高知農業高校の生徒達が、café IVYを見学に来てくれました。ログハウスの小屋を建てている授業に、講師として参加している関係から、プロの建築を見て、自分達のしている作業の、可能性を感じる事。又は、どこまで精度を追求していけばよいか、参考になったのではないかと思います。建築は建てている時と、使われ始める時では、ガラッと感じが違って来ます。内装が終わった時点では、すっきりとしていますが、施主の内装次第で、趣がガラッと変わります。今回はcaféとして使っていますが、趣味の部屋として使う場合、使う人の個性が入り、人によって完成の形が違います。建築は建った時が完成では無く、住人が住み始めて完成するものだと言う事が実感できたのではないかと思いました。
内部に置かれ販売している小物も、興味深く見ていました。私達が彼らに負けるのは、設備です。レーザー加工機まであるし、製材機他、高性能作業機械が整っている環境。もし真剣に作業すれば、精度の高い製品を作る事も可能な事です。しかし我々はローテクで最新な建築を作り、手工具を使い、アイデア豊な加工品を生みだす事で、職人の存在意義を見出して行きます。機械はあくまでも補助。人が主である仕事を開発して行きます。