言葉の壁

ねえ、父ちゃん
あたしは最近
「救われる」って言う言葉が
つくづく嫌になってきた
だいたいあたしの人生
洗礼を受けるまで「すくう」って言葉は
「金魚すくい」しかなかったんだよ！
英語の方がまだわかりやすい
「救われる」＝Ｓａｖｅｄ（セイブド）って
「神様に守ってもらう」でしょ？
まだ、わかる
ナットクできる
だけど
「○○さんが救われるように」って
父ちゃん、ごめん
あたしは、どうしても祈れない
「救われるように」って祈るとき
なんだかクリスチャンのあたしたちが偉くて
救われてない？人たちがあたしたちより下に見てるような
そんな匂いがするんだ。「救われる」って言葉に
父ちゃん、教会の熱心な、信仰の先輩方、ごめんなさい
でも、あたしは、どうしてもそう思ってしまう
父ちゃん？
「神は愛なり」でしょう？
だったら、どうして十戒に
「私のほかに神を拝んではならない？」っていれたの？
だって新約聖書に
「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。その中でもっとも大切なのは愛です」って
書いてあるじゃん？
愛って「ご大切」なんでしょう？
相手を大切に思うことでしょう？
だったらどうして？我が家もそうだけど、仏壇に手を合わせたらいけないの？
水やご飯をあげてもいけないの？
相手の宗教を大切に尊重して、それに従うのは悪いことなの？
あたしは、今でも凄く悩んでる
カトリックの神父さん、シスターは言ってくれた
「それは、信仰とは別の、日本のお嫁さんの仕事です。大丈夫ですよ」
「お父さまのご位牌が仏壇にあって、お母様が『私が死んでも手を合わせてもらえない』って悲しんでおられるのなら、ぜひ仏壇に手を合わせてお母様を安心させて差し上げなさいませ。イエス様はそのことはお咎めにはなりませんよ」
そういってくださったのは、全員カトリックの方ばかりだった！
プロテスタントでそういってくださった方は、一人もいない（涙）
父ちゃん、わたしは
プロテスタントの山形南部教会で洗礼を受けた
その時、岡先生から「南部教会の一員として神様に恥じない（ごめんなさい、良く覚えていません）生活を送りますか？」と、宣誓の言葉で
「はい、心がけます」って言って
洗礼を授けてもらったの
だけど、今あたしは
仏式のお葬式では
仏壇に手を合わせるしご焼香もするよ？
今の私の信仰は、それが精一杯なの
もし、天国に行って（地獄かもしれないけど）
「シズコ、お前はオレ以外の神を拝んだな」って責められたら
あたしはこうしかいえない。
「父ちゃん、ごめんなさい。私には、どうしても、相手を大切にする信仰が、仏壇に手をあわせないとか、『イエス様だけが救い主ですよ』って、他の宗教の方に言えなかった。でもこれが私の地上の人生の、精一杯の信仰だった。ごめんなさい」って。
父ちゃん
父ちゃんは、本当は、どう思ってるの？
イスカリオテのユダさんだって、私はこの間ブログに書いてくださった通りがかりさんと同じように
父ちゃんがとりなして、天国に入れてくれたと思ってる
あたしたちの足りないところや、罪を父ちゃんが全部背負ってくれたから
あたしたちは、神様に守られてるんでしょう？
違うのかなあ？
違うのかなあ？

父ちゃん、あたしは、悩んでる

答えを教えてください！

あたしは辛いです