弟の誕生日

2010年06月14日 | 日記

正しすぎてはならない

Let it be.(そのままに）

「正しすぎてはいけない～伝道者（コヘレト）の書の翻訳と解説」（高橋秀典著、いのちのことば社出版）より

今日は弟の○才の誕生日でした。（あえて彼のために年齢を秘す

）
Ｈａｐｐｙ　ｂｉｒｔｈｄａｙ！

おめでとう！

母と二人で作った「誕生日のごっつぉ（＝ご馳走）は、海鮮丼でした。

私は甘い玉子焼きを作ったよ

玉子焼きは甘みが強く、ゴマ油で焼くのが私流です。

今日の山形は雨でした。

なんだかニュースによると、東北地方は梅雨に入ったみたい。

実は２年前の今日が岩手・宮城内陸地震（いわて・みやぎないりくじしん）の日でした。
あの日は確か土曜日だった気がする・・・。
弟は出勤。母はサクランボの収穫の手伝いに行って、私がちょうど台所の後片付けをし、一息ついてテレビを見てたら、いきなり揺れたような記憶が・・・。
実は山形は自然災害は少ない土地だと思うが、地震は結構多い気がする。
あの日（２年前）も、突然揺れたので、台所のイスに座って少し私は様子を見ていた。
しばらく激しい揺れが続いたので、急いで

続きの間の茶の間に走り、まずアルミサッシのドアを開けた。そしてまた様子を見たが、揺れがずっと続くので、台所のテーブルの下にもぐった。しばらくして揺れは収まり、ニュースで地震の様子を放送した。
あんな（＝テーブルの下にもぐったような激しい地震）体験は初めてだった、と思う。
真面目に怖かったもん・・・

今日、夕飯の支度をしながらテレビを見ていたら、山形県内で、２年前のその地震で、家族二人を失ったおばあちゃんが、二人の死亡届を出した、というニュースが流れた。そのおばあちゃんの言葉を聞いて、私はそのおばあちゃんの悲しみと優しさに唖然としてしまった。あまりに唖然としてしまい、詳しく覚えてないけれど書き記しておきたいと思います。

「・・・（この前になんて語られたか記憶が無い）せめて遺骨だけでも見つかってくれたら『死んだんだべなあ（＝死んだんだろうなあ）って思えるんだけっど・・・」

「探してけんのは（＝捜索してくださるのは）ありがだいんだげっど、（捜索してくださる方々の）体ばり（＝カラダだけ）大事にして欲しくって・・・」

私は二言目の「捜索してくださる方の身体だけは、大事にして欲しくって」のおばあちゃんのお心の優しさに、心臓に手を突っ込まれてえぐられるような痛みを感じた。

辛い思いをした人は、優しいんだなって思った。

弟は、姉の私が言うのもなんだけど、不言実行の、優しい男です。
私も、そうなれたら、と思いました。
（いや、男になりたい、じゃなくて、優しいってことね・・・