新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

8月例会のお知らせです(0125)

2016年08月01日 | 開催予定
皆さんのご協力の賜物で8月例会でさっぽろがん哲は3周年となります。
そこで、3年前の第1回例会で講演をしていただいた札幌五輪橋病院の丸山先生に3周年記念講演をお願いしました。
丸山先生のユーモアたっぷりでしかもためになるお話しは絶対ためになります。
多くのみなさんのおいでをお待ちしています。

8月例会

日時:8月20日(土)
13時半受付開始 14時スタート

場所・会費
札幌駅前ビジネススペース2階2K
1200円(コーヒー付き)

内容
1.講演
「相手を楽しくさせるコミュニケーション術」(仮)
2.講師
丸山淳士医師 五輪橋産科婦人科小児科病院
3. 懇談・相談
今日のテーマをみんなで考えましょう
講演終了後~16時頃

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連絡先
中里
090-3468-7974
0164-58-8800(tell&fax)
jnakaz@agate.plala.or.jp
または佐藤・大沼まで
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新会場の案内
札幌駅前ビジネススペース
〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西6丁目1‐23 第二北海道通信ビル2F
紀伊國屋の一つ西側の道路にあります。北5条通りからは駅を背にして
三井ガーデンホテルの手前角の交差点を右へ行き道路の左側です。1階に
郵便局があります。
2階にエレベーターで上がって右に進みます。いつもの案内カードを廊下
の壁などに貼ってあります。

*会議室は変更になることがありますので、案内カードで確認してください

会場の感じは
http://sebs.pw/
地図は
http://sebs.pw/access.html

今年の例会予定
8/20、10/15、12/17
なお、10/15の10月例会前半はがん哲のメンバーの一人であるパナソニック客員の竹山紘一氏に「松下幸之助の経営哲学とがん哲学外来との同一性」というタイトルでのお話しをお願いしております。そして12/17の12月例会は恒例・好評の札幌大学・瀧元先生に古武道についてのお話しをして頂く予定です。

がん哲学校たより (0124)

2016年08月01日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです(2016.7.23配信)
第173回「がん哲学学校」

健全な教育の器 〜心優しく、俯瞰的な大局観のある人物 の育成訓練の場〜

『病気であっても、病人ではない 〜人生から期待されている存在〜
』(目白町教会に於いて)で、講演する機会が与えられた。多数の参加があり、大変有意義な時であった。聴講されていた医師夫妻の真摯な眼差しに触れ、今後、『目白町
がん哲学外来カフェ』が、奧様を中心に、定期的に開催される予感がした。

『ゆい訪問看護ステーション』開設記念懇親会(東京ドームに於いて)に招待された。所長の情熱によって、今年、『日本地域医療連携システム学会』(11月5日 第
1回シンポジウム)が設立された。また、『日本Medical Village 学会』(9月12日 第1
回公開シンポジウム)の設立の後押しも頂いた。これらは、『医療維新の事前の舵取り』となろう。『一人の人間を癒すには、一つの街・村が必要である=医療の協働体』の実践の歴史的な一歩でもある。まさに「ユーモアに溢れ、心優しく、俯瞰的な大局観のある人物の
育成訓練の場」でもあろう。

まさに、筆者にとっては、帰宅中の夜に、定例の『池袋がん哲学外来・帰宅中カフェ』(Svenson
に於いて)に立ち寄った。会場のカフェ・個人面談とも、満席であった。カフェの認知が浸透して来たと思えた。継続は、大切な、人間の行為であることを、痛感する日々である。次回は、第
10回記念である。記念講演「がん哲学外来の役割〜チャウチャウ犬の風貌と対話力〜」とのことである。

『企業における、がん哲学の役割〜暇げな風貌と対話力〜』(東邦ホールディングスに於いて)の特別講演会に招待された。会場は、満員であり、有意義な質問もあり、充実した時であった。日本の大企業の中で、『がん哲学外来カフェ』が常設されたら、社員にとっての、『対話力』の「健全な教育の器」にも活用され、「日本肝臓論の実践の場」、「
21世紀の日本国の事前の舵取り」ともなろう。『21世紀の新渡戸とならん』(2003年 発行)が、今、具象的に甦る。

土曜日午後は、『病床にも知恵有り〜人生が拓ける〜』(四国がんセンターに於いて)の講演である。「練られた品性と綽々たる余裕」・「愛の生みたる不屈の気性」
は、「人知・思いを超えて進展する」ものであるとの修錬でもある。

6月例会の様子です(0123)

2016年08月01日 | 集まりの様子
かなり古新聞になってしまいましたが、6月例会の様子をお伝えします。6月例会の講演はメンタルヘルスの講師などで幅広くご活躍のOfficeアイカレッジ北海道代表の高橋慶子さんにお願いしました。

高橋さんはさっぽろがん哲学外来の会合にも時々出席していただいております。この日は残念ながら出席者が少なくて残念でしたが、ご講演は素晴らしいもので、もう一度ご講演をお願いしようと思っています。高橋さんは婦人科がんで治療をされ、その後今年で9年目になるということです。高橋さんのご講演の目立った特徴は納得のいく人生のためには自立と積極性いうキーワードで言い表せるでしょうか。がんの告知を受けた時に思ったことは①なんとしても回復する、②今までの自分の知っているやり方では通用しない、③どうしたら回復するかという3つの覚悟でした。そしてこの覚悟をご自分が積極的に動くことにより見事に具現化しました。

高橋さんは小さな方ですが、この小さな体のどこにがんを突破したパワーが秘められているのか。講演後に感じたことは、高橋さんに突破力について指導して欲しいという思いでした。

がん哲学外来について

患者さんが抱える悩みは病人としての悩みではない。人間としての悩みです。 がんという大病を得たとき、それを背負って人間としてどう生きるかという深い悩みです。それは「心のケア」というレベルではなく、自分という存在そのものを問う領域なのだと思います。ですから、「がん哲学外来」では、来られた方を「病人」の側面だけではなく、ひとりの人間としての悩みに焦点を合わせます。同じ人間として、対等の目線に立って、人間を学ぶ「人間学の場」でありたいと考えるのです …(提唱者であり当会の顧問である順天堂大教授・樋野興夫先生の著書より)

札幌の「がん哲学外来」(開設趣旨)

私達は樋野興夫先生の志に賛同し、車座になって意見交換をする運営をめざします。講演会スタイルではありません。参加者全員が同じ立場、同じ目線で耳を傾け、縁のあった方々に寄り添うことを願っています。