新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

樋野先生が第一生命の第68回保健文化賞を受賞されました

2016年08月27日 | お知らせ
樋野先生が第一生命の第68回保健文化賞を受賞されました。詳しくは以下のリンクをご覧下さい。

http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_041.pdf


概要は以下の通りです。(第一生命保険発表文)
---------------------------------------------------------------------------
第68回「保健文化賞」受賞者の決定について
第一生命保険株式会社(社長:渡邉光一郎)が主催する第68回「保健文化賞」の受賞者が別紙のとおり決定しました。当社は、創業当時より生命保険業を通じた社会への貢献とともに、社会の健康、保健衛生の向上に努めてきました。保健文化賞は、戦争の傷痕が深く残り、衛生環境が悪化する状況にあった1950年に、わが国の保健衛生向上のためにお役に立ちたいと考え、保健衛生の分野におけるご立派な業績と、長年にわたるご労苦に対し感謝と敬意を捧げるために創設されました。創設当時は結核や栄養不足などが社会的に喫緊の課題であったため、主にこれらの分野でのご活躍を応援してきましたが、近年では生活習慣病対策、高齢者や障がい者への福祉、海外での医療や疾病対策など、その時代におけるさまざまな課題に、継続的に取り組んでこられた方々を顕彰しています。
第68回となる本年度は、2月1日から4月15日の期間に募集を行い、団体・個人合わせて57件のご応募をいただきました。この度、審査委員による選考のもと、団体10件、個人
5名の受賞者が決定し、今回をもって受賞者総数が、1,000件を越えました。

贈呈式は、10月に開催し、受賞者には、厚生労働大臣から表彰状、当社からは感謝状とともに賞金(団体200万円、個人100万円)が贈られます。また、受賞者は贈呈式の翌日、皇居に参内し、天皇皇后両陛下への拝謁を賜ります。

主催
第一生命保険株式会社
後援
厚生労働省
朝日新聞厚生文化事業団
NHK厚生文化事業団

8月例会の様子です(0127)

2016年08月27日 | 集まりの様子
写真をクリックすると大きくなります。
丸山先生です。お元気ですね。 講演の様子です。 これもそうです。 記念写真のハプニング

8月24日(土)に丸山先生に来て頂き、「面白くて為になる」講演をしていただきました。『同じタンパク質なら肉より魚。賢い病人 医師選び上手。呼吸からの情報 同調一番。』といった健康や医療への心構えといった言葉から、『会(あい)・運(う)・縁(え)・恩(お)あっての「“向(こう)福”人生」。一瞬の迷いが永遠の別れ招く。気力は目に 生活は顔に 教養は声に出る。些細な決断は頭で 重大な決断は心で。』という人生上の警句まで、実に含蓄のあるお話しを頂きました。

また、このところ注目を浴びている田中角栄の名言から『うそをつくな。すぐばれる。気の利いたことを言おうとするな。あとが続かない。』といったユーモアの中に、なるほどごもっとも、と心すべき言葉を選んで紹介していただきまして、お話しが終わった後もごく自然に参加者との懇談に入って行けたなど、先生と参加者が一体になった和気藹々の楽しい時間を過ごすことができました。先生、どうもありがとうございました。

また、今回はさっぽろがん哲学外来開設3周年の節目ということで、これからの活動について、がん哲の原点である寄り添いに戻ろうという4年目に向けての方向を全員で共有しました。そして次回の10月例会でこれからがん哲の活動をどうしていくのかじっくりみんなで考えましょうということになりました。

がん哲学外来について

患者さんが抱える悩みは病人としての悩みではない。人間としての悩みです。 がんという大病を得たとき、それを背負って人間としてどう生きるかという深い悩みです。それは「心のケア」というレベルではなく、自分という存在そのものを問う領域なのだと思います。ですから、「がん哲学外来」では、来られた方を「病人」の側面だけではなく、ひとりの人間としての悩みに焦点を合わせます。同じ人間として、対等の目線に立って、人間を学ぶ「人間学の場」でありたいと考えるのです …(提唱者であり当会の顧問である順天堂大教授・樋野興夫先生の著書より)

札幌の「がん哲学外来」(開設趣旨)

私達は樋野興夫先生の志に賛同し、車座になって意見交換をする運営をめざします。講演会スタイルではありません。参加者全員が同じ立場、同じ目線で耳を傾け、縁のあった方々に寄り添うことを願っています。