新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

がん哲学校たより・43(0078)

2014年12月14日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです(2014.12.14配信)
第89回「がん哲学学校」
「学問のみならず人格的な研鑽」~「勇ましき高尚なる生涯」~

先週、『内村鑑三記念「がん哲学外来」3周年公開シンポジウム「がんに聴く」』
(主催 がん診療連携拠点病院 独立行政法人 国立病院機構 沼田病院) に招かれた。「がんサバイバーって、何?」(小嶋修一氏;TBSテレビ報道局解説委員、報道局エキスパート部長、JNN「報道特集」担当)、「乳がんを体験して学んだこと」(本田麻由美;読売新聞東京本社編集局社会保障部 次長)に続い て、筆者は、「がん哲学外来~がん医療における対話~」を講演する機会が与えられた。お二人の講演は本当に、心に浸みるものであった。まさに、内村鑑三の 「勇ましき高尚なる生涯」の実践であり「格調と品性」のある、極めて充実したシンポジウムであった。継続の大切さを、改めて実感する一時であった。

「がん哲学外来 福岡メディカルカフェ」の開設記念で、「がん哲学外来の対話~砕けたる心、小児のごとき心、有りのままの心~」を講演する機会が与えられた。その後、当時、九州大学医学部病理学の教授であり、2003年の日本病理学会総会会長で、「吉田富三生誕100周年記念」を企画して頂いた、純度の高い病理学者:恒吉正澄先生と久しぶりに夕食しながら会話をした。翌朝、九州朝日放送 (KBCラジオ) の番組「Morning Wave」でアナウンサーの取材を受けた。

山梨大学医学部3年生の特別講義「がん哲学~医師の2つ の使命~」に赴いた。内科学教授の榎本信幸先生の胆力には感動した。病理学教授の加藤良平先生も、拝聴して頂き感激した。「素晴らしいご講義を頂き誠にあ りがとうございました。学生たちも非常に感銘を受けており、将来の医学、医療の修練においてまたとない刺激になったものと、感謝申し上げております。― 少しでも先生に近づくべく学問のみならず人格的な研鑽をつむべく決意を新たにいたしました。」、「味のある授業で興味深く拝聴しました。」。との激励を頂いた。

「がん哲学外来 お茶の水メディカルカフェ in OCC」は多数の参加者があった。今回は、「Christmas Special」として音楽ゲストの歌を聴いた後、「お茶とケーキ」を頂きながら、クリスマスを祝った。筆者の医学生時代に、来日中に出会った、スイスの医師ポール・トウル二エの『聖書と医学』について、触れた。

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