新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

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「病室に残された詩」と「慈しみ」(0047)

2014年04月04日 | 外来待合室
2つともとてもいい詩(言葉)と思いましたのでお節介ながら紹介いたします。

①病室に残された詩
大きなことを成しとげるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと  弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして 富みを求めたのに
賢明であるようにと  貧困を授かった

世の中の人々の賞賛を得ようとして
成功を求めたのに
得意にならないようにと  失敗を授かった

人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
いのちを授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものは すべて叶えられた

私はあらゆる人の中で 
もっとも豊かに祝福されていたのだ

       ニューヨーク州立大学病院の壁の落書きより


②慈しみ
一切の生きとし生けるものは
幸福であれ 安穏であれ 安楽であれ
一切の生きとし生けるものは幸いであれ

何人も他人を欺いてはならない
たといどこにあっても他人を軽んじてはいけない
互いに他人に苦痛を与えることを望んではいけない

この慈しみの心づかいをしっかりとたもて

東方学院院長 中村 元 譯
(オリジナル:ブッダの言葉・スッタニパータ 8慈しみ)



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