・・・思い出した
紺屋のおろく
にくいあん畜生は紺屋のおろく。
猫を擁(かか)へて夕日の浜を
知らぬ顔してしやなしやなと。
にくいあん畜生は筑前しぼり、
華奢な指さき濃青(こあお)に染めて、
金の指輪もちらちらと。
にくいあん畜生が薄情な眼つき。
黒の前掛、毛繻子か、セルか、
博多帯しめ、からころと。
にくいあん畜生と、擁へた猫と、
赤い入日にふとつまされて、
瀉(がた)に陥(はま)つて死ねばよい。ホンニ、ホンニ……
今、ありありと思い出すこの曲
北原白秋の「紺屋のおろく」
作曲は三善晃
高校三年生の定期演奏会で歌った
あれから数十年生きて
「憎しみ」というものが、私の中で深くなり
「殺意」というものが、私の中に在る事を知った今
私は、この曲を
もう一度だけ
精魂込めて
歌ってみたい
そう
たった
一度だけ
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紺屋のおろく
にくいあん畜生は紺屋のおろく。
猫を擁(かか)へて夕日の浜を
知らぬ顔してしやなしやなと。
にくいあん畜生は筑前しぼり、
華奢な指さき濃青(こあお)に染めて、
金の指輪もちらちらと。
にくいあん畜生が薄情な眼つき。
黒の前掛、毛繻子か、セルか、
博多帯しめ、からころと。
にくいあん畜生と、擁へた猫と、
赤い入日にふとつまされて、
瀉(がた)に陥(はま)つて死ねばよい。ホンニ、ホンニ……
今、ありありと思い出すこの曲
北原白秋の「紺屋のおろく」
作曲は三善晃
高校三年生の定期演奏会で歌った
あれから数十年生きて
「憎しみ」というものが、私の中で深くなり
「殺意」というものが、私の中に在る事を知った今
私は、この曲を
もう一度だけ
精魂込めて
歌ってみたい
そう
たった
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