新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

がん哲学校たより・72・73・74(0110)

2015年11月17日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです・72(2015.10.25配信)
第134回「がん哲学学校」
源流・原点回帰~私の職務履歴書~

札幌独立キリスト教会 創立133周年記念講演会で、記念講演「がん哲学の源流~内村鑑三と新渡戸稲造~」の機会が与えられた。札幌独立キリスト教会は、「Boys, be ambitious!」の言葉で知られている、札幌農学校の初代「教頭」のクラーク博士の教えを受けた1期生、2期生の「大島正健、内村鑑三、宮部金吾、新渡戸稲造」らによって創立されたものである。源流・原点回帰の学びである。

『いい覚悟で生きる』(小学館)、『明日この世を 去るとしても、今日の花に 水をあげなさい』(幻冬舎)に続く、3部作『こころに みことばの処方箋』(いのちのことば社)の出版記念講演会『世界一のベストセラー「聖書」のことばと世界に広がる「がん哲学」』(御茶の水のOCCに於いて)が企画され、wifeと参加した。テレビ東京の取材も入り、ニュースで放映されるとのことである。

『明日この世を 去るとしても、今日の花に 水をあげなさい』(幻冬舎)は、依然、アマゾンの「死生観」のベストセラーとのことである。また、『データファイル送信サービス「宅ふぁいる便」のウェブサイトの先生のインタビュー記事だそうです』と知らせを頂いた(『私の職務履歴書「がん哲学外来」創設者 樋野興夫の場合
http://www.filesend.to/c/ct/?p=9268』 )。大きな記事に驚きである。

NHK 内藤裕子 アナウンサーの総合司会で、「順天堂大学がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン 先 導的がん医療開発研究センター」主催のシンポジウム「がん教育を進めるにあたって」(順天堂大学に於いて)が開催された。文京区の小学校の副校長、文京区 教育員会の教育指導課の主事も参画され、外部からも、多くの参加者があり大盛況であった。筆者は基調講演「今後のがん教育の在り方」の機会が与えられた。2017年度以降『全国の小・中・高校で生徒への「がん教育」が実施され、教師による「がん授業」と、医師やがん経験者など外部講師による「がん教育」が、"車の両輪"として展開される』とのことである。

週末は、順天堂大学 解剖慰霊祭に出席した。「病理解剖」、「系統解剖」は、医学・教育の原点であり、「病理学者」である筆者にとっては、原点回帰の時でもある。

樋野先生からのおたよりです・73(2015.11.8配信)
第136回「がん哲学学校」
「魂を揺さぶる言葉」~日本肝臓論~

文化の日、第12回 南原繁シンポジウム「南原繁と戦争~日中戦争・太平洋戦争からの教訓~」(学士会館に於いて)が催しされた。加藤陽子先生(東京大学教授)の講演「南原繁 と太平洋戦争~終戦のかたちと天皇の地位を中心に~」は、大いに勉強になった。まさに、『専門分野で発見した「魂を揺さぶる言葉」で語る』であった。会場 は、一杯であった。筆者は「閉会のあいさつ」の任が与えられ、生命現象から観た、具象的な世界平和の在り方を「日本肝臓論」で、さりげなく語った。「人の心、魂に響くようなお話、内容的にも、話力としても、さすが樋野先生、と感銘を受けました。」をはじめ、身に余るコメントを、多数頂いた。

シンポジウムと同じ時間帯に、テレビ東京で、「くらしのアンサー 広がる“がん哲学外来” 言葉の処方で不安を解消」が、放映されたとのことである。『だれもがかかってしまう可能性がある「がん」。がんを抱えて暮らす人は全国でおよそ533万人にのぼると言われています。そして、多くの方が治療の悩みのほかに「がんや死と向き合って、これからどう生きたらいいか」というような不安も抱えています。そんな不安を和らげるために「がん哲学外来」という取り組みが、各地で…』と紹介されたようである。反響大であったようである。

第61回日本病理学会秋期特別総会(東大、安田講堂に於いて)で、「人工がん創生100周 年記念」として、北川知行先生(癌研名誉所長)の特別講演「山極勝三郎の業績」の司会を仰せつかり、「純度の高い専門性と丁寧な大局観」には、感銘を受け た。まさに、「歴史を通して、今を見ていく」である。戦後の総長:南原繁・矢内原忠雄の入学・卒業式の訓辞を頭に描きながら、司会を務めた。

土曜日の午後、「第14回 京都桂病院 がん市民講演会~支えあう語らいの場~」(ホテル京都エミナースに於いて)で、特別講演「がん哲学外来~寄り添う&対話~」の機会が与えられた。会場は大盛況であった。京都大学医学部の名誉教授 山岡義生先生も、聴講に来ておられ、大変嬉しかった。早速、「ご活躍のこと、うれしく拝見しています。またの機会を楽しみに。」との、激励のメールを頂いた。思えば、筆者にとって、京都での浪人時代は、人生の階段であった。

樋野先生からのおたよりです・74(2015.11.15配信)
第137回「がん哲学学校」
愛情豊かな、勇気を与える~人生から期待される存在~

横浜 がん哲学外来7周年記念 「市 民公開シンポジウム~いい覚悟で生きる~」(神奈川県立地球市民かながわプラザに於いて)が開催された。筆者は、基調講演「いい覚悟で生きる」の機会が与 えられた。続いて、パネルデイスカッション「いい覚悟で生きるとは~明日この世を去るとしても、今日この花に水をあげる~」が企画された。スタッフの尽力 には、大いに感動した。思えば、2008年、最初に大学から『陣営の外』に出たのが、「横浜 がん哲学外来」であった。

埼玉医科大学総合医療センターでの第24回がん診療支援室主催講演会で、講演「がん哲学外来~医療の協働体~」する機会が与えられた。大学関係者・市民の参加があり、当初の予定を、大幅に超え、大盛況であった。「当教室員も非常に感銘を受けていました。」、「誰にも、どんな境遇であっても、役割使命があり、人生から期待される存在であると思えれば、心豊かですね! 言葉を繰り返すことで勇気がわいてきます。」、「本日は素晴らしい講演、誠にありがとうございました。当院も がん哲学外来開設やがん教育の普及に向けて動きだしていきたいと思います。」との、愛情豊かな、勇気を与える、コメント頂いた。

がんプロフェショナル養成基盤推進プラン「ICTと人で繋ぐがん医療維新プラン外部評価委員会」(順天堂大に於いて)が開催された。総括責任者の学長の開会挨拶、「全体事業概要説明」、「教育分野」、「地域分野」、「研究分野」、「ICTと大学間連携事業」と、内容深い発表の後、垣添忠生 外部評価委員長(日本対がん協会 会長)、眞島喜幸 委員(パンキャンジャパン 理事長)、高山智子 委員(国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報提供研究部 部長)、石原浩 委員(文京区 保健衛生部部長/文京保健所長)の、建設的な、励ましの評価を頂いた。筆者は、閉会挨拶で、「がんプロフェショナル養成基盤推進プラン」の目的と「純度と高い専門性と社会的包容力~車の両輪~」に付いて、語った。

週末の土曜日は、『がんと生きる哲学~医師との対話を通して「がん」生きる方法を考える~』(早稲田大学 エクステンションセンター 中野校)の講座、定例の「お茶の水メディカル・カフェin OCC」、「結節性硬化症セミナー」 に赴いた。

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