9/9(日)11:00 新橋演舞場
やっぱり最高だ。
イアーゴーを演じる神山智洋は最高だ。
そう再確認した二回目のオセローでした。
一回目は話をメインに全体を見ていたので(当たり前?(^ω^;))、今回はもうオンリーで見てやろうと。
だって彼が見たくて行っているんだから(笑)。
分かっていたけど、まあ細かい芝居をしている!
そりゃ棒立ちで舞台に立っているわけないから、当たり前なんだけど。
ゴンドラの漕ぎ手にやんわりと合図する姿、地球儀にそっと頬を寄せるその表情、キャシオーが結婚に立ち会ったと知ったときの静かな驚き、捕まった時のゆったり息をしている身体。
自分がメインの時もそうじゃない時も、イアーゴーとしてちゃんとその場に存在している。
特に地球儀に頬を寄せる姿は、これから世界を手に入れようとするかのような、柔らかな喜びの表情がすごく繊細だった。
新たに驚いたことと言えば、最後の挨拶。
ベッド脇でオセローを待ち、佇む姿。
それはまだ彼を裏切る前のイアーゴーに見えた。
このストーリーの前、まだ忠実な部下だった頃。
それを見た時、前回のカーテンコールとはまた違う感動があった。
また違う人格としてその場にいたことに。
もちろん、そのあとは役がほどけて神山智洋に戻り、いつもの笑顔。
こちらもようやく人心地がつけて、心からの拍手を彼に。
手放しの称賛を神山智洋へ。
そして役ではなく本人として最高だったのは、エミーリアとちゃんとキスをしていたってこと!多分。
これに尽きる。
リップ音も聞こえたから、間違いないよね?
あまりの男前っぷりに心の中でガッツポーズ。
スッと引き寄せキスをする、一連の動作がものすごく自然で、本当に格好良い!
ここに、チケット代の7割払いたい気持ち(笑)。
資料用の映像でいいから、売ってくれ~!
捕まった時、後ろ手に縛られている(自分で縄を持ってる?)にも関わらず、時間をかけずに立てるのも身体能力の成せる技かな。
多分私ならもっと時間かかる(^^;)
あと、もしかしてピアスをしていたかも?
右耳の軟骨部分にキラリと光るのが見えたんだよね。
気付いてから何回か確認しようと思ったんだけど、上手いこといかなくて、結局分からず仕舞いだった。
イアーゴーのイメージではないから、外すと思うんだ。
何か違うものを見間違えたのか、ただ単に取り忘れたのか、はたまたつけているのか…。
前回、一人用のマイクを使ってない、と書いたけど、ステージ上にはちゃんとマイクあるね。
舞台の色んな箇所にマイクを仕込んでいて、ちゃんと音を拾っている。
席位置の関係もあるとは思うんだけど、今回はすごく音が大きく聞こえた。
スピーカー使ってるなって、ハッキリと分かった。
前回は声が小さくて、生声?って思っちゃったくらいだから。
気になったのは、足元にマイクがあるから足音を拾ちゃうこと。
特にオセローの靴底が、キュッキュッって鳴るゴム音で、それが耳に障る…(´-ω-`)
隣のお嬢さんが一瞬「ん?」って感じの動きをしてたくらい。
うん、何の音だか分かってないと気になるよ…。
大丈夫、客席からの音ではないから。
前回は全く気にならなかったから、今回は音量を大きくしたのかな~?
席位置なのかな~?
前回も心を揺さぶられた前田エミーリア。
今回も彼女の演技、台詞が涙腺を刺激する…。
なんで自分の妻でもあるエミーリアまでも、復讐に使ってしまったんだ、イアーゴーは。
そこだけが彼を許せないところ。
前回、イアーゴーしか共感出来ない、と書いたけど彼じゃなかった。
一番感情移入出来るのはエミーリアかも。
妻に復讐の片棒を担がせたのは、彼女が不倫をしている、と思ったからなのかな?
エミーリアは俺を裏切ったんだから、自分の道具として使っても構わないだろう、と。
でも不倫のこと、彼女に確認してないよね?(ま、確認したところで、本当に不倫していたら認めないとは思うが)
でもあんなに夫を思うエミーリアが不倫する?
オセローとキャシオー、2人との不倫を疑っていたようだけど、彼らとの間に何かあったら顔を合わせた時、もっと淫靡な空気を漂わせると思うんだよ。
どう見てもカラッとしてるよね?
そりゃ夫のためになるなら不倫するって言ってたよ。
でも、もし夫に役職を与えて欲しくて自分を差し出したとしても、イアーゴーは副官にはなれなかったわけだから。
もっと恨みがましい目付きで見るじゃん?何か取引したならね。
だからエミーリアは何もしてないと思うの。
ただ真摯に夫を愛していた。
それを疑うイアーゴーこそが、自分の目と耳で確認せず、人の話を鵜呑みにする、オセローそのものなのかなぁ、と思った次第。
台詞で気になったところ。
「夫がハンカチを盗んでこいって言う」
盗むって使うか?
イアーゴーならもっと上手く、言葉巧みに誘導すると思う。
「ハンカチを手に入れてくれないか?それでお二人にサプライズをしたいんだ」
くらいは言いそうなのに。
だって、盗むって言葉を使った時点で、こいつ何か悪巧みしてるな、って考えるよな普通。
原文も「盗む」なのだろうか?
「盗む」と「拾う」とかが似た意味で、訳者が盗むにしちゃったとかないだろうか。
もし訳文がそうだったとしても、ここの台詞は違うものにして欲しかったな~(´-ω-`)
その言葉に引っ掛かって、ストーリーに蹴つまずいてしまう…。
もう一つ気になっているのが、イアーゴーのこれ。
「キャシオーと一緒に寝ていた時…」
…え?どういう状況?(^ω^;)
あとエミーリアの「~だから。そうでしょ。~だから。そうでしょ」。
この言い方が可愛すぎて、時々マネしちゃう(笑)。
状況は全く可愛さを感じる場面じゃないのに、思い出すと、なんて可愛かったんだろうってなる不思議(^^;)
そして、やっぱり最後の演出は意味が分からなかった。
前回何かを見逃していたわけじゃ、なかったなんて…(^^;)
突然、賊(トルコ軍?)が入ってきて皆殺しにしたってこと?
うーん…良くは分からないけど、一人生き残っているイアーゴーが最高に格好良いから、もう何だっていいです!(笑)
前回、エミーリアに折り重なってくれたらって書いたけど、イアーゴーは死んでなかった!
じゃあ折り重なるは違うか。
死体だらけの部屋で、一人息をするイアーゴー。
賊が去ってから痛め付けられた身体を起こし、エミーリアの元へ。
妻の横に座りじっと宙を見つめる。
幕が降りる。
何かが始まりそうな、余韻を残すラストが面白い。
ただその前の出来事は、何が起きたかが、本当に全く理解出来ないけどさ(笑)。
何回も声を大にして言いたいのは、神山智洋の素晴らしさ。
こんなステキな演技を見られて、なんて幸せなんだろう。
だからもう一回神山イアーゴーに会いたくて…。
また、もう一公演行ってきます!(笑)
やっぱり最高だ。
イアーゴーを演じる神山智洋は最高だ。
そう再確認した二回目のオセローでした。
一回目は話をメインに全体を見ていたので(当たり前?(^ω^;))、今回はもうオンリーで見てやろうと。
だって彼が見たくて行っているんだから(笑)。
分かっていたけど、まあ細かい芝居をしている!
そりゃ棒立ちで舞台に立っているわけないから、当たり前なんだけど。
ゴンドラの漕ぎ手にやんわりと合図する姿、地球儀にそっと頬を寄せるその表情、キャシオーが結婚に立ち会ったと知ったときの静かな驚き、捕まった時のゆったり息をしている身体。
自分がメインの時もそうじゃない時も、イアーゴーとしてちゃんとその場に存在している。
特に地球儀に頬を寄せる姿は、これから世界を手に入れようとするかのような、柔らかな喜びの表情がすごく繊細だった。
新たに驚いたことと言えば、最後の挨拶。
ベッド脇でオセローを待ち、佇む姿。
それはまだ彼を裏切る前のイアーゴーに見えた。
このストーリーの前、まだ忠実な部下だった頃。
それを見た時、前回のカーテンコールとはまた違う感動があった。
また違う人格としてその場にいたことに。
もちろん、そのあとは役がほどけて神山智洋に戻り、いつもの笑顔。
こちらもようやく人心地がつけて、心からの拍手を彼に。
手放しの称賛を神山智洋へ。
そして役ではなく本人として最高だったのは、エミーリアとちゃんとキスをしていたってこと!多分。
これに尽きる。
リップ音も聞こえたから、間違いないよね?
あまりの男前っぷりに心の中でガッツポーズ。
スッと引き寄せキスをする、一連の動作がものすごく自然で、本当に格好良い!
ここに、チケット代の7割払いたい気持ち(笑)。
資料用の映像でいいから、売ってくれ~!
捕まった時、後ろ手に縛られている(自分で縄を持ってる?)にも関わらず、時間をかけずに立てるのも身体能力の成せる技かな。
多分私ならもっと時間かかる(^^;)
あと、もしかしてピアスをしていたかも?
右耳の軟骨部分にキラリと光るのが見えたんだよね。
気付いてから何回か確認しようと思ったんだけど、上手いこといかなくて、結局分からず仕舞いだった。
イアーゴーのイメージではないから、外すと思うんだ。
何か違うものを見間違えたのか、ただ単に取り忘れたのか、はたまたつけているのか…。
前回、一人用のマイクを使ってない、と書いたけど、ステージ上にはちゃんとマイクあるね。
舞台の色んな箇所にマイクを仕込んでいて、ちゃんと音を拾っている。
席位置の関係もあるとは思うんだけど、今回はすごく音が大きく聞こえた。
スピーカー使ってるなって、ハッキリと分かった。
前回は声が小さくて、生声?って思っちゃったくらいだから。
気になったのは、足元にマイクがあるから足音を拾ちゃうこと。
特にオセローの靴底が、キュッキュッって鳴るゴム音で、それが耳に障る…(´-ω-`)
隣のお嬢さんが一瞬「ん?」って感じの動きをしてたくらい。
うん、何の音だか分かってないと気になるよ…。
大丈夫、客席からの音ではないから。
前回は全く気にならなかったから、今回は音量を大きくしたのかな~?
席位置なのかな~?
前回も心を揺さぶられた前田エミーリア。
今回も彼女の演技、台詞が涙腺を刺激する…。
なんで自分の妻でもあるエミーリアまでも、復讐に使ってしまったんだ、イアーゴーは。
そこだけが彼を許せないところ。
前回、イアーゴーしか共感出来ない、と書いたけど彼じゃなかった。
一番感情移入出来るのはエミーリアかも。
妻に復讐の片棒を担がせたのは、彼女が不倫をしている、と思ったからなのかな?
エミーリアは俺を裏切ったんだから、自分の道具として使っても構わないだろう、と。
でも不倫のこと、彼女に確認してないよね?(ま、確認したところで、本当に不倫していたら認めないとは思うが)
でもあんなに夫を思うエミーリアが不倫する?
オセローとキャシオー、2人との不倫を疑っていたようだけど、彼らとの間に何かあったら顔を合わせた時、もっと淫靡な空気を漂わせると思うんだよ。
どう見てもカラッとしてるよね?
そりゃ夫のためになるなら不倫するって言ってたよ。
でも、もし夫に役職を与えて欲しくて自分を差し出したとしても、イアーゴーは副官にはなれなかったわけだから。
もっと恨みがましい目付きで見るじゃん?何か取引したならね。
だからエミーリアは何もしてないと思うの。
ただ真摯に夫を愛していた。
それを疑うイアーゴーこそが、自分の目と耳で確認せず、人の話を鵜呑みにする、オセローそのものなのかなぁ、と思った次第。
台詞で気になったところ。
「夫がハンカチを盗んでこいって言う」
盗むって使うか?
イアーゴーならもっと上手く、言葉巧みに誘導すると思う。
「ハンカチを手に入れてくれないか?それでお二人にサプライズをしたいんだ」
くらいは言いそうなのに。
だって、盗むって言葉を使った時点で、こいつ何か悪巧みしてるな、って考えるよな普通。
原文も「盗む」なのだろうか?
「盗む」と「拾う」とかが似た意味で、訳者が盗むにしちゃったとかないだろうか。
もし訳文がそうだったとしても、ここの台詞は違うものにして欲しかったな~(´-ω-`)
その言葉に引っ掛かって、ストーリーに蹴つまずいてしまう…。
もう一つ気になっているのが、イアーゴーのこれ。
「キャシオーと一緒に寝ていた時…」
…え?どういう状況?(^ω^;)
あとエミーリアの「~だから。そうでしょ。~だから。そうでしょ」。
この言い方が可愛すぎて、時々マネしちゃう(笑)。
状況は全く可愛さを感じる場面じゃないのに、思い出すと、なんて可愛かったんだろうってなる不思議(^^;)
そして、やっぱり最後の演出は意味が分からなかった。
前回何かを見逃していたわけじゃ、なかったなんて…(^^;)
突然、賊(トルコ軍?)が入ってきて皆殺しにしたってこと?
うーん…良くは分からないけど、一人生き残っているイアーゴーが最高に格好良いから、もう何だっていいです!(笑)
前回、エミーリアに折り重なってくれたらって書いたけど、イアーゴーは死んでなかった!
じゃあ折り重なるは違うか。
死体だらけの部屋で、一人息をするイアーゴー。
賊が去ってから痛め付けられた身体を起こし、エミーリアの元へ。
妻の横に座りじっと宙を見つめる。
幕が降りる。
何かが始まりそうな、余韻を残すラストが面白い。
ただその前の出来事は、何が起きたかが、本当に全く理解出来ないけどさ(笑)。
何回も声を大にして言いたいのは、神山智洋の素晴らしさ。
こんなステキな演技を見られて、なんて幸せなんだろう。
だからもう一回神山イアーゴーに会いたくて…。
また、もう一公演行ってきます!(笑)
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