湯ヶ島温泉「河鹿の湯」は、湯ヶ島行きバスで、西平橋徒歩1分の場所にありますが、バスの便数は少なく、下田方面のバスが頻繁にある湯ヶ島温泉口より徒歩でも湯道を通り、向うのも可能である。湯ヶ島温泉は中伊豆でも風光明媚でここの共同浴場は窓の外は、狩野川のせせらぎがあり、川向こうは、人家の無い山林が山の上まで続いていて、森と清流の音、虫たちの鳴き声、河鹿の声などが聞こえてくる。青い川の色、深い緑の木々に葉の色、虫や川の音など都会に無い五感を刺激するものが沢山あり、それを楽しみに入浴するのも良いだろう。
湯ケ島温泉 「河鹿の湯」は古くからの共同浴場である、信州の共同浴場みたいに威風堂々としたものとは違い、自然に周りの景色と同化するように佇んでいる。共同浴場入り口のベンチも風呂上りに夕涼みしてくださいといわんばかりの自然さがまたよい、ここが多くの文人に愛されたことが伺える。ちょっとした畳敷きの場所、戸を開けると狩野川が飛び込み、蛙の置物の湯口からやや多いめの温泉水、癒しの共同浴場とは、こんなものかもしれない、計算されて作られたのなら凄い。
お湯は見た目は無色透明で、若干小さな湯ノ花が確認できているが入浴する前は、温泉らしさを演出する要素のお湯の色や匂いが感じられない。しかし、入浴し手でお湯の匂いを嗅いで見るとかすかな石膏の匂いと芒硝の匂いの温泉臭が感じられて、両方の交じり合った匂いがとても心地よい香りになっている。味は芒硝系はあまり感じないものだが、ここは石膏味がかすかにわかる程度である。浴感は、含芒硝・石膏泉がよく出ている温泉で、塩化物成分や炭酸水素成分が殆ど無く、純粋硫酸塩泉で、すこぶる良い。
石膏泉の特徴であるとろとろ感と芒硝泉の特徴の抜けるような温まり感が、見事に調和された温泉であります。やはり成分的にバランスの良い湯とは、入りごこちの良い湯に必ずなっているのが不思議です。伊豆というと、白濁した温泉も少ないし濁り湯もあまりないので、温泉マニアには不評ではある。しかし本当に温泉がわかる方や温泉が大好きな方には、是非こちらの湯ヶ島温泉に入浴してほしい。その素晴らしい温泉は、その期待を決して裏切らないものである、本当の本物の温泉だと思う。
源泉名 西平泉湯ヶ島29号 カルシュウム・ナトリュウム-硫酸塩泉 泉温46℃ PH 記載なし
Na=147.6 K=6.3 Mg=0.7 Ca=185.4 F=0.5 Cl=28.5 Br=0.3 SO4=683.9 HCO3=34 メタケイ=44.2 メタホウ=0.6 成分総量 1150g/kg (平成12年6月 分析)
文/写真 ガメラちゃん@takayama
湯ケ島温泉 「河鹿の湯」は古くからの共同浴場である、信州の共同浴場みたいに威風堂々としたものとは違い、自然に周りの景色と同化するように佇んでいる。共同浴場入り口のベンチも風呂上りに夕涼みしてくださいといわんばかりの自然さがまたよい、ここが多くの文人に愛されたことが伺える。ちょっとした畳敷きの場所、戸を開けると狩野川が飛び込み、蛙の置物の湯口からやや多いめの温泉水、癒しの共同浴場とは、こんなものかもしれない、計算されて作られたのなら凄い。
お湯は見た目は無色透明で、若干小さな湯ノ花が確認できているが入浴する前は、温泉らしさを演出する要素のお湯の色や匂いが感じられない。しかし、入浴し手でお湯の匂いを嗅いで見るとかすかな石膏の匂いと芒硝の匂いの温泉臭が感じられて、両方の交じり合った匂いがとても心地よい香りになっている。味は芒硝系はあまり感じないものだが、ここは石膏味がかすかにわかる程度である。浴感は、含芒硝・石膏泉がよく出ている温泉で、塩化物成分や炭酸水素成分が殆ど無く、純粋硫酸塩泉で、すこぶる良い。
石膏泉の特徴であるとろとろ感と芒硝泉の特徴の抜けるような温まり感が、見事に調和された温泉であります。やはり成分的にバランスの良い湯とは、入りごこちの良い湯に必ずなっているのが不思議です。伊豆というと、白濁した温泉も少ないし濁り湯もあまりないので、温泉マニアには不評ではある。しかし本当に温泉がわかる方や温泉が大好きな方には、是非こちらの湯ヶ島温泉に入浴してほしい。その素晴らしい温泉は、その期待を決して裏切らないものである、本当の本物の温泉だと思う。
源泉名 西平泉湯ヶ島29号 カルシュウム・ナトリュウム-硫酸塩泉 泉温46℃ PH 記載なし
Na=147.6 K=6.3 Mg=0.7 Ca=185.4 F=0.5 Cl=28.5 Br=0.3 SO4=683.9 HCO3=34 メタケイ=44.2 メタホウ=0.6 成分総量 1150g/kg (平成12年6月 分析)
文/写真 ガメラちゃん@takayama