Beglückt darf nun dich, o Heimat, ich schauen,
und grüssen froh deine lieblichen Auen;
nun lass' ich ruhn den Wanderstab,
weil Gott getreu ich gepilgert hab'.
Durch Sühn' und Buss' hab' ich versöhnt
den Herren, dem mein Herze frönt,
der meine Reu' mit Segen krönt,
den Herren, dem mein Lied ertönt.
Der Gnade Heil ist dem Büsser beschieden,
er geht einst ein in der Seligen Frieden!
Vor Höll' und Tod ist ihm nicht bang,
drum preis' ich Gott mein Lebelang.
Halleluja in Ewigkeit!
Halleluja in Ewigkeit!
ああ故郷、やっと君を喜ばせられる。君の心のやすらぐ草原をみて本当に嬉しい。
さあ、杖を置いて休むことにしよう。
何故なら神に忠実に仕える
巡礼をやり終えたから。
罪の償いと懺悔(さんげ)によって私は許された。
私の心の中に深く入った主は
私の懺悔(さんげ)を祝福に変えた。
主を私の歌でほめたたえよう。
救済の恵みが懺悔する者に与えられる。
彼はいつか至福の中で永眠するだろう。
地獄と死を彼は怖いとは思わない。
だから私は一生神を讃えよう。
ハレルヤ、永遠に!
永遠にハレルヤ!
オペラ「タンホイザー」から「巡礼の合唱」より
・懺悔(さんげ)とは、それぞれの宗教における神、聖なる存在の前にて、罪の告白をし、悔い改めることをいう。(ウィキペディアより)
今日、先程2時55分頃、山形市で地震がありました。
私は遅い昼食を終え、少しだるかったので、それまで見ていたテレビを消し、椅子に座って落ち着こうとしたその瞬間「どーん!」と足元から地面が垂直に揺るがされるような衝撃がありとっさに「あ!地震だ!」と思い、ぶるぶる震え出しました。
台所には、紐で引っ張るタイプの蛍光灯が無いので、その紐の揺れで地震を確認することも出来ません。
おそるおそるテレビをつけたら、テレビでも地震の速報は出ていません。
「私の勘違いかしら?それとも今通ったトラックの振動をおおげさに感じたのだろうか?
いや、でも・・・あんなに大きな振動は、地震しか考えられない・・・」と
震えてテレビを見ていたら、まもなく地震速報が出ました。
今ヤフーの地震情報を調べたら、こんな地震でした。
震源地 福島県沖
緯度 北緯37.2度
経度 東経141.2度
深さ 60km
マグニチュード 5.2
ちなみに地震が一番激しかったのが、福島県、茨城県。
そして山形市は、なんと、あれ程怖かったのに・・・震度1でした。
しかしテレビの全国ニュースのアナウンサーが地震速報をニュースで伝え、「NHK山形支局からは『山形市では足元から上の方に、ずん!と激しい縦揺れの地震を感じられた』との報告が来ております」と聞き「ああ、私の感じた感覚は間違ってなかったんだ」と
少し安心しました。
その時家には誰もおらず、誰にも連絡も取れず、結局不安なのですぐ精神科に電話したら「もう地震は終わりましたし、心配しなくても大丈夫ですよ。シズコさんが仰るとおり、深呼吸して、それでも不安だったら頓服を飲んで大丈夫ですよ。」と
穏やかで優しいアドバイスを頂き、その通りにして、このパソコン室に独りこもり、好きな合唱をyou tubeで聴いていたら、だんだん静まり、今こうしてブログアップさせて頂いているところです。
本当は、別の予定も組んでいたのですが
「こういうときには、まず、自分の心の安定が一番だ。出来ない時は出来ないで良いんだし、組んでいた予定は、先延ばししても大丈夫
」
と、自分に言い聞かせることが出来ました。感謝です。
自分の心を落ち着かせようと聴いていたのが、歌詞を書かせて頂いたワーグナー作曲
歌劇「タンホイザー」の「巡礼の合唱」です。
この曲に初めてであったのは、大学時代一緒に合唱団で歌っていた、福島県立会津高校合唱団出身の友達からでした。彼が編集した「男声合唱組曲集」と言うテープも頂きました。今でも大事に保管してあります。そのテープの中の一つが「巡礼の合唱」です。
私は何もこの曲についても、未だに背景も良く知らないのですが、この曲にはとても慰められます。
昨日も偶然、この曲を歌った会津高校男声合唱団の、私のテープの演奏と全く同じ演奏を you tubeで見つけ、涙が流れるほど懐かしく、ブックマークさせて頂いている、Promusicaさんのところにコメントさせて頂きました。
今、検索したら、やっと歌詞と、日本語訳らしきもの(?私はドイツ語はほとんどわからないので、あっているかわからないのですが、多分この訳だと思いました。)を見つけたので、そこから原語の詩と日本語訳を拝借し、書かせて頂いた次第です。
この歌詞を読みつつ、演奏を聴きながら何か本当に「地震」から今までの私の精神状態が、まるで長い巡礼で、それが終わってほっとしたように感じられました。
また、この歌詞の日本語訳の
何故なら神に忠実に仕える
巡礼をやり終えたから。
罪の償いと懺悔(さんげ)によって私は許された。
私の心の中に深く入った主は
私の懺悔(さんげ)を祝福に変えた。
主を私の歌でほめたたえよう。
救済の恵みが懺悔する者に与えられる。
彼はいつか至福の中で永眠するだろう。
地獄と死を彼は怖いとは思わない。
だから私は一生神を讃えよう。
ハレルヤ、永遠に!
永遠にハレルヤ!
この部分を呼んだとき「ああ、やっぱり神さまは私と共にいつも居てくださる。旧約聖書詩編23章のように、いつも傍(そば)に居てくださる。だから、大丈夫なんだ。安心なんだ。大丈夫。安心していいんだ。神さま、本当にありがとう。」と言う気持ちになりました。
皆さんにもその気持ちをお伝えしたくて、ブログを書かせて頂いた次第です。
このブログをアップし終えたら、また次の作業にかかります。
まだ、体調は万全ではありませんから、神さまに祈りながら、深呼吸しながら、無理なく
ひとあし、ひとあしずつ、歩ませて頂きます。
私に平安を賜り、いつも傍に居て「私がいるから、大丈夫だよ」と声をかけてくださる神様が、皆さまとも、今、一緒に居てくださるようお祈り申し上げ、このブログをアップいたします。インマヌエル・アーメン。(=主は私と共におられます、の意味です。)
今日の画像は、去年12月、風邪をおして観に行った映画「ゲーテの恋」からの一場面です。
「若きウエルテルの悩み」を後に書き、大文豪家となるゲーテが、まだ若く、その才能を見出されない時出会った恋する女性・シャルロッテ・ブッフ嬢の家族を訪問し、たくさんのシャルロッテの兄弟姉妹に囲まれながら、彼女と共にピアノを弾くゲーテのワンシーンです。
きっとこの時、ゲーテはシャルロット嬢に、この巡礼の歌詞のごとく
ああ故郷、やっと君を喜ばせられる。君の心のやすらぐ草原をみて本当に嬉しい。
さあ、杖を置いて休むことにしよう。
何故なら神に忠実に仕える
巡礼をやり終えたから。
そんな愛情溢れる穏やかな気持ちで、彼女とピアノを弾いていたのではないでしょうか。
この歌詞を頂いたサイトと、私が you tubeで聴いた演奏を、コメント欄に貼らせて頂きます。よろしければご覧頂き、素晴らしい会津高校合唱団の演奏をお聴きになって下さい。
追記:①これは先日サクランボの収穫を手伝いに言っている母がもらってきてくれた「ハートのサクランボ」です。
二つの実が寄り添っているので「サクランボの恋人」のような名前で売られているのを見た記憶があります。結婚式などで新郎新婦が最後のお帰りのお見送りで、お客様に差し上げることもあるそうです。
ゲーテとシャルロッテ嬢の恋は、このように結ばれることは無く終わりましたが映画「ゲーテの恋」では、終盤、失恋と失職で失意し、故郷に父と帰るゲーテに、思いがけないシャルロッテ嬢からの「愛の贈り物」があり、素晴らしいエンディングでした。
ゲーテの恋は実らなかったのですが、その失恋を超える「愛」を、別の男性と結婚し、人妻となったシャルロッテ嬢は、ゲーテにそっと贈っていたのです。
「恋」と「愛」の違いを、改めて思わされた、素晴らしい映画でした。
②ヤイリさん、コメント本当にありがとうございます。
お返事、もう少し私が落ち着いて、時間が出来たらお返事させてくださいね。
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