列縦隊で走行すること。
自転車は他の車両に牽引してもらってはならない。
自転車は牽引を目的とした車両以外を牽引してはならない。サイドカーを取り付けてはならない。
自転車に後部座席と足置きが無い場合は後部に人を乗せてはならない。子供を乗せる場合は、子供の足を車輪から保護する装置を後部座席に付ける事。
自転車を歩道に歩行者の妨げになるように置いてはならない。
自転車専用道路がある場合は自転車はそこを走らなければならない。
暗いときにはランプを点灯すること。(日出30分前、日没30分後)
自転車の状態を常に万全にしておくこと。

手信号
自転車をとめたり方向転換する3秒前に手信号をすること。
手信号はその意味が理解できるようにすること。
方向転換するときは後方に十分な方向転換の余裕があることを確認しておこなうこと。
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左折の時は左手を水平に上げます。

減速・停止するときは右手を肘から直角に上に上げます。td>
右折、他の車両や路上の障害物を避けるために右側に出る場合、そして縁石などを避けるために右側に出る時は右手を水平に上げます。

自動車の運転士はサイクリストをどのように考えるか
 自動車の運転士はサイクリストが道路規則を遵守すると思っています。自動車は普通は自転車より速く走りますので危険に対処する時間があまりありません。このことを良く覚えておいてください。
 時々運転士はサイクリストが躊躇したり突然方向を変えたりすることに不安と戸惑いを覚えています。また、運転士はサイクリストによって運行速度が落ちると思っています。
 運転士、サイクリスト双方が道路を使う権利を持っています。お互いに道路をうまく使うためにお互いの責任と義務をわきまえましょう。

自転車の安全装備
A. 後ろに赤または黄の反射器具を取り付ける。B. 前・後輪ともにブレーキを取り付ける。1988年以前は後輪だけで良かった。
夜間に乗るときはC. 後部100m先から見えるランプまたは点滅灯を付けること。D. 100m先から見える1,2個の白あるいは黄の前照灯を付ける事。2つのうち一つは点滅灯が良い。E. ペダルに黄色の反射板、もしくは反射ベストを着用すること。



重要事項
自転車に荷物を積むときはしっかりと縛り荷物が地面に着かないようにすること。




Kiwi Cycling II-11 Rahu Saddle

2007-12-12 19:19:31 | Kiwi cycling II
 最初の難関ラフ鞍部越えに挑戦。距離は60km,クライストチャーチまで253kmあります。



 ここからは雨林帯に入ります。最初のうちは洪積平野にあるのどかな牧場をみながら走りますが、徐々に高度が上がっていきやがてうっそうとした森林の中に入ります。余りにも樹木が多いためGPSに電波が届かない警告が頻繁に出始めます。とにかくすごいところです。
 ラフ鞍部の入り口にあるサインです。これよりラフ観光保存地区という意味でしょう。ここから先は登りが続き、道の両側にはブナの原生林が続きます。



 鞍部を下ると Spring Junction 日本語的に表現するならば温泉辻に到着します。ここはウエストポート、ネルソンとクライストチャーチの中間に位置し観光バスがトイレ休憩を取ったり大型トラックが給油します。とにかくここからどちらの方向に走っても60km以上は給油できません。



 この辻からクライストチャーチ方面に15km走るとマルイア温泉です。もうほとんど今日のゴールなのでポタリング調で走っていると女の子が独り歩いてきます。こんな所を歩くとは考えられないのでマルイア温泉ホテルの従業員かと聞くとそうだとい返事。我々のことは良く知っていて今夜の部屋は7,8,9号室と教えてくれた。
 ところで、なぜこんな所を歩いているかと尋ねると、温泉勤務は食べて寝る以外になにもないのでエクササイズとして毎日1時間歩いているそうな。とにかく温泉宿しか無いところです。



 NZで驚くところは全てに関して管理が行き届いています。例えば牧場の全部の牛の耳にはタブが付けられています。つまりここでは牛が一等ずつ管理されている証拠です。同じように高速道路の下に土管が1本埋設されていても必ず「橋」の番号看板があります。高速道路7号線1752番橋ですね。





 雨林帯に入る前は空がありましたが、ご覧のように樹木のキャノピーです。

参加者紹介
 天皇クラブの番外メンバー 我がままハマちゃん63歳です。1年に1回このツアーだけに自転車にまたがるという、何と言いましょうか、変なやつ。



 本日の記録
 走行距離 57.4km 累計走行距離 206.1km
 最高速度 36.4km/h
 平均速度 12.9km/h
 走行時間 4時間26分

Kiwi Cycling II-12 Maruia Spring

2007-12-12 19:19:17 | Kiwi cycling II
 マルイア温泉は新潟県ホテル秀山が開発したもので、Maruia 意味はマオリ族の言葉で隠れる場所ということらしいです。確かにルイス峠とラフ鞍部の中間にあってその昔ならば誰も来ない所でしょう。
 ここには日本式の温泉と水着を着て利用するプール型のものがあります。浮き輪を持って子供たちが温泉に向かっているのはなんとも変な感じです。
 著者は当然のことながら日本式男湯に入ったが、バスタオルを腰に巻いて入るさまはサウナかよ…と言いたくなります。その癖ヌーディストクラブなどというけったいなことを西洋人はやるので不思議な民族です。


 左の写真はホテルの玄関です。右はメインホールからの温泉全景です。

以下はコメントを本文に引用しました。
 露天風呂は4つ岩風呂があったけれど、お湯の温度は温水プールくらいぬるいのとチョット熱めのがありました。やはり外人さん達はぬるいのに入っていた。熱いのはニガテなようです。〔NZでは私どもが外人ですよね〕
 私は1人でのんびり熱いのにつかってNZの露天風呂を楽しみました。外人さん達の中に1人で入っていくのは勇気がなかっただけ…硫黄のにおいがして、湯の花もいっぱい浮いていて色は緑っぽかったです。
 更衣室は日本の日帰り入浴施設とは大違いで、夏だけオープンする市民プールの更衣室のようです。もっと素朴!シャワーが1つあって、床はコンクリートでした。ロッカーはありません。自分のものは自分で管理かな?
 男女別々の入浴施設の方は日本の入浴施設のようにドライアーとか鏡とかありました。ここは水着を着なくてもいいのですが、外人さんは水着を着ていました。ここで水着を着ているとなんだか裸で入りにくいです。おかしなもんですね。みんなと同じでないと落ち着かないのは日本人的感覚ですね。

 今夜は久々の旅館であることから日本料理「よせなべ」を奮発。昨年来たときは厨房は日本人が担当していたので美味しい鍋を楽しむことができました。今年は何か勝手が違います。味が違います。食材が変です。食事の冒頭からご飯と味噌汁が出てきます。

 ついにウェイトレスに言ってしまいました。「なにか変よ」 すると今日は非番の晴美さん(写真左手前から2人目)がすっ飛んできて次のような説明がありました。
  調理人は韓国人です。
  白菜がないのでキャベツにしました…確かに白菜はキャベツの仲間です。
  辞書には白菜は Chinese cabbage とか Chinese leaves と書かれています。
  こちらの習慣に合わせてご飯と味噌汁は鍋と一緒に出すように指導しています。
 お話を詳しく聞くとこの山奥では人手が不足しておりこのような状態になるようです。日本人の多いところでの営業ならばいざ知らず、このような辺鄙な所では苦労が多いようですね。
参考 晴美さんは最初はワーホリで働いていましたが、ここのホテルに認められ就職と同時に就労ビザを獲得。一生懸命に働いている姿を拝見しますと嬉しいですね。


 高価なディナーですからツアー会社からもらったおそろいのTシャツで決めました。


 ここでは携帯電話が使えないのでホテルのパソコンを借用。日本に架電していると皆さんが集まって国からの激励のコメントに食い入っています。長生きしてよかったですね。便利。

Kiwi Cycling II-13 Lewis Pass

2007-12-12 19:19:05 | Kiwi cycling II
 今回のコースで最大の難関ルイス峠越えです。朝食が10時でかなり遅いので多少の不満はありましたが、日本食をいただいて出発。道はホテルの正門を出て左折するとすぐに登りに入る。まだ体はサイクリングモードでないしお腹はいっぱいで最初からあえぎながら上り始めると、ホテルの従業員全員と思えるくらいが裏門に集まり手を振ってお見送りでした。かれらは、あの爺婆たち良くやるよと思ったことでしょう。



 ホテルを出て最初の海抜300mから900mへの直登部です。1000m走って休憩という約束で走り始めたが500m走って大休憩のモードに入ってしまいました。ヒゲ親父は余裕があるので休憩中に通る車に手を振るので、何かのトラブルではとブレーキを踏む車がいたので選挙ではないからお手振りは遠慮していただいた。




 コメントは要りませんね。きつい登りです。





 ここが峠のてっぺんで次の写真は一寸下がった駐車スペースのあるところです。
 1時間ほどでルイス峠900mに到着。通りかかったマレーシア航空の日本人客室乗務員カップルに写真を撮っていただいた。遠くの山の頂には雪が残っており実に素晴らしい眺めと達成感で「ヤッター」という感じでした。まだ168kmありますよ。なんだセンチュリーランと同じヤンカという距離です。



 本日は最初の6kmだけが登りで残りの73kmは下りと宣言して出発したが、途中少しの登りが何回か繰り返されてこれが実に苦しかった。次の写真は撮りたくて撮ったのではなく苦しいので写真を撮るという口実で休んだ産物です。しかし、綺麗なところを走っているでしょう。川にはダムが無いのでそこらあたり全部四万十川です。




 今日はきれいな休憩場所が見つかったので楽しく美味しく昼食です。ただ、川沿いですので日本よりは小型のブヨがいます。刺されても痛くはないが後から直径5㎜くらい黒くなります。
 右はビアンキマニアが走行中に肩越しにショット。上手ですね。


 このようなフルトレーラーがバイクのすぐ横を100キロ以上で走っていきます。
 右の写真は6台のバイクを後ろから反対車線で追い越しをかけて走行車線に戻ろうとしているトレーラーです。6台が縦一列に並びますとトラック並みの長さになりますから大変です。
 対向車がなければ反対車線を走ってくれますが、山の中ではカーブがあって見通しが悪いのですぐそばを走ります。恐怖の一瞬です。


 ハンマースプリングに着く前は距離こそ短いですが10%程度の坂道が続きます。見て御覧なさい…ギアはこれより下はありません。
 さらにこのあたりでは工事区間があり悩まされました。
 NZは地盤が良いらしくアスファルトに砂利を乗せてそのまま固める工法を採用しています。そのため砂利がアスファルトに沈み込むまでは砂利が飛び跳ねます。
 道には「NEW SEALED」という警告表示があり車は徐行します。この意味は砂利をアスファルトに載せたばかりだから注意せよということらしいです。



 問題は砂利がバイクのフロントギア・メカに入り込んでギアの切り替えができなくなります。仕方がないので右の写真のようにバイクを転がして砂利を掻き出します。
 写真はTREK4500の部分写真ですが、少し見難いですが front deraileur のワイヤーがシートチューブの後ろを下がってきて chainwheel を切り替える仕組みになっていますが、フレームこ小石が乗っかるとワイヤーが動けなくなります。
 このバイクはマウンテン仕様ですから当然ダートを走りますので、ここに小石を噛むのは個人的見解ですが設計上の欠陥とも言えるでしょう。しかも6台ともに同じ現象が生じています。


参加者紹介

 この爺さん60歳 ACAメンバーの通称ビアンキマニア。バイクが止まるとすぐさま地べたに這いつくばって花の写真ばかり撮っていた。聞くところによれば900枚も撮ったそうな。Kiwi花図鑑でも刊行するかも…。

Kiwi Cycling II-14 Hanmer Spring

2007-12-12 19:18:53 | Kiwi cycling II
 クライストチャーチのリゾート ハンマースプリングの入り口です。遊ぶものは何でもあります。ここには100kmのマウンテンバイクコースもあります。



 この標識の turnoff が昨年は理解できませんでした。辞書では【名】脇道、岐路、高速道路出入口ランプ◆turn off の名詞形 と説明されていました。つまり次ぎ2kmで高速道路から出ろということです。しかし、3人とも俯いて何してるのでしょう。答えはハマちゃんからもらった昆布か梅の袋の封を切っているところ。
 高速道路を左に折れてハンマースプリングの台地に入って行きます。前方は山の頂までエニシダの黄色で覆われています。この辺り一帯がリゾートになっており入り口にはたくさんのキャンパーが駐車していました。
 ハマちゃんのうろ覚えの道案内でなんとか今宵の宿に到着。


 Albergo Hanmer B&B は家が大きすぎてフレームに収まりませんが左が玄関のあたりで、バイクは右のように玄関通路に並べます。主は別の所に住んでいますのでドアに吊るされた無線電話をダイアルして呼び出します。

 皆さん、次の画像…分かりますか。これは朝食のメニューです。B&Bというのは Bed & Breakfast の略ですが気持ちの良いベッドと美味しい朝食が本来は売りです。ここのB&Bでは部屋にこのメニューが置いてあり、食べたいものに印をして、さらに何時に食べるかを記入して、前夜にダイニングの入り口にクリップで留めておきます。ダイニングは後ろにそびえるNZ南アルプスを借景にした美しい庭に面しており、ここで昨夜お願いした料理楽しみます。



 ここの女将Bascha はスイス・ドイツ系のNZ生まれで10年の旅行の果てに、スイス生まれの今の旦那Beat にめぐり合いここに居を構えることになったそうな。旦那は何も言わないけど他のB&Bのうわさでは、かれはあるホテルに働いていたそうで料理の腕はすごいらしい。朝食は彼の自慢で勿論彼が作ってくださる。

 写真のBeat の話ではスイスは土地が高いので自分の夢は叶わなかったが、ここでは10,000㎡の土地が安く手に入りこの家を建てました。私ども男4人が泊まったコテージは100㎡の広さがありますが、これはクライストチャーチで組み立ててトレーラーで運んできたものです。現地で建てると1年はかかるがプレファブだと11週間で作ることができ、技術レベルの高いクライストチャーチの職人が作るので品質も高いそうです。輸送時間は普通1時間半のドライブを4時間かけたそうです。
 そういえばサイクリングの途中で "Over Size" という看板をかかげた先導者に導かれて大型の荷物を運んでいるトラックを見ました。人口が少なく産業もないこの国では四角四面な法律より国民の利便性が尊重されているように思えました。


 これはMrs. W の注文です。メニューをコメントしてください。


 パンは台所で焼いたものですが使わないこの大きなナイフは何でしょう…アクセント。クックドと呼ばれるアメリカ流の朝食が私は大好きで他の3人にも食べさせました。炒り卵の中にレモンの糸のように切った皮が素晴らしい香りをかもしていました。お爺さんたち、分かって食べていましたか。


 この素晴らしい朝食はいかがですか。何気なくテーブルにあしらったガラス玉がアクセントです。Mr. and Mrs, W さん、ハネムーンよりいいでしょう。

またまたハプニング

 今宵のヒゲ親父のベッドは天蓋がついています。マリーアンワーネットがお泊りになったベッドでしょうか。彼に似合うと思う方はハーイの挙手をお願いします。誰も賛同しませんでした。

本日の走行記録
 走行距離 79.3km 累計走行距離 285.4km
 最高速度 42.6km/h
 平均速度 12.5km/h
 走行時間 6時間21分


Kiwi Cycling II-15 North Canterbury

2007-12-12 19:18:37 | Kiwi cycling II
 クライストチャーチを中心に広がる南北の南極側の平原をカンタベリー地方と呼び肥沃な大地です。特にクライストチャーチから北のほうの平原を北カンタベリーと呼び美味しいワインの産地です。
 今日はハンマースプリングを出てアンバレーまで91キロのポタリングです。朝食は7時、つまり8時には出発できますので到着時間など気になりません。どうせ明るいうちに着きます。ただし、明るいのは夜の8時くらいまでですけど…。



 プロファイルでは少し丘があるようですがほとんど問題になりません。とにかく広々とした平原を楽しみます。ただし早朝から紫外線は相当な量です。


 クライストチャーチまで125キロですから一日で十分に走られる距離ですが、アンバレーで皆さんに泊まらして見せたいものがあるので91キロのポタリングとします。この道中はとにかく楽しみながら走ります。




 このあたりまだ初夏ですから葡萄の木は伸びていませんが私の好きな風景です。右の写真は牧草に水をやるスプリンクラーですが長さ50メートルくらいの巨大なもので、メカニズムを見ると、水を噴霧しながら向こうの方に走って行き、端を認識すると自動的にこちらに帰ってくるシステムになっていました。人が少ないから小さな国なのにこんなのが必要ですね。



 ここは Culverden の町ですが、町に入ると必ず Cafe Bar という看板があり、私どもサイクリストにはオアシスに見えますが地元との人の社交場というか溜まり場のような存在です。飲み物と簡単な食事が楽しめます。この店は Red Post Cafe で昨年もここに立ち寄りました。


 日本ではコーヒーのことをホットだのアメリカンだの勝手な名前を付けています。ご当地でも同じでラテッを飲みたいと誰かが言ったのでお姉ちゃんにイタリア語みたいだけど意味は?と聞くと「知らない」で終わり。
 猿投クラブにイタリア語に強いお姉ちゃんがいるので問い合わせたならばイタリア発祥のコーヒーでカフェオーレのようなものですね。
A latte: For the type of pillar found in the Marianas Islands, see Latte stone. A latte (also referred to as a caffè latte, and sometimes erroneously spelled “latté”) is a type of coffee drink made with hot milk.
Italian origin: In Italian, latte (IPA: [ˈlat̪t̪e], anglicised as IPA: /ˈlɑːteɪ/) is simply the word for milk. What in English-speaking countries is now called a latte would be referred to in Italy as "caffè e latte" (in colloquial Italian "caffellatte" - with one or two "l"[1]), literally "coffee and milk", similar to the French café au lait and the Spanish café con leche. Caffelatte is today part of the defined international coffee menu, which also includes cappuccino and espresso.
 A latte は古代マリアナ諸島に建設された石柱のことでラティーと発音するようで、caffellatteがそれに似ていたから語源となったようです。ラテェは今やカプチーノやエスプレッソと並んで国際的なコーヒーメニューになっているようです。

 町は大きくても高速道路沿いに500mも走ればもとの大平原に戻ります。


 こちらに来て不思議に思うのが土地境に植え込みがあります。それも尋常ではなく高さ10メートル以上の植え込みです。写真のように高速道路の脇にもあります。
 防風林か、自分の財産主張か…そのうちに現地に問い合わせてみます。


 写真のように木陰にベンチマークが休憩所で300メートル右です。
 テントマークがあればキャンプ可能。
 キャンパーマークがあれば電源・水付のキャンパーサイトがあります。
 休憩のために入ったならば大型のバスが止まっており、年老いたカップルが居ましたのでバスの中を見せていただいた。
 「親父中見せて」「いいが靴ぬいで上がって来い…ところで、どこから来た」「おいら日本からだよ」「違う、どこを走ってきた」「ルイスを越してきたよ」「そりゃすごい~」なんてやりながら中を見せていただく。
 写真は胴長短足の筆者が乗り込もうとしています。
 2人で旅行をしているとのこと。
 バスの最後尾がダブルベッドの寝室、その前にバスルーム、さらに前にキッチンとリビングになっておりお婆ちゃんがクッキーを焼く準備をしていました。水は車体の下に大きなタンクがありポンプで押し上げます。汚物も車体の下のタンクに溜めてキャンパーサイトで捨てることができます。このバスに途中、激励のクラクションを頂きながら追い越されました。しかし、年寄り2人で毎日どのような話をするのでしょう。

 このキャンパーはさらに後ろに買い物用の小型車まで牽引しています。日本ではできないよね~。


 左の写真はカササギの死骸です。昨年はこれが異常繁殖しハイウエーを走るサイクリストを随分沢山攻撃したようです。ハマちゃんも私もやられました。今年もやられると心配しながら走りましたが、攻撃がない代わりにカササギの死骸を見つけました。
 これはカラス科の鳥で日本では佐賀に棲むカチガラスに似ています。こちらの言葉ではミグパイと呼んでいます。繁殖期が6~11月でこの時期に自己防衛のため凶暴になるようです。
 右の写真は獣医の看板です。都会にも近づき家畜も増えてきたのでこの商売は繁盛でしょう。ただし日本みたいに可愛い犬猫の絵看板はありません。あくまで牛とか羊が相手でしょう。


 Albergo B&BのBeatが出掛けに昼飯食うならHurunui Hotelがいいよ。と言っていた。写真がそれですが昔は街道沿いのホテルだったが今はこのあたりの人々の溜まり場になっているレストランというかカフェバーです。
 ここで昼食をとることにし、またまた2人で1皿の注文も食べ残してしまいました。初めて fish chips なるものを注文しました。これは魚の種類は分かりませんが白身の魚のフライです。サーモンは高価ですがこれなら安くて美味しいので昼ごはんにはお勧めです。


 さらに今宵の宿に向かって走っていたならばワイナリーを発見。下左の写真がMud House Wines の試飲コーナーです。
 ハマちゃんと私が知ったかぶりでティスティングをする。
 「どちらかと言うとドライがいいね」「サー これはいかがでしょう」
 「悪くないが味が硬いね…もう少しフルーティーなのは無いかね」「サー これがお勧めです」
 などとやっているうちにヒゲ親父が5本買ったよ。カウンターのお兄ちゃんがバイクにどうやって乗せるんだと心配顔。ヒゲ親父はそんなこと気にしてはいない。さらにMrs. W が3本買う。凄いですね。


参加者紹介

 Mrs. W 紅一点というか掃き溜めに鶴というか楽しい仲間。残念ながらこのツアーは爺婆ツアーですので年齢不詳ながら婆です。リーフトンでのお料理の手さばきの良さはさすが主婦以上でした。尊敬。地理的に一寸遠いですが職にあぶれたら家内の弁当会社で雇います。